人理修復、その重大な責務を負った二人のマスター、彼らが夢を見る時、それは異世界への旅を意味している。・・・大抵まともでは無いが。
「此処がクリスマスパーチーの会場か。」
「此処があの憐れなウネウネの巣か。」
「」ビクンビクン
気がつくと同伴者なしでなんだかラスボスが居そうな空間に立って居た二人はその狂気を帯びた目をいつの間にか持っていた
「・・・今年のクリスマス。此の戦いが終わったら我らが王と共にケーキを食べるのだ。」
「そうだな。それに我らの悲願も達成される。・・・なんと素晴らしいことか。」
「上からの指示であの塵芥供と闘わねば成らんが・・・まあ、計算上何度やっても我らの勝利は揺るがない。」
「「「ハハハハハ!」」」
門前に少々悪趣味な芸術品を作り上げた二人はドロップした黒い粉をポケットに突っ込み先に進むと冒涜的な見た目の善良な魔神柱三本がなんだかほのぼのとした会話を垂れ流していた。その中に目当ての魔神柱『バルバトス』を発見した廃マスターが取った行動はたった一つ。
正面から圧倒的腕力を持ってしてその歯車と心臓そして頁を剥ぎ取ることだった。
「グアアアアアアア!!」
「なっなんだとー!」
「一体どうなっているんだ!此の様な存在が居るというのは計算に無いぞ!!」
愉快な魔神柱達のクリスマス準備は一瞬にして雪崩れ込んできた
『お、おおれはもう神殿篭っちゃうから!
「「「「「「「我らが王よ!?」」」」」」」
余りに想定外な勢いで消し飛ばされていく配下の魔神柱を見て錯乱した
『オラ!お前の魔神柱は不滅なんだろぉ?バルバトス復活させろや?ああぁん?』
と凄まれ。
「オラ!超時空結界とか使ってんじゃねえ!」
「そうだゼェ?さっさとその首を採ってやるよ?」
と目が逝ってる系むしろリヨってる系男女に結界ごと揺すられ、強請られ。その果てに壮大なエンディングを残し消え去った。
そして、残された者達は思っただろう。
『歯車と心臓と頁を・・・。』
と。
急な浮遊感を感じ目が覚めた二人はポケットの中身が健在である事を確認し早速
勢いとバルバトスを狩れなかった怒りと今年の最後に産まれた憐れなナマモノ達に捧げる。
投稿遅れてすいません。