【原作沿い】次元跳躍者の往く、異世界放浪奇譚   作:冷やかし中華

7 / 23
『悪魔を召喚するのと、その悪魔から感謝を求めるのと、どちらが愚かだろうか?』

 姫さんのターン!!(口調はMBAACCの台詞一覧を参考にしました)
 参考にしていて、一人称が「私」だったり、「我」だったり忙しいな、おい……… と思ったのは内緒。



005:Demonic Rising

 久々に本体でもある八尋から分かれて外へ出た。

 

「ざわめきに心が弾む。頬を過ぎる風すら愛おしい。これでは足取りも軽くなるというものだ」

 

 そう私は1人ごちる。とはいえ、あの八尋め、()()()()()()()を使って呼び出しおってからに……… おかげで聊か気分が悪い。気持ち程度の問題だがイライラする。だが、それもよい。確かに八尋から受けて忠言のとおり、興が乗り過ぎてしまい、この世の抑止力(アラヤ)抑止力(ガイア)から目を付けられては堪らんからな。

 

 そう考えながら湿原の中を闊歩する。うむ、やはり久々の "外" は良いものだ。暗黒大陸(外側)を知っているが故、人間界(内側)では何処に赴いても『空気が美味い』という感覚は見出せぬが、それも良い。そして何より、この新しく見繕ったジャージも中々どうして決まっておるではないか!

 

 八尋の裡側に潜み、八尋やカナタから『姫さん』と呼ばれる彼女が自由意思を得て動く方法は3つ。

 

 1.八尋と入れ替わる

   使えるチカラに制限はないが、幾つかある内の1人しか行動できない

   (いつもカナタが使っている方法だ)

 

 2.八尋の中にある死闘を前提としたスイッチを入れる

   八尋も彼女も、その気になれば全力を出せるが活動時間に制限があり、

   終えた後は消費や反動が激しいというデメリットもある。

 

 3.此処ではない別世界で得た『■■刀(カタナ状のナニカ)』を介した解放

   八尋も彼女もカナタも、それぞれが独立して個々に自由に動けるが、

   使えるチカラの割合(上限を10)とした場合、外へ出ている2人、または3人の

   合計で上限というような制限がある。ただし、その1つ上の開放だと、

   [2.]と同様かつデメリットらしいデメリットが殆ど存在しないという利点もある。

   ………維持にバカみたいに魔力を食うということを除けば、だが。

 

 私が表に出て自由に動く場合だと、たいていの場合は「3.」の方法かつ解放は1段目ということになる。というよりも入れ替われと言って聞いてもらえた試しが無い。何故だ!?

 

 まぁ、それは良いだろう。あまり良くは無いが、とりあえず置いておこう。それよりも、だ。

 

「ふむ。こっちか?」

 

 耳を澄ませば聞こえてきた喧騒。そして、その方向から漂ってくる隠されることの無い血の臭い。それは、この湿原に棲む獣どもに騙された人間どもが上げる断末魔のものではない、ハッキリと人間同士が言い争う声音が混ざっているのを私は聞き逃さなかった。

 

「余興だ、戯れに赴いてやろう。我自ら足を向ける栄誉を受け取るがよい」

 

 そして、私は口角を上げて呟き、飛んだ。

 

 

 * * *

 

 

「キミたち全員を相手にするのに、これ1枚で十分かな♣」

 

 そうヒソカが周りを囲む有象無象の受験者を挑発し、手に取ったトランプ(♥の4)で他の受験者を斬りかかろうと、その一歩を踏み出したとき、ソレは空から降ってきた。

 

 ―――ズン

 

 振われた腕をヒソカはガードするが、それでも反動で大地に足が沈む。突如、降ってきたソレが流れるような動作で放った横なぎの一撃も隙間なくガードするものの、地力が違うのか、派手に吹き飛ばされていくことになった。

 

 その様子に、ヒソカを吹き飛ばして見せた新しい脅威に、周りの受験生は絶句する。そして、その脅威が身に纏うジャージに付けられたものを見て呟く声が1つ。

 

「お、お月様?」

 

「む。今、だれぞか私のことを呼んだか?」

 

 レオリオは思わず声を上げてしまったことにハッとなり両手で口を塞いだが時すでに遅し。完全に自らが発した声を拾われて振り替えられた姿に、先ほど感じた絶句と共に鼻の下を伸ばすことになった。

