また、独自設定がありますのでその点をご了承ください。
こんにちわ。イセリアです。
トキワジムの件も落ち着き、新たな家族(娘)として、シホ(ミュウツー)を迎え入れました
これには、流石の母さんも…「予想以上にお祖母ちゃんになるのが早かったわね…」と言っていました
そして、シホは、ミオさん達と一緒にお留守番をしています…まぁ家が賑やかになってよかったですね
さて、現在私達はリーグの門をくぐり、チャンピオンロードへと向かっています
全てのバッジを集めた…とても感慨深いものがありますね
そして、今、私の隣を歩いているのは、オウカではなく…
サヤナ「ん~、どうしたのいっちゃん?」
そう、サヤ姉です。体が弱く、体力も少ないので本当ならボールにいて欲しいのですが…
サヤナ「ふふっ…大丈夫よ?メガシンカできるようになって、前よりも体の調子がいいの…だから心配しないでね?」
相変わらずの察しの良さですね…でも
イセリア「私が言うのもあれだけど…無理はしないでね?サヤ姉はみんなのお姉さんなんだから」
サヤナ「ありがとね、いっちゃん…でも、4年前のあの時は、こうしていっちゃんと旅ができるなんて思いもしなかったから…とっても嬉しくなってね
」
サヤ姉…そう、私とサヤ姉が出会ったのは4年前になります
―――――――4年前――――――――
私とカリンが出会ってから、約1年経ちました
お祝いも兼ねて、その日は2人で町に遊びに行きました
カリン「あなたと出会って、もう1年か…時間が経つのは、早いわね」
イセリア「そうだね。でも、本当に進化して良かったの?イーブイのままなら姉妹の人も見つけやすいと思うんだけど?」
カリン「いいのよ。たとえ進化しても、私達の絆ならきっと分かるから。…それに、力が無くて…自分の無力さで、これ以上悲しい思いをしたくないの
よ…」
そう、1年経ったこの日、カリンはブースターへと進化した。進化に必要な炎の石は、カリンを託してくれたトレーナーさんから貰ったものです
カリン「あの人にも感謝しないとね…。今頃どこで何をしてるのかしら?」
イセリア「相変わらず、どこかで人助けをしてるのかもよ?でも、あの人のお陰で、こうしてカリンと出会えたから…その辺は感謝しないとね」
カリン「ふん///…あら?ねぇイセリア、何か聞こえない?」
カリンはその耳の大きさから聴覚が優れているみたいで、ちょっとした物音も感知してしまう
イセリア「うーん、こっちには何も聞こえないけど…何か気になることでもあるの?」
カリン「うん…何かしら…?誰かが咳込んでる?それに、逃げ回る足音……これって、イセリア!こっちよ!」
そうして、カリンから手を引かれるまま裏路地の方に向かうと…
碧色の髪が傷み…ドレスのような白い服もボロボロになった女性…いや、この人…萌えもん?
カリン「この人…萌えもんよ!イセリア!直ぐに回復を!」
イセリア「わ、分かったよ!」
トレーナースクールに入学して直ぐに貰ったスマホから、たどたどしい手つきでアイテムを呼び出し、回復の薬を飲ませてあげる
うん、少しずつだけど顔色が良くなってる…良かった…すると、奥の方から何やら足音が…
???「おい!こっちにいたぞ!」
???「まったく…手間かけさせやがって…」
???「なんだ?ガキが2人もいるが…どうする?口封じをするか?」
柄の悪い3人の男達…この人達…もしかして…密猟者?
