一途な彼女と私の旅   作:桔梗楓

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今回はジム戦のお話。
主人公は女装して戦っております。
相変わらずの戦闘描写ですがご容赦お願いします。
また、独自設定がありますのでその点をご了承ください。


萌えもんSS37話ータマムシジムは女性の園?

こんにちは。突然ですが私はこのタマムシシティジムの受付を数日前から担当している者です

 

このジムでは萌えもんトレーナーの育成だけではなく、華道や茶道、時には日本舞踊の教室も行っております

 

ですので自然と女性の方が多く来られるようになり、いつしかこのジムは男性入場禁止の女性の園と呼ばれるようになりました

 

なので偶に訪れる男性トレーナーの方々は中々入るのを躊躇ったり、入って行っても中に居る女性から変質者と間違えられて追い出されてしまったりされることもあるようです(最近は特に変質者の出没情報やタマムシカジノの崩落事故のせいで余計に気が立っているみたいですので)

 

ですのでそういった方々は、ジムリーダーのエリカ様が直接こちらまでお迎えになるようになったそうです

 

さて、本日も1名男性のトレーナーさんの公式戦の予定が入っていますので、来られ次第エリカ様に連絡をしなければいけませんね

 

(ウィーン)

 

あ、どなたか来られたようで…(その瞬間…私はフリーズしました…)

 

――――――――Side Out―――――――――

 

さて、本日は公式ジムバッジを賭けた試合…本来なら意気込んで行きたい所なのですが…

 

イセリア「…はぁ…」

 

オウカ「あの…マスター。大丈夫ですか?」

 

イセリア「うーん…身体は何とも無いんだけど…精神的に…はぁ…」

 

カリン「いい加減覚悟を決めなさいよ。そういう約束なんだから…それにしても、ホントに良く似合ってるわねぇ」

 

イセリア「カ~リ~ン~…」

 

カリン「そ、そんなジト目で見ないでよ。みんな納得してたんだし、それにこの1試合だけなんだからいいでしょ?」

 

イセリア「はぁ…これで変質者扱いされたら恨むからね…?っと、ここがタマムシジムだね。準備はいい?オウカ、カリン?」

 

オウカ「はいっ!マスターの為にできるだけ早く終わらせます!」

 

えぇ娘や…私の味方はオウカだけなんですね…

 

カリン「分かってるわよ。今回の目的は、進化したオウカの力を上手く使えるようになる為の1試合…まぁ露払いくらいはしてあげるわ」

 

そう…シオンタウンの一件で使えるようになったオウカの力…”はなびらのまい”

 

普通のはなびらのまいと異なり、浄化の力を持つこの技の特性を知る為…ここのジムリーダーであるエリカさんに挑戦、並びに技の事について、教えてもらおうと思っています

 

私の手持ちにはオウカ以外の草タイプの萌えもんはいないし、今まで戦ってきたトレーナーの手持ちにも、はなびらのまいを使えるような高レベルの萌えもんは居なかった、でも幸いエリカさんは自然を愛するお嬢様、草タイプのエキスパート、彼女なら何か分かるかもしれません

 

さて、それでは行きますかね

 

(ウィーン)

 

イセリア「こんにちは、公式試合の申し込みをしたマサラタウンのイセリアと申します。って、あの…すみません大丈夫ですか?」

 

受付には放心した顔の女性がいました…何かあったんでしょうか?

 

イセリア「もしもーし…。どうしたのでしょうか?…とりあえず中に入っても…大丈夫ですかね?」

 

開始時間の事もあったので、女性の事はとりあえず置いておき、私はそのまま奥に進みました…

 

あ、ここが公式戦のフィールドですかね?心地よい日差しと綺麗な草花が沢山あって、何だか心が癒されます…あれ、フィールドの真ん中に眠っている女性が居ます…

 

イセリア「あの…すみません、大丈夫ですか?」

 

???「…すー…すー…ん、はぁーい…良いお天気ね。気持ちいい…、…すー…すー…あら、いけない寝てしまったていわ…あら…あなたは?」

 

