IS<インフィニット・ストラトス> 魔法使いは、何度も死す   作:proto

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第2話 お話はディナーの後で

♢織斑一夏

 

思出堂の住み込み店員になって、2週間が

経過した。志摩さんは、家に住まわせてくれるだけでなく、生活費や携帯電話の通信料、それから小遣いまで、くれる。全く人がいいのか、

でもそのおかげで今こうして俺は生きている。

ありがたい限りだ。いつか、恩返しをしなくては。でも、そんな彼にも魔法の事は言っていない。むしろ、言ってどうこうなるわけでも無いのだから。

 

♢志摩法羽

 

一夏君のおかげて色々助かっている。店番は、もちろん、掃除洗濯買い出しから料理までやってくれる。ありがたい。おかげで、少し趣味に没頭する時間が増えた。でも一夏君には、この事を言っていない。知られた今までの様に変な目で見られるかも知れない。一夏君は、確かにいい子なのだが・・・

いっそのこと、言ってみるか・・・

そう決意した。

 

♢織斑一夏

 

思出堂は、主にパワーストーン類を売っている店だ。女性の客も多いが、男性の客も少なくない。それは、多分、店主の気前の良さというから、人柄が人を呼んでいるんだろう。

俺は、品切れ等のチェック、店内の掃除を済ませ、志摩さんの元へ向かった。この時間、客が来ない場合は、自室にこもり何かをしている。

基本的に俺は、志摩さんの部屋には、入っていない。急用さえ無ければ入る用事も無いので特段入りたいとも思っていない。

「志摩さん、掃除等終了しました。買い出しに行ってきますが、晩御飯はどうしましょう。」

「お疲れ様一夏君。買い出しの前にちょっといいかな?」

俺は内心、何を言われるか少し怖かったが、

「はい、大丈夫ですよ。」

「実は、一夏君に、見てもらいたい物がある。」

なんだろうと思いながら志摩さんの部屋に入るとそこには、

指輪が、魔法の指輪が、そこに置いてあった。

 

♢志摩法羽

 

私の作った指輪をジッと見つめる。

すると彼は、「すみません。志摩さん、

少しお借りしてもよろしいですか?」

と、尋ねてきたので、私は、

「あぁ、構わないよ。」

「ありがとうございます。」

すると彼は店を出て少し広めの空き地へ向かった。

 

♢織斑一夏

 

志摩さんから借りた指輪。

これが本物なら使えるはずだ。

『コネクト プリーズ』

本物だった。彼の指輪は、

魔法を使う為に使う指輪だ。

それが、確定した。

俺は、魔法の事を志摩さんに

伝える事にした。

 

店に戻って志摩さんの部屋を

訪ねた。

「すみません。少しいいですか?」

「あぁ、いいよ。どうしたの?」

「実は、志摩さんに隠してた事があります。」

「ん?それは、さっきの()・レ《・》かな?」

「見てたんですか?」

「すまない、少し気になってね。」

「いえ、どうせ、今言う気だったんですから。まぁ、見ていたのなら見せる手間が省けましたし。俺、実は・・・魔法使いなんですよ。」

「魔法かぁ。いいねぇ〜。」そう言うと志摩さんは、俺の目の前に宝石らしき物を置いた。

「これは、名前もなにも無いのでね。商品にならなくてね。趣味の指輪作りに使って見たら、使い勝手が良くてね。」

「指輪作りが趣味なんですか?」

「あぁ、変だと思うだろ?」

「素敵なご趣味をお持ちだったとは、

何故早く言ってくれなかったんですか?」

 

♢志摩法羽

 

私の、周りから軽蔑され、見下す様な目で見られていた趣味を、

認めてくれる子が居た。

「変だと思わないのかい?」

「どうして?いいじゃないですか。立派な趣味ですよ。指輪作り。」

私は、泣きながら「ありがとう」

それしか言えなかった。

「さて、この石、魔法を使えると、言うのなら

魔宝石と名付けよう。」

 

♢織斑一夏

「それでは、俺が魔法使いになった

経緯ですが、長くなるので、お話はディナーの後にしましょう。」

「そうだね、そしたらまず買い出しに行かないと。

晩御飯は、すき焼きにでもしよう。」

「いいですね。それでは、買い出し、行ってきます!」

俺は、そう言うと店をダッシュで出た。




どうも、protoです。
今回は、2人の秘密暴露回でした。
次から多分、過去編に入るかな?
それではまた次回お会いしましょう。
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