IS<インフィニット・ストラトス> 魔法使いは、何度も死す   作:proto

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今回とても長いです。


第104話 賭けに出る決着

『シャバドゥビタッチヘンシーン!シャバドゥビタッチヘンシーン!ダークネス プリーズ』

「ほう、やはり闇の力さえも己の物としたか。」

俺はインフィニティからダークネスにスタイルチェンジし、奴から魔力を吸い取る準備を整える。

「しかし、その闇の力。この場で使うとどうなるか、予想つくのかな?」

「なに?それはどういう・・・。あぁ、失念していた。これは魔宝石の魔力を変換して作られた空間。お前から魔力を吸い取ろうとすれば、いくらコントロールが効いたとしても、空間自体にほころびが生まれ、この空間は崩壊する。そう言うことだな?」

「うむ、説明ご苦労。」

「おい、笛木!メタイぞ。」

さて、この空間が魔力で形成されていたということを、ド忘れしていた俺はある意味ピンチに陥っている。

せめて、なにか逆転の手があればいいがそんなもの俺に持ち合わせていない。エクスカリバーは千冬に

あげてしまったし、そもそも魔法が使えない。魔法封印空間であるこの場では、残念ながら

互いに魔法攻撃ができんのだ。繰り返してしまったが、大事なことなので何度も言った。

「せめて、何か強攻撃ができれば・・・。」

俺はこの空間を観察した。束さんのことだ、何か隠してあるかもしれない。この空間状況を把握。

俺のど正面に笛木がいつでも飛びかかってきそうな態勢で待ち構えている。周りは円形の空間。天井はかなり高い。

地面には何も落ちていたりしない。周りに立っている柱は・・・ん?一本だけ妙な窪みがあるな。違う、二本だ。

二本の柱に窪みがある。しかも俺と笛木は現在初期位置に戻っている。これは賭けだ。あの窪みの周りを壊して中身があるか確認できれば、この状況を打破する手があるかもしれない。俺はそう考えると行動を起こした。

思いっきり奴に突進攻撃を仕掛ける。もちろん奴は俺の大きなモーションを読んで攻撃を避ける。これで、不自然な攻撃ではなくなった。行動自体が不自然と感じたかもしれないが、この状況ではあえてと考えてくれるだろう。

俺はダークカリバーで窪みのギリギリ右を突いて、窪みを破壊する。すると指輪が柱から落ちてくる。このステージは

データだ。つまりこのステージにあるなら使える。そう考えた俺は右手に指輪をはめた。しかし、それは奴も同じだった。

俺の行動を読んだ奴は、柱の窪みに気付いてしまい、指輪を見つけてしまった。これは本当に賭けだ。この指輪に俺の全てを賭けるしかない。失敗したら・・・いや、失敗した時のことは考えない!勝つことだけを考えろ!

『シャバドゥビタッチヘンシーン!ゼロ! プゥリィィーズ!』

ゼロスタイルへとスタイルをチェンジし、アックスカリバーと、ダークカリバーを二本だし、二刀流として構える。一方向こうは笛剣を構えなおした。

『ルパッチ・マジック・タッチ・ゴー!ルパッチ・マジック・タッチ・ゴー!チョウイイネ!

スターバーストストリーム!サイコー!』

俺のドライバーから高らかな技名が響く。

『ルパッチ・マジック・タッチ・ゴー!ルパッチ・マジック・タッチ・ゴー!イエス!シンセイケン! アンダースタンド?』

奴の低いドライバー音が聞こえた。お互いの命をかけた必殺技がぶつかり合う。どうやらこの指輪が超攻撃系の指輪だったようで、向こうは超防御系の指輪だったようだ。俺の体は自動的に動いていく。高速の攻撃を繰り出し、奴を追い詰めていく。しかし、奴の盾はなかなか砕くことができず、耐えて前進を進める。むしろこちらが押し返されているようだ。こちらが左手の剣で突きを繰り出したところ、ダークカリバーが先端からバキッ!と不快な音を立てて折れてしまった。しかし、それと同時に奴の盾も弾かれ、『ターンオン!』と、アックスカリバーを土壇場でアックスに持ち替え、奴にとどめの一撃を食らわせる。しかし、奴の笛剣も俺の横っ腹より内側に突き刺さっており、俺も相当のダメージを負ってしまった。だが、奴にとどめは刺した。笛木の変身は解除され、それと同時に俺たちはこの空間から解き放たれ、右手の指輪は、データへと還って行った。

