クロノトリガー~時空を越えた魔法騎士~   作:ユキユキさん

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乗っている内に書きましょう。


第2話 ~マノリア修道院《潜入》

ーエシャルー

 

・・・むにゅむにゅ。

 

幸せな感触を感じながら、爽やかな目覚めを迎える俺。微妙に苦しいのは何故でしょう?・・・その理由は、頭が冴えてきてから気付く。目の前には肌色、両頬を包み込むのが豊かな双丘。・・・・・・女性の胸に包まれながら寝ていたみたいですね、このまま包まれていたいがそうもいかない。まだ日が昇らない時刻ではあるが早々に起きて、マノリア修道院へと行かなければならないのだ。そんなわけで俺は、名残惜しくはあるけれど起きます!

 

彼女・・・エキドナの双丘から抜け出す際に、彼女から漏れた悩ましげな声にドキドキしつつ目覚めた俺は、軽い運動をしつつエキドナが目覚めるのを待つ。起こさないのか?って思うだろうけど、幸せそうに寝ているエキドナを起こすことなど出来ません!・・・とか言っていますが、リーネ王妃と兵士の命が懸かっていますからね。彼女の肩を揺さぶって起こしましたよ、・・・当然のことですが彼女の姿は脳内に記録しとります。・・・そりゃあもう眼福でしたよ、俺は彼女の乱れた寝姿を忘れはしないだろう、・・・永遠に。

 

 

 

 

 

目覚めたエキドナと俺は、軽い食事をしてから行動を開始する。とりあえず、何が起きるか分からない為、エキドナには人間に化けてもらう。救出作戦中に人と会うことがあるかもしれない、魔族姿のままで会ったら襲われるかもしれないし、いちいち説明するのも面倒だからな。人と偽った方が行動しやすい、そういう理由である。

 

人間に化けたエキドナだが・・・、

 

「いかがでしょうか?エシャルさん。おかしな所はありませんか?」

 

そう聞いてきましたが、俺の返事はただ一つ。

 

「パーフェクトだエキドナ、素晴らしいよ!魔族姿のエキドナが最高ではあるが、人間に化けた姿のエキドナも良い!その姿ならば、誰も魔族だとは思うまい・・・!!」

 

人間に化けたエキドナは美しかった。桃色がかった銀髪にキレ長の目、小さな鼻に桜色の唇、色白で・・・正に整い過ぎているのである。そして格好は修道女風である、まぁ・・・マノリア修道院にいたのだから当たり前なのだが。何より目を引くのが胸である、所謂巨乳!そびえ立つ双丘、世の男性諸君の視線を釘付ける力を持っている。修道服を押し上げる双丘が背徳感を高めており、パーフェクトで最終兵器なのである!正に美としか言いようがない、背徳美である!!

 

俺の大絶賛に、エキドナは終始ご機嫌。俺も俺でご機嫌であり、ルンルン気分でリーネ王妃を救出する為に、二人仲良くマノリア修道院へと向かうのであった。

 

 

 

 

 

ークロノー

 

僕とルッカはガルディア城を脱出し、夜の森を抜けてマノリア修道院へ。夜の森はめちゃくちゃ恐く、魔物も多かったがルッカと協力して討伐しながら突き進んでいく。本来ならば眠気に負ける所だけど、王妃様の命とマールの存在が懸かっているからね、休んでいる暇は無いのだ!そんな感じで進んでいき、明け方にはマノリア修道院へ辿り着くことが出来た。

 

 

 

 

 

作戦なんかを考えている暇は無い、僕とルッカは堂々と正面から中へと入る。そこは荘厳な空気が流れており、魔物の巣窟とは思えない綺麗な場所であった。朝の務めとでもいうのだろうか?何人かの修道女がお祈りをしている。何だか場違いな気がしないでもないが、僕達はその中を進む。どうにも絡みつくような感じがするけど、そんなことを気にしている暇はなくて、パイプオルガンの所にいる一番偉そうな修道女に話し掛ける。

 

「すみません、朝早くに・・・。少々尋ねたいことがあるのですが・・・。」

 

相手が了承したので話を聞いてみた、しかし・・・、

 

「私共には分かりかねますね、拐われた方々とは関係がありませんので・・・。」

 

という返事が返ってきた。まぁ当然か、彼女達はただの修道女。見る限り優しそうで、人を拐うような人達には見えない。・・・珍しく僕の勘が外れてしまったのだろうか?でも、何やらチリチリとする感覚が僕を包み込む。そんな筈は無いだろうと・・・、ここに何かある筈だと。僕は自分を信じ、この修道院の中を調べさせてもらえないか聞こうと思った。しかしその前に・・・、

 

「どうですかお二人共、拐われた方々の為にも、可哀想な自分達の為にも、祈りを捧げてみれば・・・。何かしらのお告げがあるかもしれませんよ?ククク・・・・・・。」

 

と、修道女がそう言ってきた。僕は彼女の言葉に違和感を感じたけど、

 

「・・・神様に祈って解決するようなことではないけれど、げん担ぎの意味を込めて祈ってみる?」

 

ルッカがそう言ってきたのでとりあえず祈ってみる、げんを担ぐ意味を込めて・・・。それと同時に、王妃様の無事とマールのことも・・・。

 

 

 

 

 

そんな感じで祈り、出鼻をくじられたけれどこの中の捜索を・・・、

 

「あら?これは何かしら・・・。え~と、・・・髪飾り?」

 

ルッカが自分の足下に落ちていた物を拾う、・・・髪飾りだって?何で髪飾りなんかが落ちているのだろう。なんて考えていると、ルッカが目を見開く。

 

「これ、ガルディア王家の紋章じゃない!」

 

何だって!?ガルディア王家の紋章ということは、この髪飾りは・・・。

 

「あら?あらあらあらあらぁ~?見付けてはいけない物を見付けてしまいましたね?」

 

先程の修道女が、僕のすぐ後ろに立っていた。・・・いつの間に!僕は咄嗟に飛び退く。

 

「まぁ先程、お祈りは済ませたようですし・・・。貴方達は何の心配もなく、私達に食べられてくださいな♪」

 

そう言うと突然、修道女の身体に青白い炎が巻き起こり包み込まれる。他の修道女も同じように、青白い炎に包み込まれている。一体彼女達は・・・!

