ドヴァキンがダンジョンに潜るのは間違い? 作:ark.knight
宴会も終わり私たちは帰ろうとしたがベルに「ちょっと話したいことがあるので僕たちの拠点に来てくれませんかと」言われた。真剣な眼差しでそういわれたので対応することにした。とりあえずドレ達は先に帰らせた。道はヒョウが知っているので大丈夫だろう。
「神様ー帰りました!」
「おかえりベル君に・・・あの時の」
「この人はハイド・クロフィさんですよ神様」
「ボクはヘスティア。我がヘスティア・ファミリアの主神だよ!」
主神・・・先ほどもベルが言っていたが神様、こいつが神様?
「神なのか?」
「何を隠そうボクは神様なんだよ!」
胸を張って偉そうにしてるが私のはそうは見えない。むしろ子供とか言われた方が納得できる
「そうか、ベルよ話とはなんだ?」
「僕と一緒に冒険してくれませんか」
・・・冒険か、どうせこちらでもやることは無いからな。それにもう少し情報がこの世界における情報も欲しいと思っていたところだ
「もしかしてファミリアに入ってくれるのかい!?」
「それはまた別だ。冒険ぐらいはいいだろう」
「本当ですか!ありがとうございます!」
私はヘスティアの方に目を向けると嬉しそうに目を輝かせこちらを見ていた
「冒険者ってことは、君はもうどこかのファミリアに入ってるのだろう?」
「それが入っていないみたいなんですよ」
ヘスティアは目を丸くし机に身を乗り出してまでハイドに近寄る
「冒険者なのに
「だからなんだというのだ?別にいいではないか」
「そういう問題じゃないんだって!いいかい、普通なら恩恵を受けていない
どうやらこの世界での恩恵は力の全てなのか。こっちの世界は何かと不便だな
「そうか、ではその恩恵とやらはどうやったら手に入れられるのだ?」
「それはですね。ファミリアに入ると神様からその恩恵を受け取ることができるんですよ」
「ふむ、そうなると適当にファミリアに入るしかないのか」
「それならさ、ボク達のファミリアにおいでよ!」
確かに嬉しい話だがファミリアの推薦は1つあるがどうしたものか。質問してから考えてみるか
「では幾つか質問しよう。まず1つ居住区は固定か?」
「んーどこかに変われるなら喜んで移動するよ」
流石にこんなにも埃臭いところで誰だって住みたくないからな
「2つ目どうして私をこのファミリアにスカウトした?」
「そこはなんとなくだけど放っておけなかったからかな、手のかかる子供みたくてね」
私を子ども扱いか。確かに神からしたらそうかもしれんがそれでも私を見てくれるのか
「そうか、では私はここにするとしよう」
「いいんですか!?ハイドさんはロキ・ファミリアから推薦してもらっていたじゃないですか!」
「なんだって!?本当かいハイド君」
「条件が悪かったが概ねベルの言う通りだ。私がここでいいと言ったのだ文句はあるか?」
「「いや無いです」」
「ならここに所属するとしよう。ヘスティアにベル、どうか私の名前を呼んでいてくれよ」
・・・もし私の名前を呼ばなくなったらここをやめてまたどこかのファミリアを探せばいい。名前を呼ばれないのは寂しいからな
「それくらいお安い御用さ!ボクを舐めないでおくれよ!」
「そのくらい任せてください!」
「ありがとう2人とも、さて荷物をまとめて私の家に行くぞ」
私の家であればこいつらも少しは楽できるだろうな。何より私の専用スペースがあるからな
「ハイド君って家を持ってるのかい!?」
「あるぞ、早くしないと置いていくぞ?」
「わぁぁ!待ってくださーい!」
私は先に外に出て2人を待つことにした。しばらくすると2人は荷物を布に包み出てきて私の家に向かうことにした
「そういえばハイドさんはどこの生まれなんですか?」
「お前らには言ってもいいだろう。私はこの世界の人間ではない」
「はっはっはーハイドさんもそんな冗談言うんですねってどうしましたか神様?」
ベルはヘスティアの方を見るが信じられないような物を見たような顔をしてその場に立ち止まっていた
「・・・嘘じゃないみたいだよベル君」
