そこに最後の救援が駆けつける。
巨大となったティアマト守理、それを前にメンバーは構える。
ロボ「ウォウ!」
すると今まで消えていたヘシアンがロボの背中に現れた後に左腕にセイザブラスターを装着していてその中央部に青く輝くキュータマ、オオカミキュータマをセットする。
オオカミキュータマ!
魔王アーチャー「え?!」
イリヤ「もしかしてロボも!?」
セイザチェンジ!
ロボ「ウォォォォォォォォォ!!」
驚く中でロボが咆哮する中でヘシアンは篭手にある銃把を倒して安全装置を解除してから腕を大きく回してポーズを取り、地面に向かってトリガーを弾く。
その後に星型のエネルギーフィールドが展開されてからロボの前に狼座が現れてヘシアンとロボが通り抜けると1匹と1人は一体化して胸の星型のマークがある青いスーツにV字の狼型のバイザーが刻まれたマスクを装着した戦士の姿となる。
ロボ→オオカミブルー「アオォォォォォォォォォン!!!」
魔王アーチャー「ええええええええええ!?」
ルビー「わおう、狼が狼男になりましたよイリヤさん」
イリヤ「変わり過ぎでしょ!?」
Sモリアーティ『わおう、平行世界だけど一時行動していただけにアラフィフもビックリ』
レーザー「いやぁ、俺達もビックリ」
アーチャー「まさか戦隊の力を受け継いでいたとはな」
咆哮するオオカミブルーに魔神アーチャーは驚きの声をあげ、ルビーのにイリヤがツッコミを入れる中で他のメンバーも驚いていると、オオカミブルーはティアマト守理へと駆け出す。
マジク「守理ちゃん!潰しちゃえ!」
ティアマト守理「aaaaaaaaaa!!」
ドゴーン!
腕を振り下ろすティアマトの守理のを避けるとその腕に目掛けて装着したキュークローによる必殺技、ルプスクローを放つ。
ザシュッ!バシャン!
ティアマト守理「Aaaaa!!」
マジク「だから無駄だっての!凍らせちゃえ!」
放たれた斬撃で水が弾け飛ぶがすぐさま氷の槍となるとオオカミブルーへと襲い掛かる。
氷の槍にオオカミブルーは走って避けて行く。
魔王アーチャー「はあっ!」
ズダダダダダダダダダダダダダダッ!!
ティアマト守理「Aaaaaaa!?」
そこに魔王アーチャーが銃弾を放ち、ティアマト守理を怯ませる。
だが怯ませただけですぐさま立て直して振り下ろされた腕に魔王アーチャーは慌てて避ける。
アーチャー「怯ませてはいるが…本体に届かない!」
イリヤ「っていうか本体何処!?」
呻くアーチャーの後にイリヤが叫ぶ。
確かに水の透明度を下げていてコアであるティアマト守理の姿が見えない。
ブレイブ「くっ、流石にこれでは時間がかかるな」
ジャンヌオルタ「つか、どんどんでかくなってないあいつ!?」
呻くブレイブの後にジャンヌオルタが気づいて指摘する。
確かにティアマト守理の体が少しずつ大きくなっている。
ダ・ヴィンチ『おいおい、これは大気中の水分も吸収してるぞこれは;』
Sロマン『しかもあの水柱からまだ水出てきてるし』
魔王アーチャー「えー、それヤバくない;」
イリヤ「あれ?そう言えばソロモンさんとゴーグルさんは?」
分析した2人のに魔王アーチャーはどうしようかと唸っているとイリヤが今まで忘れていた事に気づいて言う。
スナイプ「確かに、これまで全然見かけませんでしたぞ;」
マルタ「え?なんだか話読めないけど、ゴーグルも来てるの?」
ワイバースト「まだ城の中にいるのかも;」
アキレス「城、殆ど水に浸かってるけど大丈夫か?」
誰もがそう言ってるとリウナスがダ・ヴィンチの隣に現れる。
リウナス『お待たせ、助っ人1人、丁度良くいてくれたからそっちに向かわせたわ』
アンドロメダ「助っ人?」
イリヤ「誰ですか?」
出て来た言葉に誰もが首をかしげると…どこからともなく火球弾が飛んで来てティアマト守理に炸裂して形成している水を蒸発させる。
ティアマト守理「Aaaaaaaaa!?」
???「テヤッ!」
すぐさま周囲の水を集めて再生するティアマト守理の前に、ウルトラマンティガパワータイプが降り立って構える。
レーザー「おー、助っ人ってアステリオスの事だったのか」
Xオルタ「しかもウルトラマンに変身した状態のようですね」
魔王アーチャー「確かにあの大きさなら…」
その後にすぐさまウルトラマンティガは顔の前で腕を交差させた後に額を光らせた後にスカイタイプに変わる。
その後にティアマト守理の頭上目掛けて光弾を放つと光弾は冷たい冷気へと変わり、ティアマト守理に降り注ぐとティアマト守理の体を凍らせる。
Sモリアーティ『ほぅ、冷気で彼女を凍らせたか』
魔王アーチャー「これなら…!」
氷を削って行き、魔王アーチャーが決めればと全員が氷を削り取ろうとする。
マジク「守理ちゃん、凍ってない所から出て!」
ガシャン!
