IS<インフィニット・ストラトス> 魔法使いは、何度も死す 作:proto
♢操真晴人
俺は、買い物が終わった後、
彼女に付き合う事にした。
どうやら昨日襲われた気分転換がてら
来ていたらしい。そこでショッピングモールで、
偶々やっていた、IS展示会に行ってみる事にした。
俺は、好きな子がいなかった分、何を話していいのか、わからなかった。(うーん、何話していいのかわかんねぇ。ん?そういや、向こうは俺の名前知ってるけどこっちは、知らないな。聞いてみるか。)
「あの、そういえば、お名前聞いてなかったんだけど、教えてくれないかな?」
「あー、ホントだ。私ったら、名乗り忘れてたわね。私は更識楯無。ISのロシア国家代表で、IS学園の生徒会長をしてるわ。よろしくね、晴人君。」
「それじゃあ、改めて、操真晴人です。よろしく。」
なるほど楯無さんというのか。
そんな話をしているうちに目的の場所に辿り着いた。
IS・・・大天災篠ノ之束が開発した、
宇宙での運用を想定した、マルチフォームスーツ。
俺はこれに対し、あまり関心がない。
というか、むしろ無理なのだ。
それのせいで誘拐されたのだ。
それを好意的に見ろなどと、到底無理なのだ。
でもまぁ、束さんが、悪いわけじゃないのは、
わかっているつもりだ。そもそも束さんは、
これに自らの夢を、宇宙への希望を託していた。
だが、そんなもの政府の馬鹿共にとっちゃ
どーでもよかったのだろう。己の国を守る為の
新たな戦力か、実験道具位にしか考えてないのだから。
はぁ、束さんが可哀想だ。
まぁ、今はこの状況を楽しもう。
そうだ!いいかと思いついた。
「そうだ楯無さん。ドーナツは、好き?」
「うん、そうだね。好きだよ。」
「それなら・・・」
『コネクト プリーズ』
俺は魔法陣の中から先ほど買ったばかりの
ドーナツの袋を取り出した。
「もしよかったら、食べる?」
彼女の顔がパァァァァと明るくなり、
「うん、食べる!」
と、ドーナツを取り出した。
俺は食べかけのドーナツを取り出し、
一緒に食べ始めた。
そして、事件は起こった。
2人ともドーナツを食べ終えたその時だった、
楯無さんが、誰かに押されて倒れそうに、
なったのを支えようとした時、
俺は展示してあったISに手を触れてしまった。
その時、俺の頭のなかに莫大な情報が与えられた。
そう、俺はISを起動してしまったのだ。
周りから「なんだ?」「男がISを起動してる?」
俺は周りからの目線を気にし、
彼女の手を掴み急いでその場所から離れた。
それから1週間が過ぎ、現在7月。
今月の頭からIS学園に入学する事になった。
面倒くさいが、楯無さんが、いるなら
まっ、いっかと、割り切るのだった。
「それじゃあ、気をつけてな。」
志摩さんに見送られながら、俺はIS学園へと向かった。
IS学園に着くと、校門の前に人が立っていたが、
あまり、見たくなかった顔だった。
俺の実の姉にして、俺が、縁をきった。
織斑千冬。その人だったのだから。
♢織斑千冬
ISを、動かした男を、保護するとの名目で、
どの国も不干渉のIS学園に、入学する事になった、
不運なのかどうなのか、その少年を校門前で待っていた。
すると、そこに現れたのは、昔出て行った、私の弟の
一夏では、ないか。私は泣きそうになったが、
そこは、グッと堪えた。
「一夏。やっと、やっと会えた。心配・・・
してたんだ「すみません、一夏とはだれですか?」えっ?」
「申し訳ない、俺の名前は、操真晴人。一夏などと、
いう名前では、ありませんが・・・誰かと間違えたのでは?」
♢更識楯無
私は、彼が、晴人君が、IS学園に入ってくると知ったので、
今使える権限を全て使い、私の部屋と晴人君の部屋を、
一緒にした。今日、早くから、この学園に、向うそうなので
私は、ワクワクしていた。そして、待ちきれず、
外を覗くと彼が、晴人君の姿が見えた。
私は、大声で「は〜る〜と〜く〜ん。」
ついついはしゃいでしまった。恥ずかしい。
そんな、私に彼は、爽やかな笑顔で、手を振ってくれた。
はい、そんなわけでprotoです。
次の回から、IS学園編に本格突入できると思います。
それでは、また次回!!