仮面ライダーウィザード ~Magic Girl Showtime~ 作:マルス主任
そして同時に2年以上放置という形となり本当に本当に本当に申し訳ございませんでしたァァァァ!
アカウント管理が甘くログインパスワードを忘れ、リアルの忙しさも相まって事実上全くこちらに触れておりませんでした○| ̄|_
2年も放置した作品の続きを待ち続けてらっしゃった方々、繰り返しになりますが本当に申し訳ございませんでした。
やっとの続きとなります、どうぞ……!
ウィザードのウィザーソードガン、そしてオーガの大剣がぶつかる音が鳴り響く。
両者互角の状態。もはやウィザードもオーガも、手の内は知り尽くしていると言ったところか。
最初に遭遇した時は、ドラゴタイマーで分裂した4つのドラゴンスタイルに変身してもなお敗北した相手だが、今ではフレイムスタイル1つでも互角に戦える。
ウィザードの戦闘スキルが上がったのか、それとも別の要因か。
一つだけ言える事は、オーガの戦闘スタイルそのものが、変化してきているという事だ。
コヨミの魔法石を巡って戦っていた時とは何かが違う、となれば原因は恐らくこの事件が関わっているに違いない。
…そもそも、何故オーガが復活したのかすらも謎のままだ。
ウィザードは、膠着している状態を打ち破り、一気にオーガに攻め込んだ。
「ぐっ…!魔法使いめ、やはり手練のようだな!」
「お前の本当の目的は何なんだ!そもそも、何故クラムベリーという魔法少女に化けてこのゲームに参加していた!」
「今更そんな事を…!だったら教えてやるよ…」
と、その言葉を皮切りに、オーガはクラムベリーについてを語り始めた…。
まだ、魔法少女同士の争いが起こるどころか、スノーホワイトすらこのゲームに参加していなかった頃の話。
山の奥地で突如目を覚ましたオーガ。
確か自分はウィザードに倒され、そのまま死んだはず。何故無傷で生きているのだろうか。
そんな疑問が浮かんだが、それを遮ったのは、別の者の声だった。
「おや?貴方は一体…?」
声の主は、可憐な美少女というような見た目、全身には彩られた薔薇を身に付けている。
とてもただの人間とは思えない。更に言うにはファントムに進んで近付いてくるほど愚かな人間は恐らくいないだろう。
そして極めつけは、莫大な魔力の塊であること。
この時点でオーガは、この少女をウィザードと大差ない存在であるのでは無いか、と認識した。
それが分かった以上、オーガが取る行動は一つだけだ。
魔法少女クラムベリーは違和感を覚えた。
こんな山奥の小さい小屋の近くに自分以外の生物が現れた事に。
しかも、とてもじゃないが人とは言えないような容貌。
あまりにも不自然かつ怪しい。
近くでリンプンを撒き散らしながら飛んでいるファヴに疑問を投げかけた。
「これも、ファヴが呼んだものですか…?」
『いやいや、んな訳ないぽん。魔法少女を呼ぶことはあっても、こんな化け物みたいなのとは面識ないぽん』
「おいおい、化け物だのなんだの酷い言われだな」
「しかも人語を話すとは。本当に何者ですか、貴方」
「さぁな…だが丁度良い」
「丁度良い…?」
「あぁ、目覚めていきなり大当たりの魔力に出会えたからな…」
クラムベリーは異様な雰囲気を感じ取った。
未知数の相手にはここで退いておく、というのが普通ならば最適解だったのだろう。
しかし、クラムベリーの思考にはそんなもの存在しなかった。
未知の存在、危険な雰囲気。クラムベリーの気分を昂らせるものばかりだった。
戦ってみたい...目の前にいる未知数の存在と手合わせしたい、そんな思考がクラムベリーを支配し始めていた。
「貴方の目的は分かりませんが、ここは1つ私と手合わせ願えませんか…?」
戦いに飢え、強敵を求める彼女だからこその言葉である。他の魔法少女であったなら、どうあれ戦おうとなどは思いもしないだろう。
予想外の返答が来たオーガは少し困惑したが、くすりと笑ってそれに答える。
「思った以上に当たりだったみたいだ。いいぜ、そっちもその気みたいでなァ!」
「ふふっ…ではお望み通り…!」
『ま、待つぽん!一旦落ち着くべきぽん!』
「こんな絶好のチャンス、私に逃せと言うのです…?」
『マスターが戦闘狂なのは知ってるぽん。でもいきなり戦闘になるのはおすすめしないぽん』
「ファヴ、貴方がそんな事を言うとは。私に幾度となく似た経験をさせておきながら…」
