「おーい!衛宮君たち〜!」
「ん?誰か俺たちの事呼んでないか?」
首を捻りながら近くにいた一成に聞く衛宮士郎。
「はて?空耳ではないか?」
それに答える一成。その会話を聞きかつ海の方を見てしまったイリヤとクロ。
「ルビー・・・アレ、EMIYAさんだよね。」
『そうですね〜ずいぶん楽しそうなことしてますね〜?』
「海面と水平に吹き飛びながらこっち来るのにどこが楽しそうなのか聞きたいところだけど・・・て言うかこっちに向かって来てない?」
さて、此処から先の展開が読めてしまった二人は左右に避けていく。
「うおお!?あのにいちゃん海の上を吹っ飛んでんぞ!?」
「そんな馬鹿・・・・・・な!?」
眼鏡っ娘は隣にいる自分の友人の中でも最高峰の馬鹿さを誇る生物の言葉を聞き疑うものの現に吹き飛んでいるのを見て口を開けている。
そして、海から陸に来たEMIYA!
「YHHHAAAAAAAAAAA!!」
「「「「「「ぎゃあああああ!?」」」」」」
着地というか着弾、スタッとよりドゴゴゴオオオンっていう感じで舞い降りちゃったカオスの化身EMIYAの先ず最初の行動は・・・・
「しまった!自己紹介から入るべきだったな!」
「「「「「「違う、そうじゃない、というかそこじゃねえ!!」」」」」」
取り敢えずボケをかます事だった。
中略
「フハハハハハハ!誰かこの大魔神エミヤーンに勝てるものはおらんのか?ほうれ、回復だ!」
「くっ、こんな所でやられるわけには!うおおおおおお!」
さて、自己紹介は割愛し今は全力で悪役を演じている所である、特に意味はない。
「ナニコレ?」
「知らないのか!クロ!これはかの有名なエフナルエフタジーツーだかフォーだかの四天王の台詞と勇者の返しだぞ!」
因みに唯の水の掛け合いなのだが、EMIYAに全く水が当たらないのに業を煮やした小学生が囲んだり全力で水を撒き散らしたりした結果龍子以外全滅したというだけの話であり、別に世界が滅んだりクリスタルが砕けたりしているわけではない。
「 ねえルビー?EMIYAさんが水の上を歩いたり走ったり飛んだりしてるんだけど?」
『はい!ですが魔力をつかってる様子がないのでアレは彼自身の能力か・・・・身体能力ですね。」
「え、ええ?」
EMIYAが魔法を使わなくても超人だということが判明し目眩がするイリヤだったが、衛宮士郎の号令で全員集まることになったので最早水の掛け合いを越えたナニカをしていたEMIYAと龍子も動きを止め集まった。
そのあとはカフェの宣伝をしたり、ライバル店である海の家に乗り込みイリヤ達の誕生日を祝った後に自分のカフェに戻った・・・が!
「まあ、こうなるよね?」
そこにあったのは、カフェの周りの空間をジワジワと侵食していく『ファンタジック☆NECOワールド』だった。
『大変です!大変ですよイリヤさん!』
「何よルビー、折角みんなにプレゼントをもらっていい感じで終わりそうだったのに。」
「そうよ、そうよ!」
誕生会途中でルビーとサファイアに店の裏に連れてこられたイリヤとクロ、そして美遊。
『いえ、実は先程EMIYA様が歩いていかれた方角から・・・・!駄目です間に合いません!』
「どうしたの?サファイア?」
バキンと世界のズレる音が響き、何処からともなく邪悪なNECOの鳴き声が響き渡る。
「「「な、ナニコレ?」」」
『強大な何かに急速に世界が歪められています!戦闘準備を!』
そして、海岸線一杯にソレは現れたのは・・・・
「な、何あれ?」
「キモい。」
「え?可愛いよ?」
「「!?」」
まごうことなき超生物いや、スーパーナマモノ、ネコである。