先輩は何時も早起きで朝から鍛錬だと言って木刀のような鉄の塊を軽々と振り回したり外から扉以外の場所へ物理干渉出来ない蔵でナニカしていたりとても忙しそうですね。学校でも一日中ずっと誰かのために掃除や手伝いをしていたりしてますね。
そういやさ、今日珍しくブラウニーさんの家の前を通ったら扉から赤い髪のナニカの残像が見えて、何かと思ってじっと見たら・・・・地面を蹴って高速移動する衛宮君だった、いやさ何を言ってるかわからないと思うけど私もナニを見たのか自分でも理解出来ないの。少なくとも超スピードだったわ、うん。
そうねえ、あの学校にいる赤い髪の毛の子はすごいんよ、ゴミ捨て場の粗大ゴミを一瞬で新品にしたりするのよ、それに直らんかったモノはあっちゅーまに解体してゴミ袋へなおして行くんやよ。
衛宮士郎?ああ、あの残像しか見えなかったり屋上から飛んだと思ったら生徒会室に颯爽と入って行ったり授業中三つのノートに授業ノートをとって中身を見ると全部違うレイアウトだったり家から稀に爆発音が聞こえたりするよね。えっ?詳しすぎる?だって彼既に都市伝説レベルのUMAだし新聞部として見逃せないというか・・・むしろネタがエミヤに汚染されて行くというか。
アーチャー、衛宮士郎ってなんなのかしらね。なぜそんなことを聞くのか?そりゃ手にマスターの入れ墨有るのに隠しもしないし、注視して回路の数や魔力量を見ようとしたら弾かれるし、こっそりガンドを当ててもビクともしないしおまけにアレよ!なんでサーヴァントと互角に渡り合ってかつ勝利してるの?え?なんなの?ナニをどうしたらああなるの?しかも然りげ無く投げたり出したりしてたけどアレ宝具よね?そうよね?一体いつからあんなのが冬木にいたのかしら。
・・・・アレはなんなのか、か。私も混乱しているんだ、嘗ての自分とは明らかに人格も技量も違うしかし容姿や大まかな雰囲気は衛宮士郎そのものだ。むしろ、どうしてあそこまで変質したのかに付いては心当たりすらない、あ、アレ?この頃の私ってこんなんだっけ?むしろ私より強くないか?うあ、ゲイボルグを100本同時投影・・・だと?・・・・なんでさ。
うん?あの赤い坊主か、クックックあいつはいいぜ神話の英雄とまではいかないと思ってたんだが戦いの中でさらに進化しやがった。動きも、魔術も一流の化け物さ、しかも俺の一側面のみとはいえほとんど本職であるランサーの状態であそこまでこっぴどくやられるとむしろ清々しいぜ。
これはエミヤではない、EMIYAだ。