ランカの過去話があります。
また、独自設定がありますのでその点をご了承ください。
こんにちは。イセリアです。
サヤ姉の活躍により、無事にセキチクジムを攻略しピンクバッジを獲得することができた私達は、次なる町、グレンタウンに海路から向かう為に現在、ランカと2人でセキチク海岸にいます
といいますのも、私達のメンバーでまともに”なみのり”を使えるのがランカしかいなかったからです
そして、その”なみのり”での海上の移動方法なのですが、今回はボードもあるのでランカを先頭に乗せ、後ろから私がしがみつく。といった体勢で海上を進んで行こうと思います
ランカ「こうしてお兄ちゃんと2人だけで海の上を進むのって久しぶりだね~」
イセリア「そうだね、マサラに来てすぐのころは”なみのり”も使えなかったからね。最後に2人で海上に出たのは…ランカと会ったときなのかな?」
ランカ「………ランカは後悔なんてしてないよ。そのおかげで、今こうしてお兄ちゃん達と旅ができるもん」
――――――――約1年前―――――――――
ランカはお父さんとお母さんの3人で旅をしていたんだ
ランカ達の実家はジョウト地方の深海にあって、普段は海流に乗って移動してるんだけど、その日は運悪く海流に流されちゃってランカ達は見知らぬ地方まで流されちゃったの
お父さんとお母さんは、必死に話し合って、一度陸へ上がり、ここがどこだか、確かめてくるってランカを置いて行っちゃったんだ…
でも何日経っても2人は戻ってこなかったの…気になったランカが、陸地に上がってみると、2人の怖そうな密猟者さんが話しているのを聞いたんだ、「珍しい萌えもんを2人捕まえた。どうやら夫婦らしいぜ。娘もいるらしいから、そいつも探して捕まえれば高く売れる」
ランカは急いでその場から去ったの…そうだ、人の中にも、萌えもん以上に怖い存在がいるって前にお父さんが言ってた
もしかしたら、2人はあいつらに捕まったのかも…そんな不安が私の中に溢れてきました
あいつらが向かったのは、海の向こうにある小島、もしかしたら、お父さんと、お母さんもそこに…
でも、ランカ1人で行くのは怖い…怖くて怖くて、体の震えが止まらない…どうしよう…
そんな時、焦った様子の1人のトレーナーさん?がこちらに向かってきました
ランカも捕まっちゃうのかな…ごめんね、お父さん、お母さん…
でも、そんな私の心とは裏腹にトレーナーさんが言ったのは意外な言葉だったの
???「君、大丈夫?他の娘は?あと、この辺で密猟者を見なかったかい?何か知ってる事があれば教えて欲しいんだけど…」
???「こら!イセリア!そんなに立て続けに聞いても答えられるわけないでしょ!」
???「そうですわよ。全くそんなんですから、相変わらず女心が分からないのですわ!」
???「みんな、いっちゃんは早く密猟者を探して、家族の元に還してあげたいだけなのよ?それをキチンと理解しなさい?」
???「サヤ姉も、そこまで言わないで…ね?と、それどころじゃないで、何でも良いんだ、ここで見たことや、知ったことがあれば教えてくれないかい?」
ランカはその人の優しい瞳を見て、信じる事にしたの…
ランカ「ランカの…私の家族が密猟者に捕まったかもしれないの…。それと、場所は海の向こうにある小島って言ってたよ」
???「そんな所まで逃げられたのか…どうするかな。」
???「わたくしの”そらをとぶ”ではいけませんの?」
???「空からだと、下手に見つかって何かされたときに対処ができないからね…一番いいのは”なみのり”なんだけど…使えるメンバーがいないからね…どうしたものか」
”なみのり”が使えれば、お父さんとお母さんを助けに行けるの?
絶望してた、ランカの心に希望が戻りました
ランカ「なら、私に掴まって!”なみのり”で一気に島まで駆け抜けるから!」
???「いいのかい?本当は君も怖いはずだよ?それに危険な事も待ってるかもしれない…それでも行くのかい?」
ランカは…私は…お父さんとお母さんを助けたい!
