一途な私のしつこい決闘   作:トランス・D

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続きを読んでみたいと感想くださった方がいたので挑戦してみました。





逃げる私と優しい女王

「はぁっ、はぁっ、はぁっ.....」

 

「いたわ!そっちよ!!」

 

 

どうして、どうしてこんな事になっちゃったんだろう.....

 

 

「逃がしませんわ!」

 

 

「くそぅ!こうなったらやるしかない!!」

 

「「「デュエル!!」」」

 

 

 

何故私が追われなければいけないんだ?私は何か悪い事をしたのだろうか.....

 

 

「デーモン・ソルジャーを生贄に!行くよ、デーモンの召喚!!」

 

『ブオォォォ・・・・』

 

「はっ、たかだか攻撃力2500程度のモンスターを召喚したくらいで.....」

「わたくし達のモンスターは倒せませんわよ!」

 

 

 

私はただ、自由にさせてくれと言っただけなのに.....放っておいてくれればいいのに.....

 

 

「魔法カード魔霧雨を発動!!守備力2500以下のモンスターを全て破壊する!!」

「「なっ?!」」

 

 

なんで.....なんでよ!!

 

 

「「きゃあああああっ?!!」」

 

 

「か、勝った.....」

 

 

初見の相手に1度も負けずに勝つなんて.....私も結構成長してるって事でいいのかな?

 

 

「ジュンコ!ももえ!」

 

「「明日香様~.....」」

 

「クッ、勝てたとはいえ時間をかけすぎたか。ボスキャラの登場ね」

 

 

私を追い詰める原因を作った金髪の女子、とても高校生には見えない巨にゅ.....もとい風貌の彼女に追いつかれてしまった。

 

 

「なんで?!どうしてこんな事をするのよ!私達はただ.....」

 

「五月蝿い!私に命令するな!!どうしても言う事を聞かせたかったら.....デュエルで私を倒してみせろ!!」

 

「えっ?」

 

「なんでもこの方、自分にデュエルで勝った方のお願いをひとつ聞いてあげる自分ルールがあるそうですわ」

「自分を追い込む事で、勝つ意識を高めてノースのトップまで上り詰めたとかなんとか.....」

 

「ふふんっ。自分に厳しく他人に優しく、それが私の流儀だ!」

 

 

まぁ昼飯のパン買ってきてあげるとかそんなもんだけどね。マゾっ気があるのかと疑われそうだが・・・・私ぐらいの凡骨にもなるとね、それくらい自分を追い込まないと強くなれる気がしなかったんです。おかげで私より先に入学してたノース高生全員のパンと飲みものの好みを把握している.....ノースでパシらされた回数ナンバーワン!だが、トップに躍り出た今では全生徒にパシらせた回数ナンバーワンでもある。

でもそういえば例の江戸川先輩だけは変なお願いしてきたな

 

「昼飯を一緒に食べろ」

「授業を隣で受けろ」

「寝る前に電話で話せ」

 

だの色々.....

 

「それって彼女じゃね?」

「付き合ってるようにしか見えない」

 

と、四天王の皆にちゃかされた事があった。まさか好意を持たれてるなんて気付かなかったんだ、ごめん先輩.....この前久しぶりにノース遊びに来てたので

 

「万丈目サンダーに惚れました」

 

と、報告した。

 

「サンダーなら仕方ねぇっ.....」

 

 

と、男泣きされた。マジか。

 

 

 

「なんか意外だけど・・・・ここはデュエルアカデミア、語り合うならデュエルが1番って事ね」

 

 

おっと回想が長くなりました。案外話がわかるじゃん?流石はデュエルアカデミア本校、ノースよりもデュエル脳に染まった奴等が集まってるってわけね。

 

 

「今日から始まったこのデスクロージャーデュエル、折角だから最初は強い人とやりたかったの。ノースのトップである貴女ならおあつらえ向きだわ」

 

 

