IS-インフィニット・ストラトス……俺はやりたいことをやる!!   作:ヘッケラー

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はじめまして。ヘッケラーと申します。
今作品が初投稿となります。それゆえ、文章が拙い部分があると思います。感想などで意見していただけると幸いです。
この作品は、IS-インフィニット・ストラトスですが、後半は、ISや原作キャラと絡むシーンがないと思います。ですので、苦手な方は、戻るのボタンか、このページを閉じたほうがいいかも知れません。よろしくお願いします。


第1章 
第1章 1話 俺は何処に流れていくのだろう。


第1章 1話 俺は何処に流れていくのだろう。

 

 

 ここはとある住宅街。普段は閑静な住宅街で、人通りも少ない。

だが、現在は大勢の人々が集まっていた。なぜなら……

道路の中央で人がナイフで刺されているからだ。

 

 

 

 ドクドク……ドクドク……ナイフで刺された部分から、血が溢れてくる。

手で押さえようにも、ナイフは刺さったままだ。どうして、こんなことになった……。

 

 

 

 俺、紅蓮昇(ぐれん のぼる)は近くの大学に通う普通の大学2年だ。今日も大学の講義が終わり、家に帰ろうとしていた。家に帰る途中、俺はある店に立ち寄った。それは、世界的に有名なカードゲーム、マジック・ザ・ギャザリング(以下MTG)を扱う店だった。MTGは、外国でも頻繁に大会が行われているのでそれをきっかけに外国人とも仲良くなることが出来た。まさにMTGは俺の人生の一部といってもいいかもしれない。……そんなMTGの店に俺が立ち寄ったのは取り寄せてもらったカードが届いたと連絡があり、カードを取りに向かったからだ。

 カードを受け取った俺は

「ようやく、あのデッキが組めるぜ。」

と思わず言ってしまった。それをたまたま耳にした、店の店長が

「おっ、今度はどんなデッキを作る予定だ?」

と尋ねてきたので、

「それは、ここでは言えないな。」

と返す。この店ではいつもの光景だった。

「まあ、出来たら持ってくるよ。そのときはテストに付き合ってくれよ。」

「ああ。楽しみにしているよ。」

とまあ、いつもの会話を終え、店を出た。その後、自宅に帰るべく住宅街を通ろうとした。今思えば、それが間違っていたのかも知れない。

 

 

 住宅街に差し掛かった所で人の声が聞こえた。

「珍しいな。」

この住宅街は静かなことで有名であり、それが理由で大学の通学に利用していたので、人の声がするのが珍しかった。しかし、ただの喋り声ではないようだ。

「「「助けて!!」」」

女性の悲鳴が響いた。これはただ事ではない。俺は悲鳴が聞こえた場所まで、全速力で走った。それほど離れてはなかったらしい。悲鳴が聞こえた場所に到着した。そこで俺が目にしたものは・・・周辺に怪我を負って倒れている人々の姿と血塗れのナイフを手に持つ中年の男性の姿だった。

「ヒッヒヒ……」

中年の男性はまるで壊れた人形のように頭を上下させ、言葉にならない声を発していた。それ以外は髪型も服装もサラリーマンのような恰好で目立った特徴はなかった。しかし、それゆえに不気味であった。

「あの人がこの惨劇を生み出したのか?」

俺はまだそんなことを考える余裕がこのときはあった。倒れている人はほとんど軽傷で、重傷の人もそれほど深刻な状況ではなかったからだ。しかし次の瞬間、そんな余裕はなくなった。

男性が突然、走り出した。まるで、次の獲物を見つけたかのように。その走り方もまるでゾンビのようだった。

「次の獲物は・・俺か。」

俺は自分の方へ走ってくる男性を見て、呟いた。そのとき、俺はすぐに逃げようと思い、足に力を入れた。あんな中年に追いつかれるような体ではないと思った。

しかし、逃げようと思って後ろを振り向いた途端に逃げる気が失せてしまった。俺の後ろにはいつの間にか、小学生くらいの子供が立っていた。このまま、俺が逃げると殺人鬼にこいつが殺されることは分かった。俺は人を助けたいなどというヒーロー願望はない。だが、俺と子供どちらに、将来の可能性があるかと言ったら、子供だと思った。殺人鬼はすぐそこまで迫っている。もう、子供を逃がす時間もない。そこで、殺人鬼の方向に体を向けて……

 

 

ドンッ……刺されることにした。

「我ながら、損な選択だな。」

俺は呟いた。

「体を鍛えておけば、こんなことにはならなかったかな。」

と今更、後悔する。

ナイフは俺の心臓付近に深々と刺さっている。普通なら、即死だがこんなことを言うことが出来る自分に驚く。殺人鬼は俺の体からナイフを引き抜こうとするが、深々と刺したナイフはなかなか抜けない。

 

 

 ピーポーピーポーとサイレンが聞こえる。周辺の住民が電話をしてくれたのだろう。ならば、俺のやれることをせめてやろう。まず、

「何やっている。ここから、早く逃げろ。」

子供を逃がすことだ。子供は、俺が言った言葉にはっとした様子で、ここから、逃げて行った。さて後は、こいつだな。

ギュッ。俺は渾身の力で殺人鬼にしがみついた。こんな男にしがみつきたくはないが、こいつを逃がすわけにはいかない。

「……!!……!!!」

声にもならない叫び声をあげながら殺人鬼は離れようとするが、離れることはできない。1~2分程しがみついていると、騒ぎを聞きつけたのか警察官や、力がありそうな男たちが集まってきた。そして、

 

 

「おら!!おとなしくしろ!!」

「やっと、捕まえたぜ、この殺人鬼。」

などと口にしながら、取り押さえた。

まあ、殺人鬼といっても、実際に殺されるのは俺1人だが。

「おい!!大丈夫か!!」

「お手柄だったな!!」

「すぐに病院に連れていってやるぞ。」

と俺に温かい言葉がかけられる。しかし、自分の体だ。今から、自分が死ぬのはすぐに分かった。俺は道路に仰向けに倒れこんだ。自分のやったことだ。後悔はない。そんなことよりも、死ぬと自分がどうなるのかが気になった。

 

 

俺は道路に仰向けの状態で、

「ああ、今日も空が青いな~。」

などとどうでもいいことを思っていた。意識が薄れてきた。そろそろ、限界らしい。

「さて、人間が死ぬと何処へいくのだろうか。」

俺は詩的な言葉をほざき、意識を手放した。

 

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