私は施設に拾われた身で、お金なんか無くて、贅沢なんか言えなくて・・・・けど、最初の高校は問題を起こして辞めてしまった。
そんな中、風の噂で聞いたその学校は入学条件がたった1つ
‘40枚のカードを所持している事’
・・・・なんだそりゃ。
しかし他に宛もなかった私は、家出もかねてそこに向かう。持ってるカードは2枚だけ借金を苦に死んだ父の片見のカード。
「ああ、あとあのカードさえあればコイツが出せるのに・・・・でもその1枚が曲者でなぁ」
小さい私に父がよく言っていた。父さん、正確にはあと2枚だよ。魔法もいるよ。
定期便を根性で見つけ、たどり着いたは氷の世界
‘デュエルアカデミアノース校’
「カードが40枚に足りぬ者にはこの門は開かない、しかしこの辺一帯には、いたる所にカードが隠されている」
・・・・またまたなんだそりゃ。実質タダで入学できるんじゃないか?
しかしそこは水と氷と雪の世界、何度も何度も死ぬ思いをして、やっとの思いで集めた40枚のカード。
ルールは覚えた、カードは拾った、あたし高校生をやり直せ・・・・
「ようこそ新入生、まずは地獄の50人抜きデュエルを受けてもらう!!」
辺り一面野郎だらけ、女子は私一人だった。男子校とか聞いてない。
「まずはこの俺、雑魚田が相手だ!」
初心者に対してこの仕打ち、当然負けた、やっぱり負けた。けど私は諦めなかった、私の性分「負けず嫌い」。
来る日も来る日も負け続け、10回目くらいでようやく勝った。諦めなければなんとかなる。
そこからは似たような日々だった。何度も何度も負け続け、何度も何度も挑み続けた。
そして私は・・・・
●約1年後~デュエルアカデミア本校
ようやくこの島にやってこれた、私はなんって運がないんだろう。最初の便に乗り遅れたから、しょうがないし自力で発進!うん、結局1ヶ月は遭難してた・・・・よく生きてたな私。
「終わりだ!おじゃまイエローでダイレクトアタック!!」
「うわああああっ?!」
早乙女 レイ LP1000➡0
「そこまで!映えある、ジェネクス第一回優勝者は・・・・万丈目君に決定!!」
「「「「「サンダー!サンダー!万丈目サンダーッ!!」」」」」
不味い、このままではせっかくのチャンスが・・・・間に合えっ!
「その優勝!ちょおっっっと待ったあ!!!」
「何っ?!」
「はぁっ、はぁっ、私も・・・・メダル・・・・持ってる・・・・私と・・・・デュエルしろ・・・・!」
無駄に広いよこの島・・・・方向音痴には優しくない、森の中凄いぐるぐるしちゃった。
けど・・・・ようやく見つけた!私と同じノース校の黒い制服、とんがっ目と頭、ツンケンしてそうは立ち振舞い。間違いない、こいつが例の・・・・
「校長ォ!また飛び入りっぽいがいいのか?!」
「メダル所持者が一人になるまで戦うのがルールです。万丈目君、あと腐れのないようお願いしますよ」
「チッ、面倒な・・・・おい貴様!面倒だが相手になってやる!その制服からしてノース校の奴だろうが・・・・この俺を倒せると思うなよ?何故なら俺は!壱!!」
「十!!」
「百!」
「千!」
「万丈目さんだからな!」
「「「「「サンダー!サンダー!万丈目、サンダーッッ!!」」」」」
うるさい、本人居るとこんなにテンション高めでやるんだ・・・・
「自己紹介と受け取っていいのかな?私は紫苑、夜神 紫苑。ノース校の・・・・デュエリストだ!!」
「「デュエル!!」」
紫苑 LP4000
万丈目 LP4000
「レディ・ファーストだ、先行は貰うよ。ドロー!」
「チッ、どいつもこいつも似たような事を・・・・」
適当言っただけで悪態を突かれた、さっきまで彼と戦っていた女のコも似たような事を言ったのだろか・・・・そんな事はさておいて手札を確認。デュエルモンスターズにおいて先行は有利だと言われているが、生憎私のデッキじゃ最初から強いモンスターをバシバシ出したり、相手が何もできないように布陣をガッチガチに固めたり・・・・なんて事は出来ない、次のターンからの攻める準備をするくらいだ。