 

一方その頃・・・

 

さて、簪ちゃんと似藤君が操られているとして、どうしたらこの二人の洗脳?を解除できるだろうか。

おそらく操っているのはファントム。そいつを倒せれば解除される筈だが、そいつはおそらく隠れているのだろう。

周りを見渡しても全く見つからない。私は考えた。バー〇ト〇〇カーの如く、脳細胞をトップギアにする刑事の

如く、とにかく高速で思考した。そして、一つの案を思いつく。それは強化したウィザードエナジーロックシード

の力を使う事だった。あの強化ロックシードを使い、ウィザードエナジースパーキングの魔力開放で奴に当て、メロンエナジーの最大火力でとどめをさせればその時点で決着がつく。私は高速でのロックシード切り替えは大得意なのだ。

晴人君の足を引っ張らないためにも。(まぁ、晴人君は犯罪さえ起こさなければ、どんなこともたいてい許してくれるし、

それに足を引っ張るな!とも言わないけれども、私が納得しないのよね。まぁ、要するに晴人君は優しいって事。)

さて、賭けに出ますか。

『ウィザードエナジー ロックオン ソーダ ウィザードエナジーアームズ!

シャ!シャ!シャバドゥビ!ウィ!ウィ!ウィザード!ド・ド・ド・ドラゴン!

バシュ! バシュ!ウィザードエナジースパーキング!』

ウィザードエナジーアームズはインフィニティぽい感じで、尚且つドラゴン仕様になっている。

その状態から放つ魔力開放は、晴人君のドラゴンスタイルの波動を上回るが、流石に晴人君のインフィニティの

波動よりは、下回る感じ。だが、ファントムをあぶり出すには十分!私はウィザードエナジーアームズに

アームズチェンジして、ドライバーのレバーを二回連続で操作した。一度、ウィザードエナジーアームズが私から解除され、

鎧が頭上に上がり、それが回転して魔力開放で波動を生み出す。

そして、狙い通りファントムが空から降ってきた。

「痛てて、あ。バレちゃった。」

そんなコメントを返してるうちにとどめを刺す!

『メロンエナジー! ロックオン!ソーダ!メロンエナジーアームズ

ロックオフ ロックオン!メロンエナジー』

メロンエナジーアームズにアームズチェンジ後、即時にソニックアローにロックシードを装着し、

必殺技を奴に放つ。すぐさま爆発しないと思ったらギリギリのところで避けられていた。

「くっ、倒しきれなかったわね。」

「名前も名乗らず死ねませんよ。私はレディオ。おそらく最後のファントムでしょうね。」

戦場は非情である。名乗らずに死ねないそうなので名乗り終わったら即時にソニックアローで必殺技を

ぶち込んでしまった。ねぇねぇ、読者のみんな。「許してにゃん♡」

 

いいか諸君。可愛いは正義だ! by proto

 

私がレディオを倒した直後、晴人君もこちら側に戻り、簪ちゃんや似藤君は・・・織斑先生が地味に、

抑えててくれたみたいで傷付けずに洗脳?を解くことができました。めでたし、めでた・・・し?

ちょっとまった!晴人君が、私の晴人君が傷付いてる!

「にょわぁぁぁぁ!!晴人クゥゥゥーン!!」

私は悲鳴なのか何なのかわからない叫びをあげて、しまった。

その後、晴人君の怪我はみんなのヒール魔法で何とか治りました。

 

 

俺の怪我を治してくれていた。しかし、それが結果的に不安を招いた。グレムリンが奴の笛剣を奪い、笛木はグレムリンに殺され、笛木の妻の体内にあった賢者の石は、奴に奪われてしまった。これにより、最後のファントム“グレムリン”を倒し、賢者の石を封印する事で俺たちの戦いはおそらくだが幕を閉じるだろう。これより真の最終決戦の幕が上がった。

 

♢織斑千冬

 

なぁ、待ってくれ。私の活躍は?今回私凄く頑張ったんだけど?

ねえ、ちょっと待って。ねえってば。




さて、とうとう最終回の雰囲気が出てまいりました。
どうも、protoです。いやー、今回長く書きすぎて
申し訳ないです。
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