イセリア「イセリアと申します。本日ここのジムリーダーのエリカさんと、公式ジムバッジを賭けての試合を申し込んでいたのですが、エリカさんはどちらでしょうか?」

 

エリカ「あらあら…あなたがイセリアさんでしたか、ようこそ。私がタマムシジムのエリカと申します。以後お見知りおき下さいませ」

 

この人がエリカさんだったんですね…なんだかサヤ姉をさらにおっとりさせた感じの人ですね…

 

イセリア「こちらこそ、よろしくお願いします。本日はバッジの認定戦と、後、エリカさんが草タイプの萌えもんのエキスパートと聞いて少々お願いがあるのですけど…」

 

エリカ「えぇ、私お花を生けるのが趣味でして、いつしか使う萌えもんは草タイプばかり…それが高じてジムリーダーになりましたの。それでお願いとは何でしょうか?」

 

イセリア「えぇ…実はこの娘の技で見てもらいたい技があるのですが…」

 

エリカ「なるほど…でしたら試合の中で見せて頂いてもよろしいですか?実戦に勝る経験無しともいいますしね」

 

イセリア「えぇ、お願いします…ただ、試合には勝たせて頂きますので、この娘は最後に出させてもらいます」

 

エリカ「あらあら、そんな余裕がありますの?…私も、負けませんわよ?」(すごい威圧感…カスミの時とは全然違う…)

 

(ジムリーダー並びにトレーナーを承認…萌えもんバトル…レディ…)

 

「「GO!!(ですわ)」」

 

エリカ「お願いします、ウツボットさん」

 

ウツボット「了解しました。お嬢様」

 

ウツボット…レベルは43…流石にこの辺りになるとレベルが高くなっていますね…でも

 

イセリア「さっきの言葉を忘れてないよね。カリン!」

 

カリン「ふぅ…私を誰だと思っているの?久しぶりにまともに戦えるから…くすっ…楽しいみだわ」

 

そう言いながらカリンが出てくると差し込んだ日差しがより一層強くなる…そうカリンの特性「ひでり」の効果で

 

エリカ「ブースター…ですか。しかもひでり持ち…レベルも50申し分ないですわね…。いえ、まだ力を隠しているのかしら?」

 

イセリア「流石はジムリーダーですね。見ただけで分かるなんて…でも最初から全力で行かせてもらいますね!カリン、速攻で決めて!エボルブフレア!」

 

カリン「行くわよ!」

 

炎を纏ったカリンがウツボットに凄まじいスピードで突っ込んで行く

 

ウツボット「くっ…この熱量…普通のブースターとは違う?!きゃあぁああ?!」

 

(ウツボット戦闘不能)

 

エリカ「っ…ここまでとは…やりますね…でしたら、この娘ならどうでしょう。モンジャラ」

 

モンジャラ「私の装甲は伊達じゃなくてよ?」

 

モンジャラ…こっちもレベル43…エボルブフレアでいけるか?

 

イセリア「カリン!油断はしないで、一気に決めて!フレアドライブ!」

 

カリン「いくわ「遅いですわよ!」なっ?!」

 

エリカ「モンジャラの特性はようりょくそ、今この娘の素早さは2倍になってます甘く見ないで下さいね?そのままねむりごなで眠らせてあげなさい」

 

モンジャラ「さぁ…ゆっくりとおやすみなさい…」

 

モンジャラの手から撃ち出された粉塵がカリンに直撃する

 

カリン「ね、眠りなん…くぅ…すー…すー…」

 

イセリア「カリン!眠りが解けるのを待つしか…いや、あれがあったフジ老人から貰った笛を…」

 

そして私は萌えもんの笛を構え演奏し始めた…~♪~♪…~♪…

 

エリカ「そんな物まで持っていたんですの…予想外ですね…ならばこれでいかがかしら?モンジャラ、すかさずしびれごなを」

 

モンジャラ「いきますわ…さぁ…動けない恐怖を味わうといいわ」

 

