Q.オラリオにいるのにダンジョンに行かないのは間違っているでしょうか? 作:ブライシュティフトシュピッツァー
「……どうしましょう」
ああ、お腹が空きました。当然です。なにせもう丸四日何も食べていません。それに水だってありません。喉が引き攣ってしまいます。実際、声はとてもしわしわしています。
どうしてこんなことになったのでしょうか。私は確かに中学校に居たはずなのです。それが部室である美術室に向かう途中、角を曲がった瞬間、こんな薄汚れた冷たく、怖い路地裏のような所に居たのです。
全く意味が分かりません。これはあれでしょうか、超常現象でしょうか。お家に帰れば何かのテレビにでも出られるのでしょうか。
……駄目ですね。全然訳が分かりませんが、とりあえず私が困惑しているということだけは分かりました。そして現実逃避していても意味がないと。夢だという可能性もあるのでしょうが、このお腹の空き具合はリアルすぎます。
私自身はあまり興味がなかったのですが、おねーちゃんは所謂二次オタという部類の人だったらしく、その手のことはある程度知っています。
その手のこと……つまり異世界トリップなどといったことです。
しかしそれは考えたくもありません。これが何処か違う国だとかならば、まだどうにか帰れるかもしれないのです。でもここが異世界ならば私は帰る場所がありません。そもそも戸籍だってあるのか分からないのです。そしていろいろと不安が溢れてきましたが何より、
喉が乾いたなぁ。
さっき独り言なんて言わなければ良かったです。ズルリと壁伝いに座り込みます。……地面は汚いから、座るとスカートが汚れてしまうなぁ。学校へ行く前に洗濯しなくてはいけませんね。汚れ、落ちますかね?
……なんて、きっと私はここで死んでしまうのでしょうが。それにしてもどうしてこうも冷静なのでしょう。私って実はクールだったのでしょうか。
通り行く人達の足を眺めながらつらつらと考えます。すると、ふと視界が暗くなりました。太陽が雲に隠れたのでしょうが、もう見上げるのも億劫です。
「やっぱり俺の勘は正しかった! ほら見ろ、こんな所で美幼女発見! よし、連れて帰ろうぜ!」
「やめてください、主神様。私まで変態のお仲間だと思われたらどうしてくれるんですか」
何か、頭上で不穏な言葉が聞こえました。とうとう幻聴でも聞くようになってしまったのでしょう。そう思いながらもゆっくりと上を向きます。すると男の人が私を覗き込んでいました。わっ、とびっくりして声を出そうとして、喉が引き攣ってしまいます。なんだかヒリヒリして痛いです。しかしそんなことはお構いなしに男の人はにこやかに話しかけてきます。
「ってのは冗談で、どう? 俺のファミリアなんか。俺はロリには優しいぜ!」
「……まあ、
と、いう訳で俺等と家族にならない?
何て言っているのか、ぼんやりとしてはっきりとは分かりませんでした。
でも、それでも、なんだか暖かいものを感じたんです。幼いときに両親が事故で亡くなり、高校生の身ながら必死に私を育ててくれた、おねーちゃんみたいな暖かさを確かに感じたんです。そんな暖かいものともっと長い間傍にいたいと思ったんです。その結果なら、何があっても後悔しないような気がしたんです。
だから、私は______。
という訳の分からない物語です。ほぼノリ。こんな感じですが、もし宜しければアドバイスをお願いします。