IS<インフィニット・ストラトス>-造られた双子-【リメイク版】   作:ark.knight

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破滅

 

私達はリアに連れられ私たちが出て来たカプセルがある部屋に連れてこられた。それぞれカプセルの中に入れられると呼吸器を取りつけカプセルの中がドロドロとした液体で満たされ私は意識が少しづつなくなっていく

 

 

 

私はこの研究所に配属されたときにある程度のことを聞かされていた。ここでは遺伝子強化試験体で世界最強の兵士を作るという如何にも馬鹿げた内容だったけど実際には一騎当千できればいいな程度だったそうだ。しばらく研究が進み最初の遺伝子強化試験体ができたが自らの力が制御できず処分された。次にはその問題を解決させた遺伝子強化試験体ができたがこれもダメだった。それからしばらくして私たちは資金的に追い詰められたが今回は成功した。これで最後のチャンス、これで失敗しようものなら私達研究員の首が飛ぶか売られるに違いないのが目に見えてるから全員が真剣になっている。けどそんな中私は1人の試験体(人間)の事を好きになってしまった。だけどこれは実ることのないことはわかってるけどあの子(W-0046)に言われた通りに素直になってこの最終調整を終えたら伝えるとしよう

 

「おやノーツ君ではないか」

 

「ん、所長」

 

所長はいつも白衣を着ていて胡散臭いけど人望がある人らしいけど私はこの人を信用していない

 

「これでようやく我らの目的が成就される。これで全ての兵器、I()S()に勝てる遺伝子が完成する日がようやく訪れるのだ!」

 

「ち、ちょっと待ってください!そんなこと誰も賛成してませんし何より対IS用の強化なんてまだ開発途中ですよね!?」

 

「だからなんだというのだ?あれはあれで使えるのが理論上で証明されているではないか」

 

一応対IS用の強化は研究段階だったはずでまだ成功確率なんて1桁で失敗してしまえば試験体が死んでしまうぐらい危険な物のはずなのにも関わらずこいつは使ったの!?

 

「成功確率は少ないが成功した際の見返りは大きい。さて何人成功してくれるのか見ものだな!」

 

所長は高笑いしながらカプセル室を後にしていく。私はその場に立ち尽くすしかなかった、彼が生きて帰ってくるとは信じているけど帰ってこなかったらと思うと怖い。でも今は待つしかできないから今は彼の近くで待つことにしよう

 

 

 

私はある研究所で私の為の人を作らせていた。それは強力で誰にも負けない彼らを私は長い間待って待って待ち続けていた。最初の頃は何も成果を残せなかったけど今ではもう少しで完成できるほどになったみたいでもう少しで完成するという報告が来たけどこの目で見てみたいわ。待っててちょうだい私の可愛い可愛い子よ

 

 

 

私はあれから1週間以上待っていたけどまだ誰も起きてこない。それどころかすでに彼とW-0046以外は死んでしまい残るはこの2人だけになってしまった。私が長い間接していた彼らが死んでしまったときは盛大に泣いてしまったのは覚えているけどそれ以上に辛いのはその事実をこの2人に伝えること。この2人は死んでしまった彼らの事を誰よりも大事にしていたからそれを伝えた時の衝撃が怖いの。私は寝る間も惜しんで彼らが起きるのを待っていると1つのカプセルが開く。そう私が起きるのを待っていた彼のカプセルだった。彼に異常は無くいつも通りにカプセルの外に出ては動作確認していたのを見て私は嬉しくなって彼に抱き着くとそんな彼は私を優しく抱き返してくれた

 

「おかえり!」

 

「えぇただいま戻りました・・・他のカプセルを見てるとほとんどの弟が起きているようですね。早く会いたいものです」

 

私は彼の言葉に何も言えずにいた。だってもうこの世にはいないなんて言えるわけがないから

 

「・・・とりあえず服を着てついてきて。話さなきゃいけないことがあるから」

 

「私もそのつもりでしたので」

 

