いや〜酷いなこりゃ。
「町の下水道はもうダメね、今すぐにでも浄化が必要なレベルよ。」
「外道神父特製の聖水がある、取り敢えずこれを浄水場からドバッと。」
「・・・・と言うか寧ろ此処まで瘴気に溢れているとこれが正常なのでは無いかと疑ってしまうレベルだな。」
「シロウ〜眠い〜、抱っこして〜?」
「あ〜、はいはいどうぞ。」
セイバーを寝かしつけながらこれからの仕事に思いを馳せる。まず、町全体に非常に強力だが感知の難しい類の結界じみた呪いが掛けられているのが既に判明したそうだ、効果としては町の住人から死なない程度の精気を吸い取るものらしい。此処から分かる通りこの騒動は魔術関係の可能性が高い。つぎに町の連続猟奇殺人『吸血鬼事件』が今起こっているらしいのだが犯人はガチモンの吸血鬼らしい。そして最後、この町の中心から円形に巨大な魔力反応があると言うこと。直径15kmの現代の魔法陣としては破格では無いだろうか?そして、この陣の中で人が次々に行方不明になったり、不可解な死を遂げたりしているらしい。
「・・・・どこの魔境かな?」
「・・・・同意したいとこだけど、間違いなく日本でしかも現代よ。」
「幸い、巨大な魔力反応については魔術協会と教会から人が来るらしい、我々は結界についてと吸血鬼についてを解決すれば良いだけだ。」
・・・原作で聞き覚えがあるのが吸血鬼しかないんですが?いや、なんなの?
「衛宮君は吸血鬼をお願いね。」
「良いぞ、解析があれば間違えないし、何より単騎戦力は俺がこの中で一番だと自負している。」
「・・・もう少し私に華を持たせてくれても良いのだよ?」
アーチャーが何か言っているがキニシテハイケナイ。セイバーが寝たので部屋のベッドにそっと置く、がすごい力で服を掴まれている・・・仕方無いので今着ていたパーカーをセイバーに掛けて置く。
「じゃあ早速往くかな?」
「もうなの?まだ午後8時よ?」
「それに昼ごろの話もしてもらって無いぞ?」
「あー、アレはね言っとかないとな。この町のには『真祖アルクェイド・ブリュンスタッド』がいるから、気をつけな。」
「「ハア!?」」
「サラダバー!」
颯爽と出て往く衛宮士郎。
「私、この仕事降りようかしら。」
「偶然だなマスター?私も同じ意見だ。」
「「・・・・・・・・・・・・」」
「聖骸布を投影しておこう。」
「礼装を組み直さなくちゃ。」
「「そうしないと多分死ぬ!」」
エミヤと遠坂が自身の身を守る為の強力な礼装作りをしている頃衛宮士郎は歓楽街にいた。正確にはその路地裏だが。
「1044、1045、1046、1047・・・・・・。うーむチョット釣るだけでこんだけか・・・ガチやばすって感じかな?」
返り血すら浴びないがこの死徒の数を数えて、浄化して、報告して、お金を貰わないと仕事としてやってけ無いんだよね〜っと?
「死人が死人を狩るとは随分不思議な事になってますね?」
あ、アレは!
「インド!」
「違うわよ!誰がカレー魔神じゃ!」
おっとシリアスが粉砕されてしまった。しかし痴女じみた格好、そしてあのパイル、間違いない!
「インドだな。」
「・・・コロス!」
うん、これは俺が悪い。