艦隊これくしょん:ブラックフラッグ   作:水晶のドクロ

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MEMORY05 『アポカリプス』

バタバタ

 

木曾 「オー! オー・・・ スゲェ」バタバタ

 

エドワード 「はしゃぐのは構わないが、入江を出たら全速力をだす。大事な帽子を落とすなよ 」

 

木曾 「全速力って言っても帆船だろ? 」

 

エドワード 「フン、どうだろうな? 」

 

 

エドワード 「スタンスルを張れ! この風に乗るぞ! 」

 

ブワン

 

 

木曾 「オッと!  」 バサッ

 

 

エドワード 「ずいぶん高く舞い上がったな・・・ 瑞鶴! 」

 

瑞鶴 「え? あっ! 艦載機発艦はじめ! 」

 

 

 

ブーン バサッ

 

 

エドワード 「便利だな。カンサイジン」

 

瑞鶴 「便利に使ったのは船長さんでしょ! それに艦載機よ!」

 

 

木曾 「ありがとよ」

 

瑞鶴 「どういたしまして」

 

 

 

 

エドワード 「瑞鶴。 面白い芸を持ってるのはわかったが、直接敵を射抜いたほうが手っ取り早いだろ? 」

 

瑞鶴 「それって・・・ 特攻そんな酷いことできるわけないじゃない!! 」

 

エドワード 「酷い? 」

 

 

木曾 「それは聞き捨てならないな」

 

叢雲 「妖精さんがかわいそうだと思わないの!? 」

 

金剛 「それはVERY VERY BADデース」

 

 

エドワード 「まさか!? お前らもか!? 」

 

 

 

 

エドワード 「話をまとめると、妖精さんはお前らが艦だとすると乗組員のようなもので、俺には見えないと」

 

金剛 「そうなりマース」

 

 

エドワード 「なら、俺や船員も妖精さんか? 」

 

叢雲 「むっさい妖精も居たもんよね」

 

木曾 「違うと思うがな」

 

 

瑞鶴 「ちっちゃい船長さんが耳元で命令してるの想像しちゃった・・・ 何かすごく嫌」

 

金剛 「ワタシは歓迎しマース」

 

瑞鶴 「金剛さん。あなたは少しおかしいんですから、自覚してください」

 

 

 

エドワード 「どうやったら見えるんだ? 」

 

瑞鶴 「歩き方を教えてくれみたいな話ね~」

 

叢雲 「タカの眼があるんでしょ? 」

 

 

エドワード 「あぁ! 忘れてたよ」

 

 

 

エドワード 「おぉ・・・ ウェールズ出身の俺でも初めてみたよ」

 

瑞鶴 「ね? こんな可愛い子たちを死にに行かせられる? 」

 

 

エドワード 「可愛さは関係無が・・・ レヴァント流だな」

 

 

 

 

 

見張り 「敵が見えたぞーーーー!!! 」

 

 

エドワード 「4・・・5匹か。ちょうどいい。おい! やれるな」

 

叢雲 「当然よ」

 

木曾 「初めての実戦か血がたぎるぜ」

 

 

エドワード 「叢雲と金剛は新米のバックアップだ! 二人に任せてやれ! 」

 

叢雲 「あんたは!? 」

 

エドワード 「ジャックドーの砲撃じゃ巻き込むだろ? 」

 

 

 

叢雲 「前私たちが戦ってる最中に撃ち込んだわよね?」

 

 

エドワード 「・・・ 暴れてこい! 」

 

 

 

 

 

叢雲 「出撃するわ! 」

 

金剛 「提督のハートを掴むのは、私デース! 」

 

瑞鶴 「空母瑞鶴、抜錨します」

 

木曾 「本当の戦闘ってヤツを、教えてやるよ」

 

 

 

 

 

エドワード 「・・・なるほど、艦載機はああやって使うのか」

 

 

見張り 「船長! 戦闘から離れる敵がいるぞ! なんか気持ちの悪いやつだ! 」

 

エドワード 「は!? ・・・確かに気持ち悪いな。 あいつを追うぞ! 」

 

 

船員 「追いついたぞ! 」

 

エドワード 「何か抱えてる分、足は遅いらしいな。 ヤードを空けろ! ロープダートで吊るすぞ!」

 

 

シュピン ガシュッ ダン ギリギリ バタバタ… ガクッ

 

 

エドワード 「一応首はついてたのか・・・ さてこの妊婦みたいな腹の中何が詰まってるかだ」

 

船員 「裂くんですかい? こいつを・・・ 」

 

 

ザシュ ボドボド ビシャッ!

