【完結】テニスこそはセクニス以上のコミュニケーションだ(魔法先生ネギま×テニスの王子様) 作:アニッキーブラッザー
第4話『集結する男たち』
その日、一人の怪物がこの麻帆良に降り立った。
彼が歩くだけで、その容姿ゆえに誰もが恐れて道をあける。
真っ白い制服に逆だった髪の毛。睨んだだけで人を射殺せそうな瞳。
そしてどういうわけか、かなりイラついている様子だ。
「太一のやつ、どこ行きやがった。ちょっとテニス部があるから見てきたいとか言いながら、いつまで待たせやがる」
人と待ち合わせをしているようだが、待ち人が来ないようでかなりご立腹だ。
「ちっ、まあいい。もうこれ以上は待てねえ、俺はただ、評判のモンブランを食いに来ただけなんだ。あいつもそれぐらい知ってっから、後で来るだろうよ」
怪物は麻帆良のテニスなどには一切興味を示さず、ただ麻帆良の食堂塔を目指す。
しかし、彼は知らない。
一切興味を示さなかったテニスに、このあと巻き込まれてしまうということを。
真田とアスナの死闘による瓦礫や照明の撤去や破損したコートの整備に休憩時間が与えられた。
「では、コートの整備に入りますので、一時間ほど休憩に入ります」
本当は一時間程度でどうにかなる惨状ではないが、麻帆良の優秀な科学力や雑務用ロボが大活躍し、テニスコートがみるみるうちに戻っていく。
その間、与えられた休憩時間の中、勝利した真田を労いながらも、立海メンバーの表情は真剣そのものだった。
「彼女たちを女性だといって侮ることはできない。勝ったとはいえ、真田ですらここまで追い詰められたんだ。みんな、全力を出していこう」
部長の幸村の言葉が無くとも、一流選手である彼らはそんなこと言われなくても分かっているとばかりに頷いた。
「次はダブルスだ。丸井。ジャッカル。出番だ」
「おう」
「やってやるぜ」
緊張感を保ちつつも、闘争心をふつふつと沸き上がらせる、立海大必勝ダブルス。
ボレーのスペシャリスト・丸井ブン太。
鉄壁の守護神・ジャッカル桑原。
「頼んますよ、先輩!」
「まかせろい」
「恥はかけねえからな」
二人共真田の試合に刺激されたのか、今すぐにでも試合をやりたくてウズウズしていた。
今は、真田とも差があるかもしれない。だが、彼らとてトッププレイヤーとしての道を歩もうとしている。
負けていられない。真田にも。そしてこんなところでも。
「必要ないかもしれんが、油断するなよ、二人共」
「あたりまえだろい、真田」
「全国大会決勝で青学の二人に負けちまったからな・・・もう、負けらんねえよな」
最強立海大の必勝ダブルスペア。二人が組めば公式戦でもほぼ負けなしだった。
だが、今年の全国大会で彼らは負けた。団体戦の勝敗は最初に三勝した学校が勝つ。逆に言えば、三敗したら負けになる。
その内の一敗を彼らが付けてしまった。
中学最後の大会のその雪辱を晴らすことはもうできない。
だが、テニスを続けていれば、その悔しさを上回る栄光さえ掴めれば心も晴れるだろう。
敗北を経験したことが、逆に彼らを更に貪欲にした。
(二人共いい目だ。一部の油断もない。そうなると問題は・・・どんな相手が出てくるかだが・・・)
幸村が麻帆良女子の集団に目を向ける。その集団の中心には、次の試合をすると思われる二人がストレッチをしていた。
「楓ー、クー、ガンバレー!」
「二人共、気をつけるんだね。真田という男ほどではないかもしれないが、侮らない方がいいよ」
「次はダブルスか〜、でも、二人のコンビなら無敵でしょ!」
「ん? 千雨ちゃん、どうしたん?」
「いや・・・さっきの試合はシングルスであんなんだったんだ・・・ダブルスであの二倍ヤバくなるとかねーよなって思って」
