妹様は魔法少女   作:あんにん

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さぁみんな、前回の後書きの最後はよんだかな?
正直第2話の方が短い気がするのは気のせいでしょうか。


さくせん:おぶつはしょうどく

 

 

 

 

 

第5話 さくせん:おぶつはしょうどく

    ― ヤンデレな妹様に死ぬ程愛されて夜も眠れない ―

 

 

 

 

 

私、新妻ツクヨの兄君、新妻サカキは奇妙である。

それはその刃物に好かれる体質故ではない。

兄君が無自覚に持つ『場を制する影響力』故である。

 

 

思えば兄君の影の濃さは小学生、否、生まれつきあったのかもしれない。

ただ、私の知る中での全盛期は中学三年生の頃だろう。

 

 

兄君は特に勉強が得意という訳でも、誰にでも優しいという訳ではない。

強いて言うならば、身体を動かすのが人並み以上に得意なだけだ。

しかし、兄君の影響力は、ただ、そこに居る。

 

兄君はただ、それだけの理由で

学校中の生徒から、まるで偶像崇拝の様な扱いを受けていた。

 

 

兄君は私の持つ魔法を危険と言うが。

私からすれば兄君の影響力の方がよっぽど危険だ

何せ、現代の技術力では、人間心理を支配する事などできないのだから。

 

 

だが、私は兄君がどれほど危険でも構わない。

どれだけの人間が兄君に影響されようと、私の知ったことではないし。

私は元より兄君に影響されているのだから ――― 。

 

 

 

「妹様よ もう朝だ、起きなさい」

「うぅん…後五分」

「お前寝起きは本当にだらしないよな」

 

普段からだらしない兄君に言われたくはないわ。

ん? 今足に何か温かいものが触れたような…。

 

私がそんな事を思っていると、不意に体が後ろに引きづられる。

 

 

「ひゃいっ!?

 な、なにするのよお兄ちゃん!!」

「素に戻ってるぞ妹様」

 

「ぅ…ゴホンゲフン

 全く、もう少し優雅に起こせないものなのか?」

「はいはい優雅優雅

 もう皆朝食取ってるぞ」

 

何、私を差し置いて食事をしておるのか。

全く、これだから私は反対したのだ。

 

「では行こうか」「それは俺のセリフなんですけどね」

 

 

兄君と私たちは次の村までの道程

ある馬車に乗った奴らに同行する事になった

 

 

大柄な男、ザンギ

こいつは粗野な男で食い意地が張っている。

気づいたら私のデザート(*サカキが全員分と言って出したもの)

が、少しとは言え奴の胃袋に入っていた事もある。

何度私がメギドで焼こうと思ったことか。

 

 

細い男、ドリアン

こいつは気が弱くて、何時も発言は肯定的だ。

弱者なりの処世術なのかもしれないが

少なくとも強者である私には気に入らない。

 

 

背の高い女、リーク

職業は魔法使い、だが魔法少女ではない、ここ重要。

元来、魔法使いと魔法少女は相容れない中なのだ。

それに、私は弱い魔法を使うやつに興味がない。

 

 

小柄な男、ジョン

何故か兄君と仲が良い、気に食わない。

気に食わない、気に食わない、気に食わない

気に食わない、気に食わない、気に食わない。

 

 

最後に小太りな男、トータ

こいつは特に当たり障りしない奴だが

そもそもこの男がいなければ他の四人とも会うことはなかった。

よって嫌いだ。

 

 

結論で言えば、今回兄君に影響されたものたち

私は全員と仲良くするつもりはない。

そもそも森を抜けるくらいなら私のメギドラ一発だろうに。

 

 

「妹様、出番だぜ」

 

兄君が私に呼びかける。

私が馬車越しに見ると、外では私の嫌いな4人が

鉄の怪物、ゴーレムであろう魔物と戦っている。

 

「分かった、あの四人を吹き飛ばせばいいんだな?」

「その発想はいらなかった

 何とかあの人形だけ吹き飛ばせないか?」

 

 

理解不能、何故兄君は無関係な奴らを守ろうとする?

 

りかいふのう、あにぎみのしんいとはなんだ?

 

 

 

リカイフノウ、アニギミハナゼワタシヲシンジテクレナイノダ…?

 

 

 

嗚呼、不愉快、全くもって不愉快哉。

 

この不愉快な気持ち、取り敢えずはあの邪魔なゴーレムにぶつけるとしよう。

 

 

 

「メギド!!!」

 

 

 

この星に来て早三日 ―――

 

――― 私は初めて全力のメギドを放った。

 

 

 

 

次回、『決戦、ドリアードさん』

 

 

 




何となく妹様視点にしてみた結果
妹様の方がサカキ君より心理描写が難しい事が分かりました。

素でナレーション風ってすんばらしいですねサカキ君。それでも私は嫌いですけど。
あと、前にサカキ君が私の投影と言いましたが
当然ながら私にサカキ君の様な影響力はありませんよ?
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