 

「「「な!?」」」

 

 それはスーパーモデルだと言われても過言ではない、()()()()()()()()()()()()姿()と言った方がしっくりくるような姿をしたヒトではないナニカであった。だが、そんなレオリオのデレッとしたはしたない顔も、その女の体を持つナニカが発した声と気配に震え、強制的に現実へと立ち返らされる。

 

「お前たちは邪魔だな、疾く失せよ。まぁ、死にたいなら別だがな」

 

 そう言い放つと背に『お月様』と書かれたジャージを羽織った女は、ヒソカが吹き飛んで行った先に足を向けて歩き出した。その2歩目に合わせて飛来する8枚のトランプを腕の一ふるいで全て弾き落とす。同時に女の前へ吹き飛ばされていたはずのヒソカ(44番)が飛ぶようにして戻ってくる。そこから目まぐるしく切り替わる攻防に巻き込まれて吹き飛ばされ死に絶えていく受験生の姿を目で捉えたことで、レオリオはクラピカの腕を引くようにして、その場から離れようとしたのだが―――

 

「は、放せ、レオリオ!」

 

「バカ言ってねえで此処から逃げるぞ。あれは、どう見たって俺たちの手に負えるようなもんじゃねえだろうが!」

 

 ―――何故かクラピカは、その場から動こうとしなかった。

 

 それは突如、何処からともなく現れ、ヒソカと戦い始めたジャージ姿の女性に見た『金髪』、『赤眼』、『色白の肌』……… それらの特徴が示す()()()()()()()()()()()と考えていた身内が持つ特徴と合致する数々がクラピカに撤退の選択を消し去っていたからか。もちろん、その姿にクラピカは一切の見覚えは無い。住んでいた集落で僅か130人未満、純血という意味であれば、もっと少ない数のなかで明らかに自分よりも年上であろうことが伺える、完璧な容姿を持つ女性など記憶に無かったから。それでも縋らずには入られなかった。自分の一族と似た特徴をもった何者かに………。

 

 僅かな間を置いて争っていた2人の動きが止まる。その巻き添えを食って息絶えた受験生の数は少なくなかったが未だ十余名の受験生が、その場を離れようと足を動かす。しかし、その足の動きも長くは続かない。それはヒソカの狂気を孕んだ凄まじい笑い声による威圧だろうか。それともジャージ姿の女から発せられている殺気にも似た気配によるものだろうか。しかし留まっていても待つのは確実な「死」に対する恐怖が、止まりかけた足を動かし、レオリオやクラピカのいた周辺に集まっていた。

 

「くっくっく、あっはっはっはァーーァ♥

 キミがどこの誰かは知らないけど、最高だよ。まさか試験中に、こんな体験が出来るだなんて想像もしてなかったよ♦」

 

 そう未だに狂気を孕み続けた声で目の前に立つ女性へいかけるヒソカだったが、その様子を見た女の態度は何処までも淡々としており素気無いものだった。

 

「ふむ。アテが外れたか?」

 

 漏らされた言葉によってヒソカの昂ぶっていた気分が急降下し、同時に殺気が膨れ上がっていく。ヒソカという()()()()()()()()トップレベルの強者を前にしても尚、()()()()()と言わんばかりに気落ちした様子を見せた、その姿に今度こそ遠めに見ていた他の受験生たちは絶句した。ヒソカは能面の様な表情を浮かべたまま先程まで戦っていた女性へ問いかけた。

 

「どういう意味だい?」

 

「意味など無い。やはり霊長(ヒト)に期待しすぎた私がバカだったと自らを省みただけだ」

 

「それは、これでもかい?」

 

 ヒソカの気配が増す。その辺りを埋め尽くすような濃密な殺気に今度こそ、この場にいた全員が息を呑み、動きを止める。すでに多くの野生の獣たちは、とっくに逃げ出していたため、そのお蔭もあって本体のグループから切り離された取り残された受験生たちを取り巻く奇妙な安全圏が成立していた。

 

「まあまあ、だが。全然、足らんな」

 

「じゃあ貴女がボクをもっと気持ちよくさせてくれよ」

 

 そう気負うことも無く言い切った(ヒソカ)に女は笑みを浮かべ答えた。

 