イセリア「あなた達…一体何の用ですか!」
???「俺はそいつのトレーナーでな?逃げられたそいつを追っていただけだよ」
???「そういうこった!分かったらさっさとそいつを寄越して、とっとと消えな!」
この萌えもんを見たけどトレーナーマークを示す物は何もなかった…てことは間違いないですね
イセリア「子供だと思って、何も知らないとでも思っているのですか?この萌えもんにはトレーナーの登録もなんの情報もありませんでしたよ?」
それを聞いた連中はめんどくさそうに舌打ちし…
密猟者「別にかまわないだろ?今から俺がそいつを捕まえるんだからな!さぁ、痛い目を見たくなかったらさっさと消えな!」
あぁ…そうですか…なら、こっちにも考えがありますよ…私はアイテムからマスターボールを取りだし…倒れている萌えもんに向けました
密猟者「な、こいつ、トレーナーだったのか!…人の獲物を取りやがって…分かってんだろうな!」
イセリア「知ったことじゃないですね。カリン、”ほのおのうず”でそいつらを閉じ込めて」
カリン「いつの時代でも腐ったやつはいるものね…しばらくそこで反省しなさい!」
そして、密猟者達は”ほのおのうず”に閉じ込められ出られなくなる
まぁ威力は抑えていますので、死ぬことはないでしょう。後はジュンサーさんに連絡してこの場を去りますかね
そうして、私達は自宅へと(母は仕事でいませんので)帰って行きました
カリン「傷は回復したとはいえ、この萌えもん…何で目を覚まさないのかしら…?」
イセリア「うーん…もしかしたら、基礎体力が少ないのかも…1日様子を見て起きないようなら…処罰覚悟だけど、萌えもんセンターに連れて行くよ」
そう、正式なトレーナーでない私が萌えもんを保護して、しかも見た事もないようなボールを、使っていると知られたら、どんな事になるか分からない
…最悪スクール退学で、カリンを取り上げられてしまう…でも、命には代えられない…
そして、その日はカリンと保護した萌えもんをボールで隠して過ごしました…
翌日…ボールが勝手に動いてました…もしかして…?
あわてて、ボールから萌えもんを出すと…昨日保護した娘が回復してました
良かったです…そして、カリンをボールから出してとりあえず挨拶と勝手に保護したことを謝罪することにしました
イセリア「えっと、初めまして。私はイセリアっていいます…あなたの許可を取らずに勝手に保護してしまって、申し訳ありませんでした…」
カリン「私はブースターのカリンです。ごめんなさい、同じ萌えもんとして、あなたが密猟者に捕まるところなんて見たくなかったの…差し出がましい
真似をしてしまって…本当にすみませんでした…」
???「顔を上げて下さい…。あなた方が、本当に私のことを思って保護してくれたことは、伝わってきていますので…私はサーナイトのサヤナです。
密猟者から追われていた私を保護して…尚且つ手当までして頂いて、ありがとうございます」
そうしてサヤナさんは自身のことについて話してくれました
サーナイトは人の感知したり気持ちを癒す力を持っている
その力を狙って多くの密猟者から狙われた
種族の中でも、生まれつき身体が弱く、体力が少なかった為、すぐに見つかってしまったこと
そして、追い詰められた彼女はこの町に逃げ込んだことを
イセリア「同じ人として、本当に申し訳ないです…」
カリン「萌えもんを、金儲けの道具としてしか思っていない…そんな奴らとあなたは違うわ!」
サヤナ「えぇ…、それに形はどうであれ…私はあなたに助けられました。感謝しております」
イセリア「すみません…。それで、サヤナさんはこれからどうするつもりですか?形としては、私が無理に保護したことになっていますので、どこかに
行きたいというなら、私は直ぐにでもあなたを解放しますけど…?」
サヤナ「……そうね…。イセリアさん、あなたさえ良ければ、私を匿ってくれないかしら?こちらも無理にとは言わないし、あなたの負担になるなら出
て行きますけど…」
そうして私はカリンの方を見る
カリン「いいんじゃない?このまま外に出て、また密猟者に狙われるよりも、あなたといた方がよっぽど静かに暮らせるわ」
イセリア「うん、サヤナさんさえ良ければこちらこそお願いします。とはいえ、私はまだトレーナー見習いなので少々、窮屈な思いをさせると思います
が…」
サヤナ「良いわよ。ボールの中も快適で過ごしやすいし、私の体力じゃあまり動くこともできないしね…。なら、今後ともよろしくね、イセリアさん」
そうして、サヤナさんは私達の仲間になってくれました
―――――――――――――――――
サヤナさんが仲間になって3ヶ月後…
私は風邪を引いて高熱で寝込んでしまいました
しかも、タイミングの悪いことに母は父親のいるホウエン地方へと旅行中…
いくら周りから見て私が大人びていても、まだ14歳…流石に心細いものがあります…
心配したカリンが看病してくれようとしたのですが…カリンは家事が壊滅的に苦手で、結局ボールの中で大人しくして貰っています…
はぁ…それにしても辛いですね…頭がボーっとします…
すると私の額に、何かひんやりとした物が当てられました…気持ちいいです…でも一体?