「そ、それじゃあハイドさんはこの世界の人間じゃないってことですか!?」
「だからそういっているだろう。この話は歩きながらするからさっさとしろ」
私達は私の家に向かいながらスカイリムの世界を説明した。例えば野道には巨人やトロールといったモンスターが出没したり空にはドラゴンが飛びまわったりという話をしているとベルは食いついてその話を聞いていたがヘスティアには終始驚いていた
ボクはハイド君の話を聞いていて驚いていた。神はいるけどステイタスの無いダンジョン問わずモンスターが徘徊している世界。彼のいた世界の話を聞いてあそこまで豪語できるのかがわかった。そんな話を聞いているとボク達はとても大きい館の前で止まった
「ここが私の家だ」
「で、でかい!でかすぎるよハイド君!」
ボク達はあまりにも大きい館を見て思わず持っていた荷物を落としてしまった
「だからなんだ?」
建物は3階建てで後ろには3つの塔がそびえたつ館が目の前にある。ボクとベル君は思わず目を合わせては目の前の館を何度も見ていた
「さっさと散らばった荷物を拾え、中に入るぞ」
荷物を拾い終わるとボクたちは中に入る。すると先に帰らせた少し見たことのある4人が出迎えてくれる
『おかえりなさいませハイド様』
「ああ、今戻った。4人とも話があるから酒と何か飲み物を用意して待っていてくれ。私は着替えてくる」
ハイド君は玄関をそのまままっすぐ行くと階段を上って3階に行き奥の部屋に入っていくのが見える
「ようこそいらっしゃいました。こちらへ」
「ん、ああ、ありがとう。行くよベル君」
「は、はい」
褐色の執事さんの後ろをついていくと大きなメインホールの正面には暖炉がありその隣に扉があった。そして両サイドには上に続く階段があり各階に3つづつ部屋があり右の階段の後ろには地下に続くであろう階段が見えた
「どうぞお座りください」
「ありがとうね、ボクはヘスティアでこっちの彼はベル・クラネルだよ」
「私はドレと申します。ハイド様の執事をしております」
んーなんか彼からは神に似た何かを感じるんだけど気のせいかな?とりあえず座ることにしよう
「お飲み物をお持ちしました!!」
「お客様の前では静かにしなさいエン」
「いやいいんだ、むしろ普通にしてくれてる方がこっちも気楽だからさ」
ぶっちゃけ
「ど、どうしましょう神様。僕マナーとかあんまりわからないんですけど」
「安心しろベル。かしこまる必要は無いぞ」
階段の方から着替えてきたであろうハイド君がやってくるが何かおかしい。金髪の長髪で耳が尖ってるのは種族の関係上でなんとなく分かる。けどその顔はなんだい?つり目で整った顔、まるで女性みたいじゃないか!
「は、ハイドさんですか!?」
「そうだぞ、これがハイド・クロフィだ。ヘスティアはどうせ私が女顔なので驚いてるだけだろうがな」
「当たり前じゃないか、もしかしてその顔を見られたくないから仮面を着けてるのかい?」
「概ねその通りだ。まぁ別な理由もあるのだがそれはいい」
ハイド君はテーブルを挟んで僕たちの目の前に座ると慣れた手つきでグラスに執事のドレ君が持ってきた酒を注ぎ飲み始める
「ブラック・ブライアのハチミツ酒か。この酒は甘くて飲み口が良いぞ」
「そうなのかい?それじゃあいただくとするよ」
ボクもグラスに注ぎ飲み始めたけど凄く美味しい。甘いから飲み口がいいけどアルコールもそこそこあってか凄く美味しく感じる
「これ美味いね。これも異世界の酒なのかい?」
「ああ、あっちではかなり上等な部類に入るぞ。ベルにも行き届いているな」
「こちらの方にはベルベット・レカンスをご用意させていただきました」
「ご苦労だドレ」
「恐悦至極にございます」
・・・なんだろうハイド君は王様みたいに感じるな。だったらボクはその王様を従える神様か、それもいいかもね
「さてこっちに来て座りなさい3人とも」
「はいは~い!!」
「なら私は膝の上」
「だ、ダメでしゅ、噛んじゃいました」
うんあの3人可愛いけどボクは見逃さなかったよ。ベル君があの3人に目を奪われてにやけてたことを、ベル君はボクのなんだ!誰にも渡すつもりはないよ!