「よい、特に赦す。まいるがよい」

 

 そこからのヒソカとジャージ姿の女性の戦いの様子を正確に把握できた受験生は誰一人居なかっただろう。ヒソカの繰り出すあらゆる攻撃を意に介さず、また "伸縮自在の愛(バンジー・ガム)" や周りに転がる死体さえも利用したを駆使したトリッキーな動きも、そのほぼ全てを女性は()()()()()()()()()()で無に帰す。最後は、繰り返し続けられた攻撃の中で彼女の身体のあちこちに付けられていた "伸縮自在の愛(バンジー・ガム)" を伸縮させることで正面、左右、背後、果ては頭上から降り注ぐ "周" によって強化されたトランプや人間の死体という物量的な攻撃だったが、それさえも「邪魔だ」という一言とともに振るわれた腕で薙ぎ払われる結果となった。だが、そうして出来た死角に乗じて気配を消して近づき "硬" による一撃をヒソカは見舞った。それは吸い込まれるようにして彼女の鳩尾部分に突き刺さった。

 

 ズンッ

 

 その直撃を受けても女は、その場から微動だにしない。否、少しばかり両足が大地から浮いたことに眼を見開き、着地と同時に笑った。嬉しそうに、楽しそうに。童子のように声を上げて彼女は笑った。

 

「ふふ、やるのう。なるほど、現代のヒトの戦いとはこういうものか。

 元素を生成し、配合し、支配し合う戦いとは違うのだな。……ふ、まわりくどいが、面白い。癖になりそうな予感すらするではないか」

 

 最後に、こんなヒトの戦いを経験したのは一体いつ以来だったであろうかと彼女は考える。ゾルディック(暗殺一家)と興じた演目や、本格的に人間界へ足を運ぶきっかけになったトリオとの舞台も心躍るものが無いわけでは無かったが、それらは所詮は()()()()という側面が強く、物足りなさがあったのも事実だったからだ。

 故に、ここまで派手に立ち回られ、本気で彼女自身を殺りにきたということに大きな充足感を得ていたからだ。それほどまでに彼女にとってヒソカとのこの戦いは新鮮で、とても楽しいものだった。手を握り、拳を形成して彼女はヒソカに向けて言った。

 

「お返しだ、受け取るがよい」

 

 ドンッ

 

 出された拳にヒソカは反応することすら出来ずに吹き飛ばされていった。否、インパクトの瞬間に直撃する部分にオーラを集中し、それだけではなく "伸縮自在の愛(バンジー・ガム)" によるゴムの衝撃吸収作用を利用した防御が成功したのは、この僅かなときの間にも限界を超え続けていたが故に成された確かな証だったのかもしれない。残念ながら、それが分かるものは、この場には誰も居なかったが。

 

「しまった、勢い余って吹き飛ばしてしまったか。あまりに頑丈な体ゆえ、忠言を忘れてつい夢中になってしまった……

 だが、アレは面白いな。憶えていれば、もう一度、ゆっくりと手にとってみたい」

 

 そう言い残すと彼女は上機嫌で踵を返し、八尋がいる大体の方向へ足を向けて歩き出した。

 

 

 * * *

 

 

 吹き飛ばされた先でヒソカは1人笑っていた。笑いが止まらなかった。ヒソカは自分が最強だと思っていたし、これかもそうであり続けると考えていた。現在、属している場所だって、次の玩具が見つかれば早々に見切りを付けて狩るつもりだった。だが、現実はどうだ。相手となった何処からともなく現れたジャージ姿の女は()()()使()()()()、自分の攻撃の全てを避け、往なし、受けても平然としていたではないか。そういう相手の自分のオーラを知覚させない類の能力なのかもしれないと戦闘中も何度か考えていたが、今では、そうではないと直感していた。

 

「本当に『念』も使わずにボクを圧倒したのか……… やっぱり世界は奥が深い♥

 まだまだ飽きることは無さそうだ♣」

 

 少し休んだら二次試験会場に向かおう、身体さえ回復すれば1時間も要らずに着けるだろう。幸い、持つべき仲間から預かった通信機は無事なのだし。

 

「でも、そうすると気になるのは………」

 

『現代のヒトの戦いとはこういうものか。

 元素を生成し、配合し、支配し合う戦いとは違うのだな』

 

 彼女の発した、あの言葉。アレは、一体どういう意味だったのだろうか?

