Monsters Life   作:究極極彩色ナメクジ

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・・・・・ありのまま今起こったk(ry
アイデアが浮かんだと思ったら、いつの間にか消えていた。
な・・・何を言ってるのかわかr(ry

では、続きをどうぞ。


No.2 ガノトトス冒険記!(後編)

四十六日目。本日は猛暑なり。

ありのまま今起こったことを話そう。ガノティーを追っていたと思ったら、いつの間にかナバルデウスに追われていた。

・・・・あっけなく船は転覆。物資も流され、ここに流れ着いたのは我と日記のみであった。

速い話、絶海の孤島で一人なのだ。・・・・食料と水の確保が先決だな。

 

四十六日目。本日も猛暑なり。

島を一巡りしてみると、そこそこ広い島のようで、湧き水も確保できたし、木の実もある・・・・。しかし、動物性たんぱく質が足りない。こんなガラパゴスに、アプトノスやケルピがいるなんて最初から期待はしていなかったが、ここにはショッキングピンクの蛙やら、馬鹿でかい蛾やら、食べるな危険!とこれでもかと主張するような生き物ばかりで、しかも海岸部は全部砂浜。魚が集まりやすい岩場が全くないので漁も出来ない。仕方がないので不味いのを我慢して海鳥を食うことにしたのである。

追記。浜辺にて、例の箱が打ち上げられているのを発見。反応はなし。

 

四十七日目。連日猛暑なり。

不死身のゴキブリの異名を誇っていた我も、今度ばかりはヤバいやもしれぬ。

昔樹海で遭難した時は、星の運行で方角と位置を割り出し、頭に叩き込んだ地図を追って町まで帰還したのだが・・・・・、今回は位置がわかっても何の意味もない。

泳いでモンスターの生息数の多いモガ海域を二百キロわたりきるなら話は別だが・・。

追記。遠方にナバルデウスの影確認。来てしまったら慌ててもどうしようもないので考えないで寝るとしよう。

 

四十八日目。言うまいと思えど、今日の暑さかな。

暑い。しかし、そんなことはどうでもいい。今日の天気をお伝えしよう。

晴れ時々津波と激流ブレスと大地震と瘴龍ブレスなり。

ナバルデウスがイライラしていた理由が判明。本種を捕食対象とする骸龍・オストガロアに追われていたからだ。オストガロアは非常に旺盛な食欲を示す何もかも異質な古龍種であると資料でのみ見たことが有るが・・・・実物を見るのは初めてだ。地上にも現れるが、本来水生生物だというのは噂ではなかったのか・・・・・。あの巨体でなんという水中機動力。ナバルデウスを捕食するのも納得できてしまう。

・・・・・・島の半分が既になくなっているのだが・・・・・・・。

追記。今のうちにここに遺書でも書いておくとしよう。

{王立学術院へ、最後まで帰ってれず、誠に申し訳なかった。

 両親へ、もうすぐそちらに行きます。}

・・・・・・書く相手がこれしかいないぞ・・・・恋人でも作っておけばもう少し箔が付いたんだろうが・・・・・・。

いまさら何言っても仕方がない。この島に流れ着いていた瓶にこの手記を入れて流そう。いつか誰かの目に留まる。

・・・・・・ガノティーは・・・、どうなっただろうか。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

二百七十十七日目。本日は雪なり。

約半年の時を経て、この手記が我の手元に戻ったというのは最早奇跡としか言いようがないだろう。思い返せばあの日も懐かしき思い出・・・・ではないな。二度と体験したくない、二度と体験することなどありえない経験だった。

骸龍と大海龍の争いに巻き込まれて、島ごと海の藻屑と化しそうだったが、浮いている木に何とかしがみつき、耐えること一時間。両者深海に戦場を移し、ほっとしたのもつかの間、リオレウス亜種に捕まりそのまま巣に持ち帰られそうになり、幸か不幸か孤島に近付き、しかし逃げるすべもなく諦めかけたその時、ラギアクルスがリオレウス亜種を急襲、ラギアクルスに気を取られているうちにリオレウス亜種の足から逃れて海面にダイブ。命からがら逃げたと思ったらルドロスに追われ、なんとか陸に上がったらダイミョウザザミ、逃げたら逃げたでリオレイア亜種に鉢合わせ。我だからこそ生き残れたが、普通の人間ならまず二十回は死んでいるだろう。

