戦いの末セイバーは笑ってはいたものの受肉していたのが原因で体のあちこちがバキバキでした。今も包帯でグルグル巻きの刑でございます。
「シロウ!ご飯を食べさせてください!」
「・・・俺も今スペックダウン中なんだけどな?まあいいや、ほれほれ今日はお前の大好きな漫画肉だぞ?」
「わーい!セイバーお肉だいしゅき!・・・・切ってくだしあ!」
「・・・・」
無言で切り分け始めるEMIYA。
セイバーは今、青王と同じ大きさで中身も退行していない、いたって正常?である。また、クラスがアサシンでもセイバーでもなくセイバースレイヤーなのはビビリ申した。まあ、それはいい、俺が弱体化してんのも一時的に魔力欠乏とアルトリウム生成機がオーバーヒートしただけでもうじき治る。問題は・・・
「にゃあ〜今回は真面目に吹っ飛ぶかと思ったぜえ?」
「ナズェイキテルンディス!」
「ふふ!あえて言おう!あれはただのアバターにゃ!」
このクソネコあの爆発で完全に吹っ飛んだと思ったんだけど!?
「なっ!ナンダッテー!アレ?て事は今は違う?」
「もちろん本体です!ムーンセルはどっか落としちゃった☆」
・・・お、俺しーらね。
「シロウ!手が止まっています!後口をふいてください!」
「ハイハイ。」
ちなみにここはサクラ陣営の教室の一つを改造しベッドとキッチンを置いただけの部屋でした!さて、もうあんま居たくないし帰るか!
「俺を忘れてないか?マスター?」
「ああ、ごめんごめん。」
「セイバーは・・・どう運ぶにゃ?」
「アヴァロンに乗せればいいだろ?」
「それもそうにゃね。」
こうして、遊星のように破壊と混沌?を振り撒いたEMIYA達は自分達の世界線へ帰って行ったのだった。
「はあ・・・セイバーが言い出してくれなかったらみんな吹き飛んでたよ。ありがとう。」
「フフン!もっと褒め称えるがいい!」
「そうね〜、ホント無茶苦茶だったわね。」
「あ〜、ネタ死するとこだったぜ、赤いの!いのしし鍋!あと酒!酒出してくれよ!」
「わかった、暫く待ってくれ。」
此処は彼らの憩いの場食堂である。現在は赤いアーチャーが切り盛りしており普段より沢山・・・というかこの陣営の人間は全員集まっている。この席にはネコ領に進軍し無事?帰還したHAKUNO、トオサカ、ネロ、槍ニキが座っていた。
「いや〜にしてもバケモンだな!あのアーチャー似の長髪は!今さっき「今は弱体化中だ。」とか言ってたがアレでもまだ超一流サーヴァント級だったぜ?」
「・・・本当になんなのかしらね?」
「彼奴はな〜、本当に無茶苦茶だからな!余と狐と赤い弓兵は此処に来る前、英霊の控え室の様なところであったのだが・・・・奴の分体を一体倒すのに三人がかりだった・・・しかも本人は百分の一と言っていたことから考えると・・・・」
「ヴェ!?」
「単純計算でサーヴァント三百人以上・・・ラスボスかな?」
「まあ、そんな事より料理が来たみたいだぜ?今日は戦勝祝いだ〜!」
「うむ!存分に英気を養うのだ!」
楽しい席は始まったばかり・・・・しかし、彼等は知らなかった、此れからが真のカオスだと言うのを。
「コレは・・・・二ヒヒ!いいもの見〜っけ!これで引きこもりが加速だ!」
戦の跡地に資源回収という名目で実はEMIYA達の会話を聞いていたジナコがきていた。
「マスター・・・・いや、今回はあの放浪者の所為なのか?」
「ウフフ!どんなのにしようかな〜!」
その手には、ムーンセルのカケラがあった。
「ひゃっは〜!イイネエ、シンジ!最高だよコイツは〜!」
「ハッハッハッハッハッハッハ!いいだろう?こいつのメイン武装はあの緑の粒子を模した超エネルギー体。構造や性能もあのバケモンとは行かないが並のサーヴァント五騎分はある!」
「うーん!シンジ!あんたやっぱり最高さ!」
そう言って彼等が乗っているのは人型の巨大ロボット、見た目は・・・・有り体に言えばACである。
『お気にめしたかな?次は俺のボディを作ってくれよ!勿論武装はオーバーでな!』
ムーンセルに本来人格機能はない、しかしこのセルは確かに今ひろしっぽい声で喋って居た。
「わかってるよ!主任!コレは正直言うとあんた無しではあり得なかった。」
『良いんだヨ!俺は人類を・・・人の可能性を・・・・そうとも!『愛してるんダァ?キミタチを!』』
このあと起こる騒動は、EMIYAが帰ってからの事、しかし確かな事は多分書かれないことと、形容できないごった煮の様なカオスはトマラナイ。