それと原作から少しずつ離れてしまいます・・・タグも追加しておきます
相棒と織斑一夏が撃墜され、私達は1つの空き部屋へと入れられた。あの後
「…………」
あの惨劇を目の当たりにしてああなってしまったのだろう。だが、忘れてはならない。呑気に織斑一夏と対面で何かをしている時に相棒が庇っていたことを。そのせいで相棒の海に堕ち、血が流れてしまったことを。たられば、なんていくらでも言える。今重要なのは一刻でも早く救助へ行きたいところだ
(何かいい手は無いだろうか・・・位置も分からなければ虱潰しに探さねばならない。だがそんなに悠長なことは言ってられん。どうしたものか)
「ああ、もうじれったい!あんたたちそんなに落ち込んでて申し訳ないとか思わないわけ!?一夏と七実がやられて、あたしたちはただ黙っているだけなの!?そんなのおかしいでしょ!」
これからどうしようかと考えていたところに鈴音の一声が響き渡る。その声は鶴の一声に感じた。どんなに呼びかけても反応を示さなかった簪さえ鈴音の方を見たのだから
「あそこにはあの2人が救助を待っているのよ!?」
「待て鈴音、私も相棒を助けに行きたいのは山々だ」
こう言っては簪に失礼かもしれんが織斑一夏は知らんが相棒は大量の血を流し海へと落ちていった。その事実だけは変えようのないことだ。ISには生命維持装置があるとしても生かされているだけでしかない。機体にはどこかしら損傷し穴ができてしまったから血が出ているから海に出てしまったのだ
「私だって必死に考えている!一刻も早く相棒を助けねば生命の危機に陥ってしまうかもしれんのだ!」
「だったら行くわよラウラ・・・って言いたいところなんだけど、位置情報が分からないのよね」
一番の問題はそこである。助けに行こうとも場所が分からないのだ。相棒は衛星からのリンクがあったから行けたものの現在は使用不可能だ
「待てよ・・・そこにいる篠ノ之箒のISからバックログを引き出せば
「それだと1度ISを展開しなきゃいけないからすぐにバレるわ」
「ちょっと待ってよ鈴にラウラ。本当に一兄さんと七実を助けに行くつもりなの!?」
2人で作戦を練っているところに織斑円華が割り込んでくる
「あたしはそのつもりよ」
「鈴音と同じく」
「2人とも怖くないの?一兄さんみたいにやられちゃうかもしれないし、七実みたいに血を流すかもしれないんだよ!」
怖いかどうかと問われたら、それは怖いに決まっている。だが命令違反をしてまで相棒を助けに行くか、現状を維持して打開策が見つかるまで待機しなきゃいけないのであれば、軍人としてはいけないが前者を取るつもりだ
「私は1度相棒に助けられた。ならば次は私が相棒を助ける番だ」
「・・・そうだねラウラ。僕も行かせてもらえないかな」
質は完全に
「わたくしも行きますわ。罪滅ぼしと言えば聞こえは悪いでしょうが、わたくし自身も七実さんにはお世話になりましたのでそのお返しと行きますわ」
「私も行く・・・七実の仇を取る」
「シャルロットにセシリア、簪まで・・・ちー姉ちゃんのお説教も怖いけど、何よりも家族を失う方がもっと嫌だな・・・よし決めた!私も行くよ!」
これで戦力は6人、
「箒、あんたは行くの、行かないの?」
「私は・・・もうあれと戦うのは怖い」
一種のトラウマと化しているのだろう。1人、2人と堕とされ逃がされこそしたがその光景は凄まじかっただろう。もし、その場に私がいたならこいつと同じようにトラウマを植え付けられていたかもしれん。毎年のように誰かとの別れがある軍でも、相棒の撃墜は堪えた
「そう、ならそこでジッとしてなさい。私達で一夏と七実を助けに行くわ」
ただ1つ疑問に思うのはなぜ相棒のISで敗北したのかだ。相手と同等になれるのであれば負けるはずがない。何か見落としでもあったのだろうか
「みんな、1つ疑問に思ったことがあるんだがいいか?」
「どうしましたのラウラさん?」
「
「してたね・・・」
「なぜ
考えたくもないことだが報告ではあれは無人機だということだ。だが相棒のISが姿を写し取る時、機体名と搭乗者を宣言していたのは覚えている。あれに意味があるとしたら間違えてはならないはず。ならば報告の通りで行ったというのであれば間違いが起きてしまったのだろう。その間違いは報告の中にあるということ
「何の話よ?」
「いや、仮説に過ぎないが
「ありえないってラウラ。報告で上がってた情報だと無人機なんだよ?それにあの中に人がいるっていうのにどうして暴走してるのさ?」
「そこは分からない。ただ私はあの中に誰かしら人がいるんだと思う」
でなければ相棒が撃墜されるわけがない。いやあの時は足を引っ張られたから撃墜されたようなものか。しかし、撃墜とまではいかずとも負傷だけで済んだかもしれない。それを考慮しても篠ノ之箒は戦力に含めない方が戦いやすいだろう
「だとしてもあたしたちがやらなきゃいけない事は変わらないんでしょ?だったらさっさと行くわよ!」
「待て鈴音、1つだけ頼りの綱となるかもしれんところがある。もし上手くいけば
「当てがあるんだ」
バレてしまったら軍法会議に掛けられるかも知れんが、リスクは承知の上だ。あの時に助けて貰った命、ここで使わねば何に使うのだ。
「暫し待っていろ。連絡を取ってみる」
そう言ってみんなから距離を置いて通信をすることにした。相手はシュヴァルツェ・ハーゼの副隊長であるクラリッサ・ハルフォーフへと通信を掛けることにした
