爪による高速の斬撃を打ち消しつつ一気に懐へ。
「我流銀河流星拳最終奥義!無銘勝利拳!改!」
ドパパパパパパパン!
一点に同時に計八発、並の死徒ならチリすら残らず消し飛ぶ程度の拳撃が叩き込まれる。しかし、身体が吹き飛んだ程度では止まらない様だ。
「アハハハハハ!打撃で私の肉体を破壊した人はいたけれど、拳でとなると初めてかもしれないわ!」
そう言いつつ体は一瞬で再生し音を置き去りにしながらの高速の戦闘が始まる。
ガガガガガガガガ!
個人と個人のぶつかり合い、それも両方とも見た目は無手なのだがその戦闘音は並の剣戟を越える金属音を鳴らしていた。今の所被弾しているのはアルクばかりだが二人ともメガネ君が吹き飛んだりしない様に気を付けて殺し合っている。
挨拶をしてたら殴り合っていたでござる!まあ、相手も此処では本気出さないみたいだから安心したぜ。それでも相手が音速機動したりその衝撃をうまく相殺し損ねて遊具が破損したりしたがこれくらいはコラテラルですよ。
「ふむ、人が一人近づいてくるぞ?」
「そうね、そろそろ今日はおひらきにしましょうか。」
そう言って、最後に互いに衝撃を当て合い吹き飛んでいく。俺も相手も半身を吹き飛ばされながらどっかの森に突っ込んだ。というか少なくとも俺は今森の木の枝に突き刺さってます。イタいわ〜。降りようと体を捻って居ると携帯が鳴った。
「もしもし?」
「ああ、漸く繋がったか、急いで最初に別れた公園に来てくれ、宿泊先が決まったのはいいんだがそろそろセイバーが限界だ「シロウ〜?シロウ〜!」・・・本当に早く来てくれ。」
「オッケー、ちょっと木の枝に刺さってるから切るぞ。」
「ハッ?今一体ど」
プチ
さあ行くか〜。
剣を投影して下半身をパージし木から降りる、地面に叩きつけられる前には既に両足は付いて居る。ただ少しだけ誤算があったとしたら、それは青い髪のカレーにそれを目撃されていたことだろう。
「?此処で確認されて居る個体では無いですね・・・まあいいでしょう、抹殺対象が少しだけ増えるだけです。後で本部に伝えておきましょう。」
これにより更に物語のカオスは加速しておくのであった。
因みに最終的に迷彩魔術を使ってから、いつの間にか付いていた水精の加護で空気中にある水素を踏みつけ空中散歩して帰った。ぶっ飛ばされすぎて道わかんなかったし、ちょっと疲れたし良いよね?
この後遠坂達にすごい怒られたのは予想できていた出来事だなので敢えて語ることは無いだろう。