館があったり…ホントここどこなんだよ。
…まぁ俺が求めてた世界ではあるんだけどよ。
ー日没の紅魔館ー
まさか…こんなところでお目にかかるとはな。
正直いるとは思って無かったし、ずっと前に
諦めていた存在。そう、ヴァンパイアである。
それが自分の目の前に、しかも
紳士っぽい男じゃなくてクールそうな美少女
と来たもんだ。…やばい、俺の息子が(((殴
………勘違いすんなよ?俺は変態じゃないからな。
さて、やっと落ち着いたところで状況確認。
俺は今、夕日の差し込む…てかもう日没か、
を迎えた紅魔館のテラスでさっきの紅美鈴さん、
そしてクール系超絶美少女ヴァンパイアが並んで
座り、それに向かい合うようにして俺が
座っている。…俺の思考に反して雰囲気は
ピリピリしているようだ。…なんでだ?
俺は少なくとも何も行動に起こしていない。
なのになぜこんなに雰囲気がピリピリとして
いるのだろうか…。
まぁ俺が知れることではない、か。
と、そんなことを考えているとおもむろに
超絶美少女ヴァンパイアが口を開いた。
「…あなた」
「はい?」
とりあえず必要最低限の返事をしておく。
みんなも返事は大事だそ。ちゃんとしておk…
「なんで生きてるの?」
「…はい?」
なんということだろうか。
この御方はなんと俺を無かったことに
しようとしていやがっていらっしゃる。
俺の返答見ろよ。動揺しすぎてさっきと
同じ言葉返しちまってるじゃねぇか。
「いやだから…なんで生きてるの?」
この人は俺の精神を破壊しようとしているのか?
‥怖い。怖いぞこの人。まさかヴァンパイア
じゃないとかないよな?…だんだんありそうな
気がしてきたじゃねぇかコンチクショウ。
「お嬢様!ストレートすぎますよ!(小声)」
「え?あぁ、そうだった?」
美鈴さんがツッコミを入れる。(小声)ったって
バッチリ聞こえてますよ。オイオイ。
ー10分後 夜の帳がおりた紅魔館ー
と、10分で色々なことを話したが、皆さんは
もう既にご存知かと思ったんで端折ったぞ。
…まとめて見るとこんな感じかな。
・ここは『幻想郷』と呼ばれる場所
・そしてあの超絶美少女ヴァンパイアは
『レミリア・スカーレット』と言うらしい。
・そして俺はここに『幻想入り』してきた。
幻想入りってのは…現実世界からこの幻想郷に
入ってくることらしいな。俺には
もうわけがわからなくなってきたが。
…でだな、ここが本命なんだが。
「で、さっきあなたの生死を問いた理由
なんだけど…あなたの幻想入りの仕方、
聞いた限りだと『有り得ない』のよ」
「…有り得ない?」
有り得ないとはこれまた中二病感が
プンプンするような言葉だが、今はそんなに
それは重要ではない。今は何故それで
「生死を問われる」のかということだ。
いくらなんでも命をかけられると少し
動揺するものだ。俺だってそうだしな。
「…こういう話は霊夢に
聞いた方が早いのかもしれないわね」
「…霊夢?」
また聞いたことない名前出たぞおい。
ただでさえ頭がパンクしそうなのにこの後
に及んでまだ秘密間に満ちあふれた名前を
出してくるのかよ。ちょっとはこっちも
考えてくれたって…
「とりあえず今日はここに泊めてあげるわ。
この時間じゃ神社行くにも着く頃には
相当遅くなってるだろうし…あなた飛べないし」
「え?いいんですか?」
前言撤回。ちゃんとこっちの事考えてくれる
くっそ優しい人だったらしい。
すみませんほんと。酷い人とか言って
マジすいませんした。
〜to be continued〜
俺…実は死ぬのが当然だったりとか
してたんだろうな。良かった生きてて。