彼にはちゃんと伝えよう。この事は絶対に伝えなきゃいけないんだ、彼らの長男としてこのことは知ってもらおう

 

 

 

私は黒い背広が大きいスーツを着て集団寝室に入るがリアを除いて誰一人としていなかった。いつもあのカプセルから出て来た後は疲労ですぐに寝てしまうのだが誰もベッドで寝ているどころか弟たちの()()は感じられなかったがむしろこの研究所内全体の人の気配が感じられるほどになっていた

 

「ねぇ聞いて欲しい話があるの」

 

「なんでしょうか?」

 

「あのね、君とW-0046以外の子はみんな死んじゃったの」

 

・・・私の弟たちが死んだ?確かに気配を感じることはできませんがそんな冗談を言うのはお断りですよリアさん

 

「そんな冗談「冗談じゃないんだよ!」っ!?」

 

「本当は今日のあれで最終調整だったんだよ。でもここの研究所の所長は何を思ったのか誰にも賛成されなかった強化、対IS用の強化を1人でしたんだよ」

 

なんで誰の賛成も得ずに私とW-0046の弟を殺した?なんで弟たちが死ななければならない?なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで・・・

 

「なんで殺した・・・なんで弟が死ななきゃいけなかったんですか!!」

 

眠気なんて無い、今あるのは弟を殺したその所長とやらが憎くて憎すぎて殺すという壊れたナニかだけが残っていた。私は部屋を出て気配のある方へと壁を破壊しながら向かった。以前の私だったらこんな力はなかったが今ではこんなにも壁が紙同然に思えるほどの力を得ていた。対ISがどれほどに強いのかはわからないが今はこの力を使って弟たちのために復讐をしよう

 

〈S-0096!止まりなさい!さもなくばISを使ってまでも殺すわよ!〉

 

「勝手に弟たちを殺したあなたたちがそんなこと言う事じゃない!!」

 

私は集団で固まっている気配の所に行くと如何にも研究所らしく実験をしてるところに出る。そこにいた人間は銃持っていて私に銃口を向けてくるが関係ない。私はこいつらを殺す、ただそれだけの簡単な仕事。発射された銃弾を掴み投げ返して1人殺すと怯えだし次々と殺していく。骨が砕け血や脳漿が飛び散り私の服にかかるがもうどうでもいい

 

「あんた止まりなさい!」

 

後ろには人が何かの機械に乗ってアサルトライフルを構えていたがそんなことをしているならさっさと私を撃てばいいものの撃とうとはしなかった

 

「あんたが世界最強の力を得ようと関係は無いわ。さっさと死になさい!!」

 

発砲してくるが射線が分かりやすく左右に避け撹乱し相手に近づき蹴り飛ばすが人体を蹴った感触ではなく盾のようなものを蹴る感触だった

 

「あんたなんなのよ!?銃弾を「喋るな」なぁ!?」

 

私はさっさとこの施設を破壊したいため喋らせることなく蹴り続けるがどこからともなくブレードを出され距離とらざるおえなくなり後方にバックステップして後退する。すると相手はブレードを床に突き立てボロボロになりながらも立ち上がる

 

「あんた・・・何よその力、なんなのよぉ!!」

 

ブレードを振りかぶって縦方向から振るがそれを受け止め根元から折り相手の首目掛けて折ったブレードを突きつけると身に纏っていた機械が消え首にブレードが突きつけられ血が噴き出し私に降り注ぐ

 

「あとリアと弟を除いて4つ・・・まずは近くの「待って!!」・・・リアさんですか」

 

私の破壊してきた道を通ってきて駆けつけてきたようですがこの部屋の惨状を見て青ざめてしまいしまいには吐き出してしまった

 

「・・・まだ残ってるので言ってきます」

 

「待って!!こんなことしなくていいんだよ。もうやめようよ!」

 

「それじゃあただ殺された弟たちはどうなんですか?私はそんなこと許せませんよ!」

 

「だとしてもしちゃいけないことを君はしたんだ!」

 