 

 

エドワード 「少し、後悔したよ」

 

 

 

 

叢雲 「作戦完了ね。艦隊が帰投したわ」

 

瑞鶴 「出る時はいいけど船の横から登るのって結構大変よね」

 

 

金剛 「OH! 船長血が! 血まみれデース! 」

 

エドワード 「俺の血ならもう死んでるさ」

 

木曾 「何があったんだ? 」

 

 

エドワード 「アレだよ」

 

木曾 「アンコウの吊るし切りか? 」

 

エドワード 「覚悟して見ろよ」

 

 

 

 

 

エドワード 「吐き気は収まったか? 」

 

瑞鶴 「何だったのよアレは!? 」

 

エドワード 「深海棲艦の腹を割いたら人のものらしいぶつ切りの死体が山と出てきた」

 

金剛 「Goddamn! 」

 

叢雲 「ウッ・・・ ぶり返してきちゃった」

 

 

 

木曾 「あいつらは人を、食うのかよ!? 」

 

エドワード 「お前らは見ていないだろうが駆逐艦の腹からも死体が出てきたぞ。これほどの数じゃなかったが」

 

 

 

瑞鶴 「せめて弔ってあげられない? 」

 

木曾 「だがこのままにもできないだろ? 」

 

エドワード 「水葬にしても奴らの胃の中だぞ? 」

 

叢雲 「陸まで持っていって焼くか埋めるのも時間が掛かるし」

 

金剛 「水葬デスねー・・・ 」

 

 

 

エドワード 「眠れ安らかに・・・ 」

 

 

・・・・・・

 

 

 

エドワード 「それで初陣の感想は? 」

 

瑞鶴 「あっ・・・ ??? 」

 

木曾 「アレの衝撃が強すぎて忘れちまったな」

 

 

 

瑞鶴 「わざわざ死体のお腹を切る意味ってあるわけ? そっとしておけばいいじゃない」

 

エドワード 「聞いてないのか? 金剛はあの中から出てきたぞ? 」

 

金剛 「OH~ My Mother・・・ 売っけわいけない人にけんかを売ったせいで・・・ サメザメ 」

 

叢雲 「アレ倒したのは私だけどね」

 

金剛 「親の仇ネ! 」

 

 

木曾 「気持ちの悪い話だな」

 

金剛 「イナグアに居るGirlsたちはみんな同じのような気がしマース」

 

 

 

 

 

見張り 「陸だ! 陸が見えたぞーーー! 」

 

木曾 「鳩とか飛ばすんじゃないのか? 」

 

エドワード 「未開の海を探検する訳じゃない」

 

金剛 「むしろ鳥が飛ばしマース! 」

 

瑞鶴 「誰が鳥よ!? 」

 

 

叢雲 「ああ! 艦載機! 」

 

 

 

 

船員 「船長が・・・! 海に!! 」

 

叢雲 「落ちたの!? 」

 

 

バシャバシャ

 

木曾 「ひと泳ぎ・・・ してるっ! 」

 

 

 

 

 

エドワード 「片付けは済ませておいたぞ」

 

木曾 「こんなところにも深海棲艦って居るんだな」

 

叢雲 「どこの沿岸部も同じじゃないかしら、地震と津波で壊された街と深海棲艦」

 

金剛 「世知辛い世の中デース・・・ 」

 

 

瑞鶴 「ひどい場所だし、人の気配も全然ないわよね」

 

エドワード 「地震で潰れた、津波で流された、深海棲艦に食われた、食い物がなくて飢えた、争いで殺された」

 

金剛 「居なくなる理由はいくらでもありマース」

 

 

木曾 「生きてる人間っていんのか? 」

 

叢雲 「まともに生きてる人間って周りじゃドクターぐらいじゃないの? 」

 

 

エドワード 「今は人類のことを考えるより自分たちの事を考えたほうがいい。さあ、食えるものを探すぞ」

 

 

 

 

木曾 「収穫は? 」

 

金剛 「Marketの食料が手付かずだったようデース」

 

エドワード 「普通なら真っ先になくなってそうだが・・・ 」

 

叢雲 「あんなものが居たんじゃ人も近づけないでしょうね」

 

 

瑞鶴 「海賊ってより火事場泥棒だよね」

 

 

 

 

ザーーーーー

 

木曾 「壊れてんのか? 」

 

瑞鶴 「ラジオでニュースでも聞けるかと思ったんだけど・・・ 」

 

 

叢雲 「見つけてきたって無駄よ。だいたい壊れてるわ。理由はドクターが長々と話してくれたけど忘れちゃった」

 

エドワード 「太陽フレアのせいらしい」

 

 

金剛 「これからはどうしマス? 」

 

エドワード 「味方を探そう」

 

 

瑞鶴 「居るの? 」

 

木曾 「大陸だし内陸には誰かは生き残ってんだろ?」

 

 

エドワード 「少なくとも仲間の船が居るらしい、アルタイルIIと言ったか」

 

木曾 「海賊仲間か? 」

 

 

エドワード 「いや、もう1つの方だ」

 

 

 

叢雲 「アサシン教団・・・ 」




次回からは記憶を早送りして他の場所に飛ばします
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