出場するのは、忍者ガールの長瀬楓と格闘マスターのクーフェ。
麻帆良でも名の通った最強クラスの夢のタッグだ。
このダブルスにはクラスメートだけでなく、麻帆良の生徒ならば皆、頼もしさを感じずにはいられなかった。
(随分と人気があるな・・・それだけすごい使い手ということか。確かに、体つきや身に纏う雰囲気が違う。果たして彼女たちは、神楽坂アスナと比べてどの程度の能力があるのか・・・)
幸村は少し不思議な感覚だった。
立海大に入学して三年。これまで対戦校を気にすることなどほとんどなかった。
今年は敗北したものの、一年生の頃も二年生の頃も無敗神話を築き上げたのだ。
それが今では素人の女子相手に全力を尽くしている。
だが、そうしないと負ける。そんな雰囲気を幸村も他のメンバーも感じ取っていた。
「おっジャッカル。いつものか?」
「ああ。お前もだろ」
「モチのろんだろい」
丸井とジャッカルがラケットバッグをゴソゴソとあさり出す。
すると、丸井は箱に入ったケーキを、ジャッカルはバリカンを取り出した。
ジャッカルはバリカンの電源を入れて、頭を剃っていく。
丸井は試合前だというのに、クリームのたっぷりのったケーキをバグバグ口に入れていく。
「ちょっ、なにやってんのよ、アレ! ボーズの人が更にツルンツルンにしてるわよ! クリリン・・・いや、ピッコロよ!」
「あっちの人は試合前だっていうのに、あんなにケーキ食べてる!? お腹壊すんじゃない?」
勿論、二人を知らない者たちから見れば奇妙な光景だろう。
だが、これが彼らの試合前に必ず行う儀式のようなものであり、ジンクス、そしてルーチンワークのようなもの。
ジャッカルはかつて海外で世話になっていた先輩に憧れ、自分も彼のようになりたいという思いから、その人物と同じ頭にすることで気合を入れる。
そして丸井に関しては、体格や体力が不足している彼は糖分を摂取することでそれを補えると分かってから、試合前には自分のオリジナルケーキを作って食べるのが習慣になっていた。
気合も十分な証拠。しかし、他の者たちから見れば・・・
「あのさ・・・なんか、丸井くんだっけ? 彼が食べてるケーキ・・・なんかすごい美味しそうなんだけど」
「・・・そういえば、お腹が・・・」
甘いもの大好き女子たちから見れば、丸井のケーキに興味惹かれるのは仕方がないこと。
しかし、相手は初対面の上に、女子校ゆえに普段関わりのない男子だ。
あまりジロジロと・・・
「ボクたちにも食べさせろー!」
「わーん、お姉ちゃん待ってよー!」
「「「「「「「「「「うおい!?」」」」」」」」」」
しかし、男女の境などアッサリと越えられてしまった。
コートサイドの階段状の長椅子に座ってケーキを食べている丸井の背後から、麻帆良女子中の名物双子ロリータ姉妹・鳴滝風香と史伽が目を輝かせて丸井のケーキを覗き込んできたのだった。
「んー? なんだ、ちみっこ」
「ねえねえ、すごい美味しそうじゃん。どこのお店ー?」
「店? 違う違う、俺が作ったの」
「えっ!? これ、あなたが作ったんですか!? すごい・・・美味しそう・・・」
「ん〜・・・じゃあ、ちょっと食うか?」
「えー、いいの!? 食べる食べる!」
「いただきます」
本当は同級生なのだが、あまりにも幼児体型で幼児と遜色ない双子姉妹に、丸井は妹をあやすかのように、その口の中にショートケーキを手づかみで押し込んだ。
「はぶっ・・・ん!? もぐもぐもぐ・・・・!?」
「す、っ・・・すごいおいしー!!」
「ホントに絶品だよー!」
満面の笑顔を浮かべてブン太特性ケーキを食べてハシャぐ鳴滝姉妹。その表情は誰の目から見ても幸せそうに見える。