その通りであった。元々クラムベリーが戦いを求めるような性分になったのはファヴが原因でもある。
過去、クラムベリーが魔法少女の力を得て、採用試験に参加していた頃。
採用試験用に召喚された悪魔の暴走により他の参加者や試験官を皆殺しにしてしまった事件があった。
そんな中、暴走する悪魔をクラムベリーはたった1人で撃破した。
強大な敵を討ち果たす快感。達成感に支配され、魔法少女として正式に採用された後に試験官を引き受けた。
今回名深市で開催されているこの試験にも、魔法の国の人間でありながら、強い魔法少女を打ち倒したいというだけで参加者側に属する奇妙な存在である。
「こんな機会はもう無いかもしれない。やらせてもらいますよ…」
『あっ、ちょっと、説得無意味ぽん!?』
「なんだか分からんが面白い!かかって来な!」
ファヴの言葉は聞いているようで聞いていないのか。クラムベリーはオーガに飛びかかる。
こうなったらもう止められない。しかしクラムベリーなら何とか勝つであろう。これまでもそうだったように。
そう思い込み少し離れて2人の戦いを見守るファヴ。
何やらよく分からない能力を駆使して戦うオーガと名乗る怪物と善戦しているように見える。これなら安心である。
「へっ、何者だか知らんが、とてつもない猛攻だな。さてはお前、楽しんでるだろ」
「こんな体験は久しぶりです...。楽しくないわけないでしょう…!」
「おいおいマジかよ…ってうおっ!?」
オーガとしてもイカれた奴を相手にしていると感じ取ったが、突然鋭い痛みを感じ、自身の腹部を見る。
素手で完全に貫かれているのだ。
そんな光景を見たファヴ。やはり自身の仕え主は勝ってくれた。
毎度毎度ヒヤヒヤする。
「これでおしまいですね...楽しかったですよ...」
「へへっ...そりゃどうも...」
オーガが弱っているのが確認出来るほどだ。クラムベリーは勝利を確信した。
そう、確かに勝ったのだ。
...これがファントム・オーガで無ければ。
「じゃあ、頂くぜ」
「何をです?...ッ!」
クラムベリーは自身が勝利したと思い込んでいた。そう、思い込んでいただけだった。
オーガは“メデューサ”と呟くと、ファントム・メデューサの幻影を映し、その能力を使う。
まずい。そうクラムベリーが気付いた時にはもう遅い。四肢を固められたのか、動かせない。
ファヴも同じく、驚きを隠せずにいた。
今回も勝ってくれると思い込んでいた思考が一気に崩れ去る。
焦っているのが丸わかりな程リンプンを撒き散らす量が増える。
「ふ...ふふっ...そうでしたか...」
「こいつはとんでもねぇ魔力量だ…ありがとよ!」
もはやクラムベリーは笑うしかなかった。自身の慢心がこの結果を生んだのだから。
オーガの左肩が大きく開く。クラムベリーは次に何かを考える暇も与えられず、その開いた中に吸収されていってしまった。
「ふぅ〜…目覚めて早々だったが、眠気覚ましにはなったぜ。…さて、と」
『あ、つ、強いぽん!君はつよいぽん!』
クラムベリーを文字通り喰ったオーガ。先程と態度を急変させるファヴに目を向ける。混乱しているのだろうか、動きが激しい。
「いきなり何言ってんだ…?おい、そこの丸いヤツ!次はお前も喰ってやろうか」
『ままま、まずは落ち着くぽん!第一ファヴはマスターと違って魔力もクソもないぽん!』
「ふん、まぁそれもそうか、そんなちっこいの食べても意味ねぇか」
『そう、そうだぽん!今度は君がマスターにならないかぽん!』
「…は?」
ファヴ自身も焦りに焦った結果の発言だろう。それ以上にオーガも困惑している。てっきりあの女の仇でも取りに来るのかと思っていたが、思っていた返事とは違うものが返ってきたからだ。
「前の相方が死んだ途端に鞍替えか?変わったヤツだな」
『どうもこうもないぽん、死んじゃったマスターに思いを馳せても何の意味もないぽん。それこそ、君の力は強大ぽん。強い方に付いた方がファヴも上手くやって行けるぽん』
「図太い神経してんな、まぁいい。そのマスターとやらは何をすればいいんだ?人助けとかは御免だが」
『まさか、そんな事君がするわけ無いことはなんとなくわかってるぽん。簡単な事ぽん、魔法少女の採用試験の担当試験官になってほしいぽん』
「なんだと…?割と面倒そうだが…」
よくもまぁそんな事を得体の知れないやつに依頼するな、とオーガは思う。さっきよりも饒舌になったファヴがこれでもかと言いくるめようとしてくる。
