真剣で十六夜咲夜として生きていく!   作:ブローバチ

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4話

「…う、ううん。ここは…? ボクは確か…」

 

「やっと目を覚ましたか咲夜」

 

 安心した顔の親友、九鬼英雄がいた。

 

「英ちゃん。なんでボクはベットに横になってるの?」

 

「覚えてないのか? 突然訓練部屋が元に戻った時に咲夜は意識を失って倒れたんだぞ。小雪と言う少女が大泣きでお前を抱きしめてたんだぞ。クラウディオと姉上が真剣で(マジ)宥めてたぞ。体調はどうだ? まだ体調悪いなら少し寝るといいぞ」

 

 あの時の時間逆行のせいで気絶したと思い出し英雄に心配させてごめんと言って英雄は笑いながら許してくれた。小雪の事が心配と思い咲夜はもう大丈夫だと告げ、揚羽達が居る場所を英雄の後を付いて行くことにした。

 

「我が親友、咲夜。この部屋だ」

 

「うん」

 

 英雄がノックして中に入ると同時に咲夜も続いて入ると突然、目の前に真っ白い髪が見えた同時に痛みが腹にダイレクトに入った。

 

「咲夜ちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーん!!!!!」

 

「ぐえぇっ!!?」

 

 見た目が女の子に見える咲夜の声は出してはいけない声を出て腹部に頭をぐりぐりと擦りつけられる。

 

「咲夜ちゃん咲夜ちゃん咲夜ちゃん咲夜ちゃん咲夜ちゃん咲夜ちゃん咲夜ちゃん咲夜ちゃん咲夜ちゃん咲夜ちゃん咲夜ちゃん咲夜ちゃん咲夜ちゃん咲夜ちゃん咲夜ちゃん咲夜ちゃん咲夜ちゃん咲夜ちゃん咲夜ちゃん咲夜ちゃん!!!!!」

 

「こ、小…雪ちゃん。おち、落ち着いて」

 

ガバっと顔を上げると涙と鼻水流して咲夜の名前を連呼する。とりあえず、涙と鼻水を拭いて落ち着かせるが昨日よりもくっつきすぎるがあえてそのままにしとくと揚羽や英雄そしてクラウディオが微笑ましい目で見る。

 

「揚羽さん心配させてすみませんでした」

 

「うむ、いや我にも非があった。こちらも詫びよう済まない」

 

 両者謝り、本題に入る。

 

「それでだ十六夜咲夜。お前は訓練部屋が元に戻ったのは何をした? それに倒れた原因は疲労だとクラウディオが申していた正直に答えよ」

 

 真剣に咲夜を見て話す。咲夜も本当の事を話さないといけないと腹を括る。

 

「元に戻したアレはボクの能力なんですよ」

 

 能力と言って半信半疑な顔する揚羽に実物を見せる事を考えた。

 

「信じて無いなら証拠を見せて上げるよ」

 

 咲夜の前にテーブルにジュースが入った高級なコップを気で強化した手で握り割る。急にコップを割る行動に揚羽達は吃驚して直ぐに反応したクラウディオは咲夜に近づくが咲夜はクラウディオに何もしないでと言うとクラウディオは咲夜の目を見て何かを感じて揚羽の後ろに控える。

 

「先ずはコップを割ったことに謝罪します。さて証拠の出来る状態ができました」

 

「一体何をする気だ咲夜?」

 

「そう焦らないで英ちゃん。危ない事はないから極めて神の領域を踏み入れた力だよ。時間逆行(タイムリバース)

 

『なっ!?』

 

 時止めを使わずに時間逆行を使用する。時計の針がゆらりと現れ、針が逆回りに動く。握り割ったコップの破片やテーブルクロスに染み込んだジュース等が逆再生に戻って行く光景を呆然と驚きの両方を味わう。しかし四人が気づかない中で咲夜は先の能力を何度も連続で体の異常が徐々に襲う。コップが元に戻った確認して能力を解除する。

 

「…本当に元に戻ったな。ジュースの染みになったテーブルクロスも粉々になったコップの破片……」

 

「我は最初、疑ってしまったが実際に見させるとは……」

 

「これはこれは……長い間生きてましたがこのような現象生まれて初めてですなぁ……」

 

「ほわぁ~よくわからないけど、こっぷが逆再生したぁー…咲夜ちゃん?」

 

「ハァ…! ハァ…!」

 

「どうしたの咲夜ちゃん!?」

 

 小雪は急に声を荒げると揚羽達も咲夜に目が行くと大量の汗と荒い息遣いして胸を抑える咲夜を見て慌てて咲夜に駆け寄るとクラウディオが咲夜を横にさせて救護班を呼ぶ。英雄は小雪を落ち着かせるが咲夜の状態を見て大暴れする。揚羽は何回も咲夜の呼んでこの騒ぎを聞きつけた従者達が駆けつけて指示を出して小雪をメイドたちに任せた。英雄も咲夜に何回も名前を叫ぶ。

 

 荒い息をして苦しい顔で揚羽の服を掴む。

 

「ハァ…ハァ…、揚羽、さん」

 

「喋るな咲夜! 今救護班が来る!!」

 

「約…束…ぐぅっ!? こ、小雪ち……ゃんを……たす…けて……お願い………こゆ……き……ちゃ…ん」

 

「咲夜? 咲夜ぁっ!?」

 

「退け英雄! …ッ!? 息してない!!?」

 

 クラウディオが耳を心臓に向けると心臓は止まってる事が分かると直ぐに心臓マッサージと人工呼吸を行う。

 

「救護班はまだ来ないのか!?」

 

 数分で救護班が駆けつけて咲夜を心臓マッサージと人工呼吸のおかげで息を吹き返してタンカに乗せて川神市一の大病院、葵紋病院に運び込まれる。咲夜の両親と祖父の鉄心に自称姉の百代達に連絡した。小雪も揚羽達と一緒に葵紋病院に行くことにした。

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