だが、そうはさせないとマジクが叫ぶと共に氷が薄かった場所から本体のティアマト守理が出た後に再び水で大きな体を作り出す。
スナイプ「またなりましたぞ!?」
マジク「この大量の水がある限りこっちは無敵だよ!」
イリヤ「そんな…」
驚く面々へと自信満々に言うマジクにイリヤはどうすれば良いの…と顔を歪ませる。
いい気味とマジクは近くに浮かばせていた御菓子に目を向けずに手を伸ばして1つを摘まんで口に放り込み…目を見開く。
マジク「う、うう…」
アーチャー「む?」
アキレス「なんだ?」
突如呻き出したマジクに誰もがそちらを見る。
マジク「す、すっぱあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!?」
直後にそう叫んで口を押さえこんで悶絶し始める。
ザガリアン『はぁ?』
イリヤ「酸っぱい?」
???「今だ!」
ウルトラマンティガ「!テヤッ!!」
いきなりの展開に戸惑うイリヤ達だが響いた声にウルトラマンティガは再度先ほどティアマト守理を凍らせた技、ティガフリーザーを放ち、動きが止まったままのティアマト守理を再び凍らせる。
その後にティアマト守理の一点が輝く。
ブレイブ「!あの輝いてる場所以外のを取り除け!」
スナイプ「了解ですぞ!」
レーザー「あいよ!」
ガシャーン!キメワザ!
タドル!クリティカルスラッシュ!!
バンバン!クリティカルファイヤー!
ギリギリ!クリティカルフィニッシュ!
イリヤ「なんだか分からないけど…分かった!」
それにすぐさまブレイブが察してそれぞれ必殺技の体勢に入る。
イリヤ「ルビー!全力で行くよ!」
Xオルタ「
刹那側の英霊達もすぐさま宝具を開放し始める。
イリヤもザガリアンと分離してすぐさま本来の自分の宝具を開放する。
そして必殺技は一斉に放たれる。
ブレイブ「とああああ!!」
スナイプ「ファイヤーですぞ!」
レーザー「いっけぇぇぇぇ!!」
イリヤ「
Xオルタ「我が暗黒の光芒で、素粒子に還れ!
ジャンヌオルタ「これは憎悪によって磨かれた我が魂の咆哮……
同時に放たれた必殺技の斬撃や砲撃が輝く一点の周りを壊して行き、最後に残った輝くのに…本体のティアマト守理の姿が見えた。
Sモリアーティ『今だマスター!』
魔王アーチャー「うん!」
マジク「しゃ、しゃせないよ!」
それにマジクはすぐさまティアマト守理を守る様に多重結界を施す。
アーチャー「結界を張られた!?」
Sロマン『しかもかなり強固な結界だ!それがあんなに何重に!?』
マジク「ぢょ、ぢょうだ!これならば!」
焦った声のSロマンのにマジクは口を押えながら勝ち誇った時…
???「俺に任せて!!」
キメワザ!
声と音声が響き渡る。
聞こえてきた声に誰もがおお!となる。
マルタ「この声!」
ティアマト「来た!」
オオカミブルー「ガウ!」
イリヤ「ゴーグルさん!」
ハイパークリティカルスパーキング!!
誰もが喜んだ後、結界へと向けて黄金の姿となったエグゼイドが蹴りを多重結界へと炸裂させる。
パキン!パキン!パキン!パキン!パキン!
