一途な私のしつこい決闘   作:トランス・D

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少し時間ができたので描いてみました、4話目です。


働く私と宝玉一家 ②

「俺のターン、ドロー!.....へへっ、いきなりかっ飛ばしてくれたお礼だ、こっちもガンガン行くぜ!来い、宝玉獣.....トパーズ・タイガー!!」

 

『うおおおうっ!朝から女子と二人か、珍しいなヨハン!』

 

《宝玉獣トパーズ・タイガー》☆4 ATK1600

 

 

おっ、カッコいい!お次は虎.....牙が長いからサーベル・タイガーかな?大昔にいたってゆー奴。

 

 

「むっ、俺もいるわっ.....」

 

 

「まぁな、でも女のコだからって油断してるとこっちが喰われるぜ、タイガー!」

 

『了解だ!嬢ちゃん、悪いが手加減はしねぇぜ!!』

 

「お.....おおぅ!かかってきなさいよ!?」

 

 

相手プレイヤーならまだしも、モンスターにまで話しかけられるなんて不思議な気分ね.....ってあれ?

 

 

「万丈目さん、彼らの声聞こえてんの!?」

 

「あっ.....今更だなおいっ!?」

 

「万丈目も精霊連れてるぜ、すぐ横にいるけど.....あっちは見えないのか?」

 

「う、う~ん.....さっぱり!」

 

 

あっち見てもデュエルモンスターらしきものはまるで見えないなぁ、万丈目さんが今日も格好いいってだけで

 

 

「大体わかってきたよ、キミの精霊事情.....まっ、あとは後ろのおっかないそいつを引き釣り出しにいくかな!手札より、魔法カード宝玉の導きを発動!魔法・罠ゾーンに宝玉が2個以上あるとき、デッキから宝玉獣を特殊召喚する!きてくれ、宝玉獣ルビー・カーバンクル!!」

 

『ルビー!ルビッ?』

 

《宝玉獣ルビー・カーバンクル》 ☆3 ATK300

 

 

赤い瞳としっぽに宝玉のついた、確かにリスっぽい小動物が出現した。取り敢えずね、言いたいことがあるの.....

 

 

「ち、ちょーかわいい.....そのコがさっき探してた精霊?」

 

「そうそう、こいつ遊びたがりだから暇だとすぐどっかいっちゃうんだよなー。大方早起きしすぎたんだろ?」

 

『ルビッ、ルビビッ!!』

 

 

うわー、なにあの仕草ずるいー.....ああゆうのが一緒にいてくれるなら精霊見えるのも悪くなさそうね。

 

 

「けど愛らしい見た目とは裏腹に効果は強力だぜ!?ルビーの特殊召喚に成功した時、魔法・罠ゾーンの宝玉獣達が解放される!ルビー・ハピネス!!」

 

『るびびーっ!!』

 

 

「えっ.....強っ!?」

 

「きのう観てただろ.....」

 

 

「現れろ!宝玉獣コバルト・イーグル!!」

 

『ッッ!シャァァァァァ!!』

 

 

テンション高い!鷹だけに.....ごめ、なんでもないです。

 

 

「甦れ!宝玉獣エメラルド・タートル!!」

 

『やれやれ、年寄りには堪えるわい』

 

 

あ、おじいちゃんお帰り~さっきはゴメンね?

 

 

《宝玉獣コバルト・イーグル》 ☆4 ATK1400

 

《宝玉獣エメラルド・タートル》 ☆4 ATK800

 

 

「ふ、フィールドが宝玉獣達で埋まっちゃったー、すごい展開力ね」

 

「だが下級モンスターばかりで攻撃力は貧弱、ここからどうするかが問題だな」

 

 

「そうだなぁ.....今回はシンプルにこれかな、手札より装備魔法発動、団結の力!サファイア・ペガサスに装備!!」

 

「うげっ!?」

 

「このカーテンは、自分フィールドのモンスター1体につき装備モンスターの攻撃力、守備力を800ポイントアップする!!俺のフィールドには5体の宝玉獣がいる、よって.....」

 

《宝玉獣サファイア・ペガサス》 ATK1800➡5800

 

 

「ご、5800.....双頭さんだー、の倍以上じゃない!」

 

「やはりあのカードは入っていたか。あれだけ展開が容易でモンスター除去のカードを使わない主義.....となるとステータスの強化は必須だろうな。あれが制限カードでなければ、たちまちワンキルの嵐だろうに」

 

(※GXの頃の制限です)

 

 

「さぁ行くぜ、バトルだ!サファイア・ペガサスで双頭のサンダー・ドラゴンを攻撃!サファイア・トルネード!!」

 

 

トルネード.....角から放たれる螺旋光線!?

