マリーさんの過去話があります。
こんにちわ。イセリアです。
色々あってカスミと交際することになりました。
ただカスミはジムリーダーとしての仕事があるので旅には着いて来ることはできません。なのでお互いに離れるのは名残惜しかったの
ですがこの先に進むため私達はハナダシティを後にして次の目的地シオンタウンに向かうことにしました
後、ハナダシティのサイクリングショップに行き前にクチバシティの会長さんから頂いた引換券を渡すと、なんと100万円もする特
注のホバーボード(空中を移動できる少し大きめなボード)を頂きました…本当に太っ腹な会長さんですね
そんな訳で現在このホバーボードで移動しているのですが…これ下手なスクーターよりよっぽどスピードが出ますね…軽く60kmは
出てますよ…まぁこのおかげで移動速度も速くなり旅を快適に進めるようになりました
さて、シオンタウンに行くには二つのルートがあります
まず、クチバシティの東側のゲートを抜け北上するというルート
次に、ハナダシティの東部に位置するイワヤマトンネルという洞窟を抜けて行くルート
当初はクチバシティのルートから行こうと考えていたのですがカスミからの情報によるとそちらのゲートもロケット団を警戒して厳戒
態勢が引かれているらしく通行はできないとのことです
ということで私達は9番、10番道路を経由してイワヤマトンネルを抜けて行くルートを進んでいます
そしてホバーボードの後ろには
マリー「あんさん、どないしたんや?」
そう、マリーさんが一緒に乗っています。というのもカスミからランカとマリーさんのバトルでの使用が解禁されたので久しぶりに外
に出してあげると…
マリー「たまには、うちもあんさんと一緒に旅したいわぁ」
と言われ、カリンやオウカからも「マリーさんなら何の問題もないわ」「マリーお姉さんならマスターの事を守ってくれますもんね」
と特に反対されることもなく今に至ります。でも…
イセリア「あの…マリーさん…」
マリー「?どないしたんや?」
イセリア「えっと…狭いボードとはいえ…その…あんまりくっつかれると…」
いつも和服を好んで来ているから分かりにくいけど…マリーさんもかなりスタイルが良くて…
イセリア「その…さっきから胸が…背中に…」
マリー「あら、こら失礼したんやえ。そやけど、あんさんにしがみつかんと落ちるんよ…かなんかったか?」
嫌だなんてとんでもない。むしろ…(ぞくっ)…何かボールの中とハナダの方から殺気を感じた気もするけど気のせいだよね?特にハ
ナダ…
イセリア「と、ところでマリーさん旅をしてみてどうですか?」
マリー「毎度家においやしたさかい、こうしい外を駆け抜けるんわ気持ちがええねぇ。これなら、ずっと一緒に外を歩きたいわぁ」
イセリア「そう思ってくれたなら良かったです。私もマリーさんとこうして旅ができて嬉しいですよ」
そう、マリーさんは元々トウカさん以上に引きこもり(あれは単なる怠け者か?)だったんです。そんなマリーさんと出会ったのは丁
度3年くらい前になりますかね?
出会ったきっかけはカリンのトレーニングの最中でした
――――――――3年前の冬――――――――――
イセリア「カリン、お疲れ様。今日はもう寒くなってきたしそろそろ終わりにしようか?」
カリン「私はまだいけるけど…そうね、この寒さは人間にはちょっと辛いかもしれないわね。いいわ終わりに…ちょっと待って、何か
聞こえない?」
と自慢のたれ耳をピクピクさせるカリン。私には何も聞こえないけど…
カリン「何かの…息遣い?…この感じ…何か良くないかも!」
そういって駆け抜けていくカリン、そして私もすぐにそれを追っていくとちょっとした洞穴があった
カリン「ここからだわ!行きましょ!」
躊躇いなく飛び込んでいくカリン…するとそこには傷つき倒れ今にも凍え死にそうな金髪のお姉さんがいた
カリン「人?!いえ…この娘、萌えもんよ!イセリアすぐに応急処置を!私は火でここの温度を上げるから!」
すぐに管理アイテムの中にある回復の薬を使い傷を治療してあげる…すると目の前のお姉さんは目をうっすらと開ける
お姉さん「あ、ったか…い?あんたたち、どなたはんや?」
良かった…目を覚ました…
イセリア「私はイセリア。萌えもんトレーナー見習い、こっちはカリン。えっとお姉さんの名前「マリー…」…は?」
マリー「ウチの名前は…マリーどす…萌えもんで、種族はデンリュウ言いはりますえ…」
知らない萌えもんですね…
イセリア「えっと、マリーさんはどうしてこんな場所で倒れていたんですか?」
マリー「…うちは…」
聞いたところによると…
種族の掟でデンリュウに進化した萌えもんは旅に出ないといけないというものがあり本人は重度のインドア派でそれを拒んでいた
ただそれに見かねた周りの者が無理やりエスパー萌えもんのテレポートで跳ばされてしまった
当てもなく彷徨っている所を野生の萌えもんに襲われた。最初は何とか撃退できていたが体力もPPも尽きてしまい逃げるようにこの
洞穴を見つけてそこに逃げ込んだ。そこから先は意識が途絶え、どのくらいの時間ここに居たかは定かではないが今に至る
イセリア「なるほど…それは大変でしたね…」
カリン「うちの種族も大概だと思ってたけど、他の種族もよっぽどね」
マリー「えらいすんまへん…したら、こないによくしてもらってあれやけど…うちはもう行きますわぁ」
流石に聞いておいて見過ごす訳にはいかない…カリンの方を向くと頷いてくれた
イセリア「マリーさん…行くあてはあるんですか?」
マリー「…あらしまへんやけど?」
イセリア「でしたら、私と一緒に来ませんか?まだ見習いなので公表することはできませんし、ボールの中で窮屈な思いをさせるかも
しれないですけど…」
マリー「…ええよ。行くあてもあらしまへんし、イセリアはんには治療してもろた恩もおす…やけど、うちでええんか?」
イセリア「えぇ、マリーさんだからいいんです。言葉では上手く言えないんですけど…何故かマリーさんの事を他人とは思えなくて…
」
最初にカリンを見つけた時と同じ…何故か懐かしい感じがする。出会ったこともないはずなのに…
マリー「そっか…なら、今後ともよろしゅうな…ご主人さん…」
イセリア「こちらこそ…よろしくお願いしますね。マリーさん」
こうして私達の物語は始まった…
――――――――そして今――――――――――
マリー「思えば、ご主人さんとの付き合いももう3年になるんやねぇ…あの時あんはんと出会わんかったら…うち、どないなっとった
んやろうね?」
イセリア「さぁ…もしかしたら違うトレーナーに拾われてたかもしれないし…まぁたらればの話をしててもキリがないですから。それ
に一番重要な事は今ここにマリーさんが居てくれているってことですしね」
マリー「えらい、照れますなぁ…///。まぁ、あんはんがあんはんで居てくれる限り、うちはずっとおそばにおる。それだけは確か
なことどす…せやから…今後ともよろしゅうね、ご主人さん♪」
そうして、マリーさんと他愛ない話をしながらイワヤマトンネルの麓へと進んで行きます。明日はいよいよトンネル越えです
…-To Be Continued-