IS<インフィニット・ストラトス>-造られた双子-【リメイク版】   作:ark.knight

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第22話

 

 

さーてと、何から話しますかねぇ。結果から言うとまるでダメだ。戦いの土俵にすら入ってねえのはどうしてなんかね。一夏は随分な甘ちゃんだし、戦うことはできねぇだろうさ。対戦相手は女。しかも代表候補生と来たもんだからなどうしたもんか?俺と兄貴は教師用の宿舎で同じ部屋に入れられている。時刻は深夜を回った頃だ

 

「なぁ、兄貴ー。どうしたらいいかねー」

 

「・・・ISを使えればいいんですが、生憎アリーナは整備中ですし今の通りでいいんじゃないですかね?」

 

「でもよ、戦闘訓練っつったって。要は喧嘩の真似事しかやってねぇよ?んな状態で空中戦もできるISなんかに意味あんのか?」

 

剣術だってそうだ。剣の重さ、丈、感覚が違えば違和感しか生まれてこない。ならばどうだろう。下手に教えるのはマズいような気もする

 

「何もしないよりかはマシという程度でしょうが」

 

「だな、にしてもこれを渡す日が近いとは・・・なんか感じるねぇ」

 

俺は手に持っていたガントレットを宙に投げて遊んでいる。束から渡されてから既に5年という月日が流れていた。度々改修がなされているが基本コンセプトは変わんねぇ。千冬と同じ剣1本だ

 

「あんなにちっこかったのによ。今では俺らを抜いてでっかくなりおってからに」

 

「それは仕方ありませんよ。何がともあれ、真っ当な人としての男性IS操縦者なんて、一夏君だけですし仕方ありませんよ。私達は教師として導いてあげるだけです」

 

兄貴が考えていることは最もな話だ。俺らは違法改造された強化人間、遺伝子強化試験体(アドヴァンスド)でしかねぇ。なら真っ当じゃない奴(俺ら兄弟)真っ当な奴(人間)を密かに、大胆に守っていかねぇとな。代償を払ってでも

 

「さいですか。んじゃ俺は寝るわ」

 

「ええ、おやすみなさい」

 

俺はベッドに潜り、寝ることにした。明日も今日みたいに書類の束が詰まれていると思うと憂鬱になって嫌になるぜ

 

 

 

翌日、案の定、私達兄弟と千冬さんに真耶さん以外の教員は朝から書類の山を積み重なっているのを確認し絶望していた。私達は書類を完成させているため、再度押し付け辛く大変だったでしょう。昨日の恨みです。そんなことはさておいて、今は朝のSHRです。教壇には真耶さんと千冬さんの2人が立っており、私達は教室の後ろで待機しています

 

「織斑、貴様には専用機が支給される」

 

一斉に騒ぎ始める生徒たちですが織斑先生によって静められる。いや、本当に統率力があると思います

 

「千ふ・・・織斑先生質問があります」

 

「なんだ?」

 

「白兄貴と黒さんには専用機、ないんですか?」

 

「既に用意されている。そうなんだろう?」

 

「兄弟揃ってな。使用上、兄弟機って感じだけど両方が近接型だ。使う機会なんてそうそう無いっすわ」

 

その通りなんですが、生徒を守る為には必須でしょうに。またしても騒がしくなる生徒を静める織斑先生。今年だけで何回、この光景を見ることになるのでしょうかね?

 

「山田先生、締めの挨拶を」

 

「あ、はい。それではこれで朝のSHRを終了します」

 

朝のSHRが終わるなり、 職員室へと戻ると私たちの仕事は特に無く、次の授業の準備を行う

 

「そうだ、黒さん。放課後にちょっと頼み事をしてもよろしいですか?」

 

「なんでしょうか?」

 

「生徒会室にこの書類を届けて欲しいんです。それとご挨拶も兼ねて・・・いいでしょうか?」

 

「分かりました。放課後でいいんですね?」

 

「よろしくお願いしますね」

 

今日の放課後は一夏君の様子を見に行こうとしてたぐらいですし、これくらいの事はいいでしょう。あちらにも顔を覚えてもらうのもいいでしょう。さて、そろそろ授業の時間ですし移動しましょう

 

 




今回もお読みいただきありがとうございます

次回は生徒会メンバーとの邂逅ですかね
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