『聞く分には面倒かもしれないけど、君自身が動くことはほぼないぽん、何なら、さっきみたいに強力な魔力を持った魔法少女を自分で倒してもらっても構わないぽん』
「お前らが見定めようとしてる奴らを喰っていいのかよ?」
『もちろんぽん、そこでやられるようならその程度だっただけぽん。ファヴは強い魔法少女を見つけたいだけぽん、正直君の存在はよく分かってないけど、負けちゃった元マスターも結局は弱かったんだし、今となってはいらないぽん。だから敵討ちとか復讐とかそういうのはないぽん』
少し前まで自身と組んでいた魔法少女の事をここまで言うとは。オーガはなんだか愉快に思えてきた。
「フン、なんだか知らんが面白そうだ、乗ってやるよ」
『わかって貰えたみたいで何よりぽん。改めて、名前はファヴというぽん。よろしくぽん、新マスター』
「やっぱりファヴが裏を引いてたのか…!それにお前も、わざわざ取り込んだ魔法少女に化けてるなんて、回りくどい奴だな!」
「正直退屈だったさ、でも魔法使い、お前達が現れてくれてラッキーだったぜ、今度こそ地獄を見せてやれるってなぁ!」
フレイムドラゴンに姿を変え、2つのウィザーソードガンでオーガの攻撃を凌ぎ、はたまた猛攻を仕掛ける。
オーガも同様に、攻撃を避けつつ攻めることも忘れない。いつまでも互角が続いている。
そんな中、ウィザードはオーガの僅かな変化を感じ取っていた。
「楽しいなぁ、魔法使い!これだから戦いはやめられないなァ!」
「…やっぱり、俺の見立ては合ってそうだな」
「あ?」
「お前、少しずつ人格がクラムベリーとやらに似てきたんじゃないのか?」
「…何だと?」
オーガの動きが少し止まった。その隙をついてウィザードがソードガンで的確に攻撃を繰り出す。
防ぎきれず、大きく吹き飛ぶオーガ。その姿を見つつ、ウィザードは続けた。
「以前戦ったお前とは戦い方が変わったように思えてな。前まではとにかく力で押し込んで来るタイプだと思ってたが、今は俺の動きを読みつつ戦ってる。俺の動く音に反応してるだろ」
「まさか、この最強である俺が、あんな魔法少女如きに…!」
明らかに動揺しているオーガ。そんな姿を見ながらウィザードは続ける。
「ただ取り込んだだけならこうはならなかったろうさ。わざわざその姿に化けて行動なんかしてるからだ。2人分の人格を使ってたら、いずれ自分がどっちか分からなくなる。有り得なくもないだろ?」
「黙れ!俺はオーガ、最強のファントムだ!魔法少女なんぞと同じにするなァ!」
激昂したオーガは猛攻を仕掛ける。防ぎきれずに少し後ずさるウィザード。
事実、オーガにこちらの攻撃が読まれつつある。以前から見せている姿でもあるから当然だろう。
しかし、ウィザードはまだオーガに“1度も”見せていない姿があるのだ。
「オラ、どうした魔法使いィ!お前の動きは音で丸分かりだァ!…なに、音…?俺にそんな力は…」
「だんだんどっちがどっちか分からなくなってきたろ。ここで決着を付けさせてもらうぞ!」
フレイムドラゴンの指輪を外し、次の指輪に付け替える。
そう、その指輪こそ、ウィザード・晴人にとっての希望の指輪。
1度は別世界の自分に預けて手放した力。そしてまた、別の世界で“ウィザード”と共に戦っていた者から託された最後の希望。
ダイヤモンドのように美しく輝くウィザードリング。
その名を…インフィニティウィザードリング。
ウィザードライバーのレバーを動かす。流れる待機音と共に、ウィザードは最後の希望が宿った左手をドライバーにかざす。
シャバドゥビタッチヘンシーン!シャバドゥビタッチヘンシーン!
インフィニティ!プリーズ!
大きく魔法陣が展開し、ウィザードを包む。
同時に白銀に輝くウィザードラゴンが現れ、オーガを弾き飛ばし、そのままウィザードを覆う。
一瞬の大きな輝きの後、オーガは再びウィザードを見つめる。
そこに立つウィザードの姿は、自身の知らない、白銀と薄い水色のような姿…。
仮面ライダーウィザードの最強形態。インフィニティスタイルである…!
「な、何だその姿は…!?」
「お前にはまだ1度も見せてなかったな。これが俺の希望の力だ…!」
「なぁにが希望だ!そんなもの打ち砕いて地獄にしてやる…!」
「さぁ、ショータイムだ…!」
ウィザードは右手に自身の武器、アックスカリバーを呼び出す。そして、インフィニティリングを再びドライバーにかざした。
インフィニティ!