「さて話を始めるぞ。まず1つは今日からここに住まうことになった2人だ。自己紹介を頼む」
「分かったよ、ボクはヘスティアといってヘスティア・ファミリアの主神をしているいわば神様だよ」
「僕はそのヘスティア・ファミリアで冒険者をしていますベル・クラネルといいます」
「私はエン!!よろしくです!!」
「・・・私はヒョウ、よろしく・・・ハイド様は渡さない」
ヒョウ君は凍えてしまいそうな程の視線をボクに向けてくる。怖いよ!?
「落ち着けヒョウ」
「・・・わふ」
・・・ヒョウちゃんはハイド君にべったりな猫みたいな子だな。ハイド君の膝に座って頭を撫でられて目を細めてる当たりそうだよ。きっと彼女は猫なんだよ
「わ、私はランでし!・・・また噛んじゃいました」
「よく頑張ったなラン」
「は、はい!ありがとうございます!」
「先ほども紹介しましたドレと申します」
服装からしてメイドに執事でいいんだよね?
「さて2つ目だ。私は今日からヘスティア・ファミリアに加入することになったがお前らはどうする?」
「ハイド様がやるならやってみたーい!!」
「へ?」
エンちゃんはハイド君がいるからヘスティア・ファミリアに入りたいみたいだけど
「私もしたい」
「私もしてみたいです!」
「3人は加入するつもりだがドレはどうする?」
「では私も加入いたしましょう」
「ち、ちょっと待っておくれよハイド君。勝手に話を進めないでくれ」
確かにファミリアが増えるのは嬉しいけど頭が追い付かないよ
「それはすまなかった。簡潔にいうとこの4人も
「僕が言えた義理じゃないですけど大丈夫なんですか?」
ドレ君はともかく彼女たちにはまだ無理だと思う
「大丈夫ですよ!!」
「私たちは強い」
「破壊魔法の各分野ではハイド様にも勝てるほどには実力がありますよ?」
「「破壊魔法?」」
聞きなれない単語が聞こえてくる。魔法は聞いたことがあるけどそれはステイタス上の話だ、異世界だからと言われてしまえばそうかと納得するしかないけど。確かに今ハイド君よりも強いと彼女たちは言った
「攻撃魔法だと思ってくれればいい。ドレを含めこいつらは特殊な生まれでな、それ故に私よりも強い魔法が使えるのだ」
「ハイドさんって魔法が使えるんですか!?凄いじゃないですか!」
「覚える機会はいくらでもあったからな。それはともかくとしてどうするヘスティアよ」
「ボクはかまわないよ。減るのは嫌だけど増える分には嬉しいよ」
増えてくれればその分ファミリアの拡大に繋がるからね。ボクとしてもそれは嬉しいよ
「ならばこれで話は終わりだドレは浴場と部屋を案内しておいてくれ。私は先に寝るぞ」
ハイド君はお酒を飲みほしたようでまたしても自分の部屋に行ってしまった
「かしこまりました。それではこちらとなっております」
ボク達はまず浴場に案内されたけど僕達が今まで住んでいた部屋より大きかった。次に案内されたのは左側の階段から2階に上がると部屋に通された。部屋の中には大きなベッドが置かれていてその他にも服を入れておくためのクローゼットにはいくつもの服が入っていたり何かを入れて置けるような大きな箱があったベル君と一緒じゃないのは悔しいけど明日の午後からのバイトの為に今日はゆっくり休もう
今回もお読みいただきありがとうございます
IFストーリーを作ってみたいけど難しそうだなー
感想・誤字報告をおまちしております