「私はモンスターをセット、カードを1枚セットし・・・・永続魔法・補給部隊を発動。ターンエンド」
・紫苑
LP4000
裏守備モンスター
《補給部隊》
伏せカード
手札6➡4
「フン、自信満々に出てきたわりには地味だな。所詮ノースなどは所詮井の中の蛙、格の違いを教えてやろう!俺のターン!ドローッ!!」
やっぱりイライラしてる。せっかく優勝したと思った所を邪魔したんだからそりゃ気分も悪いか・・・・それが焦りを生んで隙を作ってくれればもうけものだ。
「手札から魔法カード・予想GUYを発動する、俺のフィールドにモンスターが居ない為、デッキから通常モンスターであるX-ヘッド・キャノンを特殊召喚だ!」
《X-ヘッド・キャノン》 ☆4 ATK1800
X-ヘッド・キャノン、攻撃力1800・・・・そこそこ高めの通常モンスターか
「そしてフィールド魔法ユニオン格納庫を発動、発動時の効果処理でY-ドラゴン・ヘッドを手札に加えるぞ」
なんか車庫みたいな空間になった・・・・私こうゆうきっちりした空間苦手かも、落ち着かない。
「そして手札に加えたドラゴン・ヘッドを召喚。この瞬間、ユニオン格納庫からこのモンスターに光属性・ユニオンモンスターを装備できる。Z-メタル・キャタピラーを装備、攻守を600ポイントアップさせる!」
《Y-ドラゴン・ヘッド》 ☆4 ATK1500➡2100
これで攻撃1800と2100の2体が並んだ、こりゃ結構なダメージは覚悟しなきゃかな?
「そしてフィールドのX・Y・Zの三体を融合合体!XYZ-ドラゴン・キャノンを融合召喚する!!」
《XYZ-ドラゴン・キャノン》 ☆8 ATK2800
うわ、噂の合体キタ。女の私には解らない感覚だけどこうゆうの男のロマンとか言うんだろうか、ギャラリーの男共が喧しい。
「モンスター効果発動!手札1枚を捨て、フィールド上のカード1枚を破壊する!XYZーハイパー・デストラクション!!」
「きゃっ?!・・・・破壊されたのはクリッター、その能力により攻撃力1500以下の冥帝従騎エイドスを手札に加えるよ、更に場に出てる補給部隊の効果で1枚ドロー!」
《クリッター》 ☆3 DEF600
「フン、好きにしろ。バトル!ダイレクトアタックを喰らえ!XYZ-ハイパー・キャノン!!」
「きゃあああっ?!」
紫苑 LP4000➡1200
「やはりノースなどこの程度、さっさとサレンダーしたらどうだ?」
「誰がサレンダーなんかするか・・・・確かに私は弱いよ、自覚はある。今でこそそこそこ強くなったけど、最初は負けばかりの落ちこぼれだったもん」
「落ちこぼれ・・・・」
「けど私は諦めが悪いからね。挑み続けて、挑み続けて、それで今の私がある。次に挑戦するのは万丈目サンダー、ノースの生徒共、心のキングであるアンタって決めていたんだ!!」
「フン。思った以上によく喋る奴だな・・・・カードを3枚セットしターンエンド」
・万丈目
LP4000
《XYZ-ドラゴン・キャノン》
伏せカード3枚
手札6➡0
・・・・私、今一方的に語ってたね?やばい恥ずかしい、穴があったら入りたい。誰か落し穴を発動してください・・・・で、でも仕方ないよね!この男を倒さないと認めないって五月蠅い、ノースの野郎共が悪いもんね!別に観客にヒソヒソされても悲しくなんてないしっ・・・・ないし、うぅぅ。
「わ、私のターン、ドロー!」
来たっ!いつもアンタはいいところで手札に来る・・・・父さんの霊でも憑いてるのかな?
「モンスターを通常召喚。頼んだわ、冥帝従騎エイドス!」
《冥帝従騎エイドス》 ☆2 ATK800
「クリッターで手札に加えてた攻撃力800の雑魚モンスターか。そんな雑魚に何ができる!」
「焦んない焦んない。こいつが場にいる時モンスターを生贄とする召喚がもう一度可能になる!!」
「っ!生贄限定の
このタイミングでそれ何?!