とか言ってる考えてる場合じゃないし!食らったら3000ダメージとか無理っ!!

 

 

「手札から、虹クリボーのモンスター効果発動!」

 

「.....おっ!」

 

「相手モンスターの攻撃宣言時に発動、虹クリボーは攻撃モンスターの装備カードとなり装備されたモンスターは攻撃ができない!!」

 

『クリクリ~!』

 

『あっ、こらキミ.....あっちへ行きなさい!!』

 

 

虹クリボーがサファイア・ペガサスの周りをくるくるして攻撃を躊躇させる、こっちも螺旋を描いてますね。

 

 

「出してきたなキミの精霊!どうだ、なんか声とか聴こえるかい?」

 

 

「う、うん?クリクリって.....」

 

『クリリ~』

 

「まぁ、クリボー系列のモンスターだしな.....」

 

「ああ、うん.....意思の疏通はできないのかい?」

 

「え~.....どうなん?虹クリボー」

 

『クリリッ?』

 

 

「あ、はい。かわいいなおい」

 

 

だがまぁ.....わかりません。

 

 

「とれてないようだな.....」

 

「そ、そっかぁ.....十代はハネクリボーと意志疎通出来てるのにな」

 

『おいヨハン!そろそろなんとかしてくれ、攻撃出来ん!!』

 

「あ、悪い悪い。手札より速効魔法サイクロンを発動!装備カードの虹クリボーを破壊する!!」

 

『クリリィ~.....』

 

 

ペガサスの周りをくるくるしてたと思ったら、竜巻にあってくるくる飛んでいきました.....

 

 

「うわヤバ.....けど一度攻撃止めてるからね、もうこのターンは攻撃できないよ?」

 

「げっ、そうなのか?サイクロンは温存するかリバースカードを狙えば良かったぜ。あんまこの手は使いたくなかったけどしょうがないか.....コバルト・イーグルで終末の騎士を攻撃!コバルト・ウィング!!」

 

『うッシャーっ!!』

 

「攻撃力同じなのに!?むっ、迎え討て終末の騎士!!」

 

『むん!』

 

『ぎェー!』

 

「済まない、イーグル.....破壊された宝玉獣は魔法・罠ゾーンに置かれる」

 

 

得になにかを発動するわけでもなくそのまま相討ち、トパーズ・タイガーで攻撃してれば私に戦闘ダメージが入ったのに.....なにが狙いだろ?

 

 

「永続罠、宝玉の集結の効果によりデッキから再び特殊召喚!出ろっ、宝玉獣アンバー・マンモス!!」

 

『ぶおおおーっ!!』

 

《宝玉獣アンバー・マンモス》 ☆4 ATK1700

 

 

「間近でみるとデカイね!?けど攻撃力は1700、残念ながら双頭サンダーには敵わないよ!」

 

「重々承知の上さっ!宝玉の集結、第2の効果をこのカードを墓地へ送って発動!魔法・罠ゾーンのコバルト・イーグルを手札に戻し、キミのフィールドの双頭のサンダー・ドラゴンを手札に戻す!!」

 

「ええ~!?融合モンスターだから手札じゃないじゃん、融合デッキじゃん!!」

 

 

コバルト・イーグルが宝玉から復活したかと思えば、サンダー・ドラゴンをあの小さな脚で捕まえて私の元へ届けてくれました.....わー、ちからもちー。

 

 

「モンスターの除去は使わないんじゃなかったのか.....」

 