これまでのスタイルとは桁外れのスピードで、こちらに向かってくるオーガを強襲する。
カリバーモードのアックスカリバーの剣撃が一閃、もう一閃。
仕上げに大きく目では感知できない程の速さで切り刻んで蹴り飛ばす。
「うぐっ…な、何故だ…何故何も出来ない…!」
「言ったろ、お前は気づかない内にクラムベリーの音の力に頼りきってたんだ。今までは見せたことのある姿でしか戦っていなかったが、存在すら知らなかった姿じゃ、対応出来ないだろ」
「ふざ、けるなァァァ!」
もはや我を忘れたかの如く狂った攻撃を仕掛けてくるオーガ。大きな剣を振って襲い来るが、アックスカリバーで弾き返す。
攻撃が通らないことを悟り、少し冷静さを取り戻すオーガ、今度は“レギオン”と叫びファントム、レギオンの力で強引に攻撃を仕掛けてくる。
確かに、あの攻撃には何度もウィザードは苦しめられてきた。だが、だからこそ…
「これでアンダーワールドに行ってお前を絶望させてやる!」
「おぉ、今のお前にしては考えたな」
「舐めるなァ!」
レギオンの力を使ったオーガ渾身の攻撃。しかし、インフィニティスタイルとなったウィザードにもはやそんなものは通用しない。
インフィニティスタイルのボディに、オーガの剣は弾かれ、砕け散った。
「ば、馬鹿な…」
「お前の魔法はこれくらいか?次はこっちの番だ!」
今度はアックスカリバーにインフィニティリングをかざすウィザード。
ターンオン!という掛け声と共にアックスカリバーをアックスモードへと変化させる。
「はぁぁぁぁッ!」
「ガアッ!?」
アックスカリバーの一振りで、オーガの体は大きく吹き飛ぶ。
そしてウィザードは再び高速移動。オーガが吹き飛ばされ、倒れる地点に先に辿り着き、もう一度アックスカリバーでの強力な一撃を叩き込む。
「うっ…うぐっ…こんな、こんなはずでは…」
「長かった追っかけっこも、そろそろお開きにしないとな…!」
オーガは逃げの姿勢を取る。ウィザードの必殺を受ければ、恐らくは自身が持たないことを感じ取ったのだろう。
「もう逃がさない、フィナーレだッ!」
アックスカリバーに搭載されているハンド部分を5回叩く。
アックスカリバーは五色の輝きを放ちはじめ、必殺技が発動する…!
ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!ハイタッチ!
プラズマシャイニングストライク!
「だぁぁぁぁぁぁッ!」
巨大化したアックスカリバーが逃げようとするオーガを追尾、その足を捉え、ウィザードは腕を左に大きく振る。するとそれに応えるようにアックスカリバーも左に大きく動き、オーガを切り裂く。
今度は右に大きく振る。同じように再びオーガを切り裂く。
もはや動けないオーガに向かって、ウィザードは最後に腕を上に振り上げ、そのまま下に振り下ろす。
避ける術もないオーガはその一撃を受けるしかなかった…。
必殺、プラズマシャイニングストライクがオーガを一刀両断。
大爆発と共に、ウィザードのショータイムは幕を閉じる…。
「…ふぃー」
「す、すごい…」
「あれが晴人さんの力…!」
スノーホワイトとラ・ピュセルが感嘆の声をあげる。
実は少し前に海岸に到着し、グール達を殲滅していたが、ウィザードとオーガの一騎討ちを見守っていたのだ。
「あれでオーガも倒せた…?」
「いいや、まだ…」
安堵の声を上げようとしたリップルをトップスピードが制す。
まだオーガが生きているのだ。
「うっ…ぐっ…がっ…」
「おっと、しぶといやつだ。まさかまだ動けるなんて…」
ウィザードが驚いていると、オーガに突然魔法陣が浮かび、どこかへ移動させられ始めた。
構えるウィザード。そして、そこに現れたのは…
『いやいや、まさかこんなショーが見れるなんて、感激ぽん』
「な…んのつも…りだ…ファヴ…!」
「やっとお出ましか、マスコットキャラクターさん…いや、黒幕と言うべきかな?ファヴ」
そう、先程この場所から離れたと思われていたファヴが、再び姿を現したのだ。
しかし今度は、あるひとつのアイテムを隣にうかばせている。
それはウィザードにとっては何度も目にしてきた、自分のものとは違う、白い魔法使い、笛木奏が使っていたもう1つのドライバー…。
「何でお前がそれを持ってる…!」
『ま、何でもいいぽん、それじゃあいいもの見せてもらった事だぽん…』
『次はファヴのショータイムぽん…!』
そう言ってリンプンを撒き散らすファヴは、口元を大きく歪めて笑うのだった…
というわけで47話でした。年月は人のボキャブラリーを貧しくしますね(白目)
まほいく本放送から数年、ライダーも平成20作品目が放送され、元号も変わりビルドどころかジオウどころかゼロワンどころかセイバーが現在放送されています。
毎度毎度ペースを上げるどころか失踪に近い形となりもはや何の信頼もないかもですが、完結までどうか見守っていただけると幸いです。
それではまた次回……!