まぁいいや。父さん、また力借りるね・・・・
「エイドスを生贄に、来い!デーモンの召喚ッ!!」
『グフ~ッ・・・・』
《デーモンの召喚》☆6 ATK2500
「デーモンの・・・・召喚だと?」
・・・・うん、解ってる。
悪魔族で5本の指に入るレアカード、モンスター1体の生贄では最強の攻撃力2500!な~んて言われたのも今は昔。今じゃこの程度の攻撃力のモンスターはありふれてるし、通常モンスターじゃ大した驚異にならない事だって、解って・・・・いるけどっ・・・・
「なによ、文句ある?」
「いや・・・・なんでもない、続けろ」
ど~せ大袈裟に出した割には大した事ねーな、とか思ってんだろうけどね
「ふん、バトルよ!デーモンの召喚でXYZ-ドラゴン・キャノンを攻撃!」
「攻撃力が低いモンスターで攻撃か・・・・リバースカードオープン!永続罠・闇の呪縛!その攻撃を封じ、攻撃力を700ダウンさせる!!」
う~ん、ちょっと露骨だったかな?闇の呪縛だなんてこちらのデッキに合いそうなカード使いおってからに
「させないよ、速攻魔法・サイクロン!闇の呪縛を破壊する!!」
「むむっ?サイクロンを握っていたのか・・・・」
うちのデーモンさんを縛っていた鎖を竜巻が打ち払う。うん?何故攻撃前に撃たなかったって?補給部隊の効果で引いたんだけどエース召喚のテンションで忘れてただけですが何か、まぁ伏せカード3枚あったからってのもあるけど・・・・
「そしてダメージ計算に入る前に、リバース罠発動、メタル化・魔法反射装甲!!」
「め、メタル化!?また渋いカードを使うな・・・・」
「装備モンスターの攻撃力を300ポイントアップして2800!さらにこっちから攻撃する時、相手の攻撃力の半分を自分の攻撃力に追加するよ!」
デーモンの全身が鋼色に染まり金属化する、メタル・デーモンの完成だ。
「喰らえっ!魔・
「ぬおおおっ?!」
万丈目 LP4000➡2600
「XYZ-ドラゴン・キャノン・・・・撃破!」
相手の攻撃力も2800、その半分1400を上乗せして4200ってわけだ。決して相手が機械族で電気の通りが良かったわけじゃない。ありがとう江戸川先輩、アナタの選別役に立ったよ・・・・元気かな、キング代理だった江戸川先輩。あの人もデビルゾアでひたすら殴るデッキだから話が合ったっけ、彼の卒業前はよく一緒に行動してたなぁ~・・・・一部で私達付き合ってるって噂が流れたくらいだ。まぁ卒業式の日マジで告られたけど、フッたけど。あんま筋肉マン好きじゃないんだ。ごめんね先輩・・・・私なんかよりいい人を見付けてくれてる事を願います。
「ドラゴン・キャノンはエイドス同様ゲームから除外される・・・・やるではないか。ノースの‘落ちこぼれ’」
「うん?・・・・メインフェイズ2で永続魔法・絶対魔法禁止領域を発動、これでメタル・デーモンは魔法効果をうけつけなくなった。カードを1枚セットしてターンエンドだ」
これで名実ともにメタル化・魔法反射装甲ってね。名称詐欺にも程があるよこの罠カード・・・・
・紫苑
LP1200
《デーモンの召喚》
《メタル化魔法反射装甲》
《絶体魔法禁止領域》
伏せカード1
H6➡1
俺のターンだ、ドローッ!!・・・・チッ、墓地のカーボネドンのモンスター効果を発動!このカードを除外する事でデッキからレベル7以下のドラゴン族・通常モンスターである暗黒の竜王を守備で特殊召喚する」
《暗黒の竜王》 ☆4 DEF 800
「そのモンスター、竜王って名前の割には攻撃力低いよね・・・・」
さっきのXYZの手札コストで捨ててたのか、無駄がないね。
「言うな、好きで使ってるのだからいいだろう・・・魔法カード発動、馬の骨の対価!通常モンスターを生贄に2枚ドロー!」
好きで使ってる割にはあっさり生贄にされましたけど!?