「う~ん、そう言われると困っちゃうんだけど.....せっかくペガサス会長が俺の為にってデザインしてくれたカードだからさ、活用したいじゃん?あくまでメインは特殊召喚の効果だから勘弁してよ、な?」

 

 

そういえば昨日言ってたっけ?相手の可能性を見る前に倒したくないから、カウンター以外除去入れてないとかなんとか.....それも込みであんまりこの手は使いたくないって言ったのかな、イーグルが犠牲になるからってだけかと思ったけど。

 

 

「まぁ.....双頭さんは1回攻撃してるからね、可能性を見る前に潰してはないわな。そもそもルール違反でも無し」

 

「へへっ、サンキュー。そんなわけでバトル続行!トパーズ・タイガーでダイレクトアタック!トパーズ・バイト!!」

 

『悪いが遠慮しないぜ、姉ちゃん!!』

 

 

あの牙痛そうだなー、防げるんだけど。思い付いた時は便利かと思ったんだけど、このコンボ気が引けるなー.....

 

 

「攻撃宣言時に墓地から虹クリボーのモンスター効果を発動!守備標示で特殊召喚するよ!それにチェーンしてリバースカードをオープン!永続罠、王宮の鉄壁!!」

 

『クリクリッ?』

 

《虹クリボー》 ☆1 DEF100

 

 

「へぇ、手札だけでなく墓地からでも守ってくれるわけだ.....バトル続行、虹クリボーを攻撃!」

 

『クリィ~.....』

 

 

かじられた、クリボー系って饅頭みたいで美味しそうよね?

 

 

『がる.....いや、美味くはねーぜ?』

 

 

つっこまれた、この虎鋭い.....

 

 

「え、えと.....自分の効果で特殊召喚された虹クリボーは破壊されたら除外される。けど王宮の鉄壁が有る限り、互いにカードを除外する事ができない.....よって再び墓地へ戻る!」

 

「その為の王宮の鉄壁か.....あの効果は1ターンに一度だが、これで毎ターン1回は攻撃を防げるわけだな」

 

「でも今は関係ないよな、アンバー・マンモス!アンバー・スタンプ!!」

 

「うわわわわっ!?」

 

「ルビー・カーバンクル!ルビー・ロアー!!」

 

「かわい.....痛っ!」

 

「エメラルド・タートル!エメラルド・スプラッシュ!!」

 

「甲羅の中から水飛んで来たぁ!?ぶへっ、ぺっぺっ」

 

 

紫苑 LP4000➡2300➡2000➡1200

 

 

「カードを1枚伏せて、ターンエンドだ!」

 

②ヨハン

《宝玉獣サファイア・ペガサス》

+《団結の力》

《宝玉獣トパーズ・タイガー》

《宝玉獣ルビー・カーバンクル》

《宝玉獣エメラルド・タートル》

《宝玉獣アンバー・マンモス》

伏せカード1枚

手札 1枚

 

 

 

うぅぅ.....踏まれるし水飛ばされるでもう心はボロボロだよ、よくも.....

 

 

「よっくもやったわねあんた達ィ!さっきは倒すの気が引けるなー.....とか思っちゃったけど、もう遠慮しないから!!」

 

「ありゃりゃ、怒っちゃった?」

 

『活きのいい嬢ちゃんだなオイ』

 

 

人を海からあげたての魚みたくゆうな虎!このデュエルに勝ったらモフってやる.....あ、触るのは無理かな?

 

 

「私のターン、ドロー!!よしきた!手札から魔法カード発動!クロス・ソウル!!」

 

「.....ほぅ!」

 

「このターン、バトルフェイズを放棄する代わりに、相手モンスターを生贄にモンスターを召喚できる!無駄に攻撃力のはねあがったサファイア・ペガサスを生贄に......」

 

『なんだと!ぬわぁぁぁぁぁっ!?』

 

「サファイア・ペガサス!?」

 

 

生贄の断末魔が思ってた以上にきつい、けどもう遠慮しないもんね!