 

「機会があれば聞いてみるか、とても面白い話が聞けそうだ♦」

 

 そう呟いてヒソカは眼を閉じた。

 

 

 * * *

 

 

 鼻歌交じりに湿原を歩いていると近くに寄ってくる幾つかのヒトの影が視えた。今はとても気分が良いのだ、邪魔をしてくれるな。そう思いながら目向けた先には息を切らせて向かってきた中性的な容姿を持つ金髪の童と、私が此処に飛んできてから真っ先に名を呼んだ黒髪の男。そして、それ以外の運よく生き残っただけともいえる有象無象が合わせて十数人。先程の男に比べたら見るも無惨な存在強度に顔を顰めた。

 

「なんだ? 死にたがりか?」

 

「「「どうしてそうなる!?」」」

 

 何故か、半ば囲まれるようにして包囲されたので聞いてみたが、ツッコミ返されることになった。何故だ?

 

「そうでないとすれば一体何用だ?

 今は気分が良いのだ、死にたくないのなら疾く失せよ。試験会場に向かいたいというなら、このまま進むが良い」

 

 そういって凡その方角を指差すと周りがどよめく。そして彷徨っていた視線が、やがて減っていき、この場に残ったのは印象深かった2人だけだった。

 

「なんだ、まだ私に何か用か?」

 

 そう問うと、何か思いつめたような顔をした金髪の童は覚悟を決めたように口を開いた。曰く―――

 

 私という存在がクルタ族という人間の一種か

 

 ―――というもの

 

 その問いに私は声を上げて笑った。まず、金髪の童が何を期待し、何故、こんなことを聞いてきたのかが分からなかったということもあるが、あまりにも切羽詰った様子が見ていて痛快だったからだ。故に答えた。

 

「いや、違うな。そも、この身はヒトのものではない。

 童、お前とクル何とかというのが、そもそもどういう関係であるか知らぬし、興味も湧かぬが聞きたいことはそれだけか?」

 

 答えの前半部には疑問を、後半部には悲壮ともいえる表情を浮かべ童は肩を落とす。そして何故か聞いてもいないのにポツリ、ポツリと自らの過去を語り始めた。興味が無いと伝えたばかりだと思うのだが、聞いていなかったのだろうか?

 

 立ち止まったままなのも、それはそれで面倒なので歩みを止めずに話を聞き流す。興味がないので童の話は殆ど耳に入らない。だが、その中で1つだけ耳に残った単語があった。

 

< 緋の眼 >

 

 たしか感情が激しく昂ぶると瞳が燃えるような深い緋色になるというモノだっただろうか。人の世では七大美色に数えられるといわれ、少し前に賭けの対価に出されていたのを見た記憶がある。八尋も私も()()()()()()()()()()()()()()の一体何が良かったのか分からなかったが、それを求める人間がいることも事実であろう。所有していたのは、たしかカキンの………第四王子だっただろうか?

 

 そこまで考えていたところで何故か歩く私の後ろを駆け足同然の速度で着いてくる2人の名前を呼ぶ声に反応して私は思考を断ち切った。

 

「クラピカ! レオリオ!!」

 

「「ゴン!?」」

 

「ん?」

 

 振り向いた先に居たのは、この世界に来てから最初に八尋とトモダチになった男の系譜に連なる血を引く少年の姿があった。八尋は既に記憶から散逸させてしまっているようだったが、あの男、今は何処で何をやっているのだろうか?

 その様に考えていると、その系譜にあたる童が()()()()()()併走するようにして並び問いかけてきた。

 

「俺はゴン。お、お姉さんは?」

 

「私か?」

 

「うん」

 

 あの奇術師めいた男と戯れている間に、地に転がっていた塵から受験者番号を示すナンバー・プレートを2()()ほど回収し、その内1枚をジャージの裾に付けたので、もしかしたら他の受験者であると勘違いしたのかもしれない。そういえば、これは有効なのだろうか? ふと新しい疑問を憶えつつ私は少年の問いに答えた。

 

「お月様と呼ぶが良い」

 

「月?」

 

「うむ、ジャージにも大きく刺繍がされているだろう?」

 