カリン「はっ?!私は眠って…って、きゃっ?!今度は何…身体が…痺れる…」

 

エリカ「私のモンジャラの特製のしびれごなはいかがかしら?お転婆な御嬢さん?モンジャラ、そのままやどりぎのタネ、続いてギガドレインを」

 

モンジャラ「行きなさい、そして私に力を…」

 

タイプ相性が悪いとはいえカリンの体力がどんどん減らされていく…予想以上に苦戦しますね…

 

カリン「くぁ…こんな…痺れなんて…イセリア!指示を!」

 

イセリア「分かった!カリン、フレアドライブ!」

 

カリン「はぁぁあああ!!!」

 

何とか動きを取り戻したカリンが超高温の炎の鎧を纏いモンジャラへと迫る

 

モンジャラ「なっ私の防御が…砕かれるなんて?!くぅぅっ…お嬢様…申し訳ありま…」

 

カリン「流石に…キツイわね…」

 

(モンジャラ、並びにブースター戦闘不能を確認)

 

フレアドライブはその威力の反面、衝撃による反動ダメージも大きい…残る相手は1人こちらもオウカ1人…

 

カリン「露払いは任せておけって言っておいて…この様ね…ごめんなさい」

 

イセリア「いや、十分だよ。ありがとうカリン、ボールで休んでいてね…。エリカさん…では私の最後の手持ち、行きます。オウカお願い!」

 

オウカ「任せて下さい!マスター!」

 

エリカ「フシギバナ…?でも、姿が…いえ、今はこちらも…舞いなさいラフレシア!」

 

ラフレシア「私の舞に魅了されなさい!」

 

ラフレシア…レベル45…オウカと同じレベルか…

 

イセリア「オウカ…分かってるね?エリカさんこれがあなたに見てもらい技…」

 

エリカ「こちらも行きますわよ…草の極限、その一角を…」

 

イセリア、エリカ「「”はなびらのまい”!!」」

 

奇しくも両者が出したのは同じ技

 

ラフレシア「無数の花桜に魅了されなさい!」

 

オウカ「聖なる花よ…鎮魂の歌を…そして全てを断ち切って!」

 

双方から放たれる無限とも言えるような花弁…その風景に私は…いえ…草タイプのエキスパートであるエリカさんですら…その美しさに圧倒されていた…そして、その花弁の最後の1枚がはらりと舞い落ちた時…勝敗は結した…

 

(ラフレシア戦闘不能を確認。よって、勝者…マサラタウンのイセリア)

 

オウカの体力はギリギリレッドゾーンで止まっていた…良かった…勝てたんだ…

 

イセリア「オウカ…お疲れ様。とっても綺麗な舞だったよ」

 

オウカ「はぁ、はぁ…はぁ…ありがとうございます、マスター…」

 

そうしてオウカと勝利を分かち合っていると…

 

エリカ「…参りましたわ。本当にお強い方…、それに何て綺麗な舞…。あなた方にはこのレインボーバッジ差し上げなくてはなりませんね」

 

イセリア「ありがとうございますエリカさん」

 

エリカ「いえ、私もとても良い物を見る事が出来ました。このレインボーバッジでレベル50までのポケモンが大人しく言うことを聞きます。そして…”かいりき”の技が戦ってなくても使えます。そしてオウカさんの事についてもある程度ですが予想は付きましたわ」

 

イセリア「本当ですか?!」

 

エリカ「えぇ…そもそもオウカさんの姿自体、普通のフシギバナとは異なりますの…そしてあの”はなびらのまい”を見て思い出した事があります。オウカさんは恐らくですが…希少個体と呼ばれる分類の萌えもんではないでしょうか」

 

イセリア「希少個体…ですか?」

 

エリカ「えぇ…希少個体とはその名の通り存在自体が希少な萌えもん…あなたも色違いの萌えもんが居る事は知っておりますよね?」

 

イセリア「えぇ…確か1/5000の確率で生まれてくる特殊な個体だと…」

 