そこまで自分の手作りを喜んでもらえれば悪い気もしない。
丸井も笑いながらウインクをする。
「どう、天才的ィ?」
「うん、天才! もー、超おいしい! 僕もう、すっごいハマった!」
「う〜、麻帆良の食堂塔で働いて欲しいです」
なんか微笑ましい・・・そして美味しそう・・・羨ましい・・・プラス・・・丸井ブン太はかなりのイケメン・・・・
「ちょっと、ズルいよ二人共!」
「ねえねえ、丸井くん、私たちにもちょーだい!」
「丸井くんってブン太くんっていうの? 可愛い名前〜」
「丸井くんをスマホで調べたら、いっぱいのってたよ。ボレーのスペシャリストって。テニスもうまくてケーキづくりもできてイケメンで、最強じゃん!」
とまあ、こうなるのだった。
「・・・・・・・・・・・・・・・・ジョリジョリ・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ついでにジャッカルは誰にも話しかけられなかった。
ただ無言でバリカンの音だけが響いていた。
「俺の分がなくなるだろい」
「なら、ゴマ団子食うアルか? 五月が作った、絶品アル」
「オメーらは俺と今から試合するんだろい」
「まあまあ、良いではないか、拙者もご相伴・・・」
「あー、分かった。試合が終わって時間があったら作ってやるよ。・・・ジャッカルが」
「俺かよ!?」
女子に囲まれて、一気に人気者になってしまった丸井ブン太。
立海メンバーも「やれやれ、仕方ないな」と思う反面、化物女子ばかりだと思っていたがやはり甘いものには目がない普通の女の子たちの反応を見せられて、少しだけホッとした。
だが、同時にあることに気づいた。
(あれ・・・そういやー・・・)
(おかしい、次の試合まで時間があるとはいえ、この状況・・・・『たわけ、何を不抜けておるか。たるんどる』と弦一郎が怒る確率90.2%・・・だが)
(ふむ、真田くん・・・どうしたのでしょうか?)
(ぷり?)
そう、規律と掟に厳しい真面目人間・真田弦一郎が何も言わない。
一体どうしたのかと、切原たちが真田に振り向くと・・・
「だから・・・責任・・・取ってくれるんでしょ? ゲンイチロー・・・」
「無論だ。好きなだけ俺を殴れ」
「だっ、殴んのはもういいから・・・あ〜、そのね・・・もう、・・・・」
「どうした? 他に要求があるなら言うが良い。俺にできることならどんな償いもしよう。この命に代えても」
「だから、あんたいつの時代の人間よ!? 切腹しそうなやつね!?」
真田は、アスナと向かい合って何かを話している。
真剣な表情の真田に、顔を赤くしたり、照れて頭をかきむしるアスナ。
すると・・・
「じゃあ、今のケーキ見てたらお腹すいたから、私にモンブラン奢りなさい!」
「ぬっ、も、モンブランだと?」
「そうよ! 今、食堂塔のメニューに超美味しいって評判で雑誌にも取り上げられているモンブランがあるの! それを私にいっぱい奢んなさい!」
「モンブランか・・・それは、風流だな」
「いい? ソコソコ高くて中学生には痛い出費だから私たちもあんまり食べられないの! だから、あんたはモンブランを私に奢ってくれたらさっきの・・・ア、アレは水に流すから!」
先程から恥ずかしさのあまり逃げ回っていたアスナも、今の状況のドサクサに紛れて真田とのわだかまりを解決しようとしてきた。
真田もまた、自分の犯した罪を自覚しているからこそ、その償いを提示されたことで心が少し軽くなった。
「よかろう」
「ほんと?」
「ありったけのモンブランをたらふく食わせてやろう」
「よし、それなら許す! 絶対に約束だからね!」
・・・・真田副部長・・・それってデートってやつですか?
