一途な彼女と私の旅   作:桔梗楓

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前回の続きです。今回も多少オリジナル要素が入ります。
また、独自設定がありますのでその点をご了承ください。


萌えもんSS41話ー激戦!ロケット団包囲網

ヤマブキシティ北部

 

カスミ「こちらカスミ周囲一帯の住民の避難は終わったわ。マチスさん次の指示を」

 

マチス「了解した。ではカスミ君はそのまま南下しつつロケット団の無力化、並びに逃げ遅れた住民が居ないかを確認してくれ」

 

カスミ「了解しました。では(プツッ)ふぅ…やっぱりきつい物があるわね。イセリア…あなたは大丈夫なの?」

 

―――――――――――――――――

 

ヤマブキシティ東部

 

タケシ「住民の方はこちらへ!押さないで子供連れの方や、老人の方を優先にお願いします!っとおいでなすったなロケット団!石の男タケシ、その不動の意志にかけてここは一歩も通さん!イワーク!ゴローニャ!プテラ!奴らを薙ぎ払え!」

 

マチス「タケシ!そちらの住民の避難状況はどうだ?」

 

タケシ「大体5割と言ったところだ!こちらには萌えもんセンターや民家が多い!なので少々時間がかかりそうだ!」

 

マチス「了解した。カスミ君の隊を向かわせよう。協力して避難を進めてくれ」

 

タケシ「承知!」

 

―――――――――――――――――

 

ヤマブキシティ西部

 

エリカ「あらあら…旦那様の敵がこんなにも…いけませんねぇ」

 

団員「ちっ、あのアマ、なんてプレッシャーだ!」

 

団員「だが相手はたったの1人だ!数で勝るこちらに負けはねぇぜ!」

 

そうして迫ってくるロケット団員、しかし

 

エリカ「私に触れていいのは旦那様だけ…ゴミを排除しなさいラフレシア、モンジャラ、ウツボット、フシギバナ、ナッシー…ソーラービーム一斉照射ですわ」

 

団員達「ぎゃぁぁぁぁぁあああ!!!!!」

 

エリカ「さて、こちらの団員はあらかた片付いたみたいですし…みなさん今の間に住民の方の避難を!」

 

マチス「そちらの状況はどうだエリカ殿」

 

エリカ「万事…滞りなく…ですわ」

 

マチス「流石だな…しかし油断はするなよ」

 

エリカ「えぇもちろんですわ…ね、旦那様?」

 

―――――――――――――――――

 

ヤマブキシティ南部

 

ロキ「カガリ!住民の避難はどうなってる?」

 

カガリ「そうね、こちらは民家も少ないし、団員もあまり居ないみたいだから、今のところ特に問題はないわ」

 

ロキ「良かった…こちらの方に手配してくれたエリカさんに感謝しなくちゃね」

 

カガリ「えぇ…でもその前に敵さんのお出ましのようね」

 

やってくる数人のロケット団員達

 

団員「はっ、こんなガキなら何の問題もなく潰せるなぁ」

 

団員「全くだ、早く潰して他の場所の殲滅に参加しないとな!」

 

カガリ「舐められたものね…ロキ…別に全員、燃やし尽くしてしまっても構わないのでしょう?」

 

ロキ「えぇ…あの時の無力だった私達とは違う…ランちゃん、私達を見守っていてね…行ってカガリ!」

 

団員「たかが1匹の萌えもん風情が何を!」

 

カガリ「その油断が敗北と知りなさい…”かえんほうしゃ”」

 

団員達「ぐわぁぁぁぁあ!!!」

 

カガリ「さぁ捕縛して直ぐにジュンサーさんに連絡よ」

 

ロキ「分かってるよ!」

 

―――――――――――――――――

 

タマムシジム本部

 

イセリア「マチスさんジムリーダーナツメさんの救出に成功しお連れしました」

 

マチス「ナツメ君!無事で良かったよ、ジムトレーナーの方は大丈夫なのかね?」

 

ナツメ「今は大事を取って萌えもんセンターで休養を取らせているわ。それで重要な情報なのだけど…ロケット団のリーダーサカキはどうやらシルフカンパニーの方に立てこもっているみたいなの」

 

マチス「なるほどな、大体読めたぞ。あそこで極秘裏に開発されているボール…恐らく奴の狙いはそれだ!」

 

イセリア「極秘に開発されたボール…ですか?」

 

マチス「あぁ、なんでも使用すればどんな萌えもんでも1発で捕まえることのできるボールらしいが…恐らくサカキはそれを使い世界中の萌えもんを保護…いや、拉致しようと考えているはずだ」

 

あいつ…やってくれるね…

 

ナツメ「マチス、町の住民たちの避難は?」

 

マチス「現在町全体の80%と言ったところか、まぁシルフカンパニーに、どれほどの人が取り残されているのかが分からない以上、これ以上の事は分からないのだが…すまない」

 

ナツメ「いえ、十分よ。それから町全体を覆っているバリアーだけど心当たりがあるの…い、イセリアさん、一緒に来てくれないかしら?」

 

イセリア「分かりました。とはいえナツメさんは病み上がりなんですから戦闘は絶対にしないで下さいね」

 

ナツメ「わ、分かってるわよ!」

 

マチス「………(ボーイまた落としたのか?…凄まじいな)ならば2人にはその対応を頼みたい。対応が終わり次第また指示を出すグッドラック(ワイルドスマイル)」

 