あのものっ凄いリーゼント、プロフェッサーコブラって人が提案して始まったヤツか。言い方はあれだったけど実戦あるのみってのは結構共感できたわ。デュエルの理論とか授業で聞いてもちんぷんかんぷんだったし、正直実戦に勝るものはないと思うの、そんな私でも学園代表になりました。まぁ、手首に変なベルトつけられたのは不服だけどね

 

 

「おっけー、行くぞ金髪ぅ!」

 

「金髪じゃないわ天上院明日香よ。ちゃんと覚えてね、夜神紫苑さん」

 

「「デュエル!!」」

 

 

紫苑 LP4000

 

明日香 LP4000

 

 

 

「先行は私ね、私のターン!」

 

先行をとられたか仕方ない。念のため言っておくとデュエルディスクがランダムに選択してるから、言ったもん勝ちじゃないからね先行。

 

「魔法カード融合を発動!手札のブレード・スケーターとエトワール・サイバーを墓地に送り、サイバー・ブレーダーを融合召喚!!」

 

《サイバー・ブレーダー》 ☆7 ATK2100

 

 

「いきなり明日香様のエースの登場ですわ!」

 

「さっすが明日香さ~ん!!」

 

 

早っ?!サーチとかドロー系とか、一切使わずいきなり手札融合なんて初めてみた!.....でも攻撃力は2100か、効果がわからない以上慎重にいかないとね。

 

 

「.....カードを1枚伏せてターンエンドよ」

 

 

・明日香

《サイバー・ブレーダー 》

伏せカード1枚

手札6➡2

 

 

「私のターン!手札から永続魔法・補給部隊発動!」

 

「!」

 

「そしてキラー・トマトを通常召喚!バトルだ!サイバー・ブレーダーを攻撃!!」

 

《キラー・トマト》 ☆4 ATK1400

 

「自爆特攻!?」

 

「なんて野蛮で露骨な.....」

 

 

や、野蛮なのかな?お嬢様方の感覚はわからん。

 

 

「甘いわよ!リバースカードをオープン!罠発動ドゥーブルパッセ!!」

 

明日香 LP4000→2600

 

「およっ?モンスターをスルーしてダイレクトアタックになった!?」

 

「ええ.....その代わりに攻撃対象だったサイバー・ブレーダーの攻撃力分のダメージを貴女に与えるわ!やりなさい!グリッサード・スラッシュ!!」

 

「マジ?痛ぁッ!」

 

 

紫苑 LP4000→1900

 

 

「フフフッ、残念だったわね」

 

 

キラー・トマトの効果を使わせないためにわざわざダイレクトアタックさせるなんて.....こっちの戦略の方が野蛮じゃないかなと突っこみたい所だけれど、それどころじゃないね。えーと.....

 

 

「カードを2枚伏せて、ターンを終了するよ」

 

 

・紫苑

《キラートマト》

《補給部隊》(∞)

伏せカード2

手札6➡2

 

 

 

 

「私のターン!モンスターを通常召喚!サイバー・プチ・エンジェル!!」

 

『プッチー』

 

《サイバー・プチ・エンジェル》 ☆2 ATK300

 

「え、かわい.....」

 

 

イケメン女子路線かと思えば急にファンシー路線へ?なんかメカメカしいけど意外。

 

 

「モンスター効果発動!デッキから儀式魔法・機械天使の儀式を手札に加える!」

 

 

いくなかった、効果強かった!!

 

 

「そしてフィールド魔法、祝福の教会・リチューアル・チャーチを発動今手札に加えた機械天使の儀式を捨て、デッキからサイバー・エンジェル-茶吉尼-を手札に加える。更に魔法カード儀式の準備を発動、デッキからレベル6の儀式モンスター、サイバー・エンジェル-韋駄天-と墓地の機械天使の儀式を回収するわ.....聞いてる?」

 

「えっ?う、うん.....」

 

 

教会かぁ、孤児院時代思い出して嫌だなぁ.....とか考えてたらサーチカード連発されまくってたわ、なにあれ。

 

 