切原はそうツッコミ入れたかったし、女子たちはアスナに対してそう思っていた。
すると・・・
「なら、今行ってきたらどうだい、真田、神楽坂さん」
「「えっ?」」
意外な人物からの言葉に、真田もアスナも目が点に。
「すまん、幸村。少々、五感を奪われていたようで・・・」
「俺はまだ何もしていないよ?」
「今・・・何と言った」
「だから、今から神楽坂さんにモンブランをご馳走してあげればいいじゃないか。試合までまだ一時間もある」
それは、まるで友達の恋を応援しているかのような温かい眼差しの幸村だった。
「たわけ、何を言うか!」
「コートの修繕までまだ時間がかかるし、全員の試合が終わるまで待っていたら何時になるか分からない。それに真田、君は今日これ以上試合できるコンディションじゃないし、別に構わないよ」
「幸村! これからチームメイトが戦うというのに、この俺がそんな無礼なことができるか!」
「いいんじゃないかな? みんなも君に言われなくてもやるべきことは分かっている。それに・・・」
「ッ!?」
「部長の僕が言ってるんだから、別に構わないよ」
幸村の微笑みとは裏腹に、真田の全身に鳥肌が立った。
(真田・・・君は本当に強くなった。でも、まだ足りない。それは心のゆとりだ。どこまでも貪欲に、どこまでも高みを目指す心・・・しかし、それではいつかその心が君を押しつぶす。だからこそ、息抜きできる時が必要なんだ。とくに、今日のよ
うな日はね)
幸村から発せられる得体の知れない何かを感じたアスナや刹那たちは、気づかぬうちに手に汗をかいていた。
そう、何故か逆らえない。これは強さや能力がどうのではない。
カリスマだ・・・
(な、なによ、こいつ・・・そういえばゲンイチローじゃなくて、こんなヒョろそうな奴が部長なのよね・・・ゲンイチローより強いのかな?)
結局真田は仏頂面のまま、アスナと一緒に今からモンブランを食べに行くことになった。
「きゃー! ねえねえ、これってさ、これってさ、やっぱり!」
「あーん、ええ感じやん! 幸村くんナイスや!」
「どうも」
「後をつけたいよねー、二人がどうなるのか!」
「アスナぐらいアホだと、真田くんぐらい堅物な方がバランス取れていいかもしれないし〜」
「こ、これは気になります」
「やめよう。ここから先、どうなるかは二人しだい。俺たちは黙って見守ろう」
「あの、皆さん、どういうことですの? 幸村さん、一体・・・」
「だからね、雪広さん・・・神楽坂さんと真田で・・・」
「まあ!! まあまあまあまあ!!」
キャーキャーと思春期真っ只中の中学生達が、二人の友の背中を見送ろうとする。
「ん? なによ、みんなしてニヤニヤして・・・」
「「「「「べつに〜」」」」」
「・・・・はっ!? ち、違うのよ!? こ、これは違うんだから! そう、ただモンブランを食べに行くだけで!」
「神楽坂よ、行かんのか?」
「ちょっ、まっ、い、行くけど、待って?」
「時間がない、早くしろ! たるんどる!」
アスナもようやく気づいた。
(ちょっ、まずいまずいまずい! 私は確かにおじさま趣味だけど、こんな堅物じゃなくて落ち着いた人がいいのよ〜! そう、試合前に読んだテニス雑誌の榊太郎っていうテニス部の監督みたいに!)