「まぁだだぁ!リバースカードオープン!速攻魔法・マグネット・リバース!!墓地、またはゲームから除外されている通常召喚不能なモンスターであるXYZ-ドラゴン・キャノンを特殊召喚する!!」
「・・・・はぃぃ?!」
あの強いのもっかい出てきた・・・・まではいい、良くないけど。異次元グラウンドの意味は?墓地蘇生でいいじゃん
「意味がわからん、とゆう顔をしているがそうでもない。XYZは墓地からの特殊召喚が出来ないからな」
「ああ、そうゆう・・・・」
蘇生は不可、帰還は可能ってわけね、ややこしい。
「ふたたびドラゴン・キャノンの効果だ!手札を1枚捨て、セットカードを破壊する!!」
「げっ、させるか!永続罠オープン、デモンズ・チェーン!悪魔の鎖がその攻撃とモンスター効果を封じ込めるよっ!」
鎖締めお返し。フッフーン、ざまぁみなさい!
「めんどうな奴め。手札コストにしたおじゃマジックの効力により、デッキから雑魚共3体を手札に加えさせてもらう」
雑魚共てアンタ。でも結果融合合体で消費した手札をいとも簡単に取り戻した、凄いな・・・・
「魔法カード手札抹殺を使用する。手札を全て捨て、互いに同じ枚数ドローする、3枚ドロー!!」
『『『アニキのイケズ~!!』』』
「あたしは1枚だけか、ドロー」
おじゃま達を手札にかえたか、合理的かも・・・・って今なんか聞こえた気がする
「V-タイガー・ジェットを召喚。ユニオン格納庫の効力によりデッキからW-ウィング・カタパルトを装備させる!そしてフィールドのこいつらで融合合体!VW-タイガー・カタパルト!!」
《V-タイガー・ジェット》 ☆4 ATK1600
《VW-タイガー・カタパルト》 ☆6 ATK2000
また手札1枚から上級モンスター・・・・あのフィールド魔法強すぎない?イジメ?
「さて、貴様ごときには少々勿体ないがみせてやろう!XYZ-ドラゴン・キャノンとVW-タイガー・カタパルトをゲームから除外し、融合合体!」
「えっ?」
「完成!
《VWXYZ-ドラゴン・カタパルト・キャノン》
☆8 ATK3000
ガシャ、ガシャ、ジャッキーンとでもSEが聞こえてきそうな勢いで、2体のモンスターがロボアニメよろしく組み合わさり巨大ロボットと化した。いやいや聞いてないし、上級モンスター2体で攻めて来ると思ったらこれ?!
「VWXYZの効果発動!フィールドのカード1枚をゲームから除外する!当然貴様のデーモンの召喚だ!!」
「あぁぁぁぁ・・・・私の‘唯一’のエースがあぁぁぁ・・・・」
破壊ならまだ希望があったのに・・・・おのれ、なんとゆう卑劣な!!
「・・・・?まぁいいバトルだ!VWXYZ-アルティメットデストラクション!!」
「おっとっと、私はしつこいよ?墓地のネクロ・ガードナーをゲームから除外!攻撃を一度だけ無効にする!」
「ちっ。手札抹殺で捨てられたのがそれか、運のいい奴め・・・・カードを1枚伏せてターン終了だ」
・万丈目
LP2600
《VWXYZ-ドラゴン・カタパルト・キャノン》
伏せカード1
手札0
「私のターン!ドローッ!・・・・やたっ、強欲な壺だ!デッキから2枚ドロー!!アームズ・ホールを発動!デッキの1番上のカードと、このターンの召喚権を破棄し、デッキから装備魔法・D.D.Rを手札に加えるよ」
あの伏せ次第だけどまだ希望はある、こっから流れを巻き返す!!
