電「見えて来たのです。」
5人の目に見えたのは、暁、響、雷、電の家と言っても良い場所横須賀鎮守府である。
オッツダルヴァ「ここが鎮守府と呼ばれれる基地か?」
暁「えぇ、私達以外にもいるんな艦娘がいるわ。」
響「提督にオッツダルヴァがここに住めるよう説得してみるよ。」
オッツダルヴァ「あそこにいるのは提督か?」
雷「あれは……艦娘の高雄さんよ。」
暁「さぁ早く行くわよ!」
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高雄「……」
電「ただいまなのです。」
暁「ただいま。ボーキサイトもたっぷりよ!」
雷「た、高雄さん?」
高雄「おかえり、と言いたいところだけど、少し聞きたい事があるの。いいかしら?」
響「かまわない。」
高雄「………どうして人間がいるのかしら?しかも艤装らしい物をつけているじゃない。」
暁・電「ひぃぃぃ。」
今の状況は蛇がカエルを睨みつけているような状況だ。
無理もない。ここの艦娘は提督から酷い扱いを受けて来たのだから。
そして、解体された艦娘も少なくない………
響「それについては、私が説明する。」
響は遠征帰還中から今までの事を全て話した。
高雄「……」
響「…という事なんだけど。」
雷「信じてもらえないかもしれないけど。」
電「私達を深海棲艦から助けてくれたのです。」
高雄「あなた、名前は?」
オッツダルヴァ「オッツダルヴァだ。」
高雄「オッツダルヴァ、先程の艤装…どこで手に入れたの?」
オッツダルヴァ「手に入れるも何も、私のだが。」
高雄「……」
オッツダルヴァ「さらに詳しく言えば、艤装ではなくNEXTだ。」
高雄「わかりました。この件は私だけで決めるわけにはいかないのは確かです。提督室に案内します。」
電「い、いいのですか?」
高雄「ただし、変な動きを少しでもすれば攻撃します。」
オッツダルヴァ「まぁ、空気で構わんがな。」
高雄「こちらへどうぞ。」
鎮守府の片隅で提督室を目指す6人の姿があった。
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<提督室>
コンッコンッ
???「誰だ。」
高雄「高雄です。杉野提督、お話があるのですがよろしいでしょうか。」
杉野提督「チッ、なんだ高雄か。まぁいい、入って来い。」
ガチャ
高雄「失礼します。」
杉野提督「それで、話とはなんだ。まさか戦艦や空母みたいに扱われたいのか?悪いがそれは無理だぞ。」
高雄「いえ、第六駆逐隊の暁、響、雷、電が、遠征の帰りに人を発見しこの鎮守府に連れて来ているのですが。」
杉野提督「何?どういう事だ!救助した人間でもすぐに追い出せと、あれほどあいつらには言ったのに!!!!あのクソガキ共!!!!」
高雄「ですがその人、かなり変わっていまして。」
高雄は第六駆逐隊から聞いた事、自分の目で見た事を話した。
杉野提督「人間が深海棲艦を?面白い冗談だ。あいつら全然懲りていないようだな。」
高雄「しかし海面よりも上を飛んでいたのですよ。」
杉野提督「何がどうあれ、第六駆逐隊には処分が必要だ。あれほど人間は入れるなと言ったのだから。」
高雄「しかし、仕方ないのでは。」
杉野提督「もちろんお前もだ。」
高雄「なっ⁉︎なぜです⁉︎」
杉野提督「人間を連れて来たあいつらを注意もせずここに来たようだからな。」
高雄「……」
杉野提督「それより、この話の原因でもある第六駆逐隊はどこにいる。それとその人間もだ。」
高雄「第六駆逐隊は扉付近で待機しています。」
杉野提督「そうか。ではすぐに処分をしなければ。」
そして、処分に関して高雄が反論しようとした時だった。
ガチャ
杉野提督「誰だ!!!!………自ら出頭とはな。関心するよ。」
響「て、提督は本当にあの人を追い出す気なのか?」
杉野提督「貴様らの嘘話を信じるわけがないだろうが!!!!」
その提督の怒鳴り声は鎮守府に届き、艦娘達は今提督が激怒している事を確信した瞬間でもあった。
だがこの時、高雄と暁、響、雷、電以外は知らなかった。
この先この世界を破壊する程の兵器を持った革命家でもあるリンクスが、近くにいる事を。
杉野提督「いいか!!!!貴様らには処分を下す。」
雷「そ、そんな⁉︎」
杉野提督「規則を破った罰だ。覚悟は出来て………」
その時だった。
バンッ!!!!!!!!
杉野提督「誰だ!!!!ノックぐらい………なんだてめぇ?」
オッツダルヴァ「随分と待たせるじゃないか。貴様こそ、覚悟は出来ているんだろうな。」
高雄「あれほど待ってろと言ったのに!」
電「もう、終わりなのです。」
杉野提督「黙れ!!!!な、なんだてめぇは。」
オッツダルヴァ「会話に出てきた“人間”だが。」
今提督はびびっている。いや、提督だけではない。提督室にいる艦娘全員もびびっている。
オッツダルヴァは今、かなり頭にきている。当然だろう。長時間待たされて怒らない奴は何処にいるのだろうか?
少なくともあの世界には少ないだろう。
オッツダルヴァ「で、どうするんだ貴様は。」
杉野提督「そ、そうだな。駆逐艦が授業で使うで使う連取場がある。それで君のじ、実力が駆逐艦以上であれば受け入れよう。」
オッツダルヴァ「なら決まりだな。」
杉野提督「今日のヒトフタ、マルマルに鎮守府の練習場に来い。」
オッツダルヴァ「………場所は。」
杉野提督「そんなもんこいつらに聞け。」
オッツダルヴァ「そうか。では楽しみにしてるぞ。」
そう言ってオッツダルヴァは提督室から出て言った。
杉野提督「…処分はもういい。その代わり愛宕、高雄、そして第六駆逐隊は、あいつと共に一つの部屋で暮らせ。」
高雄「あいつとは、オッツダルヴァのことで?」
杉野提督「それ以外誰がいるんだ⁈」
電「でも、な なぜなのです。」
杉野提督「当然連帯責任だ。場所は…………………」
こうして横須賀鎮守府は1人のリンクスによって混乱するのであった。