同級生の男と二人でスイーツを食べに行くなど、シチュエーションだけ聞けば勘違いされてもおかしくない。
だが、ここで二人で消えてしまえば、もはや嘘から出た真になってしまいかねない。
(よし、ネギを連れて・・・)
二人はまずい。だからネギを無理やり連れていこうかとしたら、
「坊や、先生をしているんだってね、大変だね」
「でも、僕が受け持っているのはクラスの三十人ぐらいです。幸村さんは五十人以上の部の部長ですよね。その大変さに比べれば」
「俺は大したことはしていないよ。真田が居てくれたからね」
「はい、僕もアスナさんが居てくれて、いつも僕を助けてくれたんです! だから、アスナさんには幸せになって欲しいです!」
ネギは和んでいた・・・
(ダメだ・・・それに、あの幸村ってやつ、なんか近づいたら意識が遠のくというか、なんかすごい怖いから近づきたくないし・・・)
他のクラスメートたちは?
「神楽坂アスナと弦一郎・・・どうなるかは僅かなことで結果は変わる・・・この状態で二人が結ばれる確率は、30.7%か」
「正確には30.74%です」
「むっ・・・・・・・この柳蓮二・・・基本的に小数点第二以下は切り捨てる主義だ。絡繰茶々丸とやら」
「私はどんな確率でも切り捨てません。僅かな可能性が世界を覆すこともあるのです」
「・・・ほう・・・この柳蓮二の主義を覆そうというのか?」
「なにか?」
一部微妙に因縁ができたりしているが、基本的にニヤニヤして見守る態勢。
他はブン太のケーキに夢中。
(まずい、こんな状況で無理やり誰を連れて行けば・・・ッ、仕方ない!)
アスナはとにかく真田と二人きりを避けるべく、やけくそになってクラスメートの腕を掴む。
「いいんちょ、来て!」
「はっ、はあ!? 何故、私がそのようなお邪魔虫のような真似を!?」
「いいから来いっての!!」
「お待ちなさい、アスナさん! 私も後で試合が〜」
「時間があるからいいって、幸村くん言ってたじゃないのよ! いいから、一緒に来て!」
アスナが強引に連れ出せるのは委員長で幼馴染の雪広あやかしか居なかった。
アスナの強引なパワーに抗えるはずも無く、あやかは引きづられながら、連れて行かれてしまった。
照れちゃって・・・あーあ、仕方ないやつ・・・というのが残された彼らの率直な感想だった。
しかし、この時は立海も麻帆良も気づいていなかった。
一瞬訪れた初々しい甘酸っぱい空気など、嵐の前の静けさにしか過ぎなかった。
本日、誰にも知られずに行われていた麻帆良と立海の練習試合。
それは他のテニス関係者に知られることなく行われ、終えるはずだったが、この「モンブラン」が原因となり、今日の戦いは中学テニス界を巻き込む大戦争へと発展させるきっかけとなるのだった。
そう、そのモンブランが・・・
「チョー楽しみ! ここのモンブラン絶品なんだって!」
「私、これ食べるために朝を抜いてきたんだから」
「あ〜、早く来ないかな〜」
食堂塔のテーブルで噂のモンブランを心待ちにしている女生徒たち。
彼女たちはウキウキしながら、話を弾ませてその時を待っていた。
だが・・・
「お持ちどうさまでした〜、ゴーヤモンブランですよ」
「「「えっ!!??」」」
女生徒たちは硬直した。当然だ。自分たちが注文したのは普通のモンブラン。
断じて、ゴーヤモンブランなどではない。
これは違う! そう言おうとしたとき、ゴーヤモンブランを持ってきたウェイターがキラリと目を光らせた。
「なにか? お嬢さん」
「あの・・・これちが・・・」
「おやおや、何が違うのですか〜?」
オールバックでメガネをかけた、どこか紳士的な容姿と振る舞いを見せるが、その瞳は蛇のような不気味さを漂わせていた。
「文句があるなら・・・もっとゴーヤ食わすよ〜」
そして、その後ろには大盛況の食堂の中を走り回る色黒の男たちが居た。
「「「「はいでぇ!!」」」」