サヤナ「イセリアさん、無理をしてはダメよ?戦闘には向いてないけど、こういった事なら任せて…ね?」
そこにいたのはボールで休んで貰っていたサヤナさんでした…
――――――――Side サヤナ―――――――――
イセリア「ありがとう…ございます…サヤナさん…。でも、サヤナさんは…出てきて、大丈夫なんですか?」
こんな時にまで、私の心配を…この子は…
私がイセリアさんの萌えもんになって3ヶ月…ずっとこの子の側にいたけど…
感じられるのは優しい心、いつも私を気遣ってくれる心…
この人に助けられて本当に良かった…私達の種族サーナイトは、良くも悪くも…トレーナーの心によって左右される存在
口ではなんとでも言えるけど、私達は心そのものを感じ取れるから…どうしても、その人の本質に近くなってしまう…
でも、この人は違った…いつも優しく、誰かを気遣って周りを助けて行く…私の身体のことも本気で心配してくれる…
カリンちゃんも、この子を信じて、甘えている…けど、この子は誰に甘えるの?自分の心の拠り所はあるの?
サヤナ「私は大丈夫。だから安心して休んでちょうだい?」
イセリア「すみません…、お姉さんがいたら…こんな感じなんですかね…」
そうか、だったら私がこの子の拠り所になってあげればいいんだわ…私の力…シンクロで…
今までこの子がくれた優しさを…今度は私が返してあげる…。そうして、慈しみの心を集中させて、この子の頭を撫でてあげる…
あ、くすぐったそうにしてる…けど、ちょっとだけ楽な顔になった…良かったわ
うん…決めたわ。私はこの子のお姉さんになる…そして、この子のことを支えてあげるの…
――――――――Side Out―――――――――
それから数日後、風邪もすっかり治り、家でのんびりしてるんですが…
サヤナ「はい、耳かき終わったわよ。どうだったかしら?」
イセリア「うん、とっても気持ち良かったです。ありがとうサヤナさ「サヤ姉」…サヤ姉」
そうして、満足そうにしています。あれからサヤナさん…サヤ姉は、自分のことを姉と呼ぶようにと言ってきて、さらには私のことをいっちゃんと呼ん
でくるようになりました…
まぁ…少々恥ずかしいですけど…でも、なんだか安心できるんですよね…
そうして、サヤ姉は私の…そして、これから仲間になっていく未来の仲間、みんなのお姉さんになりました
これが私とサヤ姉の出会いと、姉として呼ぶことになった経緯です
―――――――そして今――――――――
イセリア「あれから本当に色々とあったよね。色んな仲間…家族に出会えたし…こっちに引っ越してから、本格的に旅もできたし…」
サヤナ「それにお嫁さんもいっぱいできたものねぇ♪お姉ちゃん、少し嫉妬しちゃうかな?」
イセリア「か、からかわないでよサヤ姉!…でも、他の家族にも、サヤ姉にも沢山助けられたから…リリィとオルタのこともね…こんな体になっちゃっ
たけど…サヤ姉は…?」
言いかけた私をギュッと抱きしめてくれるサヤ姉…
サヤナ「例えどんな姿になっても…いっちゃんは私の大切な弟…だから心配しないで?あなたのことは…私が、私達が助けていくから…ね?」
そっか…不安な私の心を感じ取って…
イセリア「ありがとうサヤ姉…。うんもう大丈夫、もう少しで出口みたいだから…行かなきゃね」
サヤナ「えぇ、私達の旅の目的地…セキエイ高原にね」
そうして出口の見えてきた洞窟を、私達は抜けて行くのでした
…-To Be Continued-