とある暗部のLevel0(仮)   作:リモコン

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お久しぶりです、リモコンです。
かなりカットしておりますがご了承を……。



第6話

俺が集合場所となっている廃工場についたときにはもうすでに2時間がオーバーしていた。

そこには額に青筋をたてている絹旗がいた。

「ふふふ、まさかオシオキなのにもかかわらず2時間以上も遅刻してくるなんて、刃は所詮超刃なんですねぇ……」

や、やばい、こいつ相当怒ってる……。幻覚なのかな、絹旗の後ろになにか黒いオーラのようなものがでているんだが……。そ、そんなことより謝らないと俺の命が本格的にやばい……!

「も、もうしわけございません!!」

もちろん、即土下座。これで許されるとはまったく思わないけど……。

「自分の罪を超認めましたね……? ならこの分も含めてオシオキを超執行しましょう……。そうそう、私の攻撃を避けてはいけませんよ? ふふふ……」

「え? 避けてはいけないってどういうことだよ!? ちょ、絹旗、落ち着け! いきなりそんな機械を投げようとするな! それ当たったら死ぬ! ガチ死ぬから! や、やめろ! 投げようとするな!」

「えい」

絹旗はそんな俺の言葉を無視して普通に投げてきた。

「投げるなっつってんだろー!!」

 

 

機械を投げつけてくる絹旗から逃げ続けること数時間、走り回ったかいがありどうやら捲けたようだ。

でも逃げるのに夢中で道に迷ってしまった。ここはどこ?

確か最初にいた廃工場は17学区だったはずだけど、とりあえず走り回っていたからどこまで来たのかわかならいんだよな……。誰かに尋ねるか。

 

 

たまたまそのあたりを走りこんでいた(?)根性が口癖っぽいとても熱い人物に道を教えてもらい、なんとか俺の住む第7学区へ帰ってくることができた。さっきの人ってどっかで見たことがあるような気がするんだが……。いや、あんなにぶっ飛んだ性格の人物を一目見て忘れるなんてないだろうからな……。

それよりも絹旗はどうなったんだろうか? できれば次に会う時までにあの怒りがおさまってくれてるとうれしいんだけど、無理だろうな……。まったくもって気が重いよ……。

さて、少々時間はとられたけど情報収集を再開するか。

たぶんこの手の学園都市内での都市伝説的なものは初春に調べてもらうのが一番いいと思う。あいつのハッキング能力は本当にすごいからな。というわけでさっそく電話だ。

『もしもし』

「黄泉だ。今いいか?」

初春には今まで何度も依頼の手伝いをしてもらっている。もちろんなぜかといったところは伏せているが。

『また何かの調査ですか? すみませんが、今こっちもいろいろといそがしいので調べられないと思います』

そういえば最近何かと物騒な事件が多発してたっけ。俺はあんまり校外での風紀委員(ジャッジメント)の活動をしていないからくわしくは知らないが。

「じゃあ、時間ができたら調べておいてくれ。『幻想御手(レベルアッパー)』っていうものだ」

それじゃ、と言って切ろうとした時、初春が驚いたように声をあげた。

『え!? 黄泉さんも『幻想御手(レベルアッパー)』について調べてるんですか!?』

「ん? 俺も、というのは?」

どうやら初春も追っているらしいな。でもなんで?

『黄泉さんも知ってると思いますけど、最近の事件は犯人のレベルが前回測定した時よりも格段に上がっているケースばかりなんです』

へぇ、そうなんだ。俺はほとんど校内での活動しかしてないから知らなかったわ。

『ですので、その原因がそれにあるんじゃないかという見解なので、調べているんです』

なるほど。どうやら今回の依頼はかなり深そうだな……。依頼の内容と最近の事件、まさか偶然ではないだろう。

「わかった。じゃあもし何かわかったり実物を手に入れたら俺にも教えてくれ」

『わかりました。私は情報収集を続けますので今日はこれで』

「ああ、よろしく」

そう言って電話を切った。

 

 

幻想御手(レベルアッパー)』か……。俺は今まではこの存在をまゆつばものだと思っていたけど、どうやら実在している可能性が高いらしいな。でも何のためにわざわざレベルを上げるものを? 仮にそれが正規の研究成果だったら学校とかから何かしらかの発表があるはず……。俺の行ってる高校とかだったら真っ先に飛びつきそうなものなのに……。となると『裏』が絶対に存在しているな。なら俺は暗部のネットワークを駆使して『裏』をあさってみるか。

 

 

そして夕方。

とりあえず洗い出すこと数時間、やはりたいした成果が出ず、ちょっとした休憩のためにコンビニにコーヒーでも買いにいこうかと思ってドアを開けると、いきなり

 

ドガン!!

