The Rockman memoreal ~Black cat~   作:シャリル

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お久しぶりです!
少し長いですが、どうぞ!


三話:火事!?

原因不明の爆発事故により、学校にいた生徒は全員校舎の外に出た。

 

 

「ふう…」

 

 

……いきなり爆発したのは驚いたな……………って

 

 

「デカオは……?」

 

 

血の気が引いた。

まさかと思い、周りを見ても、デカオがいない。

 

 

「っち!まだ校舎の中か!」

 

 

僕は躊躇なく、燃え上がる校舎に入った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「デカオー!何処だー!いたら返事しろー!」

 

 

………………返事無し!一体デカオ達は何やってるんだ!

 

 

「デカオー!何処だー!返事し…うわっ!」

 

 

廊下の角を曲がった瞬間、誰かとぶつかった。

 

 

「いたたたた……って晶!」

 

 

少し前に早退したはずの熱斗がいた。

 

 

「!?熱斗!?何でここに!?お、お前、早退したはずじゃ…!」

 

「やいとが晶やデカオがいないって言ってたから……デカオは!?」

 

 

周りを見回し、デカオ達を探す熱斗だが、ここはもう既に僕が探し終えていたので、デカオ達の姿は見えない。

 

「っつ!晶!片っ端から教室見たか!?」

 

「見るわけない……って熱斗!」

 

こっちの話が終わる前に、熱斗は教室に入っていった。

僕も熱斗の後を追い、教室に入ると、パネルにフルパワー過熱中、室温56°Cと表示されていた。

 

「室温56°C!?」

 

「きっと、サーモスタットがウイルスにやられたんだ!!ウィルスさえ駆除できれば、火はおさまるはずだ!!」

 

「熱斗!ウィルスバスティングだ!」

 

「ああ!行くぜ!ロック……」

 

すかさずPETを手に、プラグイン端子をパネルに接続しようとした。

 

「しまった!!あいつは家に置いて来ちゃったんだった!」

 

「っな!?」

 

確かによく見ると、熱斗のPETの画面にはロックマンの姿は見当たらない。

 

「熱斗のバカ!なんでロックマンを置いて来るんだよ!早くネットワークと繋がってるパソコンで、ロックマンを呼び出して!!プラグイン!ライファル!トランスミッション!」

 

仕方がないので、僕のナビ(まぁ、市販のαーI型だけど)、ライファルをプラグインさせ、パネル内に入った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「くっ……!なんでこんなにいるんだよ!なんぼ何でも多すぎだ!攻撃用バトルチップ、ヒートスプレッド!スロットイン!」

 

パネル内に入った直後、大量のメットールが襲いかかって来て、現在戦闘中なのだが、やはりメットールはウィルスの中でも弱い。

なので、一撃で倒せれるのだが、今回は数が多すぎる。

ので、攻撃用バトルチップのヒートスプレッドを使用した。

けれど、このヒートスプレッド。

通常では広い範囲に火属性の攻撃するが、何故か僕の場合だけ、威力が10倍にもなっている。なので………

 

ボァ!

 

辺り一面火の海になってしまうのだ。

 

「……へぇ。なんにもカスタマイズもやってねえのにやるなぁ……」

 

「しかも、さっきのヒートスプレッドじゃな。威力全然違うのう?」

 

「ん?誰だ?」

 

内心、またやっちゃったなと思っていると、二人組のナビが後ろにいた。

 

一人はマヨネーズの容器のような形のナビで、もう一人はダルマのようなまるっこいナビだ。

 

「俺はファイアマン!」

 

「儂はブレイズマン!」

 

「ガキ!やろうってのか?」

 

「お主なぞ、丸焼きにするぞい!こやつらのようにな!」

 

ブレイズマンが後ろを差すと、パネルが現れ、デカオ達の姿があった。

 

『熱い!熱いよぉぉ!』

 

『も、もうだめだ!!』

 

「!!デカオ達っ!今すぐ助けるからっ!」

 

ギリッと口から音がするのを無視し、二人のナビを見る。

やはり、名前からでも姿からも分かるように、彼らは火を得意とするナビ。

ならば、その弱点を付けばいい。

しかし、今回は二対一。

気を引き締めないと!

 

「攻撃用バトルチップ!アクアソード!スロットイン!」

 

「へっ!たった一人で俺達を倒そうってかい!やれるもんならやってみな!」

 

「ふん!蹴散らしてくれるわい!」

 

 

 

 

 

 

あれから数分後

 

「ファイアアーム!」

 

「よっと。遅い遅い。」

 

僕はファイアマンの攻撃をなんなく避け。

 

「これならどうじゃあ!」

 

ガキンっ!

