さてさて、結構前からなのだが俺の中に入ってるアヴァロンと俺のシンクロ率と言うか同化率がジワジワと上がっていた、原因は分かっている。なまじアヴァロンの存在を知覚しそれを有効に使う為死に瀕する様な修行や魔力を無理やり押し込んでの快復、事象の再生の多用などである。おかげで俺の持つ魔力回路と昨日折れた右腕、右足、実は神造兵装を見る事で破損していた左眼などがヤバい感じに成っている。
まあ、ある程度狙った所もある、メリットと言えるかは不明だが肉体の強度が飛躍的に向上したり今回同化してしまった腕からは遂に盾としてのアヴァロンを腕の周りだけだが展開出来た。問題なのは見た目の年齢が数年前から変わりにくく成っている事だ。お陰で最近に成ってからエミヤは全然変わらないとか、実は妖精なのでは無いかと言う噂が乱立している。勿論数年前からなので今はどう成ってるかよく分からない。
「さあ、衛宮君?あんたの体の事、吐いてもらうわよ?」ニコ!
そして、この修羅場的なサムシングである。どうやら気絶中偽装魔術を解除され変質している腕とか足とか、最も顕著な左眼とかを見られてしまった様なのである。せっかく気絶する前に気合で発動させたのに( T_T)
「さあ!キリキリ吐いてくださいね、先輩?」
「・・・観念したまえ、女性の追求は大抵逃れられん。」
仕方ないので大雑把に現在の状況とそれに伴う能力の強化、体の変質を説明する。
「と言うわけで、何の不具合か知らないが俺はアヴァロンを十全とは言えないが使えてしまう状態なわけだ。」
・・・沈黙が痛いでござる、主に桜と遠坂の「あ、こいつ馬鹿なのかな?」見たいな沈黙が痛いです。
「ふむ?という事は、あれだけの無茶をしようと思ったのは私がいたからですかね?」
セイバーの発言が微妙にメタいが、というか自身の根元が何であるか暴露している様な気がしてならないがそういう事である、セイバーの近くならアヴァロンはより強く作用し、飛躍的にそれこそフルパワーとまでは行かないがかなりの出力が出せるのだ。
「まあ、それは済んだことよ、問題は衛宮君と融合しすぎてもう殆ど分離不能な所なのよ。」
「先輩は此処から一体どうなるのですか?鞘にでもトランスフォームしちゃうんですか?」
「現状その可能性が高いことを否定できない。ただ、上手く同化しても宝具に成った人間として付け狙われるだろうな。」
「いっそ、私のアルトリウムを打ち込んでアヴァロンを完全に起動してしまうと言うのはどうでしょう?そうすれば今よりましに成るか、悪く成るかの二択です!」
うわー、セイバーさんが思いの外脳筋だー!そもそも宇宙に点在する謎エネルギーを俺に打ち込むってどうするつもりなんだよ、オイィ?ナズェ聖剣をかまえるんでぃすか!辞めて!そんなの無理だから!死んじゃうから!て言うか誰か止めろおおおぉぉぉ!
「セイバー!!」
「ぐ!ぼ!あ!」
突き刺さる聖剣、ナニカが流れ込んでくる感覚。俺が気絶する前に見えたのは眩い光だった。
挿入!アルトリウムがエミヤの体内にエントリーィィィィ!