 

炎が消えてそこに現れたのは、

 

「さて、美味しくいただかせてもらいますねぇ~♪」

 

上半身がビキニ姿の美女、下半身が蛇の魔物がいた。それを見た僕は、僕は・・・!

 

「何という美人!何という眼福!凄い、凄いよお姉さん達!セクシーダイナマイツだよ、お色気たっぷりだよ!なんたるサプライズ、僕の興奮が止まらない!!」

 

めちゃくちゃテンションが上がった、男ならば当然の反応であろう。下半身が蛇であってもビキニ姿のお姉さん達ですよ?興奮しない男がいたら、そいつはたぶんホモだろう。興奮気味の僕はお姉さん達に突撃し、彼女達の周囲をグルグル回る。その姿を目に焼き付ける為に、揺れるアレを間近で見る為に!そんな僕の行動に、お姉さん達は・・・、

 

「ひぃっ・・・!何、この子・・・。気持ち悪い・・・!」

 

と引いております。いやいやいや、引くのはおかしいでしょ。見られたいから、そんな過激なビキニ姿で現れたんでしょ?見られるのが嫌だったら、まともな姿で現れるもんでしょうが!

 

「ほら・・・!ルッカも言ってやってよ、その姿が悪いって!男ならば危険な果実を見ちゃうって、ルッカからも言って・・・あげ・・・・・・てよ。」

 

僕の意見を肯定して欲しくて、ルッカの方を振り向いてみたんだけど・・・。

 

 

 

 

 

そこには鬼がいたんだ、ルッカという名の鬼が・・・。

 

「・・・クロノ、・・・遺言はそれで良いのかしら?」

 

「・・・ほわっ!?落ち着いてルッカさん、冗談だから!ルッカさんが最凶の美人さんだから、ルッカさんの方が魅力的だからね!だから、だから・・・!!」

 

僕はさっきまでのテンションが嘘のように、身体を震わせ何とか弁明しようとする。しかしルッカさんは鎮まらない、鎮まらないどころか、

 

「綺麗でナイスバディなお姉様とクロノ・・・、一緒に滅びなさいよ!このスケベ!デリカシーの無い馬鹿男!エロ猿!この、この、このぉ~・・・。」

 

めちゃくちゃキレまして、そんな彼女が鞄から取り出した物は・・・、

 

「それは駄目だよルッカ、待って待って!ステイステイステイ!!」

 

現段階でルッカの最強発明品ナパームボム!兄さんが開発の手伝いをした爆弾で、その威力はなかなかの強さを誇る魔物カブトシュリンプを一撃で葬る、とは兄さんの言葉。兄さんが言うからにはヤバイ物であるのは明白、そんな物をルッカは持っているのだ!そしてそんなヤバイ爆弾を、ルッカは僕に向けて投げやがったのだ!

 

「一片死んできなさぁ~い、馬鹿クロノ!」

 

「・・・!?緊急回避ぃ~っ!!」

 

「「「「・・・・・・えっ?」」」」

 

ナパームボムを投げるルッカ、兄さん直伝緊急回避をする僕、何も分かっていない魔物。結果は・・・、

 

ドゴォォォォォォォォォンッ!!

 

「「「「ぎゃあああああっ!?」」」」

 

僕は何とか助かったけど、綺麗な魔物のお姉さん達は跡形も無く吹き飛んだ・・・。

 

 

 

 

 

その爆発音で正気?に戻ったルッカは、

 

「ふ~。・・・ビックリした。」

 

とか抜かしやがった。僕は文句を言おうと思ったんだけど、ルッカの後ろに突然魔物が!それに気付かないルッカ、僕は気付いたのに間に合いそうにない!ルッカがヤバイ!と思った矢先、天井から誰かが降りてきて、一撃で魔物を倒したのだった。一瞬、兄さんかと思ったんだけど、

 

「最後まで気を抜くな。・・・というか、こんな場所で痴話喧嘩はやめろ、スキだらけだったぞ。」

 

何だか無駄にカッコいい蛙がいた、・・・蛙がいたんだ。

 

 

 

 

 

ーエシャルー

 

無事にマノリア修道院へ辿り着いた俺とエキドナ、エキドナの案内で秘密の入口から潜入しようと思ったんだが、やはり見張りがおりまして・・・。一気に倒して、素早く潜入を・・・と考えたのだが、

 

ドゴォォォォォォォォォンッ!!

 

という爆発音と共に、若干揺れまして。その音に驚いた見張りが、慌てて中へと戻っていったのだ。

 

「何だかよく分からんが好都合、今の内に潜入しようエキドナ!」

 

「はい、エシャルさん!」

 

というわけで、俺とエキドナは楽にマノリア修道院へと潜入することが出来ました。




カエル登場。
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