がじぇくら!! #1 「東京でエンカウント編」 作:LOLIONI
麻子さん=『グリザイアの果実』の日下部麻子
しむこれ=『働く魔王さま』の遊佐恵美(しむこれがメイド服来てるのでメイド服version)
なくろむ=『はいフリ』の岬 明乃
はりぃ=『デレマス』の輿水幸子
とぶらい=未確定
しきしぐらし=未確定
「持ち物は……よしっと!」
少女は身支度を済ませ、大量のモバイルバッテリーが入った赤いバックパックを背負い、ビンディングシューズを履き外へ向かった。
階段を降りると、下にはディスプレイスタンドにセットされたクロスバイク。スタンドから自転車を外し、ハンドルのマウントにスマートフォンをセットする。
「行くぜ!東京!!」
「うーん……箱根ってこんなに長かったっけぇ?」
登坂車線がある路線の路側帯を萃香はシッティングで進んでいる
「しまったなぁ……。予定だと0500に出るつもりだったんだけど、4時間以上寝坊してしまったなぁ……間に合うかなぁ」
本当であれば0330に起床し、身支度を済ませて0430~0500に出発するつもりだった。しかし、アラームを止めた後二度寝してしまい、こうして0900に出発して少し急ぐ羽目になっている。
「暑いし……箱根はいつも以上に辛く感じるし…。あり得んヤバみが深い……。」
そうこうしているうちに芦ノ湖へ到着。しかし休憩をしている暇は無いのでそのまま進む。
しばらく進んでいると―
「あれ?あれれれあれ?スマホ動かん……」
ハンドルに付けていたXperia rayがフリーズしていた。実は昨晩、OSバージョンをGB(Android 2.3.x)からICS(Android 4.0.x)に上げていたのだ。
「アアアアアアアアアアアアア最悪だこんな時に!Z4使うしかないじゃん!」
メインのXperia Z4に切り替えて再度出発。更に登って行くとマツダスカイラウンジが視界の先に入った。ここでも休憩はせず、スカイラウンジを通り過ぎ右の道へ進む。実はこの道は湯河原へ繋がる道で、大幅な遠回りだとは知らずに。
「うぉぉおおおぉぉおおぉぉぉおおぉ下りだぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁあ!!!!!」
車速は一気に55km/hに到達。この道は斜度が緩く、タイトコーナーが連続し、何と言っても長い。
萃香は全速力で加速し瞬間的に62km/hに到達。スクリーンショットを撮ろうとするが失敗する。
タイトコーナーを車体を倒し最小限の減速でパスして無事湯河原へ到着した。
「あら、思ったより山側に出ちゃったのか……まあいいか。」
GoogleMapで現在位置を確認した時に気づいた。予想では東側に下って、小田原辺りに到着するだったのだが、どちらかと言うと南に下った感じだった。
休憩している時間は本当に無いのですぐに出発。湯河原駅を通過して、信号待ちのところでSobaChaを起動
「『あいむあっと湯河原駅』」
『ろりおに湯河原魔剤?114514』
Twitterで早くも返信があった。はりぃだった。
今回ははりぃとエンカ
(※エンカウントは、主にコンピュータRPGにおいて移動画面(フィールド画面)上で敵キャラクターと遭遇し、移動画面から戦闘画面(バトル画面)に遷移することを指すコンピュータゲーム用語。wikipediaから引用)
する「為だけに」東京に行く。自転車で。
「『さっさと着いてやるから待ってて、あ、でも遅れるかも』」
そうツイートしてまた走り始めた。
「はぁ……大磯って…まだここかぁ……参ったなぁ………。お尻痛いし」
小田原で昼飯休憩を取ったきり休憩なしで走り続けていたのだが、まだ大磯。実はこの時、関東の東側に高気圧が張り出していた為、常に向かい風が吹き続けていたのだ。そのせいで車速も乗らず四苦八苦していた。
それでも懸命に漕ぎ続け、色んなオッさんローディーと抜きつ抜かれつをしながら辻堂まで辿り着いた。しかし―
「無理ィ!もう無理!自転車が全然進まないしまだ東京まで50kmもある。これは間に合わない」
仕方なく電車を使うことにした。輪行袋は持ち合わせていなかったので、辻堂駅の駐輪場に自転車を停め(人生初の有料駐輪場)東海道線に乗った。
(電車とか久しぶりだなー。いやー疲れた疲れた。次は藤沢かー…………。)
寝落ちした。
「……っ!?」
辺りを見渡す。品川駅だった。
(うっそもう東京!?早!てか降りる駅次じゃん!)
新橋駅で降り、東海道線から山手線へ乗り換える。初めて利用する駅だったがスムーズに行った。
問題なく山手線に乗り秋葉原へ到着。
(秋葉原だーーーーーー!取り敢えずツイートしとこ)
「『秋葉原着いたンゴよ』」
……誰も反応がなかった。まあいいか。
エンカウント予定の時間までまだ大分あるので、e☆イヤホンで時間を潰すことに。
改札に向かおうとしたとき、目の前にはオルタナティブガールズのブースが。
数十分後、オルガルデザインのダンボールVRが入った袋を手にしていた。
『ろりおにe☆イヤ魔剤?』
TL上でエアリプと呼んでいいものか分からない物が飛んできた。
RTし、『e☆イヤにいるンゴよ』とツイート。そしてすぐにRTが来て『りょ。今から向かうわ』とツイートされた。
待つこと数分、リプライで『e☆イヤ着いたけどどこに居る?』と来た。『DACコーナーにサイクリストが居ると思うからそれが私。』と返信。
すぐに後ろで「サイクリストってこれじゃね?」という声が聞こえたので、イヤホンを外して振り返る。
「そう、私がろりおに。」
三人でe☆イヤを出た。最初はりぃかと思っていたが、「しきしぐらし」と「とぶらい」だった。
どちらかというと二人が会話している後をついていってる形だったがー
(すごい……!スマホの話しかしてない!)
