エミヤを魔改造したかっただけ   作:名状しがたい魔王

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マジカル☆トオサカ

「えーい☆吹っ飛んじゃえ!」キラッ

 

「邪魔だ!邪魔だ!邪魔だ!邪魔なんだよ!」

 

ピンクとか赤とかの光弾を撒き散らしながらも着実に天草オルタにダメージを与えて行くマジカル☆トオサカ。しかし被弾して確実にダメージがあるはずの天草オルタは依然として暴れまわっている。

 

「クッ!彼の力を使えこなせちゃいない!このままじゃ!」

 

「諦めてはいけません!我々の後ろには一般人が居るのですよ!」

 

泥と天草オルタの攻撃をなんとかはじき被害を抑えるジャンヌとジーク、だがジリジリと後退してしまって居る上に肝心の天草オルタに近づけてはいない。

 

「むむむ、コイツはヤバイです。あの黒いのだけでも吹き飛ばさなければじり貧ですよ。」

 

「む〜!霧が効かないの!」

 

聖剣でも汚染されるのでビームチョビ撃ちで泥を払うセイバーだが、EMIYAの魔力低下に伴い派手にビームが撃てず厳しい。ジャックちゃんは・・・まあ、ちょっと役に立ってないかも?

 

あわや市街地が泥に飲み込まれそうになったところでピンク色の障壁が泥を防いだ。

 

「魔法は秘密なんだよね!『遮断』!」プンプン

 

「・・・口調や格好がアレだが杖の一振りでこれ程に強力な結界を生み出すとは・・・。」

 

マジカル☆トオサカちゃんの性能に慄くジャンヌだったが本番は此処からだった。

 

「『空間反転』『鏡界面』『転移発動』!ジャンプ!」キラキラ〜

 

バシュン

 

泥とトオサカちゃん、ジャンヌとジークが表層世界から一瞬にして消え失せたのであった。

 

「おー、やってるやってる、しかしまあ、人格変更による強制的なMS力の爆発的な向上が此処まで効くとは・・・精神ダメージを気にしなければ最高だな。」

 

それの様子を林からEMIYAが満足そうに見ていた。

 

現在主戦場は三つ、一つは鏡界面に跳んだがこの天草オルタの居る戦場。二つ目は月の陣営と赤のライダーのガチンコバトル。そして三つ目は・・・・

 

 

「オオオオオオオオオアアアアアアアア!!」

 

「ちょっと、俺はまたデカブツ退治かよ!?」

 

森の向こうの大きな城跡地に佇む巨大な影、ゾロアスター教の二元論の悪の創造神『この世の全ての悪』その尖兵アジ・ダカーハ。聖杯による願いは大きく歪み世界の抑止力さえ捻じ曲げこんな化け物を呼んだようだ。

 

「おかあさん?アレを殺すの?」

 

「なかなか大きな肉ですね・・・食べ応えがありそうです。」

 

いつの間にかEMIYAの横に並ぶセイバーとジャックちゃん。

 

「・・・命を大事に、だぞ?」

 

一応念押しをするEMIYAだったが・・・

 

「「そうだね!ガンガンいこうぜ!」」

 

「大丈夫かな・・・」

 

ヤル気満々で駆けていく二人を見て少し笑みを浮かべて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「マジカル・ジュエル・フルバースト!・・・・ハッ!これで三回目の変身か・・・感慨深いわ・・・」

 

ドゴオオオオオオオ!

 

遠坂専用礼装フォーマルクラフトの宝石投影爆撃が炸裂。泥が吹き飛び本体があらわになる、と同時にマジカル☆トオサカちゃんの人格アシストが切れてマジカル☆トオサカモードが終了、しかし同時にフォーマルクラフトへの移行をし精神のブレを最小限にかつ攻撃力を底上げする。

 

「好機!いくぞ!」

 

「ハイ!」

 

泥に阻まれなくなり天草の本体も見えたので一気に突っ込んでいくジークとジャンヌ。

 

「iahidsbuhavuyadgeijnduivaij!!!!」

 

「クッ!」

 

「これは・・・不味いです!」

 

しかし天草オルタの狂化が強まりステータスが向上、最早言語では無い何かを叫びながら正確な黒鍵投擲や体術、時には赤黒い右手を上げ空間を削り取ったり青黒い左手で精神を焼く炎を展開したりと様々な攻撃を前にまた攻めあぐねる二人。

 

「消滅砲!」

 

バギュン!

 

「ihbadsyig!?」

 

「どうやら一切合切吹き飛ばせば関係ないみたいね!・・・チイ!残り四発か。」

 

そんな二人の前衛を囮にチャージした極大魔術をぶち込み愉悦の遠坂だが、残念ながら触媒の残数が少ないようだ。

 

隙が出来たので下がりつつ三人で一瞬の作戦会議。

 

「ジーク君はバルムンクで出来るだけ削れる?」

 

遠坂の提案。

 

「厳しいな、魔力もそこまでない。」

 

しかし、さすがに消耗して居るのか首を振るジーク。

 

「私が令呪を切ります。なんとか令呪は奪われないようにしたんです。」

 

そう言って右手を見せ、全員が大まかな流れを念話で受け取り。戦いは最後の局面に移行しようとしていた。

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