 

と爆発が少し横のあたりでおきた。

は? え? 何が起きてんの? まったくわからないんですけど? とりあえず落ち着こう。こういう時は落ち着いて状況確認が優先だ。

そう思って玄関から一歩踏み出して右を見ると長身で赤い髪の白人がいた。そして周りは一面炎の海になっている。その奥には見えずらいが誰かの血がある。一体誰の?

「うん? 人払いの結界を張っていたはずだけどね?」

状況を分析していると、長身が話しかけてきた。そいつは黒い修道服を着ていた。修道服ということはインデックスの仲間か?

「お前、誰だ?」

「ステイル=マグヌスと名乗りたいところだけど、この状況を見られたならFortis931と言っておこうかな」

Fortis931? そういえば、インデックスもそれと似たようなものを言っていたような気がするが……。

「これは魔法名といってね、さっきも同じことを説明したから省略するけど、ようは―――――殺し名だよ」

そう言ったステイルから殺気を感じた。しかも暗部の仕事の時に感じる本来は闇の中にあるべき殺気を。

どうやらインデックスの仲間というわけではなさそうだな……。あいつは日向の中で暮らしているような感じがしていたし。

すると、ステイルは何かを唱え始めた。

「炎よ―――――巨人に苦痛の贈り物を!!」

言い終わるとステイルの手には炎の剣があった。

まさかこれが魔術!? そう驚いているすきにステイルは俺に剣を振るう。

くそっ、いきなり攻撃してくるなんて! ちょっとぐらい俺に考える時間をくれよ!

この手の線の攻撃は絶対にどこかに空白の部分が出るから避けられる。それにこちとらこの程度の戦闘ならいくらでもこなしてるんだよ!

ステイルの剣を紙一重でかわして、驚いているところに鳩尾へ一発――――!!

「ぐっ!」

さらに胸のあたりに回し蹴りを浴びせて吹き飛ばす!!

「がはっ!」

面白いぐらいに俺の攻撃がクリーンヒットし、上手いこと吹き飛んだステイルは体に力が入らないようで、動かなかった。気を失ってはないようだけど。

動けないなら好都合だ。今の間に――――逃げろ!! ヘタレとでも何とでも言うがいい! 相手の力がわかってない状況で戦うなら逃げるべきだ! というわけでさらばだ、ステイル!

 

 

急いで階段を下り表に出たが、人が一人もいない。どうなってるんだ? あんなに激しい爆発が起きれば絶対に気付くはずなのに。これも何かの魔術か?

と思っていると、急にスプリンクラーが鳴り出した。そしてその音に反応するかのように人が集まり始めた。……どういうことだ? まるで人を寄せ付けなてなかったような感じだな……。これが最初にステイルが言っていた『人払いの結界』なのか?

まあ今このことを考えても俺じゃあ答えはわからないだろう。ひとまず部屋に戻るか。結局何があそこでおきていたのかわからないし、そのへんも含めて当麻に聞くか。

 




絹旗さんほとんどカット!
削板さんカット!
ステイルさんもほとんどカット!
これで少しは展開が早くなったかな……?
それにしても戦闘描写が難しい……。



それでは次回予告を。


~次回予告~



ウィザード『ところで依頼の件は?』

刃「そっちは順調だ。ただ、気になる点もあるけどな……」

ウィザード『気になる点?』

刃は疑問を抱いていた。

今回の依頼の魔術とレベルアッパーはあまりにも的確なタイミングすぎる……。

本当にウィザードは信用に足る人物なのか……?

次回とある暗部のLevel0(仮) 『ウィザードの謎と刃の懐疑』



……よし、前回よりかはましな題名になったはず。
題名考えるのに1週間ぐらいかかって最終的に友達に助けてもらったのはここだけの秘密。
ちなみに、副題を目次のところに付けるかは現在悩んでいます。付けた方がいいんだろうけど、副題がダサくて見るの止めたとか言われるとキツイから……。
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