二人共ゲオジャンカーなのか、赤ロムのシムロック解除だの画面割れだのの話題で盛り上がっている。
私は基本的に新品の端末か、新品同様の中古品しか買わないスタイルなのであまり参加出来ない話題だった。
「はりぃ来るらしいからここで待と」
とぶらいがそう言い歩みを止めた。しきしぐらしは三菱東京UFJ銀行に金をおろしに行ったが、私は半袖+スパッツだったので、とてもあんなエアコンが効いた空間には居られない。とぶらいと外で待っていた。しばらくすると一人の女の子がまっすぐこちらに歩いてきた。はりぃだった。
「ウィッス」
はりぃはイメージと180°違った。Twitter上では割りと発言も強めで内心「怖い子なのかなぁ……」と思っていたが、案外大人しかった。
「そうだ、しむこれの所行こうよ!」
しきしぐらしが提案し、ビルに入りフロアを上がっていく。着いた先はフードコートだった。
着いて迷わずある方向へ三人は歩きはじめた。遅れないように付いていった先はイタリア料理店。そして―
(おおおおおおおメイド服!本物のしむこれだ!)
しむこれは界隈で(色んな意味で)有名人なので、直接関わった事が無くても知ってはいた。しかもしむこれの左斜め前には、かの おふがお氏も。
到着するや否やテーブルの上には端末が複数台置かれていたり、積まれたりしていた。
しきしや、とぶらいは着くやいなや、しむこれ達と喋り始めた。私は今回全員初対面なので、行き場を失い後ろで突っ立っていた。
「とりあえず座ろうよ。迷惑だし」
しむこれがそう言っていたので私とはりぃは椅子に座った。
しばらくするとしむこれが「そういえばそこの方は?」と話をこちらに振ってくれた。
「あ、私はろりおにです」
「え!?ろりおにさん!?」
しむこれの隣に座っていた長身の女性が反応した。
「へぇ〜ろりおにさんかぁ。たまにTLで見るよ」
しむこれさんも反応。
「あの~貴方は……?」しむこれの隣に座っている方に質問をする。
「私は麻子。」
「あっ!?麻子さん!?昨日TLで見ました!」
直接関わってはいなかったが、RTで何度か散見していたので知っている方だった。
「……で、そちらの方は?」静かに話を聞いていたしむこれの正面、おふがお氏の左側に座っていた方に聞く
「私はなくろむです〜。」
「なくろむさんですか!お初ですね」
なくろむさんは初見だった。そして……
「で、おふがおさん…ですよね?」
「そうだよ。」
おふがおさんはずーっと静かにパスタを食っていた。
おふがお氏は「#おふがおチャレンジ」で有名で、記事も組まれていたため顔も把握していた。
「その格好、サイクリストって感じだよね」
「あっそうですね。でもこれ、パンツ履いてないんですよ」
「「「「「「!?」」」」」」
このあとめちゃくちゃ触られた。
そのあとレストランをあとにした。私はなくろむさんと一緒にヨドバシからでた。
一行が次に向かったのはアキバ ゲオモバイル。私はかねてから行きたいと思ってはいたが、今回が初めてとなる。因みにその途中で腕組みをしむこれに求められたのでやった。別に恥ずかしくはなかった。
エレベーターを使おうとしたが重量オーバーで乗れなかったため、私は階段を使った。
ついた先のフロアでははりぃがXperia Z2をショーケースから出してもらっていた。
「それ買うの?」
「いや、画面浮きがあるからあるから買わない」
Z2を店員に手渡し、はりぃはそのショーケースの前から離れた。
私はGalaxy SIIが少し気になっていたので、顔を近づけてよく見ていたところ、おふがお氏が
「そんな産廃スマホに興味があるのかい?」
と話しかけてきた。
「いや、画面サイズが小さくてよさげなスマホが好きなので。音楽プレイヤーにちょうどよさそうな感じじゃないですか?」
「ふ~ん、なるほどねぇ~」
用は済んだのでまた下のフロアへ移動しようとしたが、またしてもエレベーターが案の定重量オーバーだったので全速力で階段をおりた。
ここでなくろむさんととぶらい、しきしは帰宅し5人はアキバ駅前に移動した。
秋葉原駅前の植え込みの周りに設置された手すりに座っていると、写真撮影をしむこれが求められていた。平然とみんな一緒にいるがかなり目立つ人物なんだと私はここで再認識した。
しばらくするとしむこれの女装仲間?の方が合流した。
女装の話になりこれ(しむこれを指差す)とこれ(合流した方の写真)だとどっちのほうが好み?みたいな話が私に振られた。私は遠慮した方がいいのか正直に言えばいいのか分からず、正直に言ってしまったが傷ついた様子はなかったので安心した。
はりぃが抜け、気がついたら自分より歳上の人達だけになっていた。私は麻子さんと車の話で盛り上がる。しむこれが何だかつまらなさそうな顔をしていて、話が途切れたときに
「それじゃあ、今日はお開きにしますか。」
時間も時間だったので、ここでお開きとなった。
多分これ小説には大変不向きなんじゃないかと。漫画版に乞うご期待