さて、次の日の夕方林っぽい所に幼女二人と赤い男が居ました・・・まあ、EMIYAとイリヤと美遊何だけどね。
「さて!昨日わざわざ脳内にメッセージを送り込んだ甲斐あって二人とも来たな!」
爽やかに恐ろしいことを言うEMIYA。
「うう、さりげ無く恐ろしい事しないでよエミヤ・・・さん。」
「・・・本当に底が見えない・・・と言うか絵面が誘拐犯。」
さりげないdisりが心に刺さるがこのステッキとイリヤ達しか居ないこの状況を作りたかったのである。
EMIYAが話し出す。
「さて、昨日話したことは無理やりステッキ二本に録音させておいたから寝てても覚えてると思うが・・・さて、此処でクイズだ。お前さん達・・・昨日何回死んだと思う?」
この奇妙な問いにイリヤは首を傾げつつも昨日大変そうだと感じた回数を数え始め、美遊は難しいそうな顔をして居る。
「俺が数えた所、お前らは恐らくどの戦闘においても平均十回以上は死んで居る。今まで無傷だったのは美遊の腕が良かったりイリヤの運が高かったり何よりイレギュラーたる俺が居たからだ。」
全く答えを聞く気がないEMIYAが即座に自身の問いに答えを出しイリヤと美遊に叩きつける。
「え・・・」
「む・・・」
それぞれ美遊は不満そうな顔イリヤは今になって怖くなったのだろう、少し足が震えて居る。
「そこで・・・お前さん達には一ヶ月ほど修行してもらう!」
「「ナッナンダッテー!!」」
突然の修行宣言、全く脈絡という脈絡が破綻したEMIYAの提案に驚く二人。
『ですが今日から始めたとしても一ヶ月後まで待てるわけでも有りませんし・・・』
『そうです!コッチにはそんな時間はないんですよーだ!』
当然だがカードの回収は早い方がいいのでステッキ達は反対してくる。
「いつから真面目に一ヶ月も時間をかけて修行すると言ったんだ?」
「「『『はあ!?』』」」
「半径10キロメートルの隔離結界を形成、空間軸時間軸固定、術者以外に肉体時間の静止を付与、霊体強化をさらに付与、空間内外の時間を三十日:一時間に設定、起動、術式名『竜宮城』発動。」
ビキビキという音と共に空間がエミヤ色に塗り替えられ地面は草原に空は快晴、結界の端には大量の投影宝具が並ぶ訓練用ステージを構築した。
「ふう〜スッとしたぜ・・・さて、此処でお前さんがたに修行してもらう!」
『人間ひとりの力で異界をこんな広範囲に・・・時間操作も付いて・・・ナニコレ。』
『あわわわ!実はキャスターのクラスカードだったりしません?』
ビビるステッキ二本を掴みぼんやりとして居るイリヤと美遊に渡す。
「ほえ?」
「・・・ハッ!」
「さて・・・二人には転身してもらって・・・まあ軽く死合って見ようか?」
この時見たEMIYAの顔が二人のトラウマになったのは言うまでもないだろう。