エリカ「そう…でも希少個体はそれよりもさらに生まれてくる確率が低く、おおよその統計では1/100万の確率で生まれてくる個体と言われています。もっとも、実際に確認された事例自体が殆ど無いので、過去の文献や伝承によるものなのですが…」

 

あ、だからこそオーキド博士はオウカとカガリをずっと隠しながら保護していたのでしょうか?希少個体と知っていたから…

 

エリカ「萌えもんは通常、人と似たような姿をしていますが大きく異なる点があります。それは戦闘時もしくは野生時においてのその姿です。例えばそちらのオウカさん…今は戦闘装束ですが、普段は人間の服や髪形の変更などもできるでしょう?ですが戦闘時、正確に言えばボールに入っている間は自分の本来の姿、種族としての姿になるのです」

 

確かに不思議に思っていた。なぜ普段着ている服が戦闘時には変わるのか…

 

エリカ「そして、その姿は個体差はあれども殆どが同じ装束、髪型になるのですが…オウカさんのその姿は、本来のフシギバナの姿からあまりに逸脱しすぎています。色の違いでもない…ならば答えは1つ…希少個体ということになるのです」

 

その後、ジムで保護されているフシギバナに会わせて貰いましたが、確かに全く異なる姿をしていました

 

エリカ「さて、話の続きですね。希少個体はその姿形だけではなく技にもその特性が現れると聞きます。過去に確認された個体ですと清らかなる水で、汚染された土地を浄化したカメックス等もいたようです…。私が見た所見ですとオウカさんの”はなびらのまい”の特性は憎悪や悪意を断ち切り残された優しさを包み込む抱擁の力まさに大地を象徴する力です。対になる力として迷える魂を天へと導く浄化の炎の力があるそうですが…心当たりはありますか?」

 

ある…カガリちゃんだ…あの炎は普通の炎とは根本的に何かが違っていた

 

エリカ「その顔を見る限りあるようですね。まぁ私は炎は専門外なので、そちらは見ても分からないとは思うのですが…」

 

イセリア「なら。その力をうまく使いこなすことが出来れば…邪悪な心、負の念だけを断ち切ることが出来るように?」

 

エリカ「えぇ…オウカさん次第ですが、出来るようになると思います。…ふむ、そうですわ。しばらく私の所で力の使い方を学んでいくというのはどうでしょう?そうすればオウカさんも力を上手く使いこなせるようになりますわ」

 

イセリア「いいのでしょうか?エリカさんにもお仕事が…」

 

エリカ「トレーナーを導くこともジムリーダーの役割です。ゆめゆめ、それを忘れないで下さいね♪」

 

イセリア「では、すみませんが、よろしくお願いします」

 

オウカ「お願いします!エリカさん!」

 

エリカ「はい、任されました(にっこり)」

 

イセリア「でしたら、しばらくこの町に滞在できるように萌えもんセンターに予約を…」

 

エリカ「それには及びませんわよ?「え?」このジムの裏手には私のお屋敷がありあすので、そちらに泊まっていって下さいな」

 

イセリア「いえ、それは流石に悪いですよ」

 

エリカ「お気になさらず。普段からあまりお客さんも来ないので使用人たちも手を余していた所なのです。まぁ私を助けると思って是非、好意に甘えて下さいな」

 

イセリア「分かりました。お言葉に甘えさせてもらいます。えっとじゃあ本日からしばらくの間よろしくお願いします」

 

エリカ「はい。良くできました♪それでは最後に今日の締めを行いましょう」

 

イセリア「締め…ですか?」

 

エリカ「えぇ…”はなびらのまい”が、なぜ草技の極限の一角と言われているか分かりますか?」

 

イセリア「いいえ…確かに威力だけならソーラービームの方が高いですし…何故でしょうか?」

 

エリカ「”はなびらのまい”という技は特殊な技でそれ自体が進化していく技なのです」

 

イセリア「技が進化する…ですか?」

 