「儀式魔法発動!機械天使の儀式!手札の韋駄天と、フィールドのプチ・エンジェルを儀式の贄に捧げ.....サイバー・エンジェル-茶吉尼-を儀式召喚!!」

 

《サイバー・エンジェル-茶吉尼-》 ☆8 ATK2700

 

 

ハアッ!とゆう掛声と共に現れたのはまたもイケメン系女子.....?天使にしてはごっつい気がするけど。つうか儀式と融合両方使うとか。少なくともノースじゃそんな奴見たことないわ、よく回るなぁ~。

 

 

「韋駄天は生贄になった場合、フィールドの儀式モンスターの攻撃力を1000ポイントアップさせるわ!」

 

「げっ、それじゃあ攻撃力3700?!高すぎ.....」

 

 

「明日香様のエースが揃い踏みですわぁ!!」

 

「どーよ留学生!これがアカデミア本校の.....ブルーのクイーンの実力よぉ!!」

 

「貴女達、やめてって言ってるでしょ恥ずかしい....」

 

 

く、クイーン?!すっごい渾名つけるなぁ、本人普通に嫌がってない?

 

 

「へ~クイーンねぇ~、通りで.....」

 

「やめてったら!茶吉尼の効果も発動よ!特殊召喚時に相手は自軍のモンスターを墓地に送らなければならない!」

 

「とっ、トマト!」

 

 

しかいないもん場ががら空きじゃん!墓地送りじゃ安心と信頼の補給部隊も仕事しないし.....やばくね?

 

 

「バトル!サイバー・ブレーダーでダイレクトアタック!!」

 

「リバースオープン!永続トラップ発動、強化蘇生!墓地のトマトを攻守100、レベルを1あげて守備で特殊召喚!!」

 

キラー・トマト ☆4→5 DEF1100→1200

 

「そう簡単にはいかないか.....バトル続行!グリッサード・スラッシュ!!」

 

 

彼(?)も思いも寄らなかったろう、まさかスケートの刃で調理されるはめになるなんて!

 

 

「だが食べ物の怨みは恐ろしいよ!まずは補給部隊がやっと仕事して1枚ドロー!そしてトマトが破壊された時にデッキからトリック・デーモンを特殊召喚!」

 

 

《トリック・デーモン》 ☆3 ATK1000

 

 

「あれって食べ物に分類していいんですかね.....」

 

「ハロウィーンのカボチャ的なノリと考えればいいんじゃない?」

 

 

「攻撃力1000.....もらった!茶吉尼でトリック・デーモンを攻撃!!」

 

 

そう、キラー・トマトの特殊召喚は攻撃表示のみ。それを見越して破壊してきたのだろうけど.....黙ってやられる趣味はないのだよ!

 

 

「リバースカードオープン!永続罠モンスターBOX!!」

 

「なんですって?!」

 

 

トリック・デーモンが奇抜な箱の中に入り土竜叩きの的のような状態になる。うん、地味にかわいい。

 

 

「私はコインの裏表を言い当てる.....当たったらあんたのモンスターの攻撃力はもれなく0だ!あっ、そこの二人。公平を期すためにあんたらが投げてよ?はい、500円」

 

「ええっ?いいけどさ.....」

 

 

イカサマを訴えられても嫌なんで、さっき倒した二人組の茶髪の方にコインを託す。

 

 

「なくすなよ?私の今の全財産なんだから.....」

 

「ひもじっ?!」

 

 

なお今の私は戸籍上、青髭・・・・もといノース校長市ノ瀬サンの養女って事になっている。あのおっちゃん生活費月5000円しかくれないから毎月ギッリギリなんだよ虫の息なんだよ!最近、ナチュラルメイクだけど化粧も始めたからまじジリ貧です。だって万丈目さんに気に入られたいし・・・・この学園バイト出来ないかな~切実

に。

 

「じゃあ投げるわよ?えいっ.....」

 

「裏!」

 

「決断早いですわね~」

 

「あっ、裏だ。ごめんなさい明日香さ~ん.....」

 

 

トリック、回避成功!私くらいになると大体裏がでるんだなめんなよ.....