それにより多重結界をいとも簡単に打ち砕いて行く。
マジク「んにゃ!?」
Sロマン『刹那ちゃん、今だ!』
多重結界は1つの結界は数人の英霊の宝具であろうと耐え切る防御力をマジクは展開した。
それならば破れないと思っていたのが目の前で破られて行く。
まさか自分の強固なのをあっさりと破って行くのにマジクが驚く中でSロマンが叫び、魔王アーチャーもOKと返す。
魔王アーチャー「宝具解放!今こそ囚われし者を救い出す!」
そう言って魔力を開放すると共に手に持った煉獄剣の側面にある虹色のスライドパネルを3回なぞってから逆手に持ち直した後に下部分のブーストスイッチを押す。
魔王アーチャー&Sモリアーティ「
咆哮と共に自らとティアマト守理を煉獄剣から迸る虹色のオーラで包み込む。
魔王アーチャー「これで憑り付きし力を断つ!!」
そのままティアマト守理を高速ですれ違いながら二度斬り付ける。
ティアマト守理「Aaaaaaaaa!?」
咆哮しながらティアマト守理はその体を輝かせた後に守理とカードに分離し、カードをエグゼイドが、守理をマルタが助けて抱き締める。
マルタ「良かった…」
マジク「や、やにゃい」
スナイプ「あ、逃げる気ですぞ!」
イリヤ「逃がさないよ!
ホッと安堵する中で逃げようとするマジクにイリヤは砲撃を放つが結界に阻まれる。
バーカバーカとマジクは嘲笑った時…
???「我にその力を貸し与えよ!カラミティィィイ…デモンズッ!!」
横からの魔力の放出に飲み込まれた。
その後にポテッと黒こげになった姿で地面に落ちた。
ソロモン「はぁ…疲れた」
エグゼイド「お疲れ様~」
ビートマ「無事だったかゴーグル!」
魔王アーチャー「ソロモンも無事だったんだ!」
ふうと髪をかきあげながら現れるソロモンや労いながら着地したエグゼイドムテキゲーマーに誰もが駆け寄る。
ソロモン「いやーホント大変だったよ。なんたって周りに溶け込む魔法を常時かけていたからね…タイミングがあって良かったよ」
ブレイブ「やはりさっきの声はあなただったか」
イリヤ「でもこれでようやく終わったね…」
そう言ってソロモンが作った拘束魔法で縛られて倒れたままのマジクを見てイリヤは言うとおーいと言う声と共にエアルに抱き抱えられた狂冶が来る。
アキレス&アンドロメダ「狂冶!」
狂冶「無事でよかったデス!」
ソロモン「ふむ、今なら…」
安堵する狂冶にソロモンはそう呟いた魔法陣を展開してぶつぶつ呟くと狂冶は輝き始め…
ポン…
フェレットの姿から人の姿に戻った。
エアル「やはりこっちの姿が良いですねマスター」
狂冶「(その割には名残惜しそうデスね;)」
ソロモン「魔力が弱まっていたから解呪は楽だったよ」
そう言って降ろすエアルの顔を見て狂冶はそう思う中でソロモンがそう言う。
ルビー「流石は魔術王ですね」
レーザー「んーーーー?」
イリヤ「どうかしたんですか?」
褒める中で何か考えるレーザーにイリヤは話しかける。
レーザー「いやさ、この世界はこの嬢ちゃんが作ったんだよな?んじゃさ、その嬢ちゃんが気を失ったらどうなるんだ?」
魔王アーチャー「え、そりゃもちろん……あ」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
そう聞かれて魔王アーチャーは答えようとした直後に揺れが起き始める。
ダ・ヴィンチ『いけないね…こりゃあ…創造主が倒れたから世界が崩壊を起こしてる!』
Sロマン『今すぐレイシフトして脱出するんだ!』
厳しい顔で言うダ・ヴィンチの後にSロマンがすぐさま叫ぶ。
ソロモン「いや!レイシフトしてる暇がない!」
アーチャー「ならばあれに乗りこめ!」
だが、すぐさま計算したソロモンがそう返した後にアーチャーが叫ぶとデンライナーが到着する。
モモタロス「お前等!早く乗り込め!」
エグゼイド「分かった!」
魔王アーチャー「イリヤちゃんも早く……ゲフッ!?」
イリヤ「刹那お姉さん!?」
駆け出そうとした魔王アーチャーは口から血を吐き出して膝を付く。
エグゼイド「ロボ!」
オオカミブルー「ウオウ!」
それにすぐさまオオカミブルーが魔王アーチャーを抱え、マジクもアーチャーが抱えると人間サイズになったティガと共に全員がデンライナーへと飛び込み…
モモタロス「脱出だぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
モモタロスの言葉と共にデンライナーは崩壊する世界から脱出する。