新約、とある提督の幻想殺し(本編完結)   作:榛猫(筆休め中)

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電です…。

前回は司令官さんが別次元の呉鎮守府に飛ばされてしまい、その酷い現状を建て直すために立ち上がったのです!


とある異界の交差物語(クロスストーリー)

side上条

 

 

「演習強化期間?」

 

 

「はい」

 

呉鎮守府の建て直しを始めて一年が経ち…。

 

大淀が伝えてきたのはそんな内容の通達だった。

 

 

「演習っては分かるけどさ、強化ってどういうことなんだ?」

 

 

「簡単に説明しますと、近隣の鎮守府だけでなく、遠方にある様々な鎮守府の艦娘達の錬度を高め合うの為の期間です」

 

つまりだ…話にだけ聞いていた海外にある鎮守府なんかと演習をするかもしれないってことか。

 

 

 

「強化期間ってのはわかったよ、で、俺の演習相手は何処なんだ?」

 

 

「提督の今回のお相手はブルネイ泊地の金城大将になります」

 

・・・ん?

 

俺の聞き間違えか?今、凄くヤバイ言葉が聞こえた気がするんだけど……

 

 

「あの、大淀さん?今なんと仰ったのでせう?」

 

 

「そのせう(・・)…というのがどういう意味か分かりかねますが、お相手はブルネイ泊地の金城大将です」

 

と、平然と眼鏡を掛け直しながら言う大淀。

 

 

「おいおいおい!ちょっと待ってくれよ、俺まだ大佐だぞ!?なんで大将が相手に当たるんだよ!」

 

 

「何故と言われましても、大本営からの命令ですので…」

 

 

「相手すら恵まれないのかよ…不幸だ……」

 

 

「頑張ってください…」

 

大淀の声援にさらに憂鬱になりながら、俺はその日を終えていくのだった……。

 

 

 

 

_________________

 

 

 

 

「遂に来ちまったよ…ブルネイ泊地」

 

あれから二週間……。

 

俺は艦娘達とブルネイ泊地へと赴いていた。

 

 

「のぉ提督よ、本当に私達がやらなくてもいいのか?」

 

利根が不安そうに聞いてくる。

 

 

「心配しなくていい、お前らはまだ病み上がりなんだから無理をする必要はねえよ、俺に任せとけ」

 

 

「確かに…提督が出れば艦娘相手でも勝利しそうじゃがな…」

 

そんなことを話していると鎮守府の門が開き、中から屈強な身体付きの中年の男が艦娘と思われる金剛と共に現れた。

 

 

「良く来てくれた、上条大佐…。俺がここブルネイ泊地で提督をしている金城だ、今日は演習の相手、よろしく頼む」

 

 

「あ、はい!こちらこそよろしくお願いします!そうは言っても大将のお相手になるか分からないですけどね…」

 

 

「そんなこと、やってみないと分からないだろ?兎にも角なも今日は手加減なしだそっちも全力でこい」

 

 

「はい!よろしくお願いします!」

 

 

「それじゃあ演習場に行きますヨー!」

 

そうして俺達は金城大将の案内のもと、演習場へと向かうのだった。

 

 

 

 

_______________

 

 

 

 

演習場に案内され、演習の準備を整えた俺はマリンバイクに乗りこみ、金城大将の艦隊と退治していた。

 

それを見て金城大将が戸惑ったように声を掛けてくる。

 

 

「あー…上条大佐?少し聞いていいか?」

 

 

「はい?なんですか?」

 

 

「その…今から演習するん…だよな?」

 

 

「え?そうですよ?」

 

 

「じゃあどうしてお前がそこにいるんだ?そこの艦娘達は何をしてるんだ?」

 

 

「あぁ、アイツらは見学ですよ。やるのは俺です」

 

それを聞いて金城大将が眼を見開く、だが、直ぐ様不適な笑みを浮かべて言う。

 

 

「へぇ、面白いじゃねえか…なら、その実力とやらを見せてもらおうじゃねえか」

 

 

「そういうことなら、こっちもある程度本気でやらせてもらいますよ」

 

 

「手加減しないネ!本気でいきますヨー!」

 

 

「こいよ…返り討ちにしてやる」

 

こうして俺とブルネイの艦娘達の戦いが幕を下ろすのだった。




艦娘向かってくるブルネイの艦娘達相手に互角以上に立ち回る上条。
それを見ていた金城大将はとんでもないことを言いだして……。

次回、新訳とある提督の幻想殺し

幻想殺しVSブルネイ泊地

幻想殺しとブルネイが交差するとき、物語は始まる…。
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