『どうしましたか隊長。今は臨海学校ですし楽しんでいますか?』
「本来だったらそうなんだろうが今は違う。クラリッサ、我が国の衛星を使用は可能か?」
『申請してみないと分かりません。なぜ衛星を?』
「すまない、内容は言えないが緊急時なんだ。できるだけ早急に頼む」
『分かりました。許可が下り次第、再度連絡いたします』
通信を終了し後は待つだけとなった。どうか申請が通ってくれれば
「どうだったのラウラ?」
「申請待ちだ、これが通ればいつでも出撃可能だ。それまで時間が掛かると思うから各自睡眠をとるなり、ISのパッケージの取り付けやして万全の状態で出撃できるようにしておいてくれ」
念のためということもあるが最後の確認ということもある、戦闘中に眠気がきて支障をきたしてもいけない。だからここが本当の意味での戦闘前の時間だ
「私は作戦を考えておく。くれぐれも教官、いや教員に悟られないようにな」
「うん・・・七実待ってて・・・もうすぐ助けに行くから」
簪の目には光が見えずとも闘志が燃えているように感じる。簪の為にもどうか死んでくれるなよ相棒
簪サイド
もうあれからどれだけ経っただろう。ラウラは少しでも寝て待って欲しいと言っていたがそんな気分にはなれない。早く七実を助けたい一心で今を乗り切ってるような感じだし、もしこれ以上の事が起きたら・・・私どうなっちゃうんだろ?日も完全に落ちて時間も3時を回った頃だっただろうか
「助かったクラリッサ。ではな」
みんなが睡眠を取っているところでラウラはただ1人で作戦を考案していた。最初こそはみんなで考えてはいたが案が無くなってしまい、最終的にはラウラに頼る形になってしまった
「これで準備万端だな。簪、みんなを起こすぞ」
「わかった」
寝ているみんなを叩き起こす。鈴なんか、寝相が悪いらしくシャルロットだったり箒を蹴って寝ていた
「あ~、よく寝たわ」
「り~ん~、結構蹴られたんだけど」
「雑魚寝してたらそういうこともあるわよ。起こされたってことは許可が下りたの?」
「ああ、これでいついつでも出撃が可能だ。相棒を助けに行くことができる」
あれからどれくらい待ちわびた瞬間だろう。これで敵討ちができる
「これが最後の忠告だ。この戦いから降りるのであればここだ。最悪の場合、相棒や織斑一夏のように撃墜され重傷を負うか死に至るかもしれん。篠ノ之箒みたくトラウマを負うかもしれん。それでも行くか?」
「そんなの分かってるわよ。それでどういう風にやるのよ」
「みんなも大丈夫か?頭を冷やす意味もいれて睡眠を取ってもらったつもりだが」
そういう意味の休息だったんだ。でも誰一人として首を横には振らなかった。覚悟は決めている
「そうか、ならば作戦の手順として私とセシリアで先制で狙撃をする。その後、他の者はそれを合図に牽制を入れながら包囲する。間違っても接近だけはやめろ。あくまでも遠距離中距離での攻撃を心掛けるように」
「ならあっちから近付いてきたら?」
「その時は何が何でも逃げろ。今回の作戦の要は数だ。あちらも数で攻撃してくるが分散させてしまえば対処しやすい。現地に着いたら再度内容の説明を行う、いいな?」
「早く行かないと助かるものも助からなくなるからね。見つかる前に行こうか」
私達は廊下から出る事はなく部屋の窓から外に出ることにした。もしここで見つかってしまうと破綻してしまうがそんな事は無かった。無事、七実を含めた3人が出撃したと思われる岩場まで移動しISを展開する。七実と一緒に完成させたこのISに乗って敵討ちへ向かう。もうすぐ助けに行くから!
???サイド
あの忌々しい男性IS操縦者は堕とされ、死に目に遭ったことだろう。死んでくれれば最高だ。実は生きてましたなんてことにはならないためにあれからずっと海上を徘徊させている。念には念を入れて海から出てきたところをブチ殺してもらわなくちゃね。私達がどれくらいの資金を回して、人材を派遣させて、この日を成就させるためにどれだけ苦労したことか
「なんでニヤニヤしていらっしゃるのでしょうか?」
「あらそう?不快だったかしら」
「そういうわけではございません。いつもの風景をご覧になっていたのですか?」
「いつものよりも刺激的な物をね、貴女も見てみなさい」
映像の映し出されているPCを私の秘書に見せる。海上には薄まっているけど汚い血と剥がれたISの装甲の破片や織斑千冬の弟の唯一の武器の『雪片弐型』も浮かんでいる
「これはこれは」
「軍用ISなんかの相手になるわけじゃあるまいし。ね、スコール?」
対面のソファには今回の事の協力者でもある
「そうね。
「毎回助かるわ。ところでそろそろ私のところに来てもいいんじゃないかしら?」
「私達は仕事関係だけよ。それにあの子のISも頂けるっていうから乗っかった話でもあるのよ?」
「つまらないわね・・・」
「そろそろ移動のお時間です
この手の職のトップも時間が取れなくて面倒ね。元大手のIS企業を吸収して更に仕事が増えた感じだけど、これも理想郷の為の布石。今は苦労しても5年後10年後には完全に私達が支配する世界へと変わるわ。その為の犠牲ならば多少は許されるわよ。例えば神聖なISを穢す男性IS操縦者なんてね
今回もお読みいただきありがとうございます
今日は就活のセミナー、明日は大学が始まる・・・鬱ですわ
FGOとSS書いて寝たい人生だった