エリカ「えぇ…はなびらの神髄は戦闘にあらず…トレーナーと絆を通わせ2人で舞う姿こそが真の”はなびらのまい”なのです」

 

イセリア「つまり…私とオウカの2人で舞うことで、その力が解放されていく…と?」

 

エリカ「えぇ…最初は私達に合わせて舞って下さいな。では、行きますよ」

 

イセリア「はい。オウカ、一緒に舞おう…絆の舞を」

 

オウカ「はい!マスター!」

 

それから私達は一心不乱になって舞い続けた、戦いの為ではなくお互いの絆を確かめる為に…

 

途中から観客が増えたようだけど関係ない…今、オウカと、エリカさんと、ラフレシア…4人で舞い続ける事が楽しくて楽しくて仕方がない…

 

そうして無数の煌めく花弁が舞い踊る中、私達は舞い続けて行った…時にはオウカと、時にはエリカさんと…手を繋いでいるわけではない…それでも何故か心の底で繋がり合っている感覚があった…

 

4人の舞は夕暮れまで続いて行った…そして日も落ちる頃、ようやく終わりを告げた…

 

イセリア「ぜぇぜぇ…エリカさん…、エリカさんの言っていたこと何となくですけど理解できた気がします」

 

エリカ「はぁはぁ…私も…こんなに楽しく舞を踊れたのは生まれて初めてですわ…あなたとはもっと一緒に踊っていたい、心の底からそう思いましたわ」

 

そうして疲れてへたり込んだ私達を待っていたのは辺り一面から見渡す限りのトレーナー達からの拍手と称賛の言葉であった…

 

エリカ「あらあら。いつの間にかこんなにも人が集まっていたのですね」

 

イセリア「そうですね…あはは…ちょっと恥ずかしいですね…」

 

エリカ「そうおっしゃらずに、ほらあなたを褒めてくれている人たちもいるみたいよ?」

 

「一生ついていきますイセリアお姉さま~!!!!」

 

…?お姉さま?

 

エリカ「そうそう、このジムでは自分が目上と認めた女性に対してこの言葉を贈るの”お姉さま”ってね♪」

 

そういえば今の私の格好は…///

 

イセリア「あはは…はは…は…」

 

イセリアはめのまえがまっくらになった

 

カリン「ちょっとイセリア!しっかりしなさい!」

 

エリカ「あらあら…でしたら汗もかきましたし私の家の大浴場に行きましょう」

 

カリン「はい、お願いします…あ、でもイセリアは…」

 

エリカ「イセリアさんがどうかされましたか?」

 

カリン「あ、いえ大丈夫ですので、行きましょう」

 

そうして呆然としたイセリアを引きずりながら、私達は大浴場に向かったのですが…

 

カリン「あの…エリカさん?」

 

エリカ「あら、カリンさん。どうかされましたか?」

 

と、既に着物を脱ぎ下着姿になったエリカさん…

 

イセリアは…うん、まだ現実に帰ってきてない…

 

カリン「あの、イセリアはまだ意識がはっきりしてないみたいなので、起き次第お風呂に入らせるようにします」

 

エリカ「あらあら…でしたら仕方がありませんわね。オウカちゃん、一緒に入りましょうか?」

 

オウカ「は、はい!失礼します!」

 

そうして女性陣は大浴場を堪能したのでした

 

――――――――その日の夜―――――――――

 

目の覚めた私は使用人の方に大浴場の場所を聞き1人で入浴していました

 

イセリア「ふぅ…やっぱり大浴場は足が延ばせて肩までゆっくり浸かれていいですね~」

 

そんな風にゆったりとしていると…

 

エリカ「イセリアさん…失礼しますね…」

 

と大切なところだけをタオルで隠したエリカさんがってちょっと待ってなんでエリカさんがここに…?!

