『パイルでドーン!ドーン!!ドーン!!!』
『く!?』
「・・・観ている方が哀れだな。」
さて、膠着状態と言うのはどう言う事だろうか、少なくとも一人が無尽蔵の弾幕を以ってして相手の慌てる姿を見るものでは無いと思う(確信)。
それなら近づけば良いと思うのだろうが今EMIYAブッパしてるのは本来近接戦闘用の『パイルバンカー』であってゲイボルグ射出装置では無い。よって、不用意に近付けば装甲など御構い無しの超超近距離からの爆裂串刺しが発動してしまうのだ。別にEMIYAはヤル気を出しているわけでは無い、ぶっちゃけヤル気なら問答無用の固有時制御からのEMIYAパンチ(仮称)を当てれば大抵の相手は吹き飛ぶ、それこそ枯れ葉のように、しかし確実に中身が敵では無くさらに言えば恐らく味方だ。
『んーそろそろ来るかなぁ?』
装填する様な仕草と共に弾幕を一度止めた。
手加減をされている。あの機体の本来の性能、力で押し潰されれば恐らく死んでいたそれこそ視界に入った瞬間から。
負けている、この弾幕に終わりがないことも知っているし、相手にエネルギーや耐久値なんて素敵な物がないこともよく知っている。
「無尽蔵の弾幕を避け、相手にひとたち浴びせる・・・くはは!こんな事が難しいと感じたのはいつ振りだろう!」
それでも自分は今までも、そしてこれからも死を恐れずアタマのおかしい武器や武装を引っ提げて戦う・・・そう決めたはずだ。
「・・・弾幕が酷いってもアームズフォートほどじゃ無い、近距離が怖いなんてパイル持ちを相手にするならいつもじゃ無いか!!」
膠着状態と言うのは互いにヤル気を出すまでの時間、ただ無為に過ごし、ほんの一時の楽しみを創り出す為の下拵えだ。
「!キタ!弾幕の切れ目!・・・その舐めた行動に後悔しやがれ!」
『電磁力場発生、加速します。』
「『
光に包まれまるで電磁砲の飛翔体の様に加速する彼は楽しげに笑っていた。
装填ごっこをやめて、構える。その構えは異様でまるで右手に力を溜めるようなポーズである。
相手はローレンツ力を駆使したバ加速をして来る。周囲に展開していた装甲も全て力場と射出装置を創る為に使われているようだ。此処で遠距離武器は無粋だ。
『ガンダムファンにも喧嘩を売るぜ!』
「・・・何を言っている?」もぐもぐ
右手に全魔力を集中!
『俺の右手が真っ赤に燃える!』
相手はどうやらブレード派らしい、超高速に加速しながらも緑色の燐光は麗しく輝いている。
『勝利を掴めと轟き叫ぶ!』
「あ!アレは!」
「知っているのかロマン!」
カルデア管制室では既にロボット大戦に成りかけているこの状況下でも真面目に仕事をする職員が殆どだがやはり男心が騒ぐのかチラリと中継画面を見てしまったロマンとダヴィンチ。
「所長!オルガマリー所長!戦闘員EMIYAの魔力がモニターを一部改変しています!と言うか何故か音楽が流れてきました!?」
「・・・頭が・・・」
交錯は一瞬だった。
「月光波ァ!!」
『爆熱!ゴッド!フィンガーァァァァァァァ!!』
「カステラ美味しい。」
緑色の燐光と凄まじい熱量の手がぶつかり合いその衝突によってまるで津波のような量の砂が巻き上がった。
「・・・今度宝具化して貰うときはロボにしよう。」
「頭を破壊されるとルール上失格だったかな。」
「・・・魔法使いの力ってスゲー!」
ヒポグリフの上からその光景を見ていた李与太がボソリと不吉な事をいい、エミヤは何処かで見たことのあるルールブックを開き、アストルフォがなんかおかしくなっていた。
『クッソ、やっぱキングオブハートが無いと駄目かな。』
「くそ!月光はあのイケメンな剣はこんなもんじゃ無い!」
「このドーナツも中々・・・ケプ。」
砂の中心では頭の吹き飛んだスケルトンの様な機体が倒れながらも焼き切れたブレードをEMIYAに押し付け、EMIYAは右手部分をほぼ焼失しながらそんな事をぼやき、中に入れられていたアルテラはEMIYAのポケットからくすねた大量の菓子を食べていた。
程なくして大量の量産機とリーダー格のドレイクと主任の二機が現れ、EMIYAも今回の後始末を始めるのであった。
「アルテラだけずるいです!私もギュッとしてお菓子をくだしあ!」
相変わらずな調子のヒロインがギャグ補正でぶん殴ってきた。
「おかあさん・・・私達よりアルテラのがいいの?」
そして倒れたと思ったらハイライトの消えたジャックちゃんがこっち見てた・・・・隣にいるアルテラが下手な口笛を吹いている・・・取り敢えずみんなに説明するより先にこちらをなんとかするべきだろう。そうすべきだ(迫真)!
FGOが終わったし・・・この破綻しまくりな楽しい(笑)な小説は相変わらず着地点が見えない・・・此処はやはりシュンコロのがいいのかな?てか瞬殺しだすとそれこそ魔術王とかバルバトスとか相手にならないぞ?ビーストでどうにか・・・行けるか?いや!逝くんだ!