 

 

「来たれ、迅雷操りし魔王!デーモンの召喚!!」

 

『グカァァァァァッ!!』

 

《デーモンの召喚》 ☆6 ATK2500

 

 

「来やがったな.....キミのエースが!」

 

『グフゥ~.....』

 

「いや怖いって、そんな眼で睨むなよな~.....キミのご主人をいじめてたわけじゃないだろ?」

 

「およ、デーモンさんもあれなの?精霊だったりするの?」

 

「正確には全てのモンスターには精霊が宿ってるんだ、扱うデュエリストとの絆や素質次第で会話したりだのなんだのできるだけでさ.....まぁ、このデーモンはさっきから俺達のことめっちゃ観てたけどな」

 

「へっ?」

 

「ああ、崖の上から腕組んで仁王立ちでこっち観てたぞ.....」

 

 

なにそれ怖い、でもちょっと見たかった。

 

 

「さっき食堂でキミと会った時もびっくりしたなー。扉の外からこっちガン見してたんだもんそいつ.....思わず吹き出しそうになったぜ」

 

『ギギギ.....』

 

「何アンタ.....」

 

父さんの遺志でも宿ってんのかな.....んなわけないか。

 

「色々問答したい気もするけどいいや、その分働いてもらうわよエースさん!手札から魔法カード発動!魔霧雨!!」

 

「げえっ!?」

 

「このカードは!フィールドに魔力の霧を発生させ相手モンスターの体を濡らす.....そしてデーモンの召喚の攻撃力以下の守備力しか持たないモンスターを、全て破壊する!雷鳴轟け!魔・降・雷!!」

 

『ウガアアアアアッ!!』

 

 

『ぬわー!!』

 

『うおー!?』

 

『また電気かい!』

 

『ルビィ~』

 

 

「み、みんなぁ!!」

 

 

全員喋るから、やられる時まで賑やかだね.....き、気にしない気にしないっと。

 

 

「破壊された宝玉獣達は宝玉となってフィールドに留まる.....やってくれたな!まさか1ターンで全滅させられるなんて」

 

「フンだ。皆でよってたかっていたいけな女子をボコにするからよ。魔霧雨を発動したターン、私はバトルフェイズを行えない。まぁクロス・ソウルで元から無理だけどね?ターンを終了するよ」

 

 

②紫苑 LP1200

《デーモンの召喚》

《王宮の鉄壁》

手札0

 

 

「いたいけな.....」

 

「女子.....?」

 

「なによその微妙な反応!!どーせかわいくないわよ、どーせ男モノの制服着てるわよ!悪かったわね!!って今ジャージか」

 

「何故哭く.....」

 

 

ノース校の制服は男モノしかなかったし、今更ここの女子の制服みたいにかわいいの着たって似合わないもんねー.....てかデザイン考えたの誰よあれ、露出多すぎー。二の腕とか太もも太いのばれちゃうじゃん.....あ、その、私が太いわけじゃなくてね?

 

 

「あーいや、いたいけってのが気になっただけで.....俺はけっこう好きだぜ?キミみたいな活発な子」

 

「ぶっ!?」

 

『ブグハッ!?』

 

「え、その、あの.....私には万丈目さんってゆう心に決めた方がいまして.....」

 

「勝手に決めるな!」

 

「アハハハハハ!そうじゃなくて、友達になりたいって事だよ。それなら別にいいだろ?」

 

「そ、そうゆうことなら.....」

 

 

突然告白されたかと思ったわよ!年齢=彼氏いない暦の奴をからかって楽しいかこらっ!!.....ちょっと電波っぽいけど彼もかわいい顔してるよね、ってだめだめ!二兎を追う者は一刀両断よ!!

 

『それをゆうなら一兎ヲも得ず、ダ.....』

 

「!?」

 

「「!?」」

 

『.....グフゥ』

 

 

「.....フッ、なんだ気のせいね」

 

 

いつも通り、口から湯気っぽいの漏れてるだけだ、問題ない。

 

 

「あ、ああ。俺のターン、ドロー!」




どうしてGXのキャラは敵味方問わずかわいいのが多いんだろう.....じゃなくて!まだ決着つかない、派手なことやってないのにごめんなさい!

次回こそ、次回こそ決着つけます!
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