 そういうと自らをゴンと名乗った少年は「本当だ」と感心しているようだった。この余りにもあっさりと誘導された姿を見て、私は何故か罪悪感を懐くことになった。少し緩すぎるぞ………っと。

 

「着いたな」

 

 そういって見えた建物を確認したところで速度を上げ、3人を置き去りにして八尋と合流した。

 

 

 * * *

 

 

「やっぱり夢中になったんでしょ? 今度は何をしたのかな?」

 

 八尋の眼が怖い。めずらしく据わっておる。これは怒ってるぞ………

 

「いや、なに……… その、なんだ……… あの奇術師めいた男と少し踊ってだな………」

 

 途切れ途切れに説明する。たしかに八尋からは言われていたのだ、私に不快な思いをさせてまで外へ出したのは、私が興味を持ったことに夢中になり、チカラを使いすぎ無いようにという忠言を。

 

「奇術師めいた男? ………ヒソカか? まさか殺ってないよね?」

 

「殺ってなどおらん! たぶん、きっと………」

 

「そう、なら良かった。下手にヒトを害して、()()抑止力の依代(カウンター・ガーディアン)なんかに眼を付けられたら堪らないからね。でも姫さんが無事で本当に良かった」

 

 そう言葉を漏らすと八尋は私に近づき、そっと抱きしめてきた。その言葉に、行動に、不覚にも身体の芯がざわついた。

 

「ところで何? そのナンバープレート?

 どうしたの?」

 

 少しの間、人目から外れて抱擁されていたところから解放されたあと、八尋は目ざとくジャージの裾に付けられた「76」と書かれたプレートに目を向け問いただしてきた。

 

「あの奇術師が湿原に転がしていた塵「ヒトでしょ?」………息絶えたヒトから回収した。私とカナタの分だ」

 

 「76」のほかに回収していた「88」のナンバープレートを見せて答えると、そのことに得心が行ったのか、八尋は苦笑いをこぼして「でも姫さんたちはハンター証(ライセンス)なんか必要ないでしょ?」と返してくる。それに対して私の答えは決まっていた。

 

「そうは言うがな。私だってナンバープレート(これ等)を回収したのは考え合ってのものなのだぞ?」

 

 そも、お前と私は対等だ。まぁ、私の方が頭1つ分くらいは上に置いてもらいたいという思いはあるが、それでも私と八尋、そしてカナタは対等の存在だと考えている。故に、3人が揃って持っていたほうが良いではないかと。それについて八尋が何と言ったかと言えば、まぁ、想定どおりの懸念だったわけだが。

 

「認められるとは思えないけど、まぁ、あの爺さんに聞いてみるか」

 

「ダメだったとしても押し通せ」

 

 そういった私に、さすがにそれはちょっと……… と息を吐く八尋を見て少し不満を感じたが、無理だったら、うむ。今度は私やカナタを主格として受けなおせば良いのではないか?

 その様に勝手に整理して私は1人納得することにした。




Q.マチどこいった!?
A.八尋にお姫様抱っこで二次試験会場まで運ばれたため、恥ずかしさのあまり、会場内の何処かへ逃避中………

Q.実際MBAACCのオリジナルと姫さんが戦ったら、どっちが勝つ?
A.姫さんが圧勝します。超えてきた時間(経験)の場数が違いすぎることもあり、そのおかげで内包しているエネルギーが単一宇宙と等しいほどの高まっているので………
ただ星の触覚同士の争いとなると、むしろ先に世界の方が滅ぶ可能性の方が微レ存。つまり混ぜるな、危険。

Q.ヒソカどうなった?
A.死んでません。ちゃんと生きてます。
たぶんイルミからの連絡を受けて何時の間にか試験を再開してるんじゃないですかね(すっとぼけ)

Q.ナンバープレートの「76」って………
A.原作でも一次試験中にお亡くなりになったし、問題ないんじゃないかな(白目)

Q.ちなみにジャージって………?
A.「風呂って服は脱がないのか?」
「これ服じゃないよ」
「なぬッ!!」
このやり取りで元ネタが分かった人は天才。
 
 
お楽しみ頂けたら幸いです。感想や評価など頂けたら嬉しいです。
(いつか本編に統合してまうかもしれませんが………)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。