新約、とある提督の幻想殺し(本編完結) 作:榛猫(筆休め中)
前回は加賀さんが大阪鎮守府の色に少しずつ染められていく話でした…。
今回は呉での上条提督の話になります…。
あぁ…空はこんなに青いのに…提督のお先は真っ暗なのね…
side??
「まさかこんなところにどうしたいなんてね…。」
「私も驚きましたよ、まさかあなたと趣味が同じたなんて…」
「これは手を組むしかないと思うのだけど、どうかしら?」
「奇遇ですね!私もそうしたいと思ってたんです」
「決まりね、同志比叡…これからよろしく頼むわ」
「はい!こちらこそよろしく頼みます!同志加賀さん」
『サルミアッキを鎮守府に広めるために!』(ガシッ)
こうして、市場最悪のコンビが誕生した瞬間であった。
sideout
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side上条
呉鎮守府に災厄が舞い降りる…。
姉貴とバカ比叡が手を組みやがったのだ。
目的は鎮守府中にサルミアッキを広めるためらしい…。
んなバカなことされては堪ったもんじゃない!
その話を他の艦娘から聞かされた俺は鎮守府内を走り回っている。
「クッソ…何処だ!」
「司令官!あの二人を見つけたわ!食堂の方に向かってるのをみたの」
二人が見つからず、走り回っていると雷がそう報告してきた。
あいつらにも見つけ次第報告するように言ってある。なので艦娘達も血眼になって二人を探し回っているのだ。
「食堂か!サンキュー雷!」
俺は短く礼を言って食堂へと駆け出した。
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「見つけたぞ二人とも!」
食堂へと駆け込んだ俺は二人を見つけそう叫んだ。
対する二人はというと…。
「チッ…見つかってしまったものは仕方ないわね、提督、恨みはないけど死んでいただきます」
「これもサルミアッキを広めるため!比叡!気合!入れて!殺ります!」
等と変に乗っかって来て面倒くさい方向に話を持っていかれる…。
「何言ってんだ?アホなこと言ってないでいいから比叡、お前は第六の奴等と遠征行ってこい、姉貴はそろそろ演習の時間だろ?」
言って俺は時計を指す。二人もつられてそちらを見る。
「本当ね、もうこんな時間だったのね」
「えぇぇ…!私また遠征ですかぁ!?」
「資源がカツカツなんだって!いつもやってんだからさっさと行けって」
不満をあげる比叡を一喝して食堂から追い出す。
「ほら、姉貴も早くしろって、予定が狂っちまうだろ?」
「分かっているわ、今から行きます…。」
渋々といった感じに出ていこうとする。
それを見て俺は内心で溜め息を吐く…が…。
「けれどその前に提督にも味わってもらうわ、喰らいなさい」
そう言ってサルミアッキと思わしき物が入った袋を差し出してくる。
「い、いやぁ…それはさすがに…」
「いいから食べなさい…。」
そう言って腕で俺の顔をガッチリとロックして口を開けさせると無理矢理サルミアッキを投入してきた。
しかも大量に……
途端に広がるアンモニア臭とキンケシの味…。
「ふごっ…ら、らりすふんらやへろぉぉ!!ぎゃあぁぁぁっ不幸だぁぁぁ!!」
サルミアッキを大量投入され俺は悲痛な叫びをあげるのだった…。
sideout
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sideo吉野
俺は困惑していた…。
目の前に現れた加賀さんを見て…。
「えっと…加賀さん?」
「はい、何かしら?吉野司令…。」
「そのさ…その格好どうしたの…?」
その格好とはピンクを基調としたメイド服で上下のセパレートとなっており、胸を強調しつつお腹丸出し。
背中には白い蝶の羽根、スカートは短く、妖精をイメージする服となっていた
その加賀さんのあまりに奇抜な格好に恐る恐る聞いてみる…。
すると加賀さんは少しだけ頬を染め説明してくれた。
「以前鎮守府の散策をしていた時に渡されてある方に着させられました…。」
俺はその言葉にある艦娘を連想する……。
「…ひょっとして、明石?」
「…………」
黙ったまま小さく頷く加賀さんを見て俺は叫ばずにはいられなかった…。
「ぁぁぁぁぁぁあかしぃぃぃぃ!!何やってんだあかしぃぃぃぃ!!よりにもよって他のとこの艦娘になんてもの着せてるんだあかしぃぃぃぃぃぃっっ!!」
その叫びは時雨が止めに入るまで延々と続くのだった…。
吉野さんのところの加賀と交換すること一ヶ月…。
ようやく加賀姉が帰ってくることとなった…。
だが帰ってきた加賀姉は以前とは違っていて……
次回、新訳、とある提督の幻想殺し
加賀姉の変貌
幻想殺しと艦娘が交差する時、物語は始まる…。