「D.D.Rを発動!手札1枚を捨て、除外されてるデーモンの召喚を帰還させる!帰っておいでデーモン!!」
『ゴアァァ・・・・』
「なんだまたそいつか、まるで馬鹿のひとつ覚えだな・・・・」
「馬鹿で結構。私は一途でね、彼が1番の頼りなの。ほっといてくんない?」
私のデッキにはデーモンの召喚以外に上級モンスターはいない。だからこうするしか手段がない。
「ふむ・・・・だがその信頼するエース様では俺様のVWXYZは倒せない、今度はどんな芸をみせてくれるんだ?」
「お望みとあらば・・・・装備魔法・早すぎた埋蔵!ライフを800支払って、墓地からモンスターを特殊召喚!融合呪印生物-闇!!」
《融合呪印生物-闇》 ☆3 ATK1000
紫苑 LP1200➡400
「融合呪印生物・・・・まさか!」
「その、まさかだよ!このナマモノともう1体正規の融合素材モンスターを生贄に・・・・融合モンスターを特殊召喚する!恐れ多くも伝説の、黒き竜へと成り代わり、混ざりていでよ我が切り札!悪魔竜・・・・ブラック・デーモンズ・ドラゴンッ!!」
『グオオオオオオッ!!』
《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》
☆9 ATK3200
「ブラック・デーモンズ・ドラゴン・・・・攻撃力3200だと!?」
「こいつが正真正銘あたしの切り札!バトルだ!VWXYZを焼き尽くせっ!メテオ・フレアッッ!!」
「ぐうううっ!!おのれぇ、VWXYZを突破されるとは・・・・」
VWXYZに隕石ぶつけながら、ロボットvs怪獣をイメージしてしまった・・・・私、街ぶっ壊す側かぁ。
万丈目 LP2600➡2400
「あたしはこれでターンエンド!」
・紫苑
LP400
《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》
《補給部隊》
《絶体魔法禁止領域》
《デモンズ・チェーン》
H2➡0
デーモンの召喚とブラック・デーモンズ・ドラゴン・・・・昔は意味がわからなかったけど、あと1枚って
「ブラック・デーモンズ・ドラゴンか。貴様と師匠は気が合うかもだな・・・・まぁどうでもいいか。俺のターン、いい加減決着をつけてやる、ドロー!」
「へっへーん、やれるもんならやってみなさいよ〈元キング〉さん?」
「フン。なら遠慮なく行くぞ?天使の施しを発動し、カードを3枚ドロー!その後2枚を捨てる。更に強欲な壺だ!追加で2枚ドロー!そしてモンスターを通常召喚、ファントム・オブ・カオス!!」
《ファントム・オブ・カオス》 ☆4 ATK0
ドロー祭りすご・・・・てかなんだあれ、影?形の無いモンスター?
「随分と間の抜けた顔をしているなぁ?まぁ無理もないか。コイツは墓地のモンスターを除外し、そのモンスターの名称とカード効果を得ることができるのだ!俺が墓地から除外するのは、アームド・ドラゴンLv7!!」
影が形を変え、かつてノース校の頂点の印だった鎧龍に姿を変える。青鬚校長が返してもらい損ねた伝説のレアカード・・・・らしい。そんな大切なもんうっかり忘れんな校長。
「まさか1ターンでそいつが出てくるなんてね・・・・けど知ってるよ、手札から捨てたモンスターの攻撃力以下のモンスターを破壊する、でしょ?私のブラック・デーモンズの攻撃力は3200!メインデッキにそうそうそんなモンスターは・・・・」
「慌てるな、貴様もせっかちではないか。俺はアームド・ドラゴンLv7を生贄に捧げ、このモンスターを特殊召喚する!来い!アームド・ドラゴンLv10!!」
『グオオオオオッ!!』
《アームド・ドラゴンLv10》 ☆10 ATK3000
「れっ、レベル10・・・・7までじゃないの?!」
「所詮貴様がノースの者共から知りえた知識は過去の俺!この万丈目サンダーは日々進化を続けているのだっ!!」
「「「「「万丈目、サンダー!!!」」」」」
「うっさいな!?」
てかさっきまでと戦術違い過ぎない?アイツデッキ構成どうなってんだろ・・・・
「Lv10の能力は他を圧倒する!手札からカードを墓地へ送る事で全モンスターを抹殺!たとえどれ程の攻撃力を持つモンスターでもなぁ!喰らえっ、パーフェクト・ジェノサイド・カッター!!」
アームド・ドラゴンの鎧から沢山の刃が翔んできてうちの悪魔竜がズタズタにされたと思えば・・・・爆発した。あれだよね、ソリッドビジョンていつもちょっとグロテスクになりそうな時は爆発演出で誤魔化すんだよね。