 

 

「トリック・デーモン!返り討ちだ!」

 

「そうはいかないわ!墓地の機械天使の儀式をゲームから除外、儀式モンスターの破壊の代替りとなる!」

 

 

明日香 LP2600➡1600

 

 

うへぇ、ダメージステップとか関係無しですかそうですか.....

 

 

「手札も無いしやれる事はないわね、ターン終了よ」

 

 

明日香

《サイバー・ブレーダー》

《サイバー・エンジェル-茶吉尼-》

《祝福の教会-リチューアル・チャーチ》(F)

手札3➡0

 

 

 

「私のターンだ!モンスターBOXの維持コスト500を払うよ」

 

 

紫苑 LP1900➡1400

 

 

 

「ライフ的にはほぼ互角、フィールド的には明日香様が圧倒ですが手札は0」

 

「対する留学生はフィールドはがら空きの代わりに手札4枚か、難しいわね.....」

 

 

めちゃ冷静に分析されてる。流石本校、怖いです.....けどさっき私のエース甘く見て負けてたよねあんたら、本番弱いタイプ?

 

 

「手札から、魔法発動!サンダー・クラッシュ!!自分フィールドのモンスターを破壊し、その数×300のダメージを相手に与える!トリック・デーモンを破壊!!」

 

「そ、それ万丈目君の.....きゃあああっ?!!」

 

 

明日香 LP1600➡1300

 

 

「ここでトリック・デーモンの効果!破壊されたのでデッキからデーモンの召喚を手札に加える上で補給部隊が更に働いて1ドロー!.....で、万丈目さんがどうしたって?」

 

「あ、いや.....彼もそれ使ってたなって思っただけよ。珍しいカードだから印象に残っててね」

 

 

流石万丈目さん!こんな扱いにくいカードを平然と使いこなすなんて!!サンダーってカード名で思わずデッキに入れちゃったけど、私達やっぱり波長が合うのかも!!それより.....

 

 

「「万丈目君」だなんて親しげに.....アンタ!彼とどうゆう関係よ!!」

 

「ええっ!そこ反応するの!!?た、ただの同級生よ.....」

 

「でも明日香様、以前万丈目様に告白されたみたいな事言ってませんでしたっけ?」

 

「はい?」

 

「ちょっ、ももえ!火に油注がないでよ!!」

 

「面白そうだったので、つい.....」

 

 

つまり万丈目さんの趣味は.....金髪で、グラマーで、長髪で.....

 

 

「くっ.....駄目だ。私が勝てる要素が微塵も浮かばない.....」

 

「膝が折れたっ!?」

 

「いや、その.....」

 

「だがせめて!デュエルで勝つ事で私を認めさせる!!手札から魔法カード発動!デビルズ・サンクチュアリ!!レベル1・悪魔族・攻守0のメタルデビルトークンを精製するよ!」

 

 

久しぶりに会った江戸川先輩のご厚意、ありがたく使わせて頂きます!

 

 

「そしてメタルデビルトークンを生贄に.....来い!デーモンの召喚!!」

 

『グッフ~.....』

 

 

デーモンの召喚 ☆6 ATK2500

 

 

「デーモンの召喚、かぁ.....」

 

「なによ、アンタまで文句あるわけ?」

 

 

人のエース見た瞬間に嫌そうな顔をするとは失礼な、通常モンスターになにか問題でもあんのか

 

 

「いいえ、ちょっと【デーモン】使いに.....いい思い出が無くてね。不快にさせたならごめんなさい」

 

「昔、二回程誘拐されかけたんだもんね?」

 

「明日香様ったらヒロイン体質.....」

 

 

「ゆ、誘拐て。私はそんな趣味無いから大丈夫よ.....よし、改めてバトル!サイバー・ブレーダーを攻撃!風評被害をかき消してあげなっ、魔・降・雷!!」

 

 

明日香 LP1300➡900

 

 