 

エリカ「?どうされたのですか?あぁ、私1日3度はお風呂に入りますの…そして入ろうとしたところに丁度イセリアさんがいらっしゃったんですよ。ひょっとしてお邪魔でしたか?」

 

イセリア「い、いえ…そんなことはありません…けど(そっか、エリカさんは私の事を女性と思ってるから…だったら)あの!エリカさん!」

 

エリカ「はい?」

 

イセリア「あの…エリカさんには話しておかないとと思って…実はその…私は「男性」へっ?」

 

エリカ「男性、殿方なのでしょう?あの時の舞で分かりましたわ…あなたの事もあなたの抱えていることも…」

 

イセリア「えっと、じゃあなんでここに…?」

 

エリカ「それはですね…私も…その…///」

 

モジモジと何かを言いにくそうにするエリカさん…こんな顔もできるんですね

 

エリカ「私は正直、誰かとお付き合いしたいと思ったりすることは、今まで全くありませんでした…でも、あの時、あなたと心の底で繋がったとき…私は生まれて初めて、この人とずっと一緒にいたい。繋がっていたいと思ったのです。そして自覚したんです…あぁこれが恋なのだと…。単刀直入に言いますね。私は貴方のお嫁さんになりたい。そして、あなたの事をお姉さまと呼びたいと」

 

うん…うん?前半は分かったけど後半この人何を言っていたの?

 

イセリア「あの…お姉さまとは?」

 

エリカ「私は今までジムリーダーとしてみんなからずっと甘えられる立場でした…でも、そんな私が初めて甘えたいと思えたあなたの事をお姉さまと呼びたい…何か…間違っているでしょうか?」

 

何だろう…この人…根本的にずれてる…でも…

 

イセリア「あの、エリカさんは私がカリンとお付き合いしていることは…「存じてます♪」そうですか、でしたら…」

 

エリカ「あら、でももうカリンさんからは許可は頂きましたわよ?」

 

え、カリンさん?

 

エリカ「ですので…うむっ…「んんっ?!」…んっ・・・・くちゅ、んむ」

 

エリカさん…なんて情熱的な…

 

エリカ「んふっ、ん、じゅる、れろ、んんん」

 

ん…下が入ってくる…これってディープ…

 

イセリア「んんむぅっ!?んんぅ!……んじゅぅ……んふぁっ…!んんむぅっ…」

 

これ気持ち良すぎて頭が蕩けそう…

 

エリカ「ぷふぁ…はぁはぁはぁ…うふふ…どうでしたか?」

 

イセリア「はぁはぁ…すごく…気持ち良かったです…エリカさん///」

 

エリカ「ふふっ…でしたら今日はここまでにしておきますね…あんまりし過ぎて、のぼせてもあれですし。それではゆっくりお休みくださいね旦那様♪」

 

そう言って出て行くエリカさん…女性って怖い…って言うか…カスミには何て言えばいいんだろう…

 

そんな思いを考えながら夜は更けていくのでした…

 

 

…-To Be Continued-

 

 

――――――――おまけ―――――――――

 

 

ジム戦後の大浴場にて…

 

 

エリカ「という訳でお姉さまの事を好きになってしまったのです」

 

カリン「なにがという訳で、かは敢えて聞かないけど…本気なの…?」

 

エリカ「えぇもちろんですわ。後にも先にも私の旦那様はあの人しか居ない…私の女としての直感がそう告げているのですよ」

 

あいつ…カスミに続いてエリカさんまで…ホント…どこまでハーレムを広げればいいのよ

 

カリン「一応言っておくけど、あいつにはもう付き合ってる人がいるわよ私ともう1人」

 

エリカ「それがどうかしましたか?」

 

あ、だめだ。この人話が通じない…はぁ…

 

カリン「多分…いえ、間違いなくこれから先、あいつの事を好きな人は出てくるわ。それでもあなたはいいのかしら?」

 

エリカ「お姉さまは、私の旦那様ですから何も問題なんてありませんよ(恍惚)」

 

ごめんイセリア。私じゃこの人は止められないわ…これだけは言っておくけど…がんばって

 

エリカ「あぁ…夜が楽しみですわ///」

 

生きて帰ってね…

 

―――――――おまけ終了――――――――

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