イセリア「はい!では行きましょうナツメさん」

 

ナツメ「え、えぇってなんでお姫様抱っこなのよ?!」

 

イセリア「だってナツメさん、さっきから立っているのもきつそうでしたので…すみません、嫌でしたらやめますので」

 

ナツメ「べ、別に嫌って訳じゃないから良いわよ!さぁ行きましょう!」

 

そうして出て行く2人を見送ったマチスは…

 

マチス「ボーイ…がんばれよ…」(その背中には何とも言えない哀愁が漂っていた)

 

―――――――――――――――――

 

ヤマブキシティ中部

 

シルフカンパニーの周囲に位置する建物の一角にその萌えもん達はいた

 

この娘達は…バリヤード?なんでこんなに大勢…それにみんな目に光が無い…

 

ナツメ「思ったとおりね…町にバリヤーが張られる瞬間、この辺りから強い力を感じたの…でもこの萌えもん達…なんで?」

 

イセリア「恐らくロケット団の連中に薬物で操られているんです…同じ様な萌えもんを何度も見た事がありますから…」

 

それを聞いたナツメさんは苦しそうな顔をし俯いた…

 

イセリア「あの時の私達は無力だった…でも、今ならやれる…ううん、やるしかない!行けるね?オウカ?」

 

オウカ「はい!私の力で…いえ、私とマスター2人の力なら…必ず救えます!」

 

ナツメ「…力?あなた達、何をするつもりなの?」

 

そっか…ナツメさんは浄化の力…悪意、負の念のみを断ち切る力の事を教えていない…でも今は…

 

イセリア「時間が惜しいので、説明は後でします…オウカ…あの時の感覚…行くよ…」

 

オウカ「はい。行きます…マスター。悲しき力、捻じ曲げられた運命を断ち切り、癒してあげて…”はなびらのまい”…」

 

それは私とオウカのとても静かな舞…煌めく無数の花々が咲き誇り舞い踊る…そして、それに合わせて私達も舞う…祈るように、願うように…

 

そして、舞が終わるころ…バリヤード達は安らかな顔をして眠りについていた…よかった…今度はちゃんと、救うことができた…

 

オウカ「マスター!私達、できたんですね…この娘達を…助けることが…」

 

イセリア「うん、よく頑張ってくれたねオウカ…ありがとう」

 

ナツメ「………」

 

…?呆然としたナツメさん…どうしたんでしょう?ひょっとしてまた調子が悪く…?

 

イセリア「ナツメさん?大丈夫ですか?また、体の調子が…?」

 

――――――――Side ナツメ―――――――――

 

ロケット団によって操られ、自我を失ったバリヤード達…それを見て私は悔しく…自分の無力さを呪ったわ…でも彼は…

 

イセリア「あの時の私達は無力だった…でも、今ならやれる…ううん、やるしかない!行けるね?オウカ?」

 

オウカ「はい!私の力で…いえ、私とマスター2人の力なら…必ず救えます!」

 

力?…あの人は…いえ、あの2人は何をするんだろう?何を私に見せてくれるんだろう?そんな期待半分な心で私は2人を見守った

 

そして…

 

煌めく無数の花弁が現れると共に日本舞踊のような…いえ、何かを奉る儀式にも近い舞を始める2人…

 

その光景に私は声が出なかった…出すことが出来なかったのだ

 

眼前に広がる光景は、とても神秘的な…いえ、そんな言葉では言い表せないような景色…

 

花桜と共に舞う2人の…救いたい…という暖かな心が流れ込んでくる…

 

今まで見てきたどんな宝石や風景よりも美しい…

 

見るもの全てを魅了し、癒していく…さながら神話の女神の饗宴…

 

そうして2人は舞終わり…最後の花弁が舞い落ちても尚、私は動くことができないでいた

 

イセリア「ナツメさん?大丈夫ですか?また、体の調子が…?」

 

そして、いつの間にか、目の前には心配そうな彼の顔…そんな…今そんなに近づかれたら…///

 

――――――――Side Out―――――――――

 

ナツメさんどうしたんだろう?

 

イセリア「ナツメ…んっ…」

 

え?キスされ…いや、何か意識が流れ込んでくる…これは…サカキの居場所?

 

ナツメ「んっ…ぷはぁ…。今あなたに渡したのは、私がここに来る途中で探知したロケット団リーダーの居場所…。私はこの娘達を連れて、エリカ達と合流してタマムシに戻るわ。本当はあなた1人に行かせたくはない…でもシルフカンパニーへの警戒網が薄れている今なら、かえってあなた単独の方が動きやすいと思う。だから行って?これ以上…犠牲を出さない為に…そして戦って…ヤマブキシティジムの代表者としてあなたに依頼します。お願い…」

 

イセリア「分かりました…ナツメさん。みなさんの思いを無駄にしない為にも…この戦いに終止符を打ちに、サカキを倒しに行ってきます」

 

ナツメ「お願いね…。体制を立て直し次第、こちらからも増援を出すわ。依頼をした私が言えることじゃないけど…決して、無茶だけはしないでね」

 

そうして、ナツメはテレポートを使い萌えもん達を運んでいった

 

向かうはシルフカンパニー最上階…そこに…私達の敵がいる…

 

 

…-To Be Continued-

 

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