「きゃあああっ?!.....けれどっ!サイバー・ブレーダーは相手モンスターが1体の時、戦闘では破壊されないわ!!」

 

 

うげっ。そんな効果あるんだ?魔霧雨あればなぁ~.....モンスターBOXだけじゃ不安だからこっちも伏せとこっと。

 

 

「カードを1枚伏せて、私のターンは終了だよ」

 

・紫苑

《デーモンの召喚》

《補給部隊》(∞)

伏せカード1枚

手札4➡2

 

 

「留学生様のフィールドにはデーモンの召喚だけ.....攻撃さえ通れば明日香様の勝ちですわ!」

 

「大嵐ッスよ明日香さん!!」

 

 

.....留学生様?

 

 

「私のターン!魔法カード強欲な壺!デッキから2枚ドローするわ!!」

 

 

え~.....万丈目さんといいこのデカイ人といい、手札切らしたら強欲な壺引くのなんなの?本校の必須スキルなのかな

 

 

「.....手札から速攻魔法発動!ツインツイスター!!手札1枚を捨て、相手の魔法・罠カードを2枚まで破壊する!!」

 

サイクロン2枚分?!あれ制限とかじゃなかったけ!

(※GX時代の話です)

大嵐じゃなかったけど強いねそれ、対象は.....

 

 

「ジュンコさんならどうします?」

 

「決めに行くならモンスターBOXと伏せカードよねやっぱり。けどフリーチェーンだったら1枚分無駄になるからなぁ」

 

「明日香様のライフにも余裕はないからモンスターBOXは勿論破壊したいですわよね。もし生き延びられたら補給部隊が地味に厄介ですわ。さっきからあれでアドバンテージ稼いでらっしゃいますし」

 

 

だから本校の観察怖いって!

 

 

「.....モンスターBOXとセットカードを破壊!!」

 

「「決めにいった!!」」

 

 

「させないよっ!リバースカードをオープン!罠カード、ライジング・エナジー!!」

 

「っ!フリーチェーンのカード.....」

 

「手札1枚を捨てて.....デーモンの攻撃力を、ターン終了時まで1500ポイントアップする!!」

 

『ウガッッガガガガガガアッ』

 

デーモンの召喚 ATK2500➡4000

 

 

普段、雷を操るデーモンさんに更に電力増加してエネルギッシュに。アンタ、雷族だった?まぁいいけど.....

 

 

「攻撃力4000.....!これじゃ手が出せないわね、ターン終了よ」

 

 

・明日香

《サイバー・ブレーダー》

《サイバー・エンジェル-茶吉尼-》

《祝福の教会-リチューアル・チャーチ》(F)

手札0

 

 

あっぶな~、本当はダメージステップに発動して3700の茶吉尼を返り討ちにしたかったけど.....あんないいカード引かれちゃしゃーないわな。けど万丈目さんの時よりは余裕あるんじゃない?連勝記録塗り替えしてやる!!.....最高2連勝です。

 

 

「よっし、私のターン、ドロー!!.....きったぁー!手札から魔法カード発動!龍の鏡(ドラゴンズ・ミラー)!!」

 

「ッ!そのカードはっ!」

 

「この魔法カードは!フィールドおよび墓地から融合素材モンスターを除外し、ドラゴン族融合モンスターを融合召喚する!!さっきこっそり捨てた融合呪印生物-闇とフィールドのデーモンの召喚を融合!闇よ、伝説に成り代われっ!悪魔よ、天に立て付け!!融合召喚!!悪魔竜.....ブラック・デーモンズ・ドラゴンッッッ!!」

 

『ウガアアアアアアッ!!』

 

 

《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》 ☆9 ATK3200

 

 

「ブラック・デーモンズ・ドラゴン.....来たわね、貴女の本当の切札が!」

 

「えっ.....なんで知ってんの?」

 

 

初対面ですよね、今日初めて会ったはずなんだけどな~.....まっ、まさか!