「くっそぅ、補給部隊の効果で1枚ドロー!」
「これで、終わりだぁ!アームド・ドラゴンLv10のダイレクトアタック!アームド・ビック・バニッシャー!!」
「なにするかと思えばラリアットなの?!逆に怖いわ!墓地から虹クリボーのモンスター効果発動!ダイレクトアタックを受ける時、このモンスターを墓地から特殊召喚する!」
『クリクリ~ッ!』
《虹クリボー》 ☆1 DEF100
「クリボー系列か・・・・ならばそのまま攻撃!その雑魚を破壊する!!」
雑魚とは酷いな、私を何度も助けてくれた有能モンスターなのに・・・・ありがとね、虹クリボー。
『クリクリィッ』
「はぁ・・・・本ッッッ当にしつこいな貴様ァ!次こそ決めてやる、ターンエンドだ!!」
・万丈目
LP2400
《アームド・ドラゴンLv10》
H2➡0
「褒め言葉としてうけとっとく。私のターン、ドロー!よし、私もまだ負けてない!マジック・プランターを発動!エア縛りの永続罠、デモンズ・チェーンを墓地に送って2枚、ドロー!・・・・いいもの引いたよ、思い出のブランコを発動!蘇れ、デーモンの召喚!!」
『グガアァァァァッ!!』
3度目のデーモンの召喚。彼からなんだか疲労が見えるのはきっと気のせい・・・・ゴメン、もう少しだけ頑張って。
「何度も何度もデーモンばかり・・・・他のモンスターを出さないのか?」
「なんとでも言えば?これが私の戦い方、これが私のデュエル。何度やられたって・・・・何度でも挑んでやる、そして最後に勝つのが私だよ!魔法カード・魔霧雨を発動!」
「魔霧雨・・・・だと?」
魔の雨がフィールドに降り注ぎ、モンスター達の体を濡らす。これで準備は整った。
「なんだ、ただモンスターが濡れただけではないか。これになんの意味がある?」
「まだわかんない?デーモンの攻撃手段はなんだったっけかな~」
「・・・・しまった、雷!」
「その通り!魔霧雨は相手を濡らし、雷族モンスターおよびデーモンの召喚の攻撃力以下の守備力を持つモンスターを全て破壊できるようにする!再び轟け、魔・降・雷!!」
『ギシャアアアアッ?!!』
魔降雷がアームド・ドラゴンを襲い、破壊する。これで相手の場はがら空きだっ・・・・
「くそっ、ここまでか・・・・」
「バトル!・・・・と言いたいんだけど魔霧雨を発動はしたターンは攻撃できないんだよね。カードを1枚伏せてターンエンドで。思い出のブランコの効果で本来デーモンは破壊されるけど、魔法禁止領域の中でその躯は維持される」
・紫苑
LP400
《デーモンの召喚》
《補給部隊》
《絶体魔法禁止領域》
伏せカード1
H1➡0
向こうの手札も1枚だけ、ライフも2400で射程圏内。伏せカードは相手モンスターを手札に戻す無慈悲な罠、強制脱出装置・・・・行ける、勝てるわ!
「俺のターン、ドロー!貪欲な壺を発動。雑魚三兄弟とファントム、Lv10をデッキに戻して2枚ドロー!・・・・ククク、そろそろ遊びは終わりにしてやる。魔法カード発動!魔の試着部屋!!」
「え、えっと・・・・ナニソレ」
「LP800を支払い発動。デッキの上からカードを4枚めくり、その中のレベル3以下の通常モンスターを全て特殊召喚する!デッキトップはこの4枚だ!!」
万丈目 LP2400➡1600
《アームド・ドラゴンLv5》
《おじゃまイエロー》 ☆2 DEF1000
《おじゃまグリーン》 ☆2 DEF1000
《おじゃまブラック》 ☆2 DEF1000
「うっそぉ?!」
貪欲な壺で戻したばっかでしょそれ、固まってんじゃんちゃんとシャッフルしてよなんで誰もつっこまないの?!ジャッジー!ジャッジの方はいませんかー!!
「よってこの雑魚共を特殊召喚!」
『いやん』
『どうも~』
『いぇい!』
「って驚いてみせたけどそいつらじゃデーモンの敵じゃないよね、良かった~・・・・」
「ふっ、だったらこいつはどうだ!おじゃまグリーンとブラックを生贄に、
『ギャオオオオッ!!』
《光と闇の竜》 ☆8 ATK2800
光と闇、ひとつの体に相反する二つの力を宿した神秘的なモンスター。その姿を見て私は思わず
「綺麗・・・・」
「ほぅ、こいつの良さが判るか。人並みの感性は持つようだな・・・・バトルだ!光と闇の竜でデーモンの召喚に攻撃!!」
ってみとれてる場合じゃない!今デーモンがやられたら勝てるものも勝てなくなっちゃう!