ランカ「はい!行きます!行かせてください!」
???「うん、良い目だね。みんな島に着くまでの間と、島に着いてから、この娘のサポートを任せたよ!」
???「最初からそのつもりよ」
???「下賤な連中にはお仕置きをしませんとね」
???「いっちゃんなら、そう言ってくれるって思ってたわ♪」
???「じゃあ、目標はあの島、マリーさんにも手伝ってもらうんで、お願いします」
???「同じジョウトのよしみやさかいね」
???「じゃあ、お願い。私はイセリア、まだ半人前だけど、この娘達のトレーナーだよ。君の名前は?」
ランカ「私の名前はランカ!お願いします!お父さんとお母さんを助けて下さい!」
イセリア「ランカ…うん、君の願いは受け取ったよ!じゃあランカ、あの島まで”なみのり”でよろしくね」
ランカ「うん!」
そうして、ランカはイセリアさんと一緒に島に乗り込んだの、でもね、そこではとってもひどい事が行われていたんだ…
密猟者「ほら、お前らさっさと戦えよ!レベルの低いまんまだと、売り物にならねぇだろうがよ!」
ランカ父「妻を傷つけることなんて、できるわけないでしょう!」
ランカ母「そうよ!こんなことをさせて…あなた達、この恥知らず!」
そう、お父さんとお母さんは無理やり戦わされていたの…しかも…
密猟者「ハッ!何とでも言うがいいさ!もうすぐ仲間がお前達の娘を連れてくる!目の前で酷い目に合わされたくなかったら、さっさと戦え!それに、お前達は俺達が捕まえた!いわば所有物なんだよ!奴隷如きが、口答えしてんじゃねぇ!」
そうして何度も鞭を振り下ろす…お父さん、お母さん!
イセリア「あいつら…!何人潜んでいるか分からない…だけど、お願い!力を貸して!」
カリン「あんな連中…大っ嫌いなの。すぐに蹴散らしてあげるわ!」
サヤナ「萌えもんを奴隷扱いする人に、持つ慈悲なんてないわ…思いっきりやるわよ」
マリア「反吐が出そうになりますわね…。キツイお灸を据えてあげますわ!」
マリー「心の痛みを…骨の髄まで教えてあげんとなぁ」
そして、みなさんが飛び出していき、密猟者達に強襲をかけました
あの、萌えもんさん達…何て強さなの?それに、みんながそれぞれ、お互いの事を信じ合ってる…
密猟者達は一瞬のうちに無力化されました…そして
ランカ「お父さん!お母さん!会いたかったよぉ!うわぁぁん!」
ランカ父「ランカ!無事だったんだね…よかった…」
ランカ母「良かったわ…、あなたまで捕まってしまったら…私達…うぅ…」
お父さんとお母さんはボールから解放され、何とか、家族と無事に再開することができました
ランカ父「この度は、なんとお礼を言っていいか…」
ランカ母「本当にありがとうございました…」
イセリア「いえ、ランカちゃんのお蔭です。この地方は密猟者も多いので、今後は道中、気を付けて下さいね」
そうして、お父さんとお母さんはお礼を言い、再び旅に出る事を伝える…でも、ランカは…
ランカ「お父さん、お母さん…ランカ、イセリアさんに着いて行きたい」
ランカ父、母「ランカ?」
ランカ「ランカね…お姉ちゃん達みたいに強くなりたい!それと…イセリアさん達と旅をしてみたいの!」
イセリア「ランカちゃん…、でもね、私はまだまだ半人前だし、ランカちゃんも、ご両親といた方がいいんじゃないのかな?」
ランカ「確かに、お父さんとお母さんとは離れたくない…けどね、ランカ思ったの。イセリアさん達を見てて、とっても信頼しあえてるんだなって…ランカも…そんな仲間に入れて欲しいって!」
イセリアさんが、ランカの両親に目くばせをしてたけど…両親は何かを決意したみたいに…
ランカ母「そうね…子供はいつか旅に出るもの。親から巣立っていくものなの…今が、その時なのね」
ランカ父「あぁ…、あの小さなランカが自分で決意したことなんだ…私達が止めることはできないよ…。イセリアさん、どうか娘を…ランカのことを、お願いします…」
イセリア「顔をあげて下さい!?…分かりました。私で…いえ、私達で良ければ、こちらこそお願いします」
お父さん!お母さん!それに…イセリアさん!やった、…これでランカも…
イセリア「なら、これからよろしくね。ランカ」
ランカ「うん!よろしくねイセリア…お兄ちゃん!」
そしてランカは、いつか必ず顔を見せにいくと約束して、両親と別れたんだ…
――――――――そして今に至る―――――――――
ランカ「あの時、お兄ちゃん達に出会えなかったら…今頃、ランカ達の家族は、どうなってたか分からない…でもね!ランカは、今こうしてここにいるよ!お兄ちゃん達と旅ができて、とっても幸せだよ!」
そうして、無邪気な笑顔で答えるランカは今までよりも、ずっと輝いて見えました、願わくば…ずっと一緒に居られることを…
私の大切な妹が…幸せでありますように…
…-To Be Continued-