 

 

「万丈目さんを狙うライバルかと思いきや、私を狙うストーカー!?やたらしつこく追ってきたし.....だっ、ダレカタスケテー(棒読み)」

 

「違うわよ!.....貴女と万丈目君のデュエルはジェネクスの決勝みたいなものだったから、島に残ってた参加者の大半が見てたのよ?貴女観客いたの気づいてなかったの?!」

 

「はっ?!!」

 

 

そういえばそうだっけ?!

 

 

「今思いだしたようですね.....」

「熱くなると回り見えなくなるタイプね.....500円ネコババしてもばれなさそう」

 

 

「ヤメテ!本当に死んじゃう!!.....フン、私のデッキがバレバレだろーとこの状況を覆せるわけじゃないんだしどーでもいいや。装備魔法発動、デーモンの斧!ブラック・デーモンズの攻撃力を1000ポイントアップするよ!!」

 

 

《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》 ATK3200➡4200

 

 

「攻撃力4200!!?」

「流石に不味いですわ!」

 

 

「戦闘で破壊されなかろーが上から殴れば問題無し!行っけぇ!バトルだ!!サイバー・ブレーダーを攻撃、メテオ・フレア!!.....ってあれ?」

 

『タスケッッ!』

 

 

攻撃命令に反応が無い、ただの屍.....じゃないけどどうゆうこった。そして相手の場に関取みたいなポーズのモンスター.....どうゆうこった。

 

 

《タスケナイト》 ☆4 ATK1700

 

 

「ごめんなさいね、攻撃宣言時に墓地のタスケナイトの効果を使わせてもらったわ。このカードは手札が0の時のみ、相手攻撃時に特殊召喚できてそのままバトルを終了させることができるのよ」

 

『タスケッ!』

 

 

「明日香様~!!」

「と~ぜん防御もバッチリね!!」

 

 

「う、うぐぐ.....ターン終了」

 

 

・紫苑 LP1400

《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》

《デーモンの斧》(+)

《補給部隊》(∞)

手札0

 

 

だ、大丈夫念のため装備魔法で強化して攻撃力4200もあるし、次で挽回すれば.....あれ、なんかデジャ・ビュ。

 

 

「私の.....ターン!さぁ、行くわよっ!フィールド魔法、リチューアルチャーチの効果発動!墓地の魔法カードをデッキに戻し、同レベルの光属性天使族モンスターを特殊召喚できる!ツインツイスターと儀式の準備をデッキ戻し.....レベル2の、サイバー・プチ・エンジェルを特殊召喚!!」

 

『プチッ』

 

 

「このモンスターの効果でデッキから機械天使の儀式を手札に加え発動!見せてあげる.....私の新しい切札を!フィールドのレベル7、サイバー・ブレーダーとレベル4、タスケナイトを生贄に儀式召喚!無窮なる力を秘めし光の天使よ。今あまねく世界にその姿現し万物を照らせ!降臨せよ!サイバー・エンジェル-美朱濡-!!」

 

『せやあああっ!』

 

サイバー・エンジェル-美朱濡- ☆10 ATK3000

 

 

「レベル10の儀式モンスター?!ってびっくりしたぁ.....攻撃力3000じゃ私のブラック・デーモンズには敵わないね」

 

「あらそうでもないのよ?美朱濡のモンスター効果発動!儀式召喚された時、相手の融合デッキから呼ばれたモンスターを破壊し、その数1体につき1000のダメージを与える!!」

 

「なにその殺意むき出しの効果!?ぎゃーっ!!」

 

紫苑 LP1400➡400

 

「ほ、補給部隊で1枚ドロー.....」

 

 

ブラック・デーモンズがなんか凄い光に飲み込まれて浄化されていきました.....て、天使の方が悪魔より無慈悲だと思うんだ私!

