アーチャーと凛は言われた通り居間についた、ついたがしかしそこにいたのは一心不乱に食べ物を貪るシリアスブレイカーだった。
「アーチャー、英霊ってあんな感じのが多いのかしら?」小声
「・・・・かなり難しい質問だな。まあ、こういう手合いもいることは居るというか、この特徴的な顔の少女は大体というか・・・忘れてくれ、今のは失言だったと思う。」小声
遠坂はにやりとして言った。
「あんたも大概だけどね?」
「あんなには食べられんぞ!?」
「いや、変わってるって事よ。」
そうして喋って居るとようやく気付いたのか、それとも食べ終わるまで喋れなかったのか定かでは無いが声を発するセイバー。
「私はセイバースレイヤーとしての栄光を欲しいがままにした元アサシン、現セイバー。名を謎のヒロインXと申します。同盟相手のマスターとサーヴァントですね?」
アーチャーは目の前にいるセイバーが自身の記憶にあるセイバーと全く違うのを改めて理解させられ、遠坂 凛は色々ツッコミ所満載の自分のサーヴァントよりもっとヘンテコなのがいて少し安堵しつつ挨拶を返した。
その後、士郎が茶菓子と茶とバケツ羊羹を持ってきて漸く会議が始まる。
「という事で始まりました。第一回同盟会議!イエーイ。」
「ドンドンぱふぱふ!」
何故かテンションのおかしい衛宮とヒロインXだが、此れは自分ちに初めて友達が来て嬉しさのあまりチョットおかしくなっているだけである。
「で、何を話そうか?」
テンションが戻った衛宮君、それに答える遠坂さん。
「先ずは同盟関係の正式な取り決めをしましょう。」
「それもそうだな。で、条件は?」
「先ずは魔術師らしく等価交換を基本にしよう。その方が何かと都合もいいし何をすべきかも決まる。」
セイバー以外はマトモに会議していき大体十分ほどで簡単な確認と同盟の形態が確認されていき、次は情報交換フェイズに入る。
「俺は聖杯戦争の細部について聞きたいんだが。遠坂達は何が聞きたいんだ?」
「まあ、色々有るけれど先ずは一つ、あんたは魔術師なの?」
おおっと難しい質問だ!原作の衛宮士郎は半人前どころの話では無かったので魔術使いと言っても違和感が無かったのだが、俺はぶっちゃけ魔術師よりのナニカである。しかも使ってる魔術は全部超がつくほど特殊で有る。科学の力をチョット拝借した魔術とかも魔術師からしたら邪法もいいとこだ、まあ稼げるからいいんだけど。
「一応、ってとこだな。俺自身が発動できる魔術はたった二つしかもそのうち一つは魔術刻印だし、そのほかは魔術のような科学とか、科学のような魔術とかくらいか?まあそんな感じなんで魔術師?かな?」
これでどうだ!
「だが、昨日はサーヴァント相手に肉弾戦を挑みしかも勝利していたじゃ無いか。本当に魔術師か?」
「ねえ、アーチャーそれだと私も魔術師か危うくなるんだけど?」
「君はサーヴァント相手に肉弾戦は無理だろう?それにこの男の動きや体は限りなく戦士に近いナニカだ。」
お前がそれをいうのかよ!双剣担いだ弓兵さん、まあ言わんとすることはわかるんだけどね。
「じゃあそうだな、とりあえずは剣士でも拳士でもいいよ、呼ばれ方にこだわった事はないからね。」
「はい、マスターは素晴らしい剣士ですよ。それに貴方も弓兵と言う割には剣士よりの身体付きじゃないですか。」
アルトリウムの充填が終わった腹ペコが喋り始めたが、口の端に羊羹が付いていてみっともないのでハンカチで拭いておく。拭かれている方は満更でもなさそうだがもう少し綺麗に食べて欲しい。
「・・・まあ、そうね取り敢えず互いに出来る事を言える範囲で言いましょう?きっとこれから必要になるし。」
「まあいいが、いいのかマスター、言ってはあれだが裏切られる可能性は考え無いのか?」
「ふっふっふ、セイバーを狩るには正面からしか有りませんよ?弓兵。」
「まあまあ、せっかくセルフギアスロールも使ったんだ、裏切るリスクの方が大きい。それとも、貴方は何か知っているのか?アーチャー。」
「・・・まあいいだろう。言っておくが裏切りなど考えもするなよ、これは忠告だ。」
「はいはい、コッチから同盟を持ちかけたんだ受けてくれるだけでも有難いよ。」
そう言って互いのてふだを言える範囲で言い合い互いに予防線張ったところで今日の会議は解散である、時刻は十二時、土曜日に桜が来るのは二時からなので買い物でも行くか、冷蔵庫がどっかのセイバーのおかげで空っぽだし。
食い過ぎ?いいえデフォルトです。