「リバースオープン!罠カード強制脱出装置!残念だけど、そのドラゴンには手札に戻ってもらうよ!」
「むっ・・・・」
これでフィールドには守備力1000のおじゃまイエローだけ、次に攻撃力1000のモンスターをドローすれば私の勝ちだ!
「甘いな。光と闇の竜、効果発動!攻守を500下げ、あらゆるカード効果の発動を無効とする!!」
「なにそれ強い・・・・けど、それじゃあ攻撃力が2300になっちゃうね?このバトルはデーモンの勝ち!迎撃よ、魔降雷!!」
「光と闇の竜のモンスター効果にチェーンし、墓地から罠カード・スキル・サクセサーを発動!モンスター1体の攻撃力を800ポイントアップさせる!これで攻撃力3100だ!!」
「ぼ、墓地から罠?!ってゆうか無効にされないの自分のカードは!」
「残念ながら1度のチェーンブロックに1度だけの発動でな・・・・終幕だ!デーモンに光の裁きを下せ、シャイニング・ブレス!!」
ああ、私の・・・・負けか。
紫園 LP400➡0
勝者・万丈目
「決着!第一回ジェネクス優勝者は、今度こそ万丈目君に決定!!」
「「「「「サンダー!サンダー!万丈目、サンダー!!」」」」」
悔しいな、やっぱり私は弱いままか・・・・思えば初見で勝てた人、殆どいない気がする。
「何を呆けている、立て。諦めないのが貴様の信条なのだろう?」
「・・・・ふぇっ?」
「なんだその情けない声は、デュエル中の貴様はもっと輝いていたぞ・・・・まぁあれだ。今回は俺様の勝ちだが、貴様の心がまだ折れていないとゆうのならいつでも挑戦しに来るがいい。その度に完膚無きまでに叩きのめしてくれるわ」
なによそれ、完膚無きまでやられたら心折れてると思うんだけど・・・・そんな事言われたら私、私は・・・・
●~数ヶ月後、デュエルアカデミア新学期初日~
デュエルアカデミアの生活も早3年目。今年からアカデミア分校の成績最優秀者達が我が本校に留学してくる事になった・・・・ウェスト校オースチン・オブライエン。イースト校よりアモン・ガラム。サウス校からはジム・クロコダイル・クック。
「お~い、新入生~!その辺でヨハンって奴見なかったか~?」
「そのヨハンって奴は、俺なんだな」
そして今遅刻してきた奴がアークティック校代表、かの伝説の宝玉獣を操るヨハン・アンデルセンである。
どいつもこいつも一癖も二癖もありそうな面々であるがこの俺様に敵う奴などそうはいまい、何故なら俺は次世代デュエリスト達の祭典であるジェネックスを優勝した万丈目準。否!万丈目ブラック・サンダーなのだから!
『アニキィ~、何独りでぶつぶつ言ってるのん?』
「ええいっ、引っ込んでいろ雑魚カード!」
『イヤ~ン』
「ああ、そういえばもう一人・・・・デュエルアカデミアノース校代表・夜神 紫苑君」
・・・・何ィ?!
「うわっ!」
「うわあっ!?貴様ァ・・・・いつから背後にいた!!」
もう会う事の無いと思っていたノースの落ちこぼれ、夜神紫苑がそこにいた・・・・とゆうか背後から抱きつかれた。
「へへっ、驚かせてやろうと思って・・・・来ちゃった」
「万丈目君、知りあいッスか?」
「なんかすっげぇ仲良さそうだな」
「仲良くな~い!ええい引っ付くな、なんのつもりだぁ!!」
『な、なんだかあの時とキャラが違うわ~ん・・・・』
「え~、何度でも挑戦を受けるって言ったのアナタの方じゃん。だからまた会いにこれるように頑張ったのに」
「いや、あの時はだな・・・・」
どうせもう会うまいと、デュエルで上がりきったテンションで調子に乗った発言を本気にしてくるとは・・・・
「言葉には責任持って。受けてもらうよっ私の挑戦!私は一途で・・・・しつこいゾ?」
~完~
みなさんのフェイバリットモンスターはなんですか、なんでしたか?と訴えかけてみたかったお話。
・主人公 夜神 紫苑 (17)
親無し金無し家出少女
デーモンの召喚とブラック・デーモンズ・ドラゴン以外は拾ったカードのデッキ、しつこい。
苗字は適当
名前の由来は花言葉から、最後の台詞を言わせたかっただけ感は否めない。