虹クリボー、こんな時君がいてくれたら.....魔霧雨引いたよ。遅いよ。

 

 

「バトル!美朱濡でプレイヤーへダイレクトアタック!アセンション・ウェーブ!!」

 

「うわあああああっ!!?」

 

「続けてサイバー・プチ・エンジェルもダイレクトアタック!!」

 

「えええええっ!!?」

 

「そして茶吉尼もダイレクトアタック!!」

 

「ほんぎゃあああああっ!!?」

 

 

紫苑 LP 400➡-6600

 

勝者・明日香

 

 

 

「ひ、酷くない?とっくにライフ尽きてるのに追い討ちかけるとか.....2回程死んだんですけど体まだ痺れてるんですけど.....」

 

 

デュエルが終わった瞬間腕のベルトが光った気がするけどきっと無関係。これは間違いなくこの女の仕業だ.....

 

 

「ご、ごめんなさい。また逃げられたら厄介だと思って、つい.....」

 

「最初に逃げたのが悪いのよ!」

 

「さぁ!大人しく来て頂きましょうか留学生様.....私達、オベリスクブルー女子寮へ!!」

 

 

 

「嫌だ.....嫌だぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

「な、なんでそんなに嫌がるの?」

 

「思えばわたくし達が部屋に案内した途端にこれでしたわね」

 

「部屋につくまでは楽しそうにしてたのにねぇ?」

 

「だって、だって.....」

 

「「「だって?」」」

 

 

「部屋が広すぎて落ち着ける気がしなかったんだよおっ!!」

 

 

「「「.....はっ?」」」

 

 

「ノースでトップになって六畳一間を一人で使うのも贅沢だなー、とか感じてたのにここの学生寮なによ!12畳?いやもっとあるじゃん、広すぎでしょ!!しかも相部屋とかじゃなくて一人部屋で!!」

 

「そ、そんな事で逃げたの!?」

 

「そんな事とはなにか!自分の部屋で安眠できるか否か、すごく大事な事だよ!?大体外見も内装もおかしいじゃんあれ、もう寮じゃないじゃん.....城じゃん!学生の分際であんな贅沢な所で生活するなんて変とは思わんのかーっ!!」

 

「うーん。最初は凄いとは思ったけど.....」

 

「慣れましたし、実家の自室もあれくらいはありますし.....」

 

 

お、お嬢様共め.....貧乏人とは根本から違うってことですかそうですか。

 

 

「はぁ~、仕方ないわねぇ.....ひとつ、貴女が落ち着けそうな部屋に心当たりがあるから案内するわ」

 

「えっ!それホント!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「とゆうわけなの万丈目君。彼女、引き取ってくれないかしら」

 

「わーい!万丈目さ~ん!!」

 

「なんでそうなる!?ええいひっつくな暑苦しい!!」

 

「え~、いいじゃんいいじゃん私と万丈目さんの仲でしょ~」

 

「どんな仲だ!」

 

 

案内されたのは島の隅にある築ウン十年っぽいボロアパート的な建物、その一室。万丈目さんと相部屋でいいの?マジ!?

 

 

「だって女子寮嫌がるんだもの.....万丈目君なら一人部屋だし、彼女も貴方になついてる(?)から問題ないかと思って。ほら、例のヨハンも十代の部屋なんでしょう?だから大丈夫大丈夫」

 

「大丈夫じゃないだろ!男と女が相部屋なんて問題しかないわ!!」

 

「えっ?私ノースじゃずっと男子と相部屋だったよ?まぁ女に見られなかったからねぇ.....」

 

ちょっと気を使われて1番上のベット借りてましたけどね、だから問題ない問題ない。

 

 

「まじかっ!?あのヒゲオヤジ.....」

 

「そんなわけでよろしくね万丈目君。紫苑、また学校でね」

 

「は~い、ありがとね明日香~!」

 

「ちょおおおっ!待ってくれ天上院クーン!!」

 

 

 

.....結局、色々理由をつけられて早乙女レイちゃんって娘と同室になりました。

まったく照れ屋なんだから、万丈目さんめっ。

 

 

 

 





負けてばっかの主人公ってどうなんですかね

こんな絶妙にかわいくない主人公、S・X・P召喚しない、デュエルが地味、といった感じのお話ですがよろしくお願いします。
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