しかし、問題はそこからだった。やっとの思いで人里に辿り着いたのだが、金は無いわ、汚いわでゴミのような扱いを受け、こうなった理由を説明したら今度は大ホラ吹きの汚名を着せられ、その後、ギルドの確認で上記の生物がすべて確認されたら次は妖怪扱い。ギルドナイトが出張るわ、モンスターとして研究対象にされそうになるわで大騒ぎ。身分が証明されてここに帰ることができるようになった時、今から三か月前までは人間用の牢獄どころかモンスター用の檻に入れられる始末。その間終始ツッコミを連発していたので多少口が悪くなったのも致し方ないことだろう。

・・・・・最後は愚痴になってしまったが、ガノティーの生死すらつかめないこの状況では、この手記を書く意味も無くなってしまった。

これは、人生の汚点としてしまっておくべきだろう。

 

 

三百二十三日目。本日は豪雪なり。

・・・・・・封印したこの書物を、取り出したのには訳がある。

二百七十八日ぶりに、ガノティーが発見された。

最近シュレイド地方にも出没するようになったイビルジョーの追跡をしていた我の前に、突如として姿を現したのだ。それは他のガノトトスに比べれば小さな体をしていたが、しかし産まれて一年もたっていない個体としては規格外としか言いようがない。既に十八メートルを超えていたのだ。

しかし何よりも我々の目を疑わせたのは、その存在感。何しろ顔や体の前の方が傷だらけなのだから、しかも尻尾などには逃げ傷が一切ない。

しかも乱入してきた我々の研究対象、イビルジョーを、海辺の崖際まで誘い込み、崖を崩すことで海に落とし、自身も冷たい海に飛び込んで水中戦で仕留めてしまったのだ。

まぁ、イビルジョーと言えども生き物。しかも強力な代謝で高い体温を保ち続ける暴食生物が、体温と体力を急速に奪う冬の海の中で、水中が本場のガノトトスを相手に勝てる道理は無かったのだが・・・・・・いったい何がここまでガノティーを強くしてしまったのだろう・・・・皆目見当も・・・・つく。

古龍が荒ぶる海を乗り切り、孤島に待ち受けていた数多のモンスターの中で生き抜き、モンスターの大量発生につき送られた大量のハンターに襲われながら生き抜き、ここまで成長するには相当な苦労があったのだろう。

早速、ガノティーの観察を始め・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・いや。・・・・・・・やめようか、これ以上彼に干渉するのは。

それよりも、面白い研究テーマを発見した。

「モンスターの進化の可能性について。」

強力な二つ名や異常を持つ個体は多数発見されている。しかし、決してその個体の能力が高い訳ではないのに、運と、工夫で生き延びた個体がこの世にはもっといるはずだ。

・・・・・・・・・・・・・・・それを探そう。

 

そうだな、この冒険の証は、一つのレポートとして残しておくか。

 

我、ガノトトスの繁殖地確認。

雪解け水によって湖が深くなった頃に、ガノトトスはここで出産する。そして、ガノトトス冒険記を書き始めた春、豊富な資源に守られながら、ガノトトスは成長する。しかしこの地の春は短い。すぐに雨季が到来し、ガノトトスは濁流に飲まれながら、海へと進出する。まだか弱いガノトトスは、悪天候により荒れる波を避けるために深くへ移動。そこで食えるものを片っ端から食し、急速に成長していく。

月日は流れ、ある程度の大きさを持ったガノトトスは、潮流に乗ってチコ村近海に移動。多種多様な魚と、モンスターの出没しにくい安全な環境で育ち、やがて孤島地方へと旅立つ。この頃は視覚による敵の捕捉も行っているため、閃光に一応反応を示す。

ここからは憶測だが、孤島にてたくさんの眠魚を捕食したガノトトスは、睡眠毒を獲得し、陸上生活にも慣れていき、やがては世界中に散らばっていくのであろう。

そして草食竜をへいきで捕食できるようになったら、視覚は衰えていき、代わりに水を飲む僅かな音を聞き逃さないよう聴覚が発達する。

そして、冬が過ぎたころ、彼らは繁殖地に帰って来る。荒々しく壮大な冒険を乗り越え、生まれた場所へ、新たなる冒険の物語をつくるために。

繰り返すその営みを、我はこう名付けたり。

 

    ―「ガノトトス冒険記」-




終わった~!!大変だった~!!!!身の程を知った~!!!!!!
次回はまとめです。
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