IS-インフィニット・ストラトス……俺はやりたいことをやる!! 作:ヘッケラー
やっと、転生まで書くことができました。
ご意見、ご感想をよろしくお願いします。
2話 強制転生
「……そろそろじゃな。」
何もない白い空間で、ある老人がそう呟いた。白髪黒目のどこにでもいそうな老人である。しかし、この老人こそが、神様であった。
「来たか。」
神がまたそう呟くと、上空から人が落ちてきた。
ヒュルルルル……グチャ!!
人が落ちたにしては、いささか嫌な音がしたが、落ちてきた人は無事だった。落ちてきたのは、先ほど、殺人鬼に殺された昇だった。
「いててて……」
俺が地面とぶつけた頭をさすっていると
「ようこそ、紅蓮昇」
と言う声が後ろから、聞こえた。振り返ると近所にもいそうなお爺ちゃんがそこに立っていた。
とりあえず、知らない人だったので、
「どちら様でしょうか?」
敬語を使い、話しかけた。目上のひとには、敬語を使うべきだろう。
「神だ。」
……どうやら頭がおかしいらしい。俺はズボンのポケットから携帯電話を取り出そうとしたが、ポケットにはなかった。どこにいったのだろう?
「電話を気にするより、自分の状況を考えろ」
自称神様がそう言ってきたので、今までの状況を思いだしてみる。
……そういえば、俺死んだはずだが……。なんでこんな所にいるのだろう。人が死んだら、それこそ天国や、地獄とかに送られるはずだが?
「わしが呼んだのじゃ」
自称神様がそう言ってきたので、俺は一つ尋ねてみることにした。
「何のために私をここに呼んだのですか」
「暇つぶし」
「トゥ!!」
俺は思いっきりジャンプし、クソ神に跳び蹴りを放った。自分でも出来たのが不思議なくらいだった。俺の怒りのキックが神に迫る……しかし、
「停止」
神がそう喋るだけで、俺の体は空中に停止した。そして、
「落下」
神がそう呟くと俺の体は、地面に落下した。……顔面から。
「ブルァァァ!!」
俺が顔面を抑え、痛がっていると、神が
「とりあえず、わしの話を聞け」
と言ったので、話を聞くことにした。
……数分後
顔の痛みが治まった俺は、地面に座った。楽な体勢で聞いてもよいと言われたからだ。
「おまえには、転生してもらう。」
「理由は何ですか。」
「それは、おまえがもともと死ぬ予定ではなかったからだ。つまり、おまえは天国にも、地獄にも行けない。だったら、別の世界に行ってもらおうというわけだ。ここまでは理解できたか?」
「何とか。」
俺は内心驚いていた。そして、期待もしていた。どんな世界に行けるのだろう。今度こそ、前世では思う存分出来なかったMTGをやるぞ!!と思っていた。
「それで、行く世界は何という世界ですか?」
「えーと……インフィニット・ストラトスという物語の世界だ」
「あの~それ、変えることはできますか?」
「なぜだ?」
「行きたくありません」
「却下」
「そんなぁぁぁぁ!!!」
「インフィニット・ストラトスの世界に行け!!」
「断る!!」
冗談じゃない。あんな死亡フラグ満載の世界にいってたまるか!!
「仕方ない。神全員で説得することになるが、それでもいいか?」
「……分かりました。行きます……」
俺は神様の説得(脅迫)によって強制的にインフィニット・ストラトスの世界に行くことが決定した。神全員の説得って肉体言語の方だよな。
「よし、じゃあお前の設定についてだ。基本的には世界で2番目のISの操縦者という立場になるだろう。何も要望がなければ、0歳からのスタートになるが、それでいいか?」
「ええ。それで構いません。」
「生まれる所はどうする?」
「前世と同じにして下さい。主人公とは、極力関わりたくないです。」
俺の実家は九州にあり、前世と同じ所に生まれることが出来れば主人公と関わることもないと思う。原作までは……いや、原作が始まってからも主人公とは関わらない!!
俺がやりたいことを邪魔してくるなら、容赦しないが。
「よし、これで、設定終了」
ふ―やっと行けるみたいだ。
「さて、次にお前につける能力の説明だ。」
……訂正。まだ、あるみたいだ。
「欲しい能力を5つ言え。どんなチートでも叶えよう。」
そう言われても~そうだ。あれにしよう。
「では、1つめは絵の才能をください。」
「……」
神様が憐れむような目で俺を見てくる。……そんなにおかしいか?
「まあ、いい。次は?」
「2つめは世界最高の頭脳を下さい。」
「2つめはまともだな。」
「立体映像(リソット・ビジョン)を自分で創りたいからです。」
「……それもMTGのためか。」
また、神様が憐れむような目で俺を見てくる。
「分かった。1つめと2つめは似たような能力だから、1つにしてやる。次は?」
「ありがとうございます!!」
予定外に嬉しいことを神様が言ってくれたので、俺は喜んだ。
「2つめは小宇宙(コスモ)を使う能力。3つめは漫画に登場する剣術。4つめは「瞬歩」、「響転(ソニート)」、「縮地」が出来る体をお願いします。」
「漫画はる●うに剣心だな。」
「はい。この3つは体を鍛えたら使うことが出来るようにしてください。簡単に使おうとは思ってないので。」
「5つめは?」
「特にないです。」
「じゃあ、わしが適当につけるとしよう。」
「あんまり、変な能力はつけないでください。」
「わかっとるよ。……これで、全ての準備が整った。」
神様が軽く手を振ると俺の目の前に扉が出現した。
「その扉をくぐれば転生できるぞ。」
「穴に落ちたり、上に飛ばされたりとかではないですね。よかった。」
俺は黄金色に輝く扉へと歩を進めた。
「では、行ってきます。」
「ああ、行って来い。」
黄金色に輝く扉をくぐった瞬間、俺は意識を失った。