また、独自設定がありますのでその点をご了承ください。
こんにちは。マリアですわ。
グレンタウンを離れたわたくし達は”そらをとぶ”で、始まりの地、マサラタウンへと向かっておりますの
最初は単なるお使いから始まったわたくし達の旅も、もう佳境に入りましたのね…感慨深いものがありますわね
そう言えば、わたくしとイセリアさんとの出会いを語ったことはありませんでしたわね…
あれは…大体3年くらい前になりますかね?
わたくし達の種族、ボーマンダは本来攻撃的な種族とされています
実際、群れの中には攻撃的な娘達が多かったので否定はいたしませんわ
でも、わたくしはその野蛮な考えに賛同できず、1人、群れから旅立ちましたの…
ただ、単身で旅をしていると、様々な萌えもんや、密猟者に襲われましたの…
戦うことが嫌いなわたくしは、それが嫌で、逃げて逃げて逃げましたの…
しかし、度重なる襲撃に、流石のわたくしも、堪忍袋の緒が切れてしまいましたわ
一度怒りを解放したわたくしは、目の前に立ち塞がる者、全てに戦いを挑みましたの…(思えば、これも種族の血の影響だったのかもしれませんが)
実際、わたくしが戦った中に、力で太刀打ちできる萌えもんや、トレーナーはいませんでしたし
ただ、怒りのままに、戦い続けたのがいけなかったのでしょうね
わたくしは、自分が嫌っていた攻撃的な…野蛮だと否定していた性格、そのものになっていきましたの…
その内、向かってくる者だけでなく、多少なりとも力を持っている者を見つけ出しては、それを狩ることに、楽しみを見出すようになりましたわ
わたくしの楽しみは、自分の力を振るうこと…その為なら…
そうして、様々なトレーナーや、野生の萌えもんを倒していきましたの
自分の性格が、変わっていくことに恐怖を覚えながらも、いつしかそれが楽しくなっていきましたわ
ある日、上空から獲物を探していると…1人のトレーナーと萌えもんが訓練をしていましたわ
今日の獲物は決定ですわね…そうして、上空から一気に強襲を掛けました
どうやら、萌えもんの方がわたくしに気が付いたみたいですわね…それでこそ狩り甲斐がありますわ♪
でも…それはわたくしにとっての、運命の出会いでしたの…
彼は咄嗟に、萌えもんに指示を出しましたの。そして、その指示に従った萌えもんが一瞬で私の目の前に迫りぶつかり合いました
ダメージはそこまで無かったのですけど、出鼻を挫かれた感じで腹が立ちましたわ
トレーナー「っ!?ドラゴン萌えもん…?何でこんな所に?!しかも…何で急に襲い掛かってきたんだ!」
マリア「ハッ…そこに獲物が居たからですわ。大人しく…いえ、散々抵抗してわたくしを楽しませてくださいませ!」
まぁいつものように簡単にケリが付くだろう、慢心していたわたくしは、特に何も考えずに攻撃を続けましたの
トレーナー「くっ…これはもうバトルとは言えない…お願い!マリーさんと連携を取って彼女の動きを止めて!」
赤い萌えもん「分かったわよ!”ほのおのうず”に閉じ込められなさい!」
マリア「この程度の炎…生ぬるいですわよ?食らいなさいませ…”じしん”!」
凄まじい大地の咆哮に萌えもんだけでなく、トレーナーにも影響がでましたわね
黄色い萌えもん「したら、こちらでしたらどうです?”でんじは”でその翼を休めなはれ」
凄まじい電磁波がわたくしの身体を麻痺させる…くぅ…流石に痺れはきついですわ
ならば、わたくしも…未完成ですがあの技で決めますわよ”げきりん”!
トレーナー「ならば、一撃貰う覚悟でカリン!”フレアドライブ”…それから、マリーさん!”かみなり”をお願いします!」
赤い萌えもん「分かってるわよ!いっけぇぇぇえ!」
黄色い萌えもん「当たるか分らんけど、させてもらうえ?”かみなり”」
そうして、2人の攻撃が直撃し、彼女は意識を失ったのでした…
……ううん…ここは…?頭がボーっとしますわね…そしてノックをされ部屋に入ってきたのは…昨日のトレーナーでしたわ
マリア「ふん、笑いに来たのから?あれだけの事をしておいて、ただで済むはずは、ないですわよね?」
トレーナー「その事なんだけど…君さえ良ければ、私の萌えもん…ううん、家族になって貰えないかな?」
この人は何を言っているのだろうか?昨日自分たちを襲っていた、わたくしを仲間に?
マリア「別にいいですわ。どの道わたくしは、まぁ負けていたわけですし。しかし、そちらこそ見たのでしょう?私の攻撃性を?」
トレーナー「その事なんだけどさ、ひょっとして、君は旅をして、様々な激戦を繰り広げてきたんじゃない?」
マリア「え、えぇ…そうですけど…(なんでこの人、私の事を?)」
トレーナー「本当の君はもっと優しい娘だよ。じゃないと、最初の一撃で私達は全滅していた。それに…攻撃する時の君の顔…とっても辛そうだったから…」
わたくしの事をそこまで見ていてくれたのですね…今まで出会ったトレーナーは全員、私の攻撃性だけしか見ていませんでした
でも…この人なら…わたくしの本質をちゃんと見てくれた、この人になら…
マリア「分かりましたわ。わたくしのトレーナーとしてあなたを認めます。私の名前はマリア、種族はボーマンダですわ。以後よろしくお願いしますわね」
トレーナー「私の名前はイセリア。まだトレーナー見習いだけどよろしくね。それから…いつかマリアの背中に乗って2人で空を飛んでみたいな」
え?わたくしと2人きりで空中散歩…?(まて、落ち着け、クールになるんだ。そう、これは単なる散歩であってデートなどではない。でももし、何かあったら?例えば…「マリアの翼…とっても綺麗だよ?このままずっと抱きしめていたくなるくらいにね」「さぁマリア…今日は夜景を見に行こうか?」「そして、夜は2人っきりで…ね?」ちょっと待ってください!それは流石に早すぎますわ!でもわたくしもそれは嫌では、むしろ…///)
イセリア「マリア?どうしたんだろう?急に動かなくなったり、顔を真っ赤にしたり…」
カリン「いい、イセリア?これが妄想娘というものよ」
マリア「さぁイセリアさん!2人で成層圏の上で、盛大に結婚式を行いましょう!」
イセリア「な、なんだかよく分からないけど…これからもよろしくね(汗)」
そうして今に至ります
まぁ何の変哲もない話でしたが…思い出ができるくらいには色々な旅をしてきたのね
さぁもう直ぐでマサラタウン…久しぶりの我が家だわ…
これが妄想娘の、妄想の始まりの物語…彼女の妄想が実現する日はくるのでしょうか
…-To Be Continued-