鏡面界突入後瞬間的にEMIYAは宝具を開帳する。
「
その声に呼応してEMIYAを中心にドーム状の隔離結界が展開される。がルヴィアがすごい顔をして居る。
「・・・アーサー王の宝具?何故ですの、訳がわかりませんわ!?」
ついでに遠坂イシュタルもちょっとだけ驚く。
「へー、人間なのにこんな高度な魔法を発動できるのね〜。」
実は遠坂イシュタルの指摘は正しいのである。EMIYAはアヴァロンを使って居るのではなく、アヴァロンの生み出す効果を付与した結界を張って居るので、まだEMIYAは自身の中のアヴァロンを完全に起動して居るわけでは無いのだ。
「取り敢えず二人ともここに居てくれ、やっぱりサーヴァントが四体居るような気配がある。セット、モードケルト。」
そう言って、結界を設置して跳躍したEMIYAそれを見送る魔法少女達は最早こいつだけでいいんじゃ無いかと言うこの理不尽さを感じている。
「あの・・・あれって一体?」
イリヤが呟く。
『・・・・宝具の模倣魔術、さらにほぼ宝具のような武具の投影?化け物ですね〜。』
ルビーも心なしか声が硬い。
「ゲイボルグ?でもどうして彼が?」
美遊は混乱して居る!
『彼はおそらく理不尽という言葉が最も似合うのでしょうね・・・・!?極大魔力反応がキャスター以外の三つが高速接近中・・・接敵まで一分を切りました!』
サファイアが敵の動きの活性化を感知し声を上げ、戦闘体制に入る魔法少女と女神遠坂。
一方上空に飛び出したEMIYAは既にキャスターに肉薄しキャスターの心臓付近にパイルを突き出して居た。
「因果律固定!乱数調整完了!擬似真名解放完了、刺し穿ち突き穿て、ゲイボルグ!」
ドパン!
という凄まじい音とともに粉砕されたキャスターからカードを手に入れ下を見ると黒セイバーとイシュタルがビームの撃ち合いをして居た。
・・・・アレ?セイバー二人?片方は・・・赤黒い・・・モーちゃんですか、そうですか。魔法少女二人は・・・げえ!アルケイデス!やっぱ俺があったことのあるやつらが来んのか!
此処で魔法少女ズとイシュタルが一直線に並んでしまいアルケイデスのビームが構えられる!
「不味い!」
「ああん!美の女神に対して乱暴よ!」
宝石のような煌めきと共に巨大な弓のような何かが引かれ魔力収束砲が発射される、しかしアーサー王とモードレッドの対魔力や剣技などでどうしても有効打が出せない、しかも神としての権能はその多くが使用不可状態なので宝石爆撃やビーム、時には弓で直接殴ると言った豪快な戦いになる。
「ククク!ハハハハハ!感謝するぞ『衛宮士郎』!この俺にまた好機を与えるとはなぁ・・・虫けらのように蹂躙された怨み!晴らさせてもらおう!」
まるでこちらの攻撃を意に介して居ないように空を飛ぶEMIYAを見つめるアルケイデスの発言に一瞬止まる二人。
「どうしてお兄ちゃんの名前が!?」
喋りつつも魔力砲や散弾で少しでもイシュタルの方に行かないように抑えるイリヤ、しかしやはり少し隙ができてしまう。
「・・・衛宮士郎・・・まさか!」
美遊は空を見上げながら言う敵の言葉からその答えを見つけてしまう、それで居ながら槍を油断なく構え隙を伺う。
それを見たアルケイデスはEMIYAへの嫌がらせのためニヤリとしたかどうかは布でわからないものの愉悦の混じった声で言いながら弓を構える。
「どうした?彼奴の名前を知らなかったのか。彼奴は衛宮士郎、そしてお前達が殺される原因の名だ!!」
「「お兄ちゃんはあんな滅茶苦茶じゃない!!」」
そして放たれる矢は九つの光線に別たれイリヤ達を呑み込もうと迫って居た。