私はちゃんと見ていないんで内容を掛けないんですけど、誰か作ってほしいです。
私が損光景を見たのは偶然だった。
遠征の帰り道、武器をモンスターによって溶かされた私は素手で逃げたミノタウロスを折っていた。
五階層辺りで残りのミノタウロスを見つけて倒そうと思ったときだった。
赤、緑、銀の何かがミノタウロスたちを倒していた。
本能のままに戦う獣のようでありながら理性を持った人の姿をした何かが容赦なく、残酷に、血しぶきを浴びながら蹂躙していた。
そんな姿に私は見惚れてしまっていた。
「ふぅ~、俺五体。」
「俺も。」
「お前たちが押し付けるから俺四体じゃったじゃないかよー!」
「いいだろ、別に。」
「そうそう。」
「よくない!俺だってもっと戦って血をたぎらせたい!」
白いのが赤と緑に対し駄々を捏ねる。
「でもこれくらいにしよっか。初日だし、エイナさんも怒るかな?」
「だがよ、あの言葉意味が分かんねぇ。“冒険者は冒険しちゃいけない”。なんだそりゃ?」
「命大事にってか?犬に食われようがモンスターに喰われようが人に殺されようが、しょせん死ぬときは死ぬんだ。だったら最後くらい派手に血って死ぬってのが生きざまだよな。」
三人はそう言いながら魔石とドロップアイテムを回収し地上へと向かった。
「おい、バカゾネス。残りは倒したのか?ん?おいまないごばっ!」
禁句をいようとした瞬間ティオナの裏拳がベートの顔面に炸裂した。
「うるさい、バカベート!それとミノタウロスはさっき三人が倒しちゃったよ!」
プンスカ怒りながら仲間たちの下へと戻るのであった。
地上に戻ってからある噂が絶えなかった。
曰く、男のアマゾネスがいる。
曰く、人型のモンスターがモンスターを蹂躙している。
曰く、常に血まみれである。
そんな噂が絶えなかったが、ティオナにとってそんな噂はどうでもよかった。
あんな戦いをした三人のことがずっと頭から離れなかったのだ。
そして夜の豊穣の女主人でロキ・ファミリアの面々は食事を取っていた。
そんな時、三人の冒険者が入って来た。
「ミアお母さん、今日も来ました。」
「おや、あんた達かい。今日もよく食べてくれよ!」
「「「腹八分目に抑えときますから!」」」
「・・・・・・・・あれでかい。」
三人はカウンター席に座る。ティオナは近くにいたウェイトレスに話しかける。
「ねぇ、あの子たちって新人?」
「え?ええ。どんな武器持ってるのかわからないんですけど、でもたくさんモンスターを倒してたくさん食べてます。でも給仕の私たちが一層忙しくなるんですよねー。」
ウェイトレスのシルは押す言うとベルたちの方を見る。
「ところで、あのミノタウロスなんだったんだろうな?」
「聞いた話だと下の階層から来たって話だぜ。」
「ふーん。でももうちょっと歯ごたえが欲しいな。」
「となると強化種って奴らしいが要するに冒険者のポカ待つって話だ。」
「そら大変。てか、もっと本能のままに戦いたいよ。」
「あ、わかる!そうそう!やっぱ俺たちの性質上・・・・・・」
ティオナはそんな話に耳を傾けていた。
「けっ!雑魚がうるせぇんだよ!」
ベートはそう言うと立ち上がり、ジョッキをに入った飲み物を三人にぶっかけた。
「ベート!」
ロキが立ち上がりベートを注意するがベートは酔っていた。
「・・・・・・・お前ら、売られた喧嘩は買うか?」
「「当然買う!」」
「じゃあ俺が・・・・・・」
「「待て!俺にやらせろ!」」
一人が立つと二人は抗議する。
「なんでだよ!言い出したのは俺だぞ!」
「んなもんわかってんだよ!だけど戦うとなったら譲れねぇ!俺が出る!」
「お前らミノタウロス五体倒したじゃん!俺四体だよ!」
「少なくともこいつはミノタウロス二十体分の価値はあるぞ!だから俺がやる!」
「傲慢だぞ!」
「ああ、もう・・・・・こうなったら・・・・・・シルさん!」
白髪の少年、ベルがシルの方を見る。
「は、はい!」
「誰に戦わせるかシルさんが決めて!俺たちだと泥沼の状況が続くから!」
「え?じゃ、じゃぁ・・・・・・・・ベルさんで!」
「よっしゃ!」
ガッツポーズを取るベル。
「仕方ねぇな。」
「ベル、負けたら承知しねぇからな。」
そう言うとベルは外に出る。
「来いよ。相手してやるから。」
「はっ!雑魚が調子乗るんじゃねぇ!」
ベートもベルに釣られて外へ出る。
「ちょ、ちょっと!止めなって!あの子死んじゃうよ!」
ティオナが立ち上がり二人に言う。
「そん時はそん時だろ。」
「むしろ戦って死ぬか最愛の人にめとられて死ぬ、どっちかが幸せな死に方だからな。」
二人は全くベルを心配していなかった。
そして店の外に出るとベルはベルトを装着していた。
(あれ?あれって・・・・・・)
ティオナには見覚えがあった。
ベルトのハンドルをひねると音声が鳴る。
【シグマ!】
「アマゾン!」
突然の衝撃と白い炎が発生し目を覆う。そしてそこには、あの日に見た人型のモンスターがいた。