 

「危ない危ないっと、はっ!」

 

「ぐっ!?」

 

ブレイズマンが出した剣をアクアソードで受け止め、ブレイズマンのお腹に突きをクリティカルヒットをかます。

 

「くっ……。こやつ、強い!?」

 

「ま、まだ大丈夫だ!こっちがまだ有利だ!」

 

「それはどうかな?」

 

「「!?だ、誰だ!?」」

 

「お、ロックマン!遅かったじゃないか!」

 

戦闘に割り込んで来たのはロックマンだった。

 

『へへ、待たせたな!晶!』

 

ロックマンの近くのパネルには熱斗もいる。

 

「遅くなってごめんね!晶君!って、ネットナビが二人も!?」

 

「あぁ!今回のこの騒動はこいつらの仕業なんだ!だから、こいつらを倒すせば、火は消えるはず!僕は剣を持ってるナビを相手するから、ロックマンはもう一人の方を!」

 

「うん!わかった!」

 

「ふん!一人来たぐらい、なんともないわい!」

 

「さて、それはどうかな?……攻撃用バトルチップ!パブルスプレッド!スロットイン!」

 

僕はブレイズマンによく聞こえるように、チップの名前をいい、構えた。

 

「ふん!そんなもん、当たりもせんわい!はぁ!」

 

ブレイズマンは攻撃が当たらないように、右回りに走ってきた。

 

「かかったね!」

 

「何!?き、消えじゃだと!?」

 

持ち前の身体能力に物を言わせ、最高速でブレイズマンに近づき、アクアソードで渾身の一撃を放った。

 

「っな!?パブルスプレッドではない!?どういう……こと………じゃあぁぁぁ!!!!」

 

最後の言葉を言い終わると同時に、爆発したブレイズマン。

その光景を見ながら、僕はボソッと呟く。

 

「………ただのフェイク。口ではパブルスプレッドを。本当は、アクアソードをスロットインしただけなんだけどね。こんな単純な引っかけに騙されるとは、だらしないなぁ。」

 

生前、既に20歳を越えていたこともあり、子供なら引っ掛かるかなという感じのことを戦闘中にやる僕。

だけど、大人でも引っ掛かるとは……

意外とここの大人にも単純な奴がいるとは。

 

ドコオオォォオォン!!

 

「お。あっちも終わったか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ……やっぱり、あのナビ達がウィルスを指揮してたんだな。」

 

「あぁ。おかげで火もおさまったし。」

 

『けど、いったい何者だったんだろう?何が目的だったのかもわからなかったし……』

 

火もおさまり、一段落した僕らは、デカオ達と一緒に学校の外に出た。

 

「まぁ、皆無事だから、いいんじゃない?」

 

『もう!晶君はマイペース過ぎ!』

 

「ははっ……確かに!」

 

「そうか?」

 

熱斗達は面白そうに笑い、地面に座った。

 

「ところでさ、ロック……」

 

「何?熱斗君?」

 

「?」

 

いきなり、熱斗がかしこまった感じでロックマンに話しかけた。

しかし、少し照れ臭いのか、なかなか言葉を出さない。仕舞いには。

 

「なんでお前肝心な時にいないんだよっ!!」

 

ロックマンに八つ当たり。

 

ボカッ

 

「いてぇ!何するんだよ!晶!」

 

そんな熱斗に、お仕置きで一発殴る。

 

「それは熱斗が置いてったのが悪いだろう?」

 

「うっ……てか、晶一人でも余裕だっただろう!なんで俺のこと待ってんだよ!」

 

「……え?マッテマセンヨ?」

 

目を熱斗から反らし、彼方の方を見る。

 

「ああ~!やっぱり!」

 

「クスクス」

 

「?メイルちゃん?どうしたの?笑って。」

 

デカオ達と一緒に学校の外に出た熱斗達を見て、ほっとしていたメイルは、熱斗達のやり取りを見て、笑っていたのを、やいとに見られていた。

 

「ああ、いや、晶君と熱斗もロックマンも本当に仲いいなって思って。」

 

「そうね。まあ、熱斗とロックマンはわかるけど、このクラスでも結構大人びてる晶君までと仲がいいなんてね。結構正反対な気がするけど。」

 

やいとは言葉が終わると同時にウインクし、二人で笑っていた。

 

 

「むうっ!絶対晶より強くなってやる!あとロック!いつでも俺の側にいろ!!命令だぞ!」

 

「なんだよ!熱斗君のいばりんぼ!」

 

「はは……まぁ、頑張れ…」

 

 

 

 

 

 

こうして、今回の騒動がおさまり、家に帰った僕達だが、その後、母さんに怒られた。

 

何故だ……

 

 

 

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