IS<インフィニット・ストラトス>-造られた双子-【リメイク版】   作:ark.knight

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出発

 

 

私は外に出て一つの墓の前に立っていた。ここには私が埋めたリアの遺体がある場所だ。ただ黙祷し何も考えずにいるがどうしようか迷っている。弟とクロエの2人と一緒についていくかかここで死ぬまでリアに付き添うかの2択・・・決断したくないこの答え私は許せるのだろうか?いとも容易く人を殺し愛そうとした人すら守れなかったこの愚か者がまた同じことをしでかすのではないかと考えてしまう。

 

「答えは見えてるんですが・・・どうも決断したくないですね。また失ってしまうのが怖いです」

 

私の知らない間に死んでいった弟たちの事もそうですが1番はリアさんの事。自分でも女々しいとは思いますがそれでも愛した人間を一緒に歩もうとした人間がいなくなるのは非常に悲しく辛い・・・こんな愚か者がと何度も何度も考えてしまう自分が嫌だ。過去は過去と割り切れない自分が嫌だ。どうしようもなく私は最低な奴だと思い知らされましたよ

 

「ねぇどうしたらいいですかリアさん」

 

決して帰ってくることのない返事。でも私は聞かずにはいられなかった。今までも何かあるたびにリアが前提となって行動していたからたぶんいつまでもこうしてるのでしょう

 

「私は無力だ・・・何が対ISですか・・・守りたかった人すら守れない私はどうしようもないほどに無力ですよ」

 

空を見上げ星を見る・・・ただこれだけの事でもすべてが嫌になりそうです

 

 

 

こっそり兄貴の事を付けて来たら何やら墓らしきものの前で黙祷を捧げていた。もしかしたらあれはリアの墓なんかね。でも女々しいぜ兄貴、もう過ぎたことは戻らない過去に戻る手段は無く今を生きるしかねぇんだよ。だからいつまでもそこで悔やんでいたって弟やリアが可哀そうだぜ?

 

「後ろにいるのでしょう弟よ」

 

「げぇ、バレてんのかよ」

 

バレてるなら仕方ねぇ一応黙祷だけしておくか

 

「なぁ兄貴。俺は兄貴に一緒に来てもらいてぇ」

 

「・・・なんでですか?」

 

「簡単だ。前みたくさ俺が馬鹿やってそれを鎮めてってのをやりてぇんだよ。それに兄貴がいつまでもそこで悔やんでんのも見てらんねぇんだよ」

 

「私は何もできませんよ?」

 

「いやできる。少なくとも俺をどうにかできんのは兄貴ぐらいだろうしな」

 

俺はまだ伝えたいことはいくらでもあるけど今はまだその時じゃない。兄貴が決心したら言うことにしよう

 

「・・・こんな私でいいんですかね?」

 

「いいんじゃねぇの?俺や弟たちはあの時の兄貴が好きだったしたぶんリアだってそうだったはずじゃねぇの?」

 

「・・・過去は振り返らないとは言えません。今があるから過去がある、たぶんどこかで見てくれることを祈ってますよリアさん」

 

兄貴はそういうと施設の中に入っていく。どうなんだかわかんねぇー、え?これ失敗?それだったらだいぶマズいんだけどな。明日にでも分かんだろ、明日までにはちゃんと伝えるとはクロエに言ってたみたいだしな。さて俺は戻って飯でも作るとすっか

 

 

 

翌日、私はまだ全てに区切りをつけたとは言いませんがある程度は区切ることにしました。それでクロエに同行することを伝えるとぎこちない笑顔で返されましたがこれからいろいろと考えなければならないのですよね。食料に住処、金銭面などいろいろと大変なことはまだまだたくさんありますが(うえ)から見ていてくださいね皆さん。私たちは荷物をまとめいよいよこの施設を出発する

 

「良いことも悪いこともありましたがそれも全て過去・・・まだ全てを割り切ることはできませんがその内できるはずですよね」

 

「兄貴なら大丈夫っしょ」

 

「はい!大丈夫だと思いますよ」

 

「2人ともありがとうございます」

 

さてこれからは気の向くままにするとしよう。行先不明の歩みをこれから始める

 

 




今回もお読みいただきありがとうございます

ネタばれタイトルになるしかないうぷ主を許してください(天丼ネタかよ)
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