緑色の淡い光を残しアルテラの前方に巨大な破壊痕が広がって・・・・・いなかった。
「ハハ、無茶苦茶だな、魔改造とは。」
地面に仰向けに倒れる通常サイズのアルテラ。
「無茶苦茶というか、今回は唯の当たり判定だろ?」
立っているのは人間サイズのEMIYA。
「いや、あそこで私の技に突っ込んできたと思ったらもうやばいなとは思ってたよ。どうやって避けたんだ?」
「いや?ちゃんと何回か死にかけたし、避けずにガードしたぞ?」
「え!?」
見るとEMIYAの服は所々では無いレベルで焦げているし、なんとか人型だがその実ほとんどが修復中である。残っているのは頭と左腕、右腕、右足である。
「先ず、あの対界宝具でバリバリ削られてくアヴァロンでギリギリまで接近するじゃろ。」
「あ、ああ。」
「で、途中で内在宇宙の全部にエネルギーが吸収しきれなくなったからアヴァロンが崩壊するじゃろ?」
「ああ、そこで私は仕留めたと思ったんだがな?青いカケラが飛び散るのとほぼ同時に私の剣が気持ち内側から吹き飛んで無くなっていたんだ。」
「それは、右手のカラドパイルを発射して適度に刺さったところでブロークンなファンタズムをしたから。その後は頭をローアイアスで防御しつつパイルは右のパイルをパージして右だけ百裂拳で相殺してた。」
「やっぱり無茶苦茶だな。ティアードロップ・フォトン・レイを残滓とはいえ拳で相殺などと・・・本当に人間か?」
そんな答え合わせのようなことをやっているとアルテラの足先から光の粒子が出始めた。時間のようだ。
「ふむ、やはりもっと強い端末を用意すべきだな!」
「えー。今回の結構強かったよ?」
「ダメなのだ・・・カオスな世界を生き残るためには英霊であったとしても成長する位の気概がなければな・・・・そうだ、貴様は生身だったな。これをやろう。」
そう言って、三色な三色ボールペンを投げ渡してきた。
「お前の持ち物、というかポケットから借りたものだ。三色にしておいた。」
「ひ、ひでえ、人の物を返して贈り物なんて。流石大王様だな。」
「ムウ、別にいらないのなら返してくれてもいいのだぞ?」
そう言ってむくれるアルテラに見せつけるようにポケットにしまった。
「じゃあな!」
「また、会うのか?」
「案ずるな、此処から先どこに行っても大体会える。」
そう言って消えて行った。
さて、ギリギリ崩壊させない程度に戦いの規模を抑えていたが・・・・此処はネコ領か。うむ、折角だしあいつらを回収してしまうか。
さて、此方はご無沙汰していた。各陣営サイド。というか現状。
ネコ陣営
領土内で巨大なアルテラとEMIYAロボが戦った為ダメージが大きい、しかし、ネコは未だ健在、というか・・・
「ふむ、なかなか見ごたえのある戦いであったな。」
「ウチのマスターはマジで人間なのかにゃ〜?」
「す、すごかったんだな、や、やっぱりパイルは最高なんだな。」
「フンフンフン!」頭ガクガク。
「切なげな別れ!最後に贈り物!う、うううう、恋の始まりね!」
加速していた。
ワカメサイド
被害は軽微、またゲームという枠内では準最強クラスのワカメくん、シンジタンクやワカメウォールに飽きてきたので弱体化サーヴァントをばら撒き撹乱を始めた。また、アルテラとEMIYAの戦いで戦闘データを取り新たなワカメ兵器を開発している。
「ロボっていいよな?」
「あたいも乗ってみたいが・・・これは無い。もっとこっちの嬢ちゃんみたいなビームが撃ちたいな!」
「よし!俺もDA!うおおおおおおお!」カタカタ
HAKUNOサイド
領土戦では予定していたワカメ陣営への攻撃よりアルテラとEMIYAがぶっ壊しながら進んで行ったネコ陣営への侵攻が進み防衛にも成功、根城まで後一歩のところで緑茶と軍人そしてネコに阻まれている。
「正々堂々なんてするかよ!」
「ネロ、右にトラップ、左ターンしてその後前にジャンプ三歩進んでから剣を盾に構えて、後はアタック。」
「相変わらず不思議な指示よの!奏者!だが、その采配は信用に値するぞ!余の奏者。」
「ふむ・・・カカシでは無かったか。」
圧倒的演算力と先読み、そして、答えを見てきたかのようなHAKUNOの動きと指示、主にそれで有利に進んできたが。
「にゃ!」
「ガラ空きだな。」
「奏者!「続けて!」む、ムウ・・・」
「セイバー、このヘンテコはこっちに任せて!」
「・・・不死の類か?なんにせよ化け物か。」
ネコの軌道の読めなさに手を焼いている。なんとかランサーと遠坂にネコを処理してもらっているが・・・まあ、順当に行けば勝つのはやはりこの英霊達の陣営であろう。
じゃあ、ネコ退治と行きますか?
次回!さらなるカオスが読者を襲う!?そしてレン!そのタバスコ一体どうするの?次回!増えるネコ。ファンタズム・ムーン!