「だったらここの研究員も同じだ!弟たちがあいつらによって殺された!」

 

そう勝手に所長とやらが変なことをしたからこんなことになったのだ。しなかったら私はこんなことはしなかったのは目に見えて分かる

 

「だったら私も同罪なの。所長がしたことを止めることができなかったから・・・」

 

「・・・そうですか。では私はどうしたらよかったんですか」

 

「なら一緒に償おう?ここで殺した研究員の分も弟さんの分も一緒に背負うからさ」

 

「いいんですか?」

 

「うん、君となら一緒に背負うよ。好きな君の為ならね」

 

・・・ありがとうございますリアさん。でもこれは私が全て引き受けなければいけないんです

 

「ううん。絶対一緒に背負うから」

 

「・・・わかりました。私はあなたと一緒に背負うことにします」

 

「うん!それじゃあまだ起きない寝坊助な弟のところに戻ろう」

 

「そうですね」

 

私はこの時つい気を抜いていた。リアに好きだと言われ浮かれて周囲にいた1人の気配が近づいていることに気付かづ私は来た道を戻って集団寝室に戻ろうとするとリアは背中を撃たれ血を噴き出しながら倒れた。私はそんな彼女を見て後方を見るといつぞやの白衣を着てた男性が銃を構えていた

 

「よくも私の築き上げた物をよくも壊してくれたなS-0096!」

 

「なんで・・・なんでリアさんを撃った!私を撃てばよかったものを!」

 

「それは貴様に絶望を与えるためだ。貴様がその女を好いていたのは見て知っていたからな」

 

「あなたは殺す。殺さないと私みたいな化け物を生み出す可能性があるし何よりもあなたは彼女を撃った」

 

私は今の持てる全力で駆け出し反応させる暇なく奴の頭を掴み壁に叩きつけ粉砕し血で真っ赤な華を咲かせ絶命させた。私はその後手に付いた血を壁で拭くとリアを抱き上げるとまだ息はあるものの血が止まる気配無く流れ続ける

 

「ごめんね・・・さっきの約束・・・守れなさそうだよ」

 

「今から治療しに行きますのでそれまで頑張ってください!」

 

「ううん・・・もうダメ・・・君の姿も見えないくらいになってるの・・・せめて君の暖かさを感じさせて」

 

「無力な私を許してくださいリアさん」

 

私はリアを抱きしめると私の唇を奪われる

 

「1つお願いして・・・いいかな?」

 

「何でもしてください。どんな無茶難題であろうとこなして見せましょう」

 

「ここの地下に・・・捕えられてる子を助けてあげて・・・それに君の弟も・・・見ててねお兄ちゃん」

 

そう言い残し彼女は力を無くし亡くなった。私は声が枯れるほど叫んだ。今日でたくさんのものを無くした。弟を居場所を関係をそして私が好きだったリア・ノーツがなくなった。なくなったものは多く今の私が受け止めるには大きすぎて辛いものだったが今の私にできることはリアが言い残してくれたことだけだ。まず残された弟、S-0046の元に行くとまだカプセルの中で寝ていたので研究所の中を探索しているとリアが言っていた通りに地下に牢屋がありそこには銀髪で蒼眼の少女が中にいた

 

「ひぃ!?」

 

「あー・・・こんな状態ですみません。ここの人間を掃除してまして」

 

今の私の姿を見て青ざめてしまった。なぜなら私の服には血塗れで脳漿やらが付着してるので仕方ないと思う

 

「あなたはどうしてこんなところに?」

 

「し、知らないです・・・気付いたらここにいて」

 

「そうでしたか。今助けてあげますよ」

 

私は檻の鉄格子を折り曲げると私は少女を抱えて弟の元に向かった。その最中は血塗れなのでトラウマを与えないように目を瞑るように言うとそれを聞いてくれてすんなりと私たちが使っていた集団寝室に入り彼女をベッドで寝かせた

 

「もう私には何もしてやることができませんよリア」

 

私はこの時、必